プロジェクトの終了報告とリターン送付についてのお知らせ
舞台芸術によるまちづくり。その可能性を切り拓く"平成家族物語"
プロジェクト終了報告とリターン(上演DVDに変更となりました。)送付についてのお知らせ
この度は、本事業クラウドファンディングにご支援いただき誠にありがとうございました。新型コロナウィルス感染拡大の影響で、本公演は無観客での上演となりました。
クラウドファンディングでご支援いただきました皆様には、観劇を楽しみにされていらっしゃったことと思います。皆様の思いを考えると、苦渋の決断ではありましたが、なにとぞご理解くださいますようお願い申し上げます。
無観客での上演は3月7日に行われ、映像撮影を行いました。
3月10日、多くの市民の皆様からお借りした沢山の小道具たちの行き場が、全て決まりました。
ありがたい事に殆どの道具を、来年度も使って欲しいと、仰って頂きました。
荷返しが完了し、休館となった誰もいないホール。
無観客公演終演後に、客席を舞台前から見上げた時、たくさんのお客様の思いが見えて、悔しくて、申し訳なくて、自分たちは本当にこれが最善策と考えたか?と自問自答しました。
4人のキャストは、東松山戯曲賞選定委員長岩松了氏に「くっちゃべり芝居」と命名されるほどの膨大な台詞と真剣に向き合って、苦悩しながらも、結果を出してくれました。
そこには、瀬戸山さんの素晴らしい演出、スタッフの皆さまのお力があってこそでした。
小道具は、そのほとんどを東松山で集めました。本当に多くの方々にご協力頂きました。舞台に東松山が溢れていました。
10人の合唱団は、楽しそうに舞台で歌いあげてくれました。稽古時間の短いなか、本当にがんばってくれました。
本当に素晴らしい舞台になったと、心から思いました。
だからこそ、この無観客公演に悔しさと申し訳なさが。
演劇は観客あってこそ。
観に来ていただくお客様あってこそ。
今回、私たちはこの演劇枇杷の家を映像収録することを選びました。
この事業をご支援くださった皆様全員に、上演DVDをお送りさせていただきます。
そして、新型コロナウィルス感染拡大の影響が収まり次第、4人が演じて、皆様に観劇いただくはずだったこのホールで、また沢山のお客様に、この作品を観ていただけるよう上映会を開催いたします。
◆収支報告
皆さまからご支援頂いた資金は、全額大道具制作費のために使用させて頂きました。
大道具会社での道具調べ
東松山市民文化センターホールでのたてこみ
建て込みが終わりました。
〇ご支援いただいた金額
154万円(※REDYFORへの手数料を引いた金額となります)
〇大道具制作費
169万円(※内訳舞台セットとして147万円、枇杷の木として22万円)
不足分となる15万円は財団自己資金にて
セットの全容につきましては、今後発送されますDVDにて是非ご覧くださいますようお願いいたします。
◆リターン(DVD)の発送状況について
上演DVDですが、現在編集作業にとりかかております。
4月中に編集を終わらせ、プレスに入りますが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、海外でのプレスに時間がかかってしまう状況です。
発送は、5月上旬を予定しておりますが、状況の変化によっては、遅れることが見込まれます。
随時、状況をお知らせいたしますので、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
◆今後の活動について
~平成家族物語~舞台芸術によるまちづくりプロジェクトは、3か年事業の最終年度を迎えます。現在、座組を行い、4月からの事業スタートに向け準備中です。
制作した大道具につきまして、次年度公演でも使用させていただきます。
~平成家族物語~舞台芸術によるまちづくりプロジェクト第3弾音楽劇『枇杷の家』公演は、令和3年3月20日、21日を予定しております。
今後とも、皆様に進捗状況等お知らせさせていただきます。
今回、このクラウドファンディングを通じて、皆様からたくさんの思いのこもったご支援をいただき、文化事業に携わるものとしての『責任』を強く感じました。
また、想定外の事態となり、苦渋の決断ではありましたが、無観客公演という選択をさせていただきました。
そこにはこれまで関わってくださったスタッフ・キャストの思いをお客様に見ていただくことのできなかった悔しさと、そして申し訳ないという思いが溢れました。
今、日本は、そして世界中は、この見えない敵に打ち勝とうとしております。
私たちが今できる精一杯は、無事終息を迎えたときに備え、また沢山のお客様が集まる劇場、こころのオアシスとなれるようチカラを蓄えていくことだと思っております。
財団職員一同、皆様の思いをしっかりと胸に刻み、精進してまいります。
今後とも、ご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。