支援総額
目標金額 4,000,000円
- 支援者
- 1人
- 募集終了日
- 2023年10月31日
スポーツ障害に悩む若者や痛みに苦しみながら働く全ての人を助けたい!
#まちづくり
- 現在
- 8,016,000円
- 支援者
- 157人
- 残り
- 20日
進行を止めにくい「糖尿病性腎臓病」 治療薬開発に向けた研究の加速へ
#医療・福祉
- 現在
- 14,868,000円
- 寄付者
- 786人
- 残り
- 15日
難病「多発性嚢胞腎」 新規治療薬開発の基礎研究に対するご支援を
#医療・福祉
- 現在
- 2,465,000円
- 寄付者
- 63人
- 残り
- 55日
元OD当事者の名大生の挑戦!起立性調節障害の測定装置の開発!
#子ども・教育
- 現在
- 550,000円
- 支援者
- 77人
- 残り
- 41日
ALS・認知症・アミロイド疾患へのご支援を!新薬開発サポーター
#医療・福祉
- 総計
- 3人
一人の子どもや若者も取り残さない社会を|マンスリーサポーター募集中
#まちづくり
- 総計
- 1人
子どもの心と学び支援を展開したい!AISES子ども支援サポーター
#子ども・教育
- 総計
- 1人
プロジェクト本文
「患者様のために、ご家族のために、地域のために。」
PICS(集中治療後症候群)に苦しむ患者様に
とことん寄り添った姫野病院の思いをいま、形に。
私たち姫野病院は、地域の皆様に支えていただいているからこそ、この地で医療を提供し続けることができています。「すべては患者さまのために」を合言葉に、これまでも患者様ファーストの病院づくりをしてきましたが、いま「集中治療室の環境改善」が新たな課題となっています。
私たちはこれからもよりよい医療を提供し続けるため、PICSの改善に向けて急性期医療病棟にアートを取り入れ、患者様へ癒やしを届け、社会復帰へサポートを強化するプロジェクトを始動します!今回は九州産業大学の教授の皆様にもご協力いただき、事前環境調査からアートの設置、その後の評価まで二人三脚で行っていく予定です。
地域の皆様に支えていただき、私たちはここまで歩んでくることができました。そしてこのプロジェクトは私たちの熱い思いの結晶です。私たちは医療専門家、研究者、関係者、患者やその家族と協力し、これからも患者様中心の医療を実現し、当院にかかる皆様が健やかに回復し、希望に満ちた未来を手に入れることを目指していきます。
よりよい医療を追い求め続けることこそが、皆様への恩返しになると信じて。
今、挑戦の一歩を踏み出します。ぜひ、ご支援いただけますと幸いです。
医療法人八女発心会 姫野病院 理事長 兼 院長
姫野亜紀裕
もくじ
「姫野病院が近くにあるから、安心。」いつでも地域の皆様にそう感じていただける病院を目指し、当院はゆりかごから墓場まで、急病から在宅まで、全世代で通えるファミリーホスピタルとして、整形外科(リハビリ科)、内科、小児科を強みとしながら、幅広く医療を展開しています。
突然ですが皆様、想像してみてください。
生命の危機に瀕した際に入る集中治療室。一命を取り留め、目覚めるとそこは...
無機質な病室、鳴り響く医療機器の警告音、体にはたくさんの管が。大きな手術のあとですから、自由に動くことはできません。ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、家族との面会も制限されています。
日本では約22,052床の集中治療室または集中治療室に準ずる施設が存在し、集中治療室で術後に目覚める患者様はこのような状況に置かれていると言われています。※日本集中治療医学会・各都道府県別 ICUおよびICUに準ずる治療室のベッド数
PICS(post intensive care syndrome=集中治療後症候群)と呼ばれる症状は、ICUでたびたび見られます。PICSとは、ICU 在室中あるいは ICU 退室後、さらには退院後に⽣じる⾝体障害・認知機能・精神の障害です。ICU 患者の⻑期予後のみならず患者家族の精神にも影響を及ぼす、PICS-Fと呼ばれるものもあります。
1)精神的な負荷
うつ病、不安、⼼的外傷後ストレス障害[posttraumatic stress disorder (PTSD)]が PICS の精神障害を構成する要素です。重症患者の⽣存者のうち、30%はうつ状態に苛まれ、70%は不安に苦しみ、10〜50%は PTSD を発症します。そのため、可能な限り精神的なアセスメントを⾏い、適切な対応が必要です。
2)身体的な負荷(運動機能障害・認知機能障害)
PICSの運動機能障害として、肺機能障害、神経筋障害、全般的⾝体機能障害などがあります。また認知機能障害は、ICU退室患者の30〜80%に発症します。認知機能が障害された高齢者は、死亡率増加のリスク因子だけでなく、医療費の増加にも関連し、さらに家族の大きな負担となるため、大きな社会問題となります。ICU で遭遇する認知機能障害の多くはせん妄ですが、うつ病の発症による認知機能障害や高齢者では認知症の悪化なども認められます。※出典:日本集中治療医学会
急性期病棟では、重症な状態の患者様が監視され、治療を受けるため、患者様は大きなストレスや不安、苦痛を経験します。これにより、患者様の身体的・精神的負担が増大し、回復に必要な治療が阻害されます。また、PICS(集中治療後症候群)が進行すると、患者の免疫機能が低下し、合併症や感染症のリスクが生じたり、ストレスの高い状態が続くと、身体的な筋力の低下や認知機能の障害が生じたりすることもあります。
当院の急性期病棟も例に漏れず、このPICSに向き合っています。この問題を少しでも良い方向に解決できれば、より早い社会復帰はもちろん、入院生活のQOL向上に繋がり、患者様により良い未来を提供できると信じています。
私たちの熱い思いを胸に、以下を計画しています。姫野病院と九州産業大学の先生方の共同研究の一貫として実施する予定です。
①急性期病棟の環境調査
②壁面描画
③視覚評価及び、患者様からのアンケートによる評価
まず第一段階として、急性期病棟が現在どのような状況なのかを、正しく調査します。次に、実際の病棟に描画を実装します。そして最後の第三段階として、実施後の評価を実施する予定です。
実装するアートのイメージ図
並行して、急性期病棟内の環境改善に取り組んでいく計画です。騒音や光、刺激を最小限に抑え、快適で穏やかな環境を整えることで、患者のストレスや不安を軽減します。あわせて、家族とのコミュニケーションを強化し、患者が孤立感を感じることなく、支えを受けることができるようなサポート体制を構築し、精神的な不安感を和らげる仕組みを整えていきたいと考えています。
資金使途
■第一目標金額:400万円 (第二目標金額:620万円)
■内訳:環境調査 約220万円、壁画制作など 約180万円、導入後の評価 約50万円、その他諸経費、手数料 170万円
■ご支援の使いみち:急性期病棟の環境調査、壁面描画、その後の評価を実施するための研究費及び諸経費
■スケジュール:
2023年 6月〜10月頃まで 急性期病棟の環境調査(月に1回程実施を想定)
2023年 8月頃 急性期病棟に2部屋分の壁画の描画を実施
2023年 12月頃 導入後の評価
2026年 8部屋分の実施を予定
※本プロジェクトはAll inでの挑戦のため、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、差額は自己資金で補填し上記の取り組みを実施します。
私達姫野病院は「すべては患者様のために」を合言葉にこれまでも様々な取り組みを続けてきました。
例えば、入院病棟にはイタリア、ハワイなど世界各国の名前がついた個性的なフロアを設けています。長い入院生活でも、少しでも明るい気持ちで過ごせるようにという思いから設計し、大変嬉しいことに患者様からも大変好評をいただいています。その他、長い待ち時間を少しでも楽しんでいただけるようにと、待合に昔懐かしいファミコンや漫画をご用意しています。
このように、ちょっと個性的な姫野病院ですが、このプロジェクトは私たちのひときわ熱い思いの結晶です。私たちは医療専門家、研究者、関係者、患者やその家族と協力し、患者中心の医療を実現し、彼らが健やかに回復し、希望に満ちた未来を手に入れることを目指しています。
私たちの目標は明確です。PICSを克服する環境を整え、患者たちが健やかに回復し、希望に満ちた未来を手に入れることです。私たちは一人ひとりの力が集まれば、大きな変化を起こすことができると信じています。皆様のご協力と支援がなければ、このプロジェクトは成し遂げることができません。私たちの思いに共感し、一緒に行動してくださることを心から願っています。
最後になりますが、このプロジェクトに参加し、支援してくださる皆様に心から感謝申し上げます。一人ひとりの行動が、PICS克服に向けた環境整備のお力となり、患者様の生活をより良くするための力となることを信じています。それこそが「姫野の恩返し」なのです。
私たちの熱い思いに賛同いただき、ぜひこのプロジェクトへの参加や支援をお願いします。共にPICSを克服する環境を整え、患者様たちに希望と健康をもたらす未来へと進んでいきましょう。
今度は私たちから、恩返しの番です
医療法人 八女発心会 姫野病院 会長
姫野 信吉
PICSに苦しむ患者様に、より快適な環境を提供したい。心癒される場所を作り、社会復帰を支援したい。これまでの努力と情熱がつまったプロジェクトです。医療の専門家、研究者、患者様やご家族と力を合わせ、患者様中心の医療を推進し、健やかな未来を実現します。私たちは支え合い、より良い医療を目指します。どうか、温かいご支援をお願い申し上げます。
香川 治美 (カガワ ハルミ)先生
九州産業大学 建築都市工学部
住居・インテリア学科 教授 博士(工学)
黄 禧晶(ファン ヒジョン)先生
九州産業大学造形短期大学部 造形芸術学科 教授 博士(芸術)
専門は絵画研究・美術心理
樋渡 孝徳 (ヒワタシ タカノリ)先生
九州産業大学 人間科学部
臨床心理学科 講師 博士(文学)
ご留意事項
▽ご支援の前に、利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/)を必ずご一読ください。
▽All inのため、ご支援完了後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねます。何卒ご了承ください。
▽ご支援完了後のお届け先の変更はできません、お間違いのないようご注意ください。
▽ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
▽本プロジェクトのリターンのうち、【●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページをご確認ください。
▽ご支援に関するご質問はこちらをご覧ください。
▽本プロジェクトページに存在する、文章・画像・動画等の著作物に関しては、特別な掲載許可をいただいています。無断転載することを禁止します。
- プロジェクト実行責任者:
- 医療法人八女発心会 姫野病院 姫野亜紀裕
- プロジェクト実施完了日:
- 2024年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
集まった支援金は、姫野病院が急性期病棟の環境調査、壁面描画、その後の評価を実施するための研究費及び諸経費として使用します。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 自己資金にて補填
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プロフィール
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リターン
5,000円+システム利用料
応援コース|5,000円
● お礼のメール
● 姫野病院ホームページにお名前掲載(希望制)
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年12月
10,000円+システム利用料
応援コース|10,000円
● お礼のメール
● 姫野病院ホームページにお名前掲載(希望制)
● 活動報告書
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
5,000円+システム利用料
応援コース|5,000円
● お礼のメール
● 姫野病院ホームページにお名前掲載(希望制)
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年12月
10,000円+システム利用料
応援コース|10,000円
● お礼のメール
● 姫野病院ホームページにお名前掲載(希望制)
● 活動報告書
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月