【お礼】プロジェクト完了のご報告
この度は『豊かな自然の中で、経済的格差のない子ども居場所支援を継続したい!』のプロジェクトに共感してくださり、たくさんのご支援を賜りましたこと心よりお礼申し上げます。みなさまのお陰で、コロナ禍で翻弄され、不登校になってしまった子どもたちに参加費を無料にすることができ、経済的格差のない支援を行うことができました。スタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです。12月までは、引き続き休眠預金の助成制度を利用した支援は続きますが、皆様に頂いた支援金を利用したプロジェクトは完了いたしましたのでご報告申し上げます。
〈支援金利用の完了のご報告〉
集まった支援金は、下記のように生活困窮世帯の子どもたちのために利用させていただきましたのでご報告いたします。
【活動について】
2022年1月以降の活動については開設日を増やし、全ての子どもたちを参加費無料で受入れることができました。また、3月は県や市教育委員会と協議後、県内の各小学校の不登校担当教員やスクールソーシャルワーカーに周知して、このプロジェクトを知ってもらい、新しい子どもの居場所として周知することができました。参加した子どもたちは、自然体験や芸術体験から非認知能力を育み、生活リズムが整い、探究心が芽生えています。
現在も、コロナ禍やその他の原因で不登校になった子どもたちの保護者から相談が増え続けています。わたしたち法人ができることは限られていますが、参加した全ての子どもたちが、多様な体験と人との出会いを経験しながら成長する場を提供する予定です。
2021年9月~2022年6月に利用した子どもたちの支援時間の合計は、
学習支援と居場所支援時間:76回×370人×6時間=168,720時間
となりました。地域の福祉センターや学校、教育委員会、発達支援センターや小児科医とつながり、丁寧に支援した結果、9月から参加していた3人の子どもたちは、新しい素敵な先生の指導のもと4月から元気に登校しています。
わたしたちは、子どもたちが学校に戻ることがゴールと思っていませんが
その子自身の選択をいつも応援しています。
自然の中で、没頭して遊ぶことが子どもにとって「いのちの活動」
12月末までは「ヒミツキチ森のがっこう」で、子どもたちの居場所支援を継続してていきたいと思います。そして、子どもたちが自分たちの力で次のステップに進めるよう努力して参ります。引き続き、活動の様子などソーシャルメディアを通じて報告して参ります。フェイスブックのフォローもよろしくお願いいたします▼
【収支報告について】
(当初の支援金についての予定)
・150,750円・・・クレジット会社・READYFOR手数料
・249,250円・・・リターン・事務費用
・856,250円・・・生活困窮世帯の子どもたちのための利用料
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2021年9月上旬~2022年12月下旬 小計 303,750円
・2021年9月・・・15回
・2021年10月・・・12回
・2021年11月・・・21回
・2021年12月・・・33回
2022年1月上旬~2022年6月下旬に利用した費用 小計 643,931円
・朝食が十分でない子どもたちや、昼食のための食材費・・・77,890円
・低所得世帯のための衣服、生活品、文房具等・・・174,569円
・子どもたちの安全な活動のための森の環境整備費、備品・・・391,472円
※2022年1月から12月まで、休眠預金を活用した新型コロナウイルス対応支援助成に採択され、森のがっこうの子どもたちも芸術活動や、海のアクティビティも行いました。皆様から頂いた支援金の使用用途は変更することなく、低所得世帯や一人親世帯の伴走支援する費用として、食材、衣服、文房具の購入などに利用いたしました。
合計 941,681円 を子どもたちのために使わせていただきました。不足した金額は当法人の寄付金から支出しました。本当にありがとうございました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日本では、学校に行けなくなった子どもたちは増加傾向にあります。これからの学校のあり方や、子どもが子どももらしく過ごすことのできる居場所の必要性も含めて、わたしたち大人が取り組むべき課題は山積しています。当法人も未来の子どもたちのために努力を重ね、困り感のある子どもに寄り添った支援活動を継続して参りますので引き続き応援して頂きますようお願いいたします!
2022年7月4日
特定非営利活動法人ヒミツキチ 理事長 山下朋子