プロジェクト概要

 

地元に愛され続ける、江戸時代から続く「広瀬川灯ろう流し」を後世に。

 

はじめまして、広瀬川灯ろう流し実行委員会・実行委員長の大友克人です。私たちは、仙台の昔の送り盆とされる8月20日に仙台市広瀬川にて毎年開催されている「広瀬川灯ろう流し 光と水とコンサートの夕べ」の運営・主催をしております。

 

このお祭りは、江戸時代から続く歴史的な伝統行事であり、地元の人たちにとって、小さいころから慣れ親しんだふるさとの行事です。

 

近年では、有難いことに多くの企業・団体の皆さまからもご協賛をいただいておりますが、河川敷という会場の特性上、お客様の安全確保のための警備体制強化、ボランティアスタッフの増員などによる運営費用の抽出が大変厳しくなってまいりました。

 

規模を縮小しながらも限られた予算の中でやりくりしてきましたが、とうとう限界にきています。東日本大震災があった年も「被災された方々の復興への活力を導きたい」「伝統文化を途絶えさせてはいけない」という思いで開催し、毎年楽しみにしているお客様のために開催し続けてきました。どうか、広瀬川灯ろう流しの歴史をここで終わらせず、今年も無事に開催するための一部費用として皆さまのお力添えをお願いいたします。

 

 

 

広瀬川灯ろう流しの歴史と、薄まりつつある「灯ろう流し」への参加。

 

仙台市広瀬川での灯ろう流しの歴史は江戸時代に遡ります。


宝暦年間、東北地方は数度にわたり冷害などによる大飢饉に襲われ、仙台藩内外より人々が食べ物を求めて広瀬川に集まりました。しかし、仙台藩による救済も間に合わず数十万人もの人々が亡くなります。その犠牲者を供養するために伊達家第七代 重村公夫人の観心院が広瀬橋のたもとに桃源院を開基し、「川施餓鬼(川岸や舟の上で行う施餓鬼供養)」を行ったのが広瀬川灯ろう流しの始まりと伝えられているのです。

 

以降、仙台の昔の送り盆とされる8月20日に毎年開催され続け、昭和53年6月に発生した宮城県沖地震の影響で一時中断されたものの、「夏の賑わいを取り戻そう!」と地元の若者たちが立ち上がり、平成2年に「広瀬川灯ろう流し 光と水とコンサートの夕べ」として復活しました。地元の皆さまに支えられ、今年で29回目を迎えようとしています。

 

 


現代においては、コンサートステージや花火大会を加えた形で開催しておりますが、各メディアなどで花火大会特集の一つとしてご紹介頂くことが多く、ご来場者様は増えても、灯ろうを流される方が徐々に減ってきている現状があります。

 

また、「灯ろう流し」という行為自体が知られていないことも要因です。育つ環境により、灯ろうを流す文化がなければ分からない行事ではあることと、仏壇がない家庭も増えていることで、ご先祖様や故人と接する機会が減っていることも灯ろう流しへの参加減少に繋がっていると思っています。

 

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今年も例年通り開催。震災の年に聞こえてきた「灯ろう流し」への声を無駄にしたくない。

 

2011年3月の東日本大震災の折には、様々な行事の自粛が広がる中で、当実行委員会でも開催を中止すべきとの意見がありました。しかし、灯ろう流しの「故人供養」という本趣を考えた時、「今こそ、この行事を必要とする方がいるはず」との思いから例年通り開催いたしました。

 

その年は例年よりも5000人も多く来場され、「家族を亡くして悲しみやいろんな気持ちを抱えていたけれど、灯ろうを流すことで気持ちに区切りをつけることができた」という声も寄せられました。こうした出来事があったからこそ、私たちは決して広瀬川灯ろう流しを無くしてはならないと思っています。

 

また、2013年度の大会からは、秋田県の湯沢商工会議所様ご協力のもと、東日本大震災からの復興祈願として、湯沢市の「七夕絵灯ろう」をお借りし展示をしております。湯沢市は私たち仙台市と七夕祭りの期間(仙台市:8/6~8、湯沢市8/5~7)が近しく、灯ろうの文化を持つという共通点もある市です。

 

 

●開催日時

2018年8月20日(月) 15:00~21:00

 

●タイムスケジュール●

15:00 開場・ 縁日コーナー(~20:45)・灯ろう流し(~20:30)

17:00 流灯式・読経(~17:30)

17:30 開会セレモニー

18:00 光と水とコンサートの夕べ(第一部)

19:20 光と水とコンサートの夕べ(第二部)

20:00 打上げ花火         

21:00 終了

 

●灯ろう流しについて●

灯ろう流しに参加いただくには、通常用(当日2000円/前売り1800円)と新盆用(当日3000円/前売り2700円)いずれかの引換券を購入いただきます。新盆用は新盆を迎えられる方向けの特製灯ろうで、大きさは通常用の1.5倍程度大きく、和紙で出来ています。

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単なる宗教行事ではなく地域の伝統行事として後世へ残していくために。

 

「灯ろう流し」は本来仏教の行事ですが、広瀬川灯ろう流しでは宗教、宗派、灯ろうを流す目的は問いません。ご先祖様や亡くなられた大切な人・ペットのご供養をはじめ、家内安全といったお願いごとなど、流される方の思いを添えて流すことを一番に考えております。


宗教行事と言われると抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、ご先祖様を敬う気持ち、日頃抱いている祈りや願い、そういった自然と湧き上がる思いを一つの灯ろうに託すことで、小さい子どもから大人まで、人を思いやり慈しむ心を育む機会となれれば幸いです。

 

そして、何より大事なのはこの「広瀬川灯ろう流しを継続させること」です。それにより、地元の人同士が知り合いとなり、365日お互いの顔が見える街づくりを目指し、歴史ある文化を風化させないよう努めます。
 

どうか、皆さまの温かいご支援をお待ちしております。

 

実行委員会メンバーよりプロジェクトへの想い

 

▶︎大友克人(広瀬川灯ろう流し実行委員会・実行委員長​)

実行委員長を仰せつかり、今年で5年目となります。大変な時期ではございますが、この大会を楽しみにしてくださるお客様のため、私を信じて仕事をしてくださる実行委員メンバーのため、そして「広瀬川灯ろう流し 光と水とコンサートの夕べ」の立ち上げメンバーの一人として、末永く大会が継続して参りますことを切に願っております。多くの皆様のお力添えを、どうかよろしくお願い申し上げます。

 

▶︎遠藤恭郎(広瀬川灯ろう流し実行委員会・事務局長)

先輩方が復活させてくれた「広瀬川灯ろう流し 光と水とコンサートの夕べ」。この地域で育った者のひとりとして、開催を楽しみにし、心の拠りどころとしてくださる方々のため、灯ろうの灯を絶やさぬよう、これからも大会運営に尽力して参ります!

 


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