世界初！古典『ロミオとジュリエット』をラップミュージカルで！

星モリエです！ドドン！

いよいよ始まります！突撃モリエの役者紹介！

 

「ラブ・アク」
　星モリエ×恋する役者
　『ROMEO & JULIET』参加メンバーが語る、彼らの思いと恋。

 

ラブ・アクター/アクトレスを略して「ラブ・アク」。ロミジュリを背景に役者たちの愛や恋への思いを探ります。
記念すべき第一回はチユ。HIRUYASUMIの劇団員であり、ヒロインから老獪な女優役までこなす多彩な役者です。

それではインタビューにレッツラゴー★ラブ・アク　第1回

 

 

 

役者：チユ（ちゆ）
～悲しきウーマン・モンスター～

 

星モリエ（以下モリエ）：お久しぶりです、脚本家の星モリエです！

 

チユ：キートン！のとき以来ですね。（参照：演劇ism 第二回：上坂チユ）今回もよろしくお願いします。

 

モリエ：前と大分雰囲気変わりましたね、一回目からチユさんということでびびってたんで安心しました。

 

チユ：そうですか？早速自己紹介言っちゃいましょうか？

 

モリエ：あ、はい。

 

チユ：チユ、HIRUYASUMI劇団員、２○歳、女です。今回のロミジュリではラップ有・バトル有・歌ちょっぴり有の役をやらせてもらいます。恐れ多くも、観に来てくれた方々にちょー面白かった！と言ってもらえるように頑張ります！

 

モリエ：無駄に年齢隠してるのがなんか鼻につきますけど…まあいいか。早速質問させてください！今回はロミジュリということで皆さんにこの質問を聞こうと思っているんです。ズバリ！あなたの一番の恋を教えてください！

 

チユ：あ～恋ね。一番の恋ね。あ～恋か～いや、一番の恋でしょ？そうだよね～悩んじゃう～
恋ってさ～難しいじゃん？これ知り合いも見てるし、明らかにその人のこと書いてますみたいになったらさ～どうなのよ～。

 

モリエ：そういう部分はぼかしていただいて構わないですよ。あとは現実の話じゃなくても妄想とか理想の恋で語っていただいてもいいで

 

チユ：いや全然、言えるんだけどさ？恋でしょ？なんならいくつもありすぎて悩んでるもん。

 

モリエ：…あ、それならその中でいちばｎ

 

チユ：そういえば中学の時、別のクラスの外国人の子と１回も話したことないのに1ヶ月付き合ったとか、まあほぼメル友だけどね。3人連続中国人好きになっちゃったりしたこともあったし、松山ケンイチが好きすぎて、ホリプロに就職してマネージャーになるために東大入ったとかさ？結構恋してるんだよね、うちって。ハリーポッターのスネイプ先生が好きすぎて、メアド「hey.proffesor.snape＠」にしてたとかさ

 

モリエ：うっ、ぷくく！や、やめ、きゃはあははっははは！！あーおなかいたい。やめてー涙ちょちょぎれちゃう

 

チユ：え？

 

モリエ：百歩譲ってスネイプ先生が好きってとこまで、いやなんなら好きすぎてメアド変えちゃうとこまではわかるのね。中学生のときとかってそういうのありますもんね。でも…うっ…ぷはっ…よりによってメアドが「ヘイ、プロフェッサースネイプ」って…ひぃーひぃーもうだめ…おなかいたい、くるしい。
グーグル翻訳で日本語にしてみたら「ねえ、スネイプ教授」わかるのよ。グーグル翻訳にしなくてもさ、自分でも翻訳できるわけこんな英語。でも改めて客観的に翻訳してもらったらすごいわ破壊力。グーグルすごい。「I_love_SNAPE」とかさ、色々あるじゃん、やりようが、若いんだしさわかりやすくていいじゃん。それが「Hey, Professor Snape」ぷはっ、呼びかけちゃってるもん。誰？どの立場？怖すぎ、スネイプ先生も怖がって魔法省の生活安全課に駆け込むレベルよ

 

チユ：（カチカチ…）

 

モリエ：ひぃー…あ、すみません。インタビュアーがこんな笑っちゃって失格失格。どうしました？

 

チユ：恋ってさ、なんなわけ？って思ってて、なんだよ恋ってよ。私は知りませんよ、恋なんて。モリエさんがグーグルすごいって言うからググってみたら一番上に 「女性からの告白してよのサイン」 はい、これでてきました。

 

モリエ：すごいタイミングですごい疑問にグーグル使いますね。なんて出てきたんですか？

 

チユ： 「女性から手をつないできたとき」 …えっなに？無理だよ！！！無理、うちから手をつなぐのは無理！！！！破廉恥じゃない？思うんですけど、恋って破廉恥すぎない？手つないだりキスしたり、破廉恥すぎない？恥ずかしいわ！めっちゃ恥ずかしいわ！でも確かにありましたよ。過去にそんなことありましたよ。でもその時のこと思い出すとめっちゃ恥ずかしい。消したい！

 

モリエ：スネイプ先生に消してもらったらどうですか？

 

チユ：恋してる時ってさ～頭おかしいよね。エスカレーターの上下で身長差使ってキスしたりとか？ 「わ～いつもは背伸びしなきゃいけないのに、こんな近くに唇がある～」 ってことですか！？！？あ！？！？私はしてませんよ～こんな破廉恥なことはね。
でもこれよく見る。めっちゃ気まずい。上りの場合、上の段にのってる彼女は、下から見上げてる私と目合っちゃうからさ。蔑んでるんでしょうね～蔑むどころか眼中にもないんでしょうが、こっちは眼中ですよ。あんたの姿、眼球の焦点でがっつり像結ばせてもらってますから。ガン見ですよ。たまによそ見しながらガン見ですよ！！

 

モリエ：すっごいよく見てるんですね。そういうカップルってそんないますっけ？私あんまり気になったことないです。

 

チユ：え？めっちゃいるから。「もしかしてもしかして、エスカレーターで最上階まで登って、今度は1階まで降りるっての一日中繰り返すデートですか？だとしたらエスカレーターに負担かけて消耗が早くなるのでやめてくださーい」ってくらいいるからさ。
あ～むかついてきた。むかつきついでに暴露しちゃいますけどやっぱり演劇やってると男女って仲良くなりやすいんですよ。やっぱりずっと一緒にいるし？本音で話すし？泊まりこんだりするし？過去のHIRUYASUMIでも、気づいたら自分以外皆カップルで、ひとりぼっちで帰ることもありましたよ。虚しいよね。ほ～んと、虚しい…

 

モリエ：ひっ辛い…逆にチユさんは劇団内で恋愛とかないんですか？

 

チユ：どうでもよくない、それ？無いしさ、実際。私以外みーんなあるのにね。笑っちゃう。話逸れましたけどね～恋って頭おかしくなってると思うんですよ。でも、確かに恋してる時ってめちゃめちゃハッピーなんですよね。ヤキモチ妬いたり、悩んだりすることもいっぱいあるけど、めっちゃめちゃハッピーなんですよね。人生ばら色ってやつ？？そう思うとさ、恋もいいですよね。あ～恋したいな～～。

 

モリエ：うーん、でも辛いときもあると思いますよ。常にハッピーってわけにはいかないんじゃ

 

チユ：ロミジュリもさ、恋じゃないですか。現代の、私たちの恋と何か違うんでしょうか？なんかさ、マインド的にはエスカレーターでイチャイチャしているカップルと一緒なんじゃないかなと思うわけですよ。そう思えると、あのクソカップルのことも許せません？

 

モリエ：クソカップル？

 

チユ：エ　ス　カ　レ　ー　タ　ー　の！！！！！
はぁはぁ…彼らは現代のロミジュリなんですよ。２つの家の争いに巻き込まれて、人目を偲んでああやってエスカレーターでいちゃいちゃって…それはちげーわ！やっぱ許せないわ！！！

 

モリエ：なんか色々と思いは伝わってきました、ありがとうございました。あの、肩で息しちゃってるところ悪いんですけどよかったらチユさんにとっての恋への思いをラップにしてもらえませんか？

 

チユ：ラップね…はぁはぁ…ひぃ…そう今回の公演は…ラップもやるからね…うん、ラップするよ、できた

 

モリエ：早い…じゃあお願いします！

 

チユ：アイム　ちゆ子～　今年２５～
恋はいずこ～　結婚はいつYO～？
今年も義理チョコ～　職場にまくYO～
恋ができない　ラップもできない
せいほ～～！ （ほ～！）
せいほっほっほっ （ほっほっほっ）
どぅん！！！！！！（撃沈）

 

チユさんがね、ずっと「恋って頭おかしくなると思うんですよ～」って言ってて、
でも恋してないはずのチユさんが一番おかしくない！？そう感じたのモリエだけ！？
誰かがなんとかしないとね、、ここまでモンスター化しちゃうと社会問題だよ～って思っちゃいました！

 

※ラブ・アクはフィクションとノンフィクションを織り交ぜてお送りするインタビュー企画です。次回更新もお楽しみに！