特別インタビュー企画
「ラブ・アク」
 星モリエ×恋する役者
 『ROMEO & JULIET』参加メンバーが語る、彼らの思いと恋。

ラブ・アクター/アクトレスを略して「ラブ・アク」。ロミジュリを背景に役者たちの愛や恋への思いを探ります。
第7回はハニ。HIRUYASUMI劇団員かつ企画公演を含めた過去公演に全参加。HIRUYASUMIのDNAを継承する彼女から“ひるやすみイズム”とは何かを聞きました。


ラブ・アク 第7回

 


役者:ハニ
~hiruyasumi no owari~

 

星モリエ(以下モリエ):えーとハニさんは…あっいたいた!こんにちは!

 

ハニ:あー、こんにちは。HIRUYASUMIのHaniです。

 

モリエ:なぜローマ字?まあいいか、今日はよろしくお願いします!ハニさんとは以前お話ししたことありますから普通の自己紹介聞いてもな〜。そうだ!ハニさんはHIRUYASUMIの全公演に参加してるんですよね。HIRUYASUMIの裏話みたいなのないんですか?結成秘話みたいな!

 

ハニ:結成秘話、か…この話は初めて話すことになります。もうそろそろ話してもいいころかな…私が人生のひるやすみのような生活を送っていた頃に残されていたのが演劇とHIRUYASUMIの仲間でした。まるで刺激も生産性も無い、人生のひるやすみから始めることが私にとって最高のポジティブだったんです。

 

モリエ:な、なるほど!それで劇団名がHIRUYASUMIなんですね。ちなみに人生のひるやすみのような生活っていうのはどういう生活だったんですか?やっぱり辛い時期だったんですか?

 

ハニ:あの頃のことを思い出すと今でも震えそうになることがあります。まずめざましテレビが始まるのを見届けてから寝るところから始まります。起きたら良くて午後の昼下がり。悪い時は夕方です。あとはテレビを見続けて、通販番組しか放送しなくなったら漫画、ゲームといった感じです。テレビ、漫画、ゲームの三本柱で生きる生活ですね。あ、すみません、思い出したら過呼吸気味になってきたかも…

 

モリエ:ただの昼夜逆転ニート…?ひるやすみっていうかまじの休みだな〜。ちなみに全然過呼吸にはなってないですよ!

 

ハニ:まあそんな辛い時期を今の仲間のお陰で乗り越えることができました。同じ方向を見て一緒に演劇を作り続けてきた仲間です。やっぱり同じ価値観をもった仲間じゃなきゃ演劇は作れないと思うんですよ。私の夢はハルカの夢を叶えることだから。

 

モリエ:ハルカっていうのは脚本、演出のオギハルカさんですよね。すごく仲間を大事にしてるんですね。やっぱりHIRUYASUMIの皆さんはそんなに仲がいいんですか?

 

ハニ:仲がいいというか家族みたいな存在ですね、一緒に住んでますし。

 

モリエ:え!?

 

ハニ:はい、かの有名なヒルヤスミハウスです。そこで共同生活を送っています。

 

モリエ:有名…ですかね?

 

ハニ:深夜大音量で演劇の稽古をしていることで、騒音被害で近隣住民から苦情がすごいんです。苦情が口コミでどんどん広がってSNSとかでも話題入りしちゃって。遂には噂の!東京マガジンの「噂の現場」コーナでも特集されたりしたんですよ。

 

モリエ:なんか良いことみたいに言ってますけどめっちゃ悪い意味で有名になっちゃってるぅ!噂の現場はまじでやばいよ〜!

 

ハニ:モザイクかけてもらって声も変えてるんで大丈夫です。でも噂の現場でインタビューされたときに言った「今時まだ騒音被害とか言ってるの?」って言葉が流行語みたいになっちゃって本当しばらくは大変でしたよ。

 

モリエ:あー完全に加害者として特集組まれちゃってる…まあ色々大変なこともあるかと思いますが、HIRUYASUMIとしてこれからはどうなっていきたいかという姿はありますか?

 

ハニ:演劇オリンピックで1位になりたいですね。それで世界に情熱と希望を取り戻したいんです。

 

モリエ:すごくすごーく素敵な夢をお持ちなのだ〜!うんうん。じゃあHIRUYASUMIの話はもうこれでおっけーです。じゃあこれみんなに聞いてるんですけど、ハニさんにとって一番の恋を教えてください。

 

ハニ:みんなはまだ恋ってしてるんですかね?私はもう恋はしてないです。恋ってすごく縛られて不完全なものじゃないですか。だからもう私は愛することしかしないことにしてるんです。

 

モリエ:まあ別に言ってることは平和だからいいか。愛することしかしないなら平和だからね、害はない。

 

ハニ:私って自分を思いっきり愛したりするタイプじゃなくて、人を頑張って愛そうとして、そこに自分の存在意義を見つけていくっていうタイプなんで、結構周りを大事にしようと努力してるんですよ。

 

モリエ:あ、意外に尽くすタイプなんですね。どういうタイプの人が好きとかあるんですか?

 

ハニ:真面目でしっかりした人かな。

 

モリエ:え!意外!

 

ハニ:私って振込とかできないんですよ。その、細かい銀行に行ったり、なんか書いたり、役所に届けたりとか、そういう事務手続きがすごい苦手なんです。この前、水道料金の振替口座にお金がなくなっててコンビニで支払うための支払い票が届いてて。そこに給水停止期限みたいなのが書いてあったんです。でも支払うの忘れてて気付いたら停止期限過ぎててでも水道止まってなかったんです。そういえば、ライフラインは人の生死に関わるからすぐには止まらないっていうもんな〜と思ってたら予告されてた期限から1ヶ月くらい経った日いきなり給水止まりましたね。あれにはびっくりしました。それで思ったんです。やっぱり手続きができる真面目なしっかりした人を愛していこうって。

 

モリエ:そこは人に頼っちゃだめな部分!ライフラインは自分で守って!ていうか全然尽くす気ない!

 

ハニ:でも私って世界で最も残酷なものは愛だと思ってるんですよね。そんなものがなければ私はこんなに苦しむこともなかったし世界に執着することもなかった。ロミジュリもそうです、愛ってなんて残酷なんだろう…愛がなければ二人は死ぬことがなかった。でも愛がなければ二人は本当の意味で生きることもなかったのかもしれませんね…あぁ、残酷だ!

 

モリエ:ひっ!まあ丁度よくロミジュリの話も出てまとまったところで最後にラップしてもらってもいいですか?

 

ハニ:今宵は一年間に一度 恵みの雨が止まって乾きが訪れる日
終わりの来ないような支払いの催促も 今宵は休戦して給水を止める
人はそれぞれ正義があって 争いあうのは仕方ないのかもしれない
だから僕への給水止めた彼も 彼なりの理由があると思うんだ
ミズデナイ ミズデナイ ミズデナイ
今宵僕は水出なくて嘆くだろう
ムーンライト コールドナイト ウォーキングナウ
今宵僕は銭湯へ向かうんだ

 

 


最後全然ラップじゃなくてモリエびっくりしちゃったんですけど、みなさんはどう思いました?なんかすごい好きなアーティストがいて影響受けちゃってるらしいです。ラップ終わったあとも「どん、どどん、どんどんどどん」とか言いながらずっとエア大太鼓やってて帰らせるのが大変でした!

 

※ラブ・アクはフィクションとノンフィクションを織り交ぜてお送りするインタビュー企画です。次回更新もお楽しみに!

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