プロジェクト概要

手塚治虫ら多くのクリエーターを魅了しながら、21年前突然世を去った漫画家・坂口尚。現在は絶版※となってしまった名作短編集「12色物語」を新たな装いで復刻したい。(※電子出版を除く)そんな思いを乗せたプロジェクトです。

 

皆様、はじめまして。私はマンガ作品保存会MOM代表の杉浦和行と申します。マンガ作品の編集者として、永年にわたり日本のマンガ界に関わってまいりました。ご縁のあった作品は数多くあり、それぞれに格別の思いがあります。その中でも、とりわけ深く愛着してやまない作家のひとりが坂口尚です。坂口作品との出会いは古く、小学生時代にその詩情にあふれる作風にふれ、大きな感銘を受けたことを強烈に記憶しております。

 

今回私は、49歳の若さで逝去した漫画家「坂口尚」の名作短編集 12色物語を復刊しようと企画しています。永年にわたる編集者のキャリアを通じ、「埋もれたマンガ作品」の多さを目の当たりにし、貴重な過去の名作が忘却されるがままであることにたいして深く憂慮をしてまいりました。このたびこのような状況に一石を投じるため、本団体を設立し、その事業の第一弾として絶版中の坂口尚の名作「12色物語」の復刻出版を目指すことになりました。

 

「12色物語」より

 

手塚や現代の漫画家が称賛する坂口尚とは?

 

坂口尚はそのキャリアを、手塚治虫の「虫プロ」のアニメーターとして開始しました。発展期にあった1960年代の日本のアニメ界において八面六臂の活躍をしたのち、漫画家に転じ、数多くの作品を世に問いました。

 

坂口尚が手塚治虫追悼に寄せたイラスト

 

また、現代の漫画家である、大友克洋、浦沢直樹、貞本義行、幸村誠など坂口作品への惜しみない賛辞を送っています。どこか求道者を思わせるような創作態度がクリエーターの共感を得ているものと、わたくしたちは考えています。

 

坂口尚コーポレートです。

 

しかし長編作「あっかんべェ一休」の発表後まもなく、突然その作家生活は絶たれてしまいます。心不全により平成7年12月にこの世を去ったのです。享年49歳。ほとんどなんの前ぶれもなく、突然のことでした。同時代でも一定の評価を得ていた坂口ですが、その業績がはじめて公に表彰されたのは、死の翌年の「日本漫画家協会賞優秀賞」においてでした。

 

手塚治虫をはじめ、多くの漫画家に評価をいただきました。

 

 

坂口作品の魅力

 

坂口作品の特徴は、圧倒的な画力、豊かな詩情、緻密な構成力。坂口作品の魅力はとても一言で表現しきることはできません。先ごろ開催された「はじめての坂口尚展」においても、原画の迫力に圧倒され、しばしのあいだ見入ってしまう方々が大勢いらっしゃいました。この感動をできるだけ多くの方に味わっていただくため、リターンには単行本だけでなく、高精細プリントによる原寸複製画およびリトグラフもご用意いたしました。

 

今回のリターンに入る、高精細プリントによる原寸複製画

 

昨年行われた「はじめての坂口尚展」の様子です。

 

 

坂口尚 絶版中の名作「12色物語」を復刻したい!

 

昨年12月23日から25日にかけて坂口の原画展が開催されました。入場者は500人余を数え、大変好評を博しました。ここでも改めて坂口作品の完成度の高さが再認識され、「次世代にのこすべき日本マンガの財産」とのお声を多数いただきました。このご声援にこたえるためにも、どうかプロジェクト達成に向けご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

午後の風twitter  https://twitter.com/Yiv3RFr4WLTlE29

午後の風facebook  https://www.facebook.com/hisashi1946/

 

12色物語の原画です。

 

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坂口尚の原画展「はじめての坂口尚展」も開催されました!

 

12月23日から25日にかけて、さいたま市プラザノース2階 ノースギャラリー(さいたま市北区宮原町1-852-1)において、坂口尚没後21年目にして初の原画展が開催されました。

 

坂口尚の原画展「はじめての坂口尚展」

http://www.hisashi-s.jp/

 

 

 

 

 


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