みまもり隊50名募集！子供達が世界の楽器に触れられる場をつくりたい

2022年は、トッピングイーストがこれまでの活動で出会ってきた、さまざまな特技をもった仲間たちを迎えて、毎月アートやものづくりなどのワークショップに取り組みました。

いかに、子どもたちがまわりを気にせず、自由に表現を楽しめるか。

ワークショップでは、学校や習い事ではなかなか出会う機会がない多様な表現や価値観を持った大人たちとの交流を通じて、うちに眠っている創造力や好奇心があふれてくるような、そんなワクワクする場になるよう、たくさんの試行錯誤と実験を繰り返しながら実施。

ここでは、ワークショップの講師をつとめてくださった、サイバーおかんさん、さくらいみかさん、やまそうさんからコメントをいただきましたのでご紹介します。

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●サイバーおかんさん

今まで居場所づくりの一環で開催されていましたワークショップで、「サイバー熊手づくり」や「お絵描きもくもく会」「クリスマスツリーのオーナメントづくり」などの講師を担当しました。
その中で印象深いのが、「お絵描きもくもく会」で小学生の女の子がお母さんといっしょに遊びにきてくれた会です。

その子は、もくもくとお母さんの隣で絵を描いていました。

描いた絵を「みてみて！」と言う子がいる一方、その子は恥ずかしそうにあまり会話もしてくれなかったのですが、あとから聞いた話では家に帰ってから「とても楽しかった」と話していたと聞き、次の「お絵描きもくもく会」にも来てくれました。その時も自分からまわりに話しかけることはあまりなかったのですが、その後、絵画教室に通い始めたり、トッピングイーストにも顔を出すようになったと聞きました。

ひとりの女の子がまたひとつ新しい世界に飛び出した瞬間に立ち会ったと思っていたのですが、ずっと心配そうにしていたお母さんもこの場所を訪れる内に、子どもの様子をみて、安心して別々に過ごすようになりました。

ワークショップ中も、近所の子どもたちが顔を出し、学校であった事を話しにきたり、自由にいつでも誰でも来ていい場所があるということがとても大事だと感じました。

トッピングイーストは今までの活動から、場づくりや、子どもたちのやってみたいをサポートする力は充分持っていらっしゃいますが「みんなの音楽室」では、さらに多くの子どもたちが、一人ひとりの力を発揮できる場所になると期待してます！

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●さくらいみかさん

「毛糸をぐるぐる巻きつけるだけで鬼のツノ帽子が出来あがる」キットを使ったワークショップをさせてもらいました。

小学校低学年以下のみだったからか、「見本を真似よう」とか「鬼のツノっぽく作ろう」という意識があまりなかったようで、思わぬものがたくさん出来上がりました。終わった後に女の子たちに「（頭に乗っている完成物から出ている）毛糸を使って髪の毛をアレンジしたい」と言われ、「なるほど、そういう楽しみ方もあるのか……！」という発見もありました。

巻き方が丁寧で何個も作りたがる子、ささっと終わらせ毛糸はゆるゆるのまま放置してほかの遊びをする子と色々でしたが、最後の豆まきはみんな楽しんでくれたようでした。

子どもたちの固定観念のなさは大人の発想にないものをたくさん生んでくれそうなので、今後はそこから生まれた創作を発展させて一緒に新たな形を見つけていくのも楽しそうです。 こんな場所が身近にある小学生たちに羨ましさを感じつつ、ほかではなかなか味わえない体験を通して五感を刺激されて欲しいなと思いました。

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●やまそうさん

トッピングイーストでは、節分に鬼のツノを毛糸で作ったり、中和小学校の「エコフェス」でロボットのおもちゃを作る等、子ども向けワークショップのお手伝いで関わっています。

ワークショップを通して感じるのは、子どもたち一人一人の表現の多様性と自主性です。

私も作ることや音楽が好きな人間ですが、子どもたちと接すると、人は生まれながらに何かを作ったり、表現したい！という欲求が備わっているんだなと再確認させられることが多いです。なかなか日常生活では表現の多様性や自主性に気づくのが難しいことも感じていまして、こういったワークショップや子どもたちの居場所で、少しでも内なる可能性が開いてくれるといいなぁと期待しています。

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