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建築家・池田武邦さんから継承した邦久庵(長崎)の茅葺きを補修したい

邦久庵倶楽部

邦久庵倶楽部

建築家・池田武邦さんから継承した邦久庵(長崎)の茅葺きを補修したい
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は5月21日(金)午後11:00までです。

支援総額

1,120,000

目標金額 2,000,000円

56%
支援者
54人
残り
11日

応援コメント
志村 留美子
志村 留美子12時間前次代に「もの」だけでなく「わざ」を伝える活動、すばらしいです。ご成功と共に、感染症禍が収まりお訪ねできるようになることを祈ります。次代に「もの」だけでなく「わざ」を伝える活動、すばらしいです。ご成功と共に、感染症禍が収まりお訪ねできるようになることを祈り…
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プロジェクト本文

Hokyuann Club is asking for donations to preserve Hokyuann, an amazing, exceptional thatch-roofed house.  Hokyuann is an eco-friendly hermitage built by well-known Japanese architect, Takekuni Ikeda.  Your donations will help local carpenters pass down Japanese traditional architectural techniques.  They will also let us continue our mission to deliver Japanese traditional culture.  Please read English below for more details.

 

邦久庵、自然を畏れ敬いながら環境とともに暮らす場所

 

大村湾から眺める邦久庵。内海で穏やかな大村湾だからこそこれだけ海際に建てることができた。

 

まずは「邦久庵(ほうきゅうあん)」を知ってください。

邦久庵は、建築家・池田武邦さんが自身の終の住処として建てた、長崎の大村湾に面する小さなすまいです。日本初の超高層ビルを設計した建築家として、池田武邦さんは知られています。池田さんは1960〜70年代にかけて、「霞が関ビル」や「新宿三井ビル」など当時日本最高高さの超高層を次々と設計しました。

 

しかしその後池田さんは、いち早く技術偏重の近代建築に疑問を抱くようになり、やがて自然に対する感性を取り戻す建築に取り組む必要性を訴えるようになります。そんな池田さんが最後に辿り着いたのは、自然と建物の関係を見つめ直した茅葺き屋根の家「邦久庵」でした。

 

超高層から、茅葺きへ。池田武邦さんの「邦」の字と、奥様・久子さんの「久」の二文字をとって名付けられた小さな庵。完成したのは2001年、池田さんが77歳のときでした。長崎県西海市の「琵琶ノ首鼻」と呼ばれる小さな岬に、ほぼすべて九州の材だけを用いた伝統工法で建てられました。

 

まるで甲板のようなデッキ。海軍出身の池田さんは、この建築に船を重ねたに違いない。

 

邦久庵のデッキから望む絶景。「人間は自然の一部である」と考えた池田さんは、自分と自然環境が対話する場所として、このデッキをつくりました。ちょうど真西に向けてつくられています。春分の日、秋分の日にはちょうど正面に夕陽が落ちます。夏は右手に、冬は左手に。午後はデッキで大村湾を眺めながら、自分がいま“何月何日の何時何分を生きているか”を確かめながら暮らす。それが池田さんの考える「自然との共生」のかたちでした。湖のように穏やかな大村湾とはいえ、台風が来ると南から強い風が吹きつけます。邦久庵は、南側は小さな裏山に寄り添うようにして、台風から守ってもらっています。その分、東西に開き、風通しと眺望を得る。まさに、ここでしか出来ない建築の配し方だと言えるでしょう。

 

現在97歳の池田さん。90歳を過ぎた頃から、邦久庵で暮らし続けることはついに難しくなり、東京に戻ることを余儀なくされました。建築は、使われなければ傷み続けます。まさに本気で環境と向き合うことが必要となった現代の私たちに、正面からメッセージを届けてくれる邦久庵。この建築をなんとかして残し、生かし、伝えたい。そんな思いで2017年ごろから徐々に集まってできたボランティアチームが私たち「邦久庵倶楽部」です。

 

邦久庵倶楽部では、建物の一般公開や定期的な大掃除を開催したり、二十四節気にあわせた文化風習を体験するワークショップ(例えば二十日恵比寿のお祭り、味噌づくり、七夕祭りなど)を主催し、池田武邦さんの著書『二十一世紀は江戸に学べ』を体現する取り組みを進めてきました。同時に、安定的に建物の保存活用に協力してくれる邦久庵にふさわしいオーナー探しを進め、日本文化を愛するイギリス人・Jonathan Denbyさんと出会い、邦久庵の所有権を継承してもらうことに成功しました。2019年以降、Jonathanさん率いる国際色豊かな「株式会社SLOW LIFE JAPAN」のメンバーと池田さんの理念をしっかり受け継いだ「一般社団法人邦久庵倶楽部」のメンバーが連携し、楽しみながらみんなで学ぶスタイルで、建物の保存活用に取り組んできました。

 

邦久庵での「雛祭り&味噌づくり」ワークショップの様子。

 

2020年、台風のダメージで茅葺き屋根は至急補修が必要な状態に

 

SLOW LIFE JAPANと邦久庵倶楽部は、邦久庵のシンボルとしての茅葺き屋根を絶対に維持していくべく、まずは数年後の補修を予定して活動してきました。しかし、2020年、大きな台風が立て続けに長崎を襲いました。裏山に隠れるように建つ邦久庵は致命的なダメージにこそ至りませんでしたが、屋根の茅が随分と飛ばされ、抜け落ちて、一気に屋根面の傷みが進んでしまいました。

 

そこに加えて、新型コロナウイルスの打撃もありました。邦久庵倶楽部の文化発信を目的とした定期的な集いも、地元への集落にご迷惑をかけてはならないという観点から、1年以上にわたって休止状態が続きました。結果、思うように邦久庵をみんなで使い続けることができなかったことも、建物の傷みを早める遠因となりました。また、新オーナーJonathanさんの母国・イギリスでも感染拡大状況は深刻なものとなり、ゲストハウス業を経営するJonathanさんも感染者の療養・隔離施設として自らのホテルを提供するなど、ビジネス面・生活面で大きな影響を受け、すぐに屋根の補修に取り掛かるのは難しい状況が続いています。

 

台風で屋根の状態が一気に悪化。2020年の台風は想像以上に大きい影響がありました。

 

こちらは2020年12月の邦久庵の屋根の様子。屋根の表面が随分と乱れ、一部では茅がまとめて滑り抜けてしまった箇所も見られました。もともと60cmの厚みがある立派な茅葺き屋根だったため、雨漏りにはまだ至っていませんが、なるべく早い手当てが必要な状況となっています。

 

 

次の台風が来る前に、ワークショップの機会をもちながら、直したい

 

私たちは、邦久庵を最初に建てたときに茅葺き屋根を手掛けた茅葺き職人の棟梁・三苫義久さん(株式会社 奥日田美建)に相談しました。年々、茅葺き職人は少なくなっており、文化財の補修などで日々忙しくされている三苫さんですが、「池田先生の家」の屋根の近況を聞き、「次の台風が来る前になんとしても」との思いから、合間を縫って時間を確保してくださり、2021年5月に補修工事に取り掛かっていただけることになりました。

 

今回は大補修ではあるものの「まだ葺き替えまではしなくて大丈夫」とのことでした。「差し茅」と言って、屋根の奥の茅を手入れし、新たな茅を差し足して、凹凸のでき始めている屋根全体をきれいな面に整えます。5月の上旬から3週間に渡って工事を行い、5月の末に、完了予定です。差し茅が完了すれば、また10年ほどは安心して使って大丈夫になるのだそうです。この工事にかかる費用の見込みは、280万円。屋根の見えない部分の状態にも寄るそうですが、皆様のサポートをいただきながら、できるだけ丁寧に直していただけるようにしたいと思っています。

 

グレーのスーツ姿が三苫義久さん。茅葺き屋根について直々に解説してくださいました。

 

池田さんは、なぜ茅葺き屋根で終の住処を建てたのか。 「自然を畏怖する心を忘れてはならない」と常々語った池田武邦さんが目指したのは、自然の一部としてふさわしい「土に還る」建築でした。地域で採れる自然の材料で、断熱性・調湿性に優れた茅葺き屋根は、そのシンボルとして採用されたのです。現代においては、茅葺き屋根のような伝統工法技術を、後世に伝承する機会がほとんどありません。邦久庵を建てようと計画していた頃、「私の弟子は、伝統工法の家に携わったことがない」という地元の大工であった志田功一さんの嘆きをふと聞いた池田武邦さんは、長く時間をかけて培われた地元の技術が途絶えてしまうことを強く危惧し、自分の家で存分にその技術を伝承してくれ、と依頼したのです。    

 

ですから、私たちは邦久庵の屋根を補修する機会を、伝統工法技術に多くの方が触れ、何かしら気づきを得る重要なチャンスだと捉えています。約3週間に及ぶ工期の中で数日間、職人さんの仕事を紹介してもらったり、工事の様子を見学したり、工事のサポートを体験できるワークショップの日を設ける予定です。池田さんが残してくれた邦久庵という生きた教材を、今回支援してくださる皆さま

もぜひ体感し学んでいただければ、嬉しく思います。

 

邦久庵の屋内からみた茅葺き屋根の様子。囲炉裏の煙で燻されることで、防虫効果も出る。

 

 

邦久庵のこれから

 

邦久庵は今年で築20年。まだまだこれからの建築です。屋根の補修が終われば、オーナーである「SLOW LIFE JAPAN」とボランティアチーム「邦久庵倶楽部」がそれぞれの役割を引き続きこなして、邦久庵を継承し、活用していきます。

 

SLOW LIFE JAPANは邦久庵を、日本型スローライフを発信する地域拠点として運営していきます。運営にはまだまだいろいろな設えを整えていく必要がありますが、地元の畑で育てた野菜を来訪者に提供するなど、日本の田舎暮らし、日本の文化を愛する人に滞在してもらう場所をじっくりとつくっていく予定です。すでに、邦久庵のとなりの休耕地を借りて、多国籍のメンバーたちがいろんな伝統野菜作りに励んでいます。

 

SLOW LIFE JAPANのメンバーが休耕地を借りて、キッチンガーデンづくりをはじめています。

 

邦久庵倶楽部は、地元の方々や池田さんと親交の深い人々と交えながら、大村湾をはじめとする自然環境と一体化した暮らし・伝統技術・地域文化を継承し発信していく役割を担っていきます。季節に合わせた四季折々のワークショップはもちろん、池田さん夫妻がここに住まわれた頃楽しんでおられたという「茶道」「能楽」などの体験もぜひ開催したいと思っています。

 

建築家・池田武邦さんの集大成であるこの建築とその環境を「恒久的に保全し、伝える」ことは何よりも大切な活動です。SLOW LIFE JAPANのメンバーと池田さんの理念を共有すること。邦久庵を訪れてくれた方々にそうした場所であることをしっかり伝えていくこと。今までのような建物一般公開の活動もひろく続けていきたいですし、建築を志す若い人たちに「自然との共生」「自然への畏怖」に本気でむきあうことの重要性を知ってもらう機会もつくっていきたい。池田さんの建築思想をいろんな方々に知っていただけるようなパネル展なども開催したいと考えています。

 

池田武邦さんによる邦久庵設計時のスケッチ

 

邦久庵は、生き続けるミュージアムです。滞在する人、訪れる人、関わる人に、自然の中の人間の有り様という原点を思い出させてくれる場所です。しっかりとこの場所を守りながら、伝え、発信していきます。どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

池田武邦さんからのメッセージ

 

大村湾は本当にすばらしいよ。ふつう海際に家を建てたいと思ったら、水気や潮波へ対策が本当に大変なんだ。大村湾だから、建てられる。あんなに波が穏やかで、だけど本物の海で、何万年ものあいだ湾から出られないというクジラ(スナメリ)が住んでいるだなんてね。信じられない海だ。夕陽をまっすぐに望めるあんな海辺に、家を建てられるっていうそんな場所は、どこにもないよ。世界を見渡してもなかなかないだろう。

 

でも地元の人はずっと昔から目の前にそんな海があるから当たり前だと思ってるんだよね。あんまりその価値を知らないんだ。そんな特別な海だっていうことをね。その海に対して、邦久庵のデッキは真西を向けてつくってある。

 

あそこまで方位をピッタリと意識したのは、邦久庵がはじめての試みだった。近代建築は、方位に対する意識が弱くなってしまった。戦時中は「矢矧」という船の上で、太陽が東から昇って西を沈むのを見ていた。邦久庵でも、朝は東から陽が昇って夕陽が西のデッキの正面に沈むのを見て過ごした。全く同じだよ、変わらないんだ。いつも太陽や星を見て、自分がいま何月何日を生きているかを確認しながら暮らしたんだ。

 

邦久庵で過ごした生活は、自然だとか季節だとかと一体だったんです。つまり、夏と冬、あるいは午前と午後で、家の中で過ごす場所が変わってくる。夏はしょっちゅうデッキで過ごしたし、冬は2階の書斎だったり1階の囲炉裏の間で過ごす。朝は台所とか和室にいて、裏山の木々越しに朝陽が入ってくるし、夕方になるとデッキに出て夕陽を見ながら過ごす、という感じでね。お気に入りの場所は、日によっていろいろだよ。陽のあたり加減に合わせて暮らすというか、そのほうが豊かでしょう。

 

私も90歳半ばになって、以前は隣の家に行くみたいにして長崎に行っていたけれど、さすがにそうもいかなくなってきて、邦久庵をどうしようかと悩んでいた。そこに僕の後輩にあたる永野くん(邦久庵倶楽部代表理事)や上口くん(同理事)が中心になって、邦久庵倶楽部というチームをつくってくれた。さらにイギリス人のJonathanが邦久庵の維持管理に積極的に関わっていきたいと申し出てくれた。イギリスは日本とそっくりな茅葺きの家を、丁寧に使い続けている国でもあるんですよ。

 

邦久庵倶楽部とSLOW LIFE JAPAN。こういう活動をしてくれると邦久庵も生き続けるなと思って、次の世代に任せることにした。建物も喜ぶ。ぜひ続けてもらいたい。活動の場をちゃんとセッティングできれば、みんな足を運んでくださると思う。こういう場をつくり続ける、つかい続ける、というのが大事なんだ。皆さんも、ぜひご支持・ご支援いただければ幸いです。

 

97歳になられた池田武邦さん

 

 

邦久庵倶楽部ホームページ (Our Website)

 

邦久庵倶楽部ホームページ https://www.hokyuann.com

邦久庵倶楽部Facebookページ https://www.facebook.com/hokyuann

 

 

Hokyuann : a Place to Live and Respect the Nature

 

Hokyuann viewed from the Omura Bay.  

 

What is Hokyuann? Hokyuann was built by a well-known architect, Takekuni Ikeda, as his own final home, and is facing the Omura Bay in Nagasaki, Japan.  Mr. Ikeda's remarkable works include Japan's first skyscraper, the Kasumigaseki Building.  He also designed the Keio Plaza Hotel and the Shinjuku Mitsui Building from the 1960s to 1970s. However, Mr. Ikeda recognized state-of-the-art technology and artificial environment were not something that human beings, one with nature, should achieve.  He then emphasized architecture where humans can acknowledge the nature.  A thatch-roofed house, Hokyuann, is the one he finally figured out.   His idea shifted from skyscrapers to thatch-roofed houses.  Hokyuann was named after the Chinese letters of the Ikeda's; "Ho (邦)" is from Mr. Ikeda's first name, Takekuni (武邦) and “kyu (久)” is from Mts. Ikeda's first name, Hisako (久子).  The hermitage was completed in 2001 when Mr. Ikeda was 77 years old.  It stands on a small cape, called "Biwanokubihana" in Saikai-City, Nagasaki.  Hokyuann was built with as much as local materials and traditional architectural techniques. The still, epeiric sea makes Hokyuann possible to stand right next to the ocean. 

 

The deck.  Mr. Ikeda, a former navy officer, must have associated Hokyuann with a ship. 

 

The great view from the deck.  Mr. Ikeda thought human beings are belong to the nature.  He designed this deck as a place to communicate with the natural surroundings.  Since the deck is facing the due west, the sun goes down right ahead of you on both the spring and autumn equinox.  Mr. Ikeda enjoyed the view of Omura Bay from the deck in the afternoon and checked the date and time by observing the sun.  That is the way Mr. Ikeda coexists with the nature.  Although the Omura Bay is still like a lake, a strong wind hits Hokyuann from the south when a typhoon arrives.  A hill located in the south of the hermitage protects it from tryphoons.  In general, houses in Japan open in the south for good ventilation and views but Hokyuann does so in the east and west.  Such architectures would not be found in any other places in Japan. 

 

Mr. Ikeda now is 97 years old.  At the age of 90, he found it difficult to live in Hokyuann and had to go back to Tokyo.  Houses will get damaged if no one lives in.  Hokyuann sends a message to us, who live in the 21st century with crucial environmental issues.  A volunteer team, Hokyuann Club, was established in 2017 to maintain and share Hokyuann with the world. 

 

Hokyuann Club regularly holds an event at Hokyuann such as open house, general cleaning, and workshops to experience Japanese traditional culture such as Hatsukaebisu, miso-making and Tanabata festival.  They have been setting a place to experience what is said in Mr. Ikeda's book, "二十一世紀は江戸に学べ."  The title of the book means to take the lifestyle of Edo period in the 21st century.  Hokyuann Club was also looking for a new owner of Hokyuann to preserve the hermitage.  They finally met a British gentleman Mr. Jonathan Denby who loves Japanese culture and he now owns the beautiful building.  Starting 2019, a general incorporated association, Hokyuann Club, which embraces and shares Mr. Ikeda's cause, have cooperated with Mr. Denby and his company SLOW LIFE JAPAN.  They have been working on maintaining Hokyuann and share Japanese tradition in an enjoyable format.

 

Taken at a workshop, "Hina Doll Festival and Miso-Making."

 

 

The Thatched Roof Is Urgently in Need of Repair due to a Typhoon Hit in 2020 

 

SLOW LIFE JAPAN and Hokyuann Club had been working on the repair of the thatched roof, the symbol of Hokyuann, around 2025.  However, big typhoons hit Nagasaki in 2020.  Hokyuann did not receive crucial damages thanks to the hill behind the house but a lot of thatch was blown away and the condition of the roof greatly went bad. 

 

In addition to that, the pandemic of COVID-19 also hit this quiet area.  Regular events to share traditional cultural experience were also canceled for more than a year to keep the local safe.  The less frequent use of the house also has worsened the building.  The pandemic also hits the U.K. where Mr. Denby resides.  Mr. Denby owns guesthouses in the U.K. and opened his hotels as a rest home or quarantine.  The damage in his business and daily life made it difficult for sooner repair of the roof of Hokyuann.

 

After the typhoons hit in 2020.  They damaged the roof more than expected.

 

The picture shows the roof of Hokyuann taken in December 2020.  The surface of the roof is really rough and some parts of the roof were slid away.  Thanks to the roof originally having 60cm (about 24 inches) of the thickness, leaking of rain has not been found but an urgent repair is needed.

 

Repair and Repair Workshop Are Planned Before the Next Typhoon Season

 

Hokyuann Club contacted Master Thatcher, Yoshihisa, who works for Okuhitabiken.  He thatched Hokyuann's roof when Hokyuann was built in 2001.  The numbers of master thatcher is decreasing in Japan and that makes him very busy with repairing cultural asset.  When he heard of the condition of the roof of Mr. Ikeda's house, it determinately needs a repair before the next typhoon hits, he thought.  He will spare his busy time and fix the roof in May 2021. 

 

A great repair will be needed but no need of rethatching.  He will maintain the inner thatch and add some new to make the surface smooth.  It will start at the beginning of May and continue till the end of May.  The construction will last for about three weeks.  Once the repair is done, it will take about ten years till next repair.  This repair will cost 2.8 million yen.  Your contribution will greatly help maintain this exceptional architecture. 

 

The man in gray suit is Master Thatcher, Yoshihisa Mitoma.  He explained the roof in a workshop held in 2019.

 

Why did Mr. Ikeda build a thatch-roofed house as his final home?  "Do not lose the heart of aweing the nature," is what Mr. Ikeda always says.  He targeted architecture which eventually returns to the ground.  He finally came to an answer: thatched roof that uses local natural materials and has great heat retention and insulation.  Nowadays opportunities to pass down traditional technique are really rare and limited.  When planning to build Hokyuann, a local carpenter Koichi Shida sadly said to Mr. Ikeda that his disciples had never worked on a house built with traditional techniques.  Mr. Ikeda was deeply concerned about lost of local techniques which had passed down for centuries.  He asked the carpenter to use his Hokyuann as a place to share traditional architectural techniques.

 

Therefore, we believe in that Hokyuann's repair is where many people are exposed to traditional techniques and will gain something important.  During the three weeks of construction, a few workshops will be held so that guests will directly learn from thatcher masters, observe the repair, and support the construction.  We hope the contributors of this crowd-funding will experience and learn something from this exceptional educational material, Hokyuann.

 

Thatched roof taken inside Hokyuann.  Smoke from the fireplace will reach the roof and will protect it from insects.

 

 

Future Outlook of Hokyuann

 

It has been only 20 years since Hokyuann was built.  It is fairly new.  After the roof repairing, the owner SLOW LIFE JAPAN and the volunteer team Hokyuann Club will respectively take their roles and inherit Hokyuann. 

 

SLOW LIFE JAPAN manages Hokyuann as a place to deliver Japanese-style of slow life.  It still requires some set-up but will offer a place to experience Japanese country life and culture.  The guests will also receive local vegetables.  Multinational members of SLOW LIFE JAPAN have already been growing traditional vegetables in idle field next to Hokyuann.

 

Members of SLOW LIFE JAPAN growing vegetables in the field next to Hokyuann.

 

Hokyuann Club keeps contact with the locals and Mr. Ikeda's friends and deliver the lifestyle with natural environment including the Omura Bay, traditional techniques and local culture.  Aside from seasonal workshops, we would like to offer a place to experience a tea ceremony and Noh that the Ikeda's enjoyed when living in Hokyuann.

 

To permanently preserve and deliver Hokyuann, a compilation of Mr. Ikeda's work, and its surrounding is Hokyuann Club's crucial mission.  We will share Mr. Ikeda's philosophy with SLOW LIFE JAPAN and the guests.  We would like to continue having open house and give an opportunity to future architects to face "coexisting with the nature" and "awing the nature."  We also believe that a panel discussion will be a great opportunity to deliver Mr. Ikeda's architectural philosophy to many people.

 

The sketch of Hokyuann drawn by Takekuni Ikeda

 

Hokyuann is a living museum.  It reminds those who stay, visit, and relate of the way human being should behave in the nature.  We will responsibly preserve this place and deliver to the world.  Your support will be greatly appreciated.

 

 

Messages from Mr. Takekuni Ikeda

 

The Omura Bay is such an exceptional place.  Building a seaside house requires many weatherproof solutions against storms and salt damages.  However, the Omura Bay makes construction much easier.  The water is really still but it is a real ocean.  A whale called finless porpoise have inhabited inside the bay for more than 10,000 years.  It is unbelievable.  You cannot find any other places in Japan than Hokyuann to view the sun right in front of you.  It is difficult to find such a place even worldwide.

 

However, it is nothing special to the locals since they grow up with the environment.  They do not notice the value so much.  They do not know how special the ocean is.  The deck of Hokyuann is facing such amazing ocean and due west.

 

I had never thoroughly considered the azimuth direction till I designed Hokyuann.  Modern architecture does not focus on the direction as much as before.  During World War II, I was on the light cruiser, Yahagi, and watching the sun coming up from the east and going down to the west.  At Hokyuann, I was sitting at the deck and enjoyed viewing the sunrise in the east and the sunset in the west.  It never changes.  The sun and stars always told me the date I was living.

 

The life in Hokyuann enabled me to live with the nature and the seasons.  It means that the places I stayed changed due to the season and the time.  In the summer, I always stayed at the deck.  In the winder, however, I was at the study on the second floor or at the fireplace on the first floor.  In the morning, I was in the kitchen or tatami room and enjoyed the morning light through the hill in the back.  In the afternoon, on the other hand, I went to the deck and enjoyed the sunset.  My favorite place changed due to the time.  I moved along with sunlight.  It sounds affluent doesn't it?

 

Now, I am in the middle of the 90s.  I used to visit Nagasaki as if I had visited my neighbors.  My age, however, did not allow me to do so and I was worried about Hokyuann.  At that time, my junior colleagues Mr. Nagano and Mr. Kamiguchi established Hokyuann Club.  In addition to that, Jonathan gave me an offer to maintain the hermitage.  The U.K. keeps using straw-roofed hut that is pretty similar to thatch-roofed house.  I believe that Hokyuann Club and SLOW LIFE JAPAN's perspective will make Hokyuann last.  I therfore gave full authority to the next generation.  The building will be happy in sure.  I hope they will continue their activities.  If they set a solid place for activities, people will gather.  It is important to create such place and keep using it.  Your support will be greatly appreciated.

 

 


▼プロジェクトの終了要項


・オープン完了予定日    
2021年5月31日

・建築・改修場所    
長崎県西海市西彼町風早郷1424-2

・建築・改修後の用途    
文化活動拠点

プロフィール

邦久庵倶楽部

邦久庵倶楽部

邦久庵は、2001年に建築家・池田武邦が終の住処として大村湾のほとりに設計した庵です。日本初の超高層ビルを設計した建築家が、自然と建物の関係を見つめ直した結果辿り着いたのは茅葺き屋根のすみかでした。 「邦久庵倶楽部」は、空き家状態となっていた邦久庵をまずは利用し、維持・管理につなげ、活用していきたいという思いで立ち上げたボランティア団体が主体です。 ・邦久庵を維持管理し、後世に残していくこと。 ・池田武邦の「自然とともに暮らす」の理念を体感してもらう場にしていくこと。 ​・ただ保存された空間ではなく、様々な文化的活動の舞台として生かすこと。 ・地元の人々に誇りと思ってもらえるような、つながりの場とすること。 邦久庵の維持管理は簡単ではない仕事です。しかし、池田武邦さんご本人からも「邦久庵をよろしく」と言って頂いたことへの責任を持って、この建物を継いでいきたいと考えています。

リターン

10,000

池田武邦さんと邦久庵倶楽部から感謝のお手紙をお送りします

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池田武邦さんと邦久庵倶楽部から、感謝のメッセージを郵送でお送りさせていただきます。(※郵送ではなくメール送付をご希望の方はその旨お知らせください)
Thanks letter from Mr.Takekuni IKEDA and the Club.

支援者
31人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年6月
このリターンを購入する

30,000

邦久庵の「折り紙建築」キット+邦久庵ポストカード+邦久庵トーク冊子+お礼のお手紙をお送りします

邦久庵の「折り紙建築」キット+邦久庵ポストカード+邦久庵トーク冊子+お礼のお手紙をお送りします

・邦久庵オリジナルの「折り紙建築」キット
・写真家林田聡さんが撮った邦久庵のポストカード
・邦久庵トーク冊子(C.W.ニコルさんもご登壇)
・池田武邦さんと邦久庵倶楽部からのお礼のお手紙
の4点セットです。
折り紙建築は、紙に切り線・折り線を入れて組み立てていく、デザイン性の高い折り畳める紙の邦久庵です。
The following products are included.
1) Origami(folding paper) Architecture Model of Hokyuann
2) Postcards of Hokyuann shutterd by Photographer Satoshi HAYASHIDA.
3) A zine of talk event in Hokyuann(Japanese)
4) Thanks letter from Mr. Takekuni IKEDA and the Club.

支援者
16人
在庫数
77
発送完了予定月
2021年7月
このリターンを購入する

30,000

邦久庵茅葺き修繕ワークショップ(または邦久庵倶楽部主催一般公開イベント)にご招待します

邦久庵茅葺き修繕ワークショップ(または邦久庵倶楽部主催一般公開イベント)にご招待します

2021年5月の茅葺き修繕ワークショップにご招待致します。日程は5/22(土)、5/23(日)を予定しています。なお荒天で止むを得ず中止の場合や支援者様のご都合が合わなかった場合は、6月以降に邦久庵倶楽部が主催する様々なワークショップに1回無料でご参加いただける権利に読み替えさせていただきます。もちろんお礼のお手紙もお渡しします。
Participation ticket for workshops in Hokyuann. We'll have a open-day during the repair of thatched-roof on 22nd and 23rd May, 2021.

支援者
7人
在庫数
12
発送完了予定月
2021年5月
このリターンを購入する

プロフィール

邦久庵は、2001年に建築家・池田武邦が終の住処として大村湾のほとりに設計した庵です。日本初の超高層ビルを設計した建築家が、自然と建物の関係を見つめ直した結果辿り着いたのは茅葺き屋根のすみかでした。 「邦久庵倶楽部」は、空き家状態となっていた邦久庵をまずは利用し、維持・管理につなげ、活用していきたいという思いで立ち上げたボランティア団体が主体です。 ・邦久庵を維持管理し、後世に残していくこと。 ・池田武邦の「自然とともに暮らす」の理念を体感してもらう場にしていくこと。 ​・ただ保存された空間ではなく、様々な文化的活動の舞台として生かすこと。 ・地元の人々に誇りと思ってもらえるような、つながりの場とすること。 邦久庵の維持管理は簡単ではない仕事です。しかし、池田武邦さんご本人からも「邦久庵をよろしく」と言って頂いたことへの責任を持って、この建物を継いでいきたいと考えています。

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