訪問らくご

▼自己紹介

　業界の垣根を超えたプロジェクトチーム『Shibahama』は、２０２３年の４月から《エンターテインメント》を通じて、すべての人が笑顔になる一瞬をとどけていく」ことをテーマに《エンタメ・ギフト》という活動を続けています。この《エンタメ・ギフト》は、既存のエンターテインメント作品に子どもたちを招待するプロジェクトからとりくみました。これまでに《東京善意銀行》様を通じて、児童福祉施設等２０施設８９名の子どもたち及び関係者の皆様を「アレグリア」「ピーター・パン」「カラフル」というエンターテイメント作品にご招待し、皆様からご好評いただいております。そして、これからも多くの方に笑顔になっていただくために、さらに、それを持続可能な活動にしていくために、２０２３年６月に私は「シバハマ合同会社」を設立。このシバハマ合同会社は、業界の垣根を超えた私たちのチーム『Shibahama』が行うプロジェクトの中核企業として活動していきます。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

　エンターテインメント業界はコロナ禍で活動休止に追い込まれ、多くの出演者やスタッフが影響を受けました。２０２３年８月現在、エンターテインメント業界の活動は再開しており、今後は海外からのアーティストの活動も増え、これから業界全体で勢いを取り戻していきます。私たちは不況の影響を一番最初に受けて、景気の恩恵を一番最後に受ける、と言われています。これまで、本当にその通りでした。しかしだからといって、これからもそうである必要は私はないと思います。

 

　私たちは、"なぜ、コロナ禍で活動を休止しなくてはいけなかったのか”　

 

　そこから学ぶことがあります。《エンタメ・ギフト》による児童養護施設や障害者施設への《招待寄付》を通じ、私たちは、多くの方と、気持ちをつなげることができました。私たちの活動を必要としている人へ、きちんと届けていきたい。そういう思いを強く持つようになり、みんなの気持ちをつなげていくなかで、《エンタメ・ギフト》の活動のもうひとつの目的も生まれました。それは、エンターテイメント業界に新たな活躍の場所を創出していくことです。そして、出演者やスタッフにお支払いできる《しくみ》をShibahamaがつくり、"支援者”と"受益者”がともに《エンタメ・ギフト》を楽しんでいただくことで、プロジェクトの持続可能な展開へつなげていきたい。そんな『エンタメ・ギフト』のプロジェクトを進めていく中で、私は、ある施設のスタッフからこんな話を聞きました。

 

「私たちはなかなか劇場には足を運べない。ここに来てくれたら、嬉しい」  

 

　この言葉は、すごく私の心に刺さりました。「コロナ禍」だった2021年４月にエンターテイメント業界にいた私は仕事を失い、再学習をして、介護業界の門を叩きました。この時、介護業界で働いている先輩方にとてもお世話になりました。

　その介護の現場で、私は感じたのです。「人間は必ず歳をとる。かならずおじいさん、おばあさんになる。」そこには貧富も性別も関係なく、人間は、寿命がくるまで、命が尽きるまで、生きている限り、すべての人が歳をとります。そのことがしっかりとカラダに入ってきました。その介護施設の中で、看取りまでを行う施設が『特別養護老人ホーム』いわゆる『特養』といわれる施設です。この『特養』に入ることは、つまり、そこで人生の最後を迎えるのです。今、あなたが元気で若い人であれば、「人間は永遠に若くある」と思うかもしれません。しかし現実に介護の現場で働くと、現前と人間が老いていくこと、人間の生命力の強さや偉大さに驚かされることが多々あります。

 

　そこで、

　一緒に”私たち”の未来を変えませんか？

　もし、あなたが施設に入ったときに、毎月あるいは毎年、

　施設にテレビでおなじみの芸人さんや歌手が来てくれたら、嬉しいですよね。

　きっと、カレンダーを数えることは憂鬱ではなく、その日がくること待ち遠しく、楽しみにできる。

　そんな気が私はしました。そういう未来なら、少なくとも私は楽しい毎日を過ごしていけます。

 

　このプロジェクトは介護業界の皆様への『感謝』の気持ちと

　エンターテインメント業界への『貢献』の気持ちから生まれたのです。

 

▼プロジェクトの経緯

　2023年３月、私は『東京善意銀行』様に今回の《訪問らくご》の実施を相談し、いくつかの特別養護老人ホーム様から体験寄付の申込がありました。それから５月、６月に順番に施設のご担当者様と直接会い、当事者である施設からのご要望を丁寧にヒアリングした上で、すこしずつすこしずつ『訪問らくご』の運営方法や演目の内容をイメージしていきました。その結果、《エンタメ・ギフト》や《Shibahama》の活動内容を理解していただいた５つの介護施設が《訪問らくご》のプロジェクトにご参加いただくことになりました。それから、東京の４つの落語団体の事務局様にご連絡し、介護施設への《訪問らくご》へのご出演を依頼させていただきました。

　

　スポンサーや有志の方々からの支援を得ながらこのプロジェクトを継続していくために、プロジェクトの実行経費を算出。製作費（出演料、スタッフ人件費、備品のレンタル代、事務作業費など）は、１公演あたり約50万円（税別）が必要となり、さらにアーカイブ配信費や事務稼働費、宣伝費が追加で50万円（税別）程になり、合わせて、１公演あたり、100万円（税別）が必要となります。介護業界の皆様からは、「アイディアをだして、なるべく費用をかけず工夫して実施してほしい」と要望を頂きました。しかし、私にはエンタメ業界で培った"エンタメ”の経験があります。資金が集まらない場合は、最小人員で実行していきますが、やれるだけのことをShibahamaはやります。各介護施設のご担当者様とお打ち合わせをさせていただきながら、クラウドファンディングの実施やスポンサー、オンライン配信などの具体的施策をひとつひとつ共有をして進めております。各施設のご担当者様も、入居者様もとても楽しみにしております。

 

《支援者のみなさまへメッセージ》

　訪問先のみなさまがとても楽しみに待っていらっしゃる"気持ち”を感じております。

　ぜひご支援者の皆様の”お気持ち”もいれて、『訪問らくご』を施設のみなさまに届けましょう！

 

　人間が生き続けるために必要なものは、人の『心』です。

　ぜひ一緒に"私たち”の未来に"笑顔の一瞬”を届けませんか？

 

▼プロジェクトの内容

 

　第一線で活躍する真打の落語家がちょっぴり『寄席』を飛び出して、介護施設をふらりと訪問！

　介護施設の憩いスペースが『寄席』空間に早変わり！

　さ、さぁ、みなさまお席について、どうぞ一席、おつきあい。  

　江戸から生まれた真打の『落語』をどうぞおたのしみください。

 

【催事概要】

催事名称：訪問らくご  -Season.1-

 

《１軒目》2023年10月01日（日）博水の郷（社会福祉法人大三島育徳会）  

　　　　  出演：橘家富蔵（落語協会）

 

《２軒目》2023年10月22日（日）南麻布シニアガーデンアリス（社会福祉法人健誠会）

              出演：立川志ら乃（立川流一門会）　＊オンライン配信あり

 

《３軒目》2023年11月12日（日）上石神井幸朋苑（社会福祉法人こうほうえん） 　

　　　　  出演：三遊亭遊馬（落語芸術協会）  

 

《４軒目》2023年11月13日（月）サンライズ大泉（社会福祉法人サンライズ）

　　　　　出演：三遊亭小円楽 （五代目円楽一門会）

 

主　催：Shibahama

 

協　力：東京善意銀行（東京都社会福祉協議会）

　            特別特別養護老人ホーム『博水の郷』／特別養護老人ホーム『南麻布シニアガーデンアリス』／

　　　　　特別養護老人ホーム上石神井幸朋苑／特別養護老人ホーム サンライズ大泉（開催順）

 

特別協力： 社会福祉法人健誠会／社会福祉法人こうほうえん／社会福祉法人サンライズ／社会福祉法人大三島育徳会（五十音順）

 

　※上記の個人・団体様からは本ページへの掲載許可及び本プロジェクトへのご協力を頂いております。

　※10/08の落語会は中止になりました。10月15日の落語会は11月12日変更となります。よろしくお願いします。

　※資金使途について変更に伴い、下記の通り修正いたします

　　SHIBAHAMAが主催する《訪問らくご》という「落語会」を介護施設４会場にて開催。東京の４つの落語団体に声をかけ、真打の落語家をキャスティングします。事前の調整と当日のステージ制作運営をSHIBAHAMAが行い、介護施設の職員の皆様がお客様の誘導や運営を行います。支援者の皆様には、アーカイブ配信やライブ配信を楽しんでいただきます。 【資金使途（内訳）】出演費30万円×４会場＝1２0万円／ステージ制作費（備品レンタル・音響・設営・運搬・進行・制作人件費）30万円×４会場＝1２0万円／配信・収録費20万円×４会場＝８0万円／事務局費（５カ月分交通費・通信費等）＝28万円／変更及びキャンセルフィー　80万円／手数料等　92万円／ 【小計 5,200,000円／消費税 520,000円／合計 5,720,000円】

 

▼資金が調達できない場合

　規模縮小し、自己資金および助成金等により実施します。天災やその他、不可抗力の諸事情により催事が実施できない場合は、規模と時期及び会場を変更して、実施をします。（今回の支援金は『訪問らくご』の実施にすべて使用させていただきます）

　※尚、初期予算を上回る支援が得られた場合は、《Season.2》の実施、さらなる恒久的な本プロジェクトの発展のために構築に支援金を使わせていただきます。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

《訪問らくご》は、関わるすべての人にメリットがあり、楽しんでいただけます。

 

（１）介護施設の入居者や利用者には、施設内での『エンターテインメント』の体験を提供します。

 

（２）落語関係者、出演者やスタッフには新たな活動の場を提供します。

 

（３）ご支援者様には、《訪問らくご》のアーカイブ配信やライブ配信、グッズをご提供します。

 

（４）スポンサー企業は《訪問らくご》の各種メディアやコンテンツをPRにご活用いただけます。

 

（５）落語会の主催者は観客と会場を"Shibahama”が手配するため、会場費や宣伝費を抑えられます。

 

　なお、今後も継続的な活動を支えてくださる企業や個人の支援者様には、ご希望により、Shibahamaが支援者様のSNSアカウントをフォローしたり、ポスターやチラシへ支援者様のロゴや名前を掲載することも可能です。

　現在、東京都内には約570以上の特別養護老人ホームがあり、東京の高齢者人口は約200万人です。元気な人もいれば、足腰の弱った方もおります。少なくとも年に１回～４回は、エンタメを楽しめることが当たり前にできるように、Shibahamaは、この活動が介護業界とエンタメ業界をつなぎ、良い関係をつくる一翼を担えればと思っております。

　

　みなさま、ご支援いただく前に、もう一度想像をしてください。

 

　私たちは必ず歳をとります。

　それなら、未来に"笑顔の一瞬”をそえて、楽しくしましょう。

　それが私たちが考えた"すべての人”に"エンターテインメント”ができる《エンタメ・ギフト》です。

 

　施設に楽しい人たちが年に数回は訪れてくる、あるいは毎日のように訪れてくる(^^)。

　そんなささやかなとても嬉しい瞬間が生まれる未来を私たちは願っています。