決して投げ出さない。シェルターの猫たちの命を守り続けるために

決して投げ出さない。シェルターの猫たちの命を守り続けるために

支援総額

5,783,000

目標金額 2,000,000円

支援者
422人
募集終了日
2025年2月14日

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プロジェクト本文

最終目標550万円達成を目指して。
 

第一目標達成の御礼と

今後の目標について

 

170名を超える多くの方々からのご支援により、第一目標金額の200万円を達成することができました。ご支援いただく皆様お一人おひとりからの応援コメントに日々励まされながら、ここまで歩みを進めることができました。あらためて、心より御礼申し上げます。

 

昨今、長く続く物価高騰の影響で、シェルターの運営や猫たちのお世話に必要な費用も、どんどん上がり続けています。他方、保護が必要な猫たちの数も、とどまることを知りません。

 

それでも、私たちは決して投げ出しません。
シェルターと私たちのようなボランティアが必要なくなる日まで、私たちの戦いは続きます。

 

苦しい状況が続くからこそ、ご賛同いただける皆様と支え合って猫たちの命を守りながら、ともに「捨て猫、のら猫、虐待、殺処分ゼロ」の未来へ歩み続けていきたいと、強く思っています。

 

支援募集最終日は、2月14日、バレンタインデーです。
残り、21日となりました。

 

最終日まで、私たちは最終目標550万円を目指して、精一杯駆け抜けます。
いただいたご支援は、引き続き、第二シェルターで暮らす猫たちへの医療費として、大切に活用させていただきます。

 

どうか皆様のお力をお貸しください。ご支援の継続をお願い致します。
ぜひ皆様のお知り合い、周囲の方へのお声掛けもお願いできればと思います。

最後の瞬間まで、よろしくお願い致します。

 
追記:2024/1/24
古橋幸子

 

はじめに

シェルター存続は綱渡り

 

ページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
東三河動物福祉の会「命にやさしいまちづくりハーツ」の代表 古橋幸子です。

 

愛知県の面積の約3分の1を占める東三河エリアで「捨て猫、のら猫、虐待、殺処分ゼロ」を目指して、22年間活動してきました。

活動の中心は不幸なのら猫を減らしていく「地域猫活動」で、これまでに不妊、去勢を施した猫の数は8000匹を超えました。

 

現在では、4カ所のシェルターの傷病、看取り、行き場のない保護猫と、大きな公園などに遺棄されて増えた猫に不妊、去勢手術を施し、フードや管理をする世話猫、ハーツメンバーが自宅で保護する猫、合わせて618匹の命を繋げるために、1日も休むことなく活動しています。

 


 

今回のプロジェクトへの挑戦は9回目になります。


これまで、本当に多くの皆様のご支援と励ましで、ここまで活動が継続できました。
心から感謝しています。皆様のお力がなければ、私たちはこの活動を継続できません。

 

現在、ハーツ の4カ所のシェルターには、重い病気やケガの猫、生きる場所を失った猫238匹が暮らしています。

 

今回も、ご支援のお願いは、8年前に設置した第2シェルターで暮らす保護猫119匹の医療費です。

第2シェルターは、交通事故で下半身不随になった子、虐待で眼球を失った子、脚がない子、酷い皮膚病の子、重い腎臓病で痩せ細り、糸のようになってしまった子、看取りの迫った子などが必死に最期の命を生きています。

 

 

シェルターを無くすことは、どんなことがあってもできません。
どうか今回も皆様のお力をお貸しください。ご支援をお願いいたします。

 

東三河動物福祉の会
命にやさしいまちづくり ハーツ
古橋幸子

 

 

第2シェルターの医療費の一部

550万円にご支援を

 

2024年、ハーツ 全体の運営費は2,350万円でした。
 
この1年で、ハーツ には1063件の相談があり、ハーツ 単独と、相談者をサポートして不妊、去勢した猫の数を合わせると、932匹にもなりました。そのような中で、フードの費用は2倍近くになり、医療費は病院のご厚意で支払いを延期していただいたり、昨年改装した第3、4シェルターの改装建築費も、ローンで返済し続けている苦しい現状です。
 
ハーツの猫たちは、シェルターが存続できなければ生きていけません。9回目となる今回のプロジェクトでも皆様のお力をお借りして、絶対にこの猫たちの命を守っていきます。第2シェルターの医療費750万円のうち、第一目標では200万円、最終目標に550万円を掲げて挑戦します。どうか今回もご支援をお願い致します。
 

|第二シェルターの運営費(2025年予定)
・医療費 750万円
・フード、砂など 370万円
・家賃 36万円
・光熱費 45万円
・トイレ、ケージ、その他の備品 50万円
・清掃、消毒用品など 10万円

合計1,261万円

 

シェルター見取り図:1階
シェルター見取り図:2階

 

 

10年前、やむなく持ったシェルター
今では、必要不可欠な活動拠点に

 

活動当初はシェルターを持つことは考えたこともなく、何十匹という猫を個人で保護しているメンバーから「シェルターがあったらいいのに」という希望もありましたが、同時に「それを始めたら、エンドレスになる。今でも大変過ぎるのに」との声もあり、どちらも当然だと思い、メンバーができる範囲で頑張ろうと話し合っていました。
 
しかし、どうしても、しかもすぐにシェルターが必要な時がやって来てしまいました。
 
10年前の雪の日、豊川市で山に近い廃業した養鶏場に捨てられた猫30匹のうちの18匹を保護せざるを得なくなったのです。30匹のうちの12匹は、野生動物に襲われたり、衰弱して既に死んでしまっていました。
 
ケガや病気ばかり、状態の悪い猫18匹を、病院で治療をした後に連れて行ける場所はありませんでした。猫を入れると言って貸してもらえる家はなく、毎日探し回り何とかアパートの2階を借りることができ、手狭になったので半年して平家の借家に移りました。

 

 

保護する傷病猫の数が増え始め、それから2年後、二階建ての一軒家を借りて改装し、第2シェルターを開設。そして2021年7月、岡崎市の多頭崩壊から引き取った猫38匹を保護するため、臨時で借りたのが第3シェルターです。


その後も事故や病気、どこにも行き場のない猫たちを次々とシェルターに入れ、1年後の2023年には3箇所のシェルターが満員になり、リフォームの資金面を考えている時間もなく、決心したのが第3シェルターの一階上の第4シェルターでした。


これまでのすべてのシェルターが、大家さんのバックアップで家賃を破格にしていただいています。周囲の方たちの大きな協力がなかったら、これだけの数のシェルターを運営する決心はできませんでした。

 


 
その後、平屋の第1シェルターの猫は第3、第4シェルターに移し、物資と隔離が必要な猫を入れる場所にしました。現在、シェルターの猫は、4カ所トータルで238匹。異常気象の影響もあり、今も増え続けています。


シェルターでは2024年1月から、12月初めまでに23匹の傷病猫が亡くなりました。
治療をして、シェルターに入れなければとうに命を落としていたはずの猫ばかりです。
シェルターでも医療を継続し、暖かい、涼しい部屋の柔らかなベッドで、お世話係に看取られて旅立てた猫たちは幸せだったと思いたいです。

 

無理を重ねて作ったシェルターの運営は本当に大変ですが、私たちにはこれしか方法がなかったのです。

 


 

 

ハーツ の活動は4本柱

 

ハーツメンバーとサポーターを合わせると81人。
「地域猫の実践と推進」、そして「保護猫」「世話猫」「譲渡猫」を活動の柱としています。
 

①「地域猫」の実践と推進


活動のメインは「捨て猫、のら猫、虐待、殺処分ゼロ」を目標に、飼い主のいない猫の手術をして元の場所に戻し、エサや水を与え、管理を継続して、住民と共生して一代限りの命で終わらせ、地域の環境を守る「地域猫・TNRM 」の実践と推進です。
 
「のら猫が増えて困っている」「猫のことで近所とトラブルになっている」などの相談を受けると、現地に行き、状況把握をしてから、地域住民やエサあげさんと話をしたり、自治会に説明する、そして高齢者や、捕獲ができない人をサポートし、病院の紹介、運搬もしています。

 

相談は代表直通電話で24時間。レスキューや急ぎの捕獲は時間を問わず、動けるメンバーが結集します。

これを22年間、繰り返し繰り返し続けてきました。警察や消防レスキューと連携することも増えています。
 
また飼い猫の脱走相談があると、状況を聞いてアドバイスと、チラシの制作を手伝い、捕獲器も貸し出します。

ハーツのメンバーが現地に行き、チラシを配って何日も一緒に探し回ったこともあります。

 


今年は特に脱走猫の相談が多く、60日、56日、26日間など、どれだけの時間を費やしたかわからないほど動き回りました。結果ほとんどの猫を家に戻すことができました。
無事家に戻った猫を抱きしめて号泣する飼い主さんを見て、疲れと睡眠不足が飛んでいきます。

 

ハーツ の地域猫担当メンバーは、週の大半は東三河のどこかで、朝昼夜を問わず捕獲器で猫を捕まえ、病院に運んで手術をし、リターンもしくは保護をしています。この1年で猫の不妊、去勢手術は直接と相談者の手伝いなどの間接を合わせると、過去最高の932匹にもなりました。


どれだけ手術をしても、飼い主のいない猫が減らない現状を前に、呆然と座り込む日もありました。

泣いたり怒ったり(今はまだこれが一番多いですが)喜んだりのそんな日々をハーツのブログに綴っていますので、ぜひ読んでいただきたいです。ハーツ のブログ(http://honokunihearts.blog25.fc2.com/)はこちらから!

 

|地域猫(TNRM)担当「わんこ」さんより


10年前、保護した子猫を飼うことになり、それを機にあちこちに猫がいる事に疑問を抱き考えるようになりました。車に轢かれる猫、ゴミを漁る猫、痩せた野良猫を見るのがとても辛く、私に何か出来ないだろうかと考え、思い切ってハーツにお手伝いを申し出ました。

 

7年前、実家の町内に猫が沢山いる家があると、小学生から情報が入ったので、そのお宅を訪ね「猫の不妊去勢手術をしませんか」と話をすると、実は猫が増えて困っていたとのこと。成猫と子猫で17匹。全ての猫の手術を手伝い、費用の全額をその家の方が負担してくれました。町内全体に地域猫についての回覧板を回し、近所には直接説明させていただきました。

今は地域猫の助成金があるので、話がスムーズに行くことが多くなっています。

 

その後は隣接する町内や、自宅の町内を友人とリサーチし、猫を見つける度に地域猫の説明とお願いをして、地域の方と協力し仲間を増やしながら活動を続けています。

 

その結果子猫が産まれなくなりました。自治会、保健所とも連携して、そこに住む人たちが地域猫活動を徹底して行えば、必ず不幸な命が減ります。今では隣の校区まで仲間が増え、協力し合って多くの猫の管理をしています。迷い猫や脱走猫の捜索の場合はすぐにチラシを作り印刷してくれる方、聞き込みチラシ配り、捕獲、病院への搬送等、地域の仲間が結集して取り組んでいます。ここまでになるには何年もかかりました。

 

猫が嫌いな方にも多く出会い、厳しいことを言われ涙し傷つくこともありました、でも猫が好きな方にも出会えその声が大きくなり、地域の方に認められるようになりました。1人で立ち上がっても活動を続ければ仲間ができ、地域猫として見守ることができます。猫の被害で困っている方や、可哀想な猫を見たくないと思う方、地域の環境を良くしたい方にも、地域猫活動は効率的に良い結果が出ていると実感しています。

 


 

②「保護猫」

 

メンバーが活動中に出会った命に関わる病気やケガ、看取りの必要な猫、そして様々な理由により行き場のなくなった猫をシェルターで保護しています。

 

ここ数年急速に増えたのは、高齢者の入院、施設入居、死亡等により飼育不可能になった猫たちの引き取りです。

メンバーやサポーターが自宅で保護している猫は多い人で1人40匹以上にもなっています。

 

現時点では、4カ所のハーツ のシェルターで238匹、メンバーの自宅での保護と合わせると合計で252匹になっています。サポーターは主に子猫の預かりをお願いしています。シェルターの成猫は病気やケガの子が多く、免疫のない子猫をシェルターに入れることができないためです。

 

 

|シェルターのお世話、医療担当「にゃも」さんより


シェルターにいる猫は、住む所を追われたり、お世話をしてもらえなかった子達です。虐待されて眼を潰されたり、事故にあったり、怪我をしても治療をしてもらえず放置されたり、他の猫を虐めるからどこかに行けばいいとその子だけご飯をもらえず痩せ細ってしまったり。


そして近年多いのが高齢の方が寂しいからと猫を飼い増やし、そして本人は施設に入ったり亡くなられたりして猫だけが残されてしまう。そういう場合大抵猫達も高齢で処分してくださいという話になってしまう。
高齢なので何かしらの疾病を抱えている子が多く、若い子でも外の暮らしが厳しいと病気になってしまう子がいて、そんな子達を病院で診てもらい通院が始まります。


腎臓が悪く定期的な点滴が必要な子、肝臓が悪い子、心臓が悪い子、アレルギーの子など皆投薬が必要になってきます。朝晩のお世話の方々が薬を一匹ずつあげてくれます。お掃除をしながら調子の悪い子がいないかチェックをしていってくれます。そして最近増えたのがガンに罹ってしまう子です。手術をしたり抗がん剤治療をします。

 

病気の子達には療法食を食べてもらうことが多いのですが、近年のフードの値上がりには悲鳴をあげています。
闘病している子達が少しでも辛くないよう穏やかに過ごしてもらうには何ができるか日々模索しています。

 


 

③「世話猫」

 

「猫捨て場」と呼ばれている3ヵ所の大きな公園と、さまざまな理由でエサがもらえなくなった民間の敷地3ヵ所に暮らす手術済みの猫たちに毎日フードと水を運んで、世話と管理をしています。その猫の数は現在128匹で、昨年より38匹減っています。最近は高齢で亡くなったり、病気が重篤になってシェルターに移す猫が増えています。
 
世話をしている現場に新たに猫が捨てられることもありますが、すぐに不妊・去勢をします。
病気やケガの状態が悪い猫が入院、治療の後に元の場所に戻せない場合もシェルターに入れます。

 

 

|公園猫のお世話担当「ゆず」さんより


私達がお世話している地域猫は人のエゴで捨てられた元飼い猫や飼い主のいない猫で猛暑・厳寒且つ食物もほとんど無い厳しい環境下で生きて来た猫です。私達がお世話することで猫達の人に対する恨み辛みが少しでも減って欲しいと思い餌あげ等のお世話をしています。

 

広い公園に多くの猫がいる為、数ヶ所に餌場を設けてますが、水道が近くに無い餌場も有り4リットルのペットボトル2個(8kg)をキャリーに入れて餌場をまわります。

 

近年は異常気象で猛暑・厳寒で猫にも私達高齢者にも厳しいですが、私達を頼って餌を待っている猫のために空調服・電熱ベスト等工夫して猫達の為に頑張っています。
お世話時に猫の名前を呼んでニャーと返事をもらった時、ボランティアやってて良かったと思います。

 

また地域猫の餌場を狙った遺棄が有った時はどうしたら犯人を特定し動物愛護法違反で訴えられるかと悩んでます。

 


 

④譲渡会

 

今年7月からハーツは猫の譲渡会を開催しています。
これまでも要請はあったのですが、人手が足りないこと、適当な場所が見つからなかったこともあって、なかなか実現できませんでした。


毎月2回、第3週と4週の土曜日の午後開催しています。「のら猫問題相談会」も同時に行っています。

 

 

|譲渡会担当「りきまるママ」さんより


譲渡会に参加する猫たちは、ほとんどがTNRの現場で保護した猫達です。
暑かったり、寒かったり、過酷な外で暮らさざるを得なかった子達を、暖かいおうち、幸せなおうちの子にしたいと思い頑張っています。

 

外で暮らしていた子をおうちの子にするには、それなりに医療措置も訓練もしなければならず、時間も手間もかかります。
愛情を注いだ子達が正式譲渡になり、ご家族から幸せなご報告を頂くと、そんな苦労も報われた思いになります。

 

その他にも、LINEスタンプやトートバッグなど、グッズの製作と販売により活動費を自分たちで作り出す工夫や、地域の皆さまやお子さまを対象とした啓発活動にも日々取り組んでおります。

 

ここ1年間の活動の詳細は、活動報告でご紹介しております※1ので、あわせてご覧ください。

※1…ハーツ 1年間の主な出来事について、詳細はこちら:https://readyfor.jp/projects/honokunihearts9/announcements/354744

 

シェルターの猫をモデルに
ハーツ のメンバーが作成したLINEスタンプ
シェルターの猫をモデルに
ハーツ のメンバーが作成したトートバッグ

 

 

シェルターのお世話は1日2回、365日

 

第二シェルターは、お世話係4人から5人が1日2回、朝と夜に担当しています。

 


ここには、片目がない、脚がない、下半身不随、重症の腎臓病、糖尿病、癌、癲癇などなど、外にいたらとうに死んでいた猫たちがほとんど。保護されたばかりで飛びかかってくるほど凶暴な猫もいます。

 

曜日ごとに中心になる当番がいますが、主婦や仕事を持っている人たちなので、急に何かあった場合はLINEで知らせると、「2時間だけなら」「30分行きます」などとフォローに入ってもらえたりなど、お互いを気遣い、補い合いながら121匹の猫のお世話をしています。

 


第2シェルターは、まずトイレの清掃から始まり、便や尿のチェックをして表とノートに書き込みます。容器を丁寧に洗い、それぞれの猫に合わせたフードと水を与えます。

 

病気のある猫は個別に決められた療法食を間違えないように確認し、決められた量を食べさせています。投薬、目薬、点滴、中には糖尿病で1日2回のインシュリン注射の猫もいます。夜は現在15匹の猫に毎日点滴をしています。
 
1匹ずつ様子を見て元気がない、食欲がない、便や尿が出ていない、下痢している、尿の色や量に異常がある、どこかに傷や皮膚に異変がある、などに気づけばすぐに医療担当者に連絡し、急ぐ場合は夜間や休診日などの時間外でも病院に走ります。
 
1回のお世話が4時間から5時間はかかるため、帰宅が深夜になる場合も少なくありません。

仕事を終えてからもシェルターに来て、猫たちの遊び相手になったり、ブラッシングや爪切りをする人もいます。


それぞれのシェルターのお世話係のグループLINEには、その日の様子や病気の子の状態、注意事項などが朝から晩まで飛び交います。看取りの猫に付き添って夜を明かすお世話係もいます。

 

ハーツ活動の原点

~ 今も東三河に残る「猫捨て場」 ~

 

46年前、豊橋市に移り住んだ私が驚いたのがのら猫の多さ、そして衝撃だったのは初めて耳にした「猫捨て場」という言葉です。
 
昔からいらなくなった飼い猫や、のら猫が産んだ子猫などが、当たり前のように捨てられていたというのです。他にも、川に流す習慣もあったと聞き、耳を疑いました。20カ所近くあったそうですが、今は数も減り「猫捨て場」の名称を知らない若い人がほとんどです。
 
しかし、この風習はなくなったわけではありません。今も「猫捨て場」は複数存在していて、その一つが非常に広い県営公園で、25年近く前に愛知県が管理をほぼ放棄したので、荒れ放題、薬物取引や自殺、強姦事件もありました。
 
ハーツは11年前に120匹の猫の手術をし、その時だけで57匹をメンバーの自宅に保護。24匹を譲渡しています。
 


その後もハーツがどれだけ不妊、去勢手術をしても、自宅やシェルターに引き取っても、猫は捨てられ続け、最近は高齢などにより減ってきていますが、今も50匹近いと思われる猫たちが、住宅地から離れた、真水もない、冬は海からの冷たい風が吹き荒んでも、隠れる建物もない過酷な場所で暮らしています。
 
11年間、ハーツのメンバーは雨の日も雪の日も欠かさず、ドライフードと缶詰、水を背負って公園を歩き、雨風を防ぐために設置した50個の大小ボックスを管理しています。「猫が捨てられた」と情報が入ると早朝も夜も関係なく、捕獲器を持って駆けつけ、何時間も粘ります。病気やケガの猫はフードに薬を混ぜて与えるだけでなく、症状次第で病院にも連れて行きます。できることならシェルターや自宅に保護してあげたい、でもスペースには限りがあります。
 
今年も連続して子猫が捨てられました。これらの子猫たちは保護し、いずれも病院で治療、検査の後、里親さんが見つかりました。飼い猫と思われる猫が捨てられることもあります。飼い猫はその場で動くことができず、飼い主を待っているのを見るのは辛いです。毎回必ず警察に届けを出し、捜査を依頼しています。

 

 

 

おわりに
人間が元栓を閉めること

 

私は同じことを言い続けています。


「飼い主のいない猫の元栓を急いで締めること。のら猫は、もともと人間が捨てたり、無責任なことをした結果増えたもの。人間がしてきたことだから、人間が責任を取るべきです」

 

2024年の夏は、亜熱帯とも言える酷暑で、これまでにない大量の行き倒れ猫を保護しました。
すぐに病院に運んでも、顔も上げられず、水も飲めずにまもなく命を落としてしまった子、できる限りの治療をして、シェルターに入れても持ち堪えられなかった子たちの最期の顔が頭から離れません。

 

猫たちは、必死で生きようとしていました。
自分たちの無力さを突きつけられました。

 

動物を苦しめているのは無責任な人間たち。


人の意識はなぜ変わらないのか。

私たちは、年に2回から3回生まれ続ける子猫を絶え間なく保護し、頑張って譲渡していても、目の前の景色は簡単には変わらないのが現実です。

 

行政と力を合わせて人の意識を変え、理解を広め、猫の不妊、去勢手術を徹底的に行えば、不幸な命は減ってきます。

これが元栓を閉めること。

 

いつかシェルターと私たちのようなボランティアが必要なくなる日が来ますように。
それまでは負けません。

 

フード代も医療費もとっくに私たちの範囲を超えていますが、決して投げ出しません。
 
ハーツ の活動の存続と、猫たちの命が皆様のご支援にかかっています。
どうかお力添えをお願い申し上げます。

 

 


ご留意事項

※ご支援の前に、利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/others/terms_of_service/)を必ずご一読ください。

 

※第一目標金額の達成後、ご支援確定後の返金やキャンセルはご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。


※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

プロジェクト実行責任者:
古橋幸子(東三河動物福祉の会ハーツ)
プロジェクト実施完了日:
2025年10月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

「東三河動物福祉の会ハーツ」第二シェルターの猫の2025年5月〜10月の医療費の援助

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額の対応は、その他の寄付と自己資金で賄う予定です。

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プロフィール

「捨て猫、野良猫、虐待、殺処分ゼロ」を目標に愛知県東三河で活動しています。ブログを毎日更新。「ハーツ 猫」で検索を。

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リターン

3,000+システム利用料


ハーツ活動応援コース3000

ハーツ活動応援コース3000

心を込めた感謝のメールをお送りします。
手数料を差し引いた全額を、シェルターの猫の医療費の一部に充てさせていただきます。

申込数
101
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

5,000+システム利用料


ハーツ活動応援コース5000

ハーツ活動応援コース5000

心を込めた感謝のメールをお送りします。
手数料を差し引いた全額を、シェルターの猫の医療費の一部に充てさせていただきます。

申込数
110
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

3,000+システム利用料


ハーツ活動応援コース3000

ハーツ活動応援コース3000

心を込めた感謝のメールをお送りします。
手数料を差し引いた全額を、シェルターの猫の医療費の一部に充てさせていただきます。

申込数
101
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

5,000+システム利用料


ハーツ活動応援コース5000

ハーツ活動応援コース5000

心を込めた感謝のメールをお送りします。
手数料を差し引いた全額を、シェルターの猫の医療費の一部に充てさせていただきます。

申込数
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発送完了予定月
2025年4月
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