星のおねえさんとして、秋田県から星空でにぎわいを創出したい！

“わかりやすい星空のお話”とともに、夜空を楽しんでもらいたい。

 

皆さん、はじめまして。「星のおねえさん」こと、八巻枝美と申します。私は6年前に星空の美しさに魅了されて以来、長野県阿智村で「天空の楽園 日本一の星空ツアー」の星空ガイドを5年間にわたって務めてきました。

 

現在では当時の経験も活かし、星空の力を通して地域の力になりたいと考え、2018年から、JAXAのロケット実験場やプラネタリウムがあることから、“宇宙のまちづくり”をコンセプトに町づくりに取り組んでいる秋田県能代市で地域おこし協力隊になりました。そこで能代市の星空の魅力を伝えるイベントを定期的に開催しています。

 

 

今回のプロジェクトでは、どんな天候のときでも能代市の皆様をはじめ、一人でも多くの方々に星空に包まれる幸せを届けるために、従来のプラネタリウムの100倍以上にあたる約150万個の星を映し出せるプラネタリウム機材「MEGASTAR CLASS（メガスタークラス）」を6月中に購入したいと考えています。

 

なぜなら、能代市は冬になると、天候の影響で約4ヶ月間にわたって夜空が鉛色の日が続きます。そのため、冬の期間はほとんど星空を見られません。しかし、天気が悪くても、地域の方々に星空を眺めて楽しんでもらえる機会を届けたいと思うようになりました。天然の満天の星空のすばらしさには及ばずとも、小型プラネタリウムが映し出す星たちは天候に関わらず、見た人を笑顔にしてくれるはずです。

 

そこで、一人でも多くの方々と一緒にこの挑戦を実現させたいと考え、クラウドファンディングに挑戦いたします。どうか、応援よろしくお願いいたします。

 

 

 

ただの学習ではなく、「綺麗な星空を楽しむ」ことをテーマに。

 

「星空ってこんなに綺麗だったんだ...！ ただ眺めているだけでも綺麗だけど、お話を聞いて空のことがわかるようになったら、さらに楽しくなりました。時間が経つのが本当にあっという間でした。」

 

ある日、星空ガイドをさせていただいたお客様から「今日のガイドさんですか？」と帰り際に声をかけていただいたことがありました。その際、直接いただいたこの感想が今でも私の星空の魅力を伝え続ける活動をするための原動力です。

 

その後、他のお客様からも「星空ってこんなに面白かったんだ」「今まで興味なかったけど、これからは星空を意識して眺めてみたい」「八巻さんの星のお話が聞きたくてまた来ました」と言ってもらえるようになり、そんな人をもっと増やしたくて、さらに星の勉強をするようになりました。すると、気づいたら私は誰よりも星空が大好きになっていました。

 

 

現在、星のお姉さんとして開催しているイベントは、科学館で見られるような“星空学習”ではなく、純粋に“綺麗な星空を楽しむ”ことをテーマにしています。これまで、5万人を超えるのお客様の前でお話してきました。いらっしゃるお客様に届きやすい言葉で、見えている星空に合わせた解説を、毎回心がけながら続けています。

 

というのも、やはりただ学ぶだけでなく、「感動する星空」に触れてほしいと考えているからです。プラネタリウムで星座のことや星の動きについて知るのではなく、まず「星の美しさ」そのものを伝えることで、宇宙や星空に興味を持ってもらいたいのです。詳しく知らなくとも、感動した経験があるのとないのとでは、その先にある学ぶという行為に対しての意欲が違ってくると思います。

 

実際に、これまでの経験の中で特に印象的だったことが一つあります。ある年の夏休み期間の星空イベントに、小学生を息子さんを連れたお母様がいらっしゃったことがありました。彼は星空イベントをきっかけに、家に帰ってからそれまでやっていた夏休みの自由研究テーマを「宇宙」に変え、もう一度はじめから研究をやりなおしたそうです。そして、後日その研究が賞を獲ったと、そのお母様がわざわざ会いに来て、息子さんが話に感動したからこその結果だったと教えてくださったのです。

 

それ以来、私の話が小学生の子どもの世界を広げたことがとても嬉しくて、そこから「誰よりもわかりやすく星空の話ができる」ことが私の最大の武器になりました。

 

 

 

悪天候でも皆様に最高の星空を届けるために、持ち運び可能な小型プラネタリウムとプロジェクター、スクリーンを購入したい！

 

今回は、皆様からいただいたご支援で、大平技研の超小型プラネタリウム機材「MEGASTAR CLASS」とプロジェクター、スクリーンの3点を2019年5月中に購入させていただきます。

「MEGASTAR CLASS」は、小型軽量で持ち運びやすい上に、プラネタリウム館と同様に180度の全方向に100万個の美しい星空を創りだせるプラネタリウム機材です。従来のプラネタリウムの100倍以上の星を映し出すことができるので、部屋の中で本物の夜空に包まれるような体験を味わえます。

 

しかし、とても高額なため、今回のクラウドファンディングで皆様のご支援をいただきたいと考えました。そうすることで、ひとり活動にするのではなく、ご支援いただいた皆様と一緒にこの体験を実現に近づけたいと考えたのです。

 

 

 

 

 

星空の下で人々が集い、笑顔になる人を増やしたい。

 

最近、都会では夜も建物の灯りで明るいことが多く、日々の仕事に忙殺され、ゆっくりと星空を眺める人が減ってしまったように感じます。しかし、私は「星空の下で人々が集うことで、にぎわいが生まれ、その地域が輝く」と考えています。

 

しかし、能代市の冬は4か月も鉛色の空に覆われてしまい、星が見える日がほとんどないのです。だからこそ、今回の挑戦を通して、皆様に1年中素敵な星空を楽しんでいただく機会を創るためにも、新たな機材を購入したいと考えています。

 

そうすることで、これからも“星のおねえさん”として、まずは秋田県能代市での活動をより活発化させ、ゆくゆくは全国的にも活動していきたいです。

 

この挑戦は、そのための新たな一歩です。一人でも多くの方々に背中を押してもらえると嬉しいです。どうか、ご支援ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。