夢のような一夜となりました！
9月17日土曜日、天気予報では曇り時々雨でしたが、朝から光が射し、スタッフは前日ミーティングで決まった各自の分担に従って、はやる気持ちを抑えつつ、早朝から設営準備にかかりました。
会場設営チーム、進行管理チーム、受付入場対応チーム、特殊演出（4Dチーム）に分かれ、てきぱき。足場屋さんがあっという間にスクリーンを設置すると歓声が上がり、通行規制が始まって車道に人工芝が敷かれると、テンションは最高潮（笑）。いよいよ始まるぞ、と緊張も走り始めました。
ところが本番前にぽつぽつと降り始め、雨雲レーダーとにらめっこ。4Dチームは「どうせ濡れるんだからちょっとくらい降っても大丈夫だよね。」なんて前向き発言。
こんなお天気のなか、いったいどれくらいの人が来てくれるんだろう、とどきどきしていましたが、開場前から親子連れがにこにこ待ちわびていて、開くと同時に芝生の真ん中にピクニックシートを敷いて陣取ってくれました。嬉しい！
その後も人はどんどん増えて、子ども連れご家族は芝生に、お年寄りは後ろのベンチシートに、あっという間に埋まってしまいました。何も知らずにナイトバザールに来た家族が、こどもに無理矢理手を引かれて入場してくれた瞬間は心の中で小さくガッツポーズをしました。（笑）
薄闇残るあいだ、スクリーンにはCMが流れ、いよいよ始まる予感がうずうず。鶴岡市の丸山さんと、スターパイロッツ三浦の挨拶のあと、とうとうスタートしました。
商店街の空きビルの壁に浮かび上がる白いスクリーン。映写機からのびる光の三角形。そしてそれに見入るたくさんの真剣なまなざし。あっという間に映画館ができあがり、会場の外からも立ち止まってタダ見（笑）するたくさんの人だかりができました。
最初のクライマックスは4D班が客席に向かって水をかける瞬間。当初は農作業用の噴霧器を使う予定でしたが、水の出があまりに細かくささやかなので（笑）直前になってペットボトルの水を振り回すことに。客席からは悲鳴と笑い声が溢れ、頭にタオルを巻く人、傘をさす人も。
ぶたのお面をかぶって客席を走りまわる演出は、タイミングを間違えて実行できず、発泡スチロールと新聞紙のガレキを振りかける演出は軽すぎてうまく投げられず、周辺にぱらぱらと落ちるだけ（笑）。でもでも、それも愛嬌で済まされてしまうのがアナログ4Dのいいところ。黒子の衣装を着たスタッフたちが、ストップウォッチを片手に走り回る姿は客席からも笑い声が漏れました。
映画終盤、プテラノドンが群衆を襲うシーンでは、いよいよ段ボール製の恐竜が4匹、客席上空を羽をゆらしながら優雅に舞い、こどもたちはスクリーンそっちのけで立ち上がり、つかまえようと走り回りました。
最後のシーン、島に残されたT-Rexが遠吠えした瞬間にスクリーンの照明がつき、スタッフみんなで客席にお菓子を投げました。またガレキを投げられる、と思ったこどもたちは、それがお菓子と分かった瞬間に喜び、がれきくずの中から必死にお菓子を拾い出そうと走り回り、幕が下りました。
あっという間の2時間。まるで夢の中の出来事のようなキラキラした瞬間でした。
エンドロールが流れるなか、お客さんたちは髪を濡らしながら「たのしかったー」「また来たいー」「こんどはいつー？」と言いながら帰ってくれました。涙が出そうに嬉しかった。
本番から3日経ちましたが、ぼくを含めスタッフたちは喜びのなか、まだぼーっとして、興奮状態のなかにいます。やっているスタッフたちが一番わくわく楽しそうにしていたのが今回の素晴らしいところで、「あの映画だったらこんな演出できるかもね。」などと勝手な妄想を膨らませています。
当日参加頂いたがSNSでアップしてくれたり、うちの場所でもやってほしい！というリクエストも届いています。そういうことがあるたびにスタッフ一同本当ににやにやしています。
最後になりましたが、こんな夢のような一夜が実現できたのはご出資していただいたみなさんのおかげです。ありがとうございました！本当はひとりひとりお会いして、熱くハグしたい気持ちなのですが（笑）、それもむずかしいのでまずはご報告とさせて頂きます。
参加された方もされなかった方も、伝えたいことがあればぜひお声を聞かせてください。スタッフ一同、心待ちにいしております。
Happy Outdoor Theater 実行委員会
https://www.facebook.com/hottsuruka/
代表 三浦丈典
miura@starpilots.jp
なお、今後こういった活動が全国に広がっていくことを願って、今回の活動費用内訳は近日中に完全公開致します。当日の様子をお伝えするショートムービーも公開予定！
またご出資頂いた方へのリターン発送状況も含め、ご連絡があるかと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。
ほんとうにありがとうございました！
