田縣神社豊年祭｜天下の珍祭を新たなステージへ。厄男たちの挑戦。

ページをご覧いただきありがとうございます。田縣神社豊年祭亥子会（豊年祭実行委員会）です。

田縣神社豊年祭では、毎年地元中学校出身の厄男が実行委員会として運営を行う慣わしとなっております。本年（令和6年）の実行委員会（＝担ぎ手）は、平成10年度の卒業生を中心に構成されております。

今回、人口減少・過疎化などによる衰退化が見られる小牧市田県町の現状を変え、この伝統ある豊年祭を新たな形で長く愛される祭りに生まれ変わらせるため、実行委員会のあり方を見直す改革を行うこととなりました。今回のクラウドファンディングへの挑戦は、その改革の中の一つです。

今回の挑戦についてご理解いただき、ご支援いただくにあたり、まずは田縣神社を中心とした小牧市田県町のこと、そして豊年祭のことについてお話しさせてください。

小牧市は、愛知県の北西部に位置しており、山や公園など自然が豊富で非常にバランスの良い住みやすい街として、子育て世代にも人気があります。

お祭りなどの催しも充実しており、「豊年祭」や「城見市」など一年を通して様々な催しを楽しめます。

小牧市の田県町の中心に位置する田縣神社は、愛知県小牧市に鎮座する神社。最寄り駅の名鉄田縣神社前駅から徒歩5分とアクセスが良く、御神体として男性のシンボルを祀っていることから世界的にも有名です。男性の性器は「産むは生む」に通じ、子宝や夫婦円満を始め、縁結び、厄除け開運、諸病の平癒などにご利益があると言われています。

そんな田縣神社で、1400年前から続くとされる天下の奇祭「豊年祭」。毎年3月15日に執り行われ、木曽ヒノキで作った直径60センチ、長さ2メートル余りの大男茎形（男性のシンボル）を御輿に載せて、厄男たちが御旅所から田縣神社まで担ぎながら街を練り歩き、五穀豊穣、万物育成、子孫繁栄を祈願する祭です。

日本でも類を見ない変わった祭りとして、一目見ようと海外からの観光客も多く、「野も山も みなほほえむや 田縣祭」の詩歌の如く、国境を越えてみな微笑む祭として知られています。

大きな御輿を担ぐ厄男たちの掛け声は大迫力で、祭り当日は町中が熱気に包まれ、1年で最も熱い1日となります。

そんな特殊さや、種もみを仏寺から神社へ地域を練り歩いて手渡すという古い神事の形態を伝えることなどが評価され、無形民俗文化財にも登録されています。

そんな伝統的な豊年祭ですが、人口減少により金銭的・人員的に苦しい状況となっています。

前述の通り、毎年地元の味岡中学校と岩崎中学校の卒業生のうち、その年の厄男が実行委員会として祭りの事前準備から全体の会計、打ち上げの調整、当日の御輿行列まで、全てを取り仕切り進行します。そして豊年祭開催のための費用は、実行委員会のメンバーがそれぞれ自費負担をし、足りない分は個人寄付や協賛金により賄ってきました。

しかし、人口減少により対象となる卒業生の母数が減っていることもあり、金銭面では協賛金に頼る割合が増えてきていますし、神輿を担ぐ人手も不足しており参加ボランティアや行政のサポートだけでは限界がきている状況です。

そんな現状を打破するため、当日の御輿行列や出発前に行われる御前祭などの伝統は守りつつ、実行委員会構成のあり方や豊年祭の運営方法などを見直そうと、本年の実行委員会が発起人となり、歴史を繋いできた先輩方や今後歴史を託す後輩たち、地域行政や神社とも協議を進めてきました。

そしてそんな改革への第一歩が、今回のクラウドファンディングへの挑戦です。

 
今回のクラウドファンディングで皆様よりいただくご支援金は、2024年3月15日に行われる豊年祭の開催運営費用として使用させていただきます。

御輿に載せる大男茎形は、使い回しでなく毎年新しく作成します。また、お祭りの魅力をたくさんの方々に正しく伝えるため、さまざまな設備の準備が必要となります。

また、祭りの担い手が足りない、若手が少ない、人材育成ができない、運営費が減っているといった課題を抱えています。 そういった課題の解決や、祭りが持つ魅力や後世にどう伝えたらいいか(映像による記録など)について考え、実行できる機会にしたいです。

さらに今回は、ただご支援をいただくだけでなく、この豊年祭の魅力をさらにたくさんの方に知っていただき、より盛り上げていくことを目的としています。

実行委員会や御輿の担ぎ手を、味岡中学校と岩崎中学校の卒業生に限定せず、よりたくさんの方に開いた形で開催したい。また開催運営費用についても、参加する人だけでなくさまざまな環境・状況の方からもご支援いただける受け皿を作り、より多くの方々とご一緒に祭りを作り上げていきたい。

そして何より、若者や海外の人などが楽しめる祭りを作ることで、出店など周辺の飲食、宿泊施設などが潤い、主催者側である自治体や商店会も潤う仕組みを作り、田県町に元気を取り戻したい。活性化に貢献したい。

そんな想いを持って、このクラウドファンディングに挑戦いたします。

澤田友輝

豊年祭実行委員会 亥子会 会長

仲村 優

désir 代表

名古屋コーチン石焼・日本料理

かな和

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