天平時代が令和に蘇る!国宝「東大寺 執金剛神立像」完全復元へ

天平時代が令和に蘇る!国宝「東大寺 執金剛神立像」完全復元へ

寄付総額

17,545,000

目標金額 10,000,000円

寄付者
525人
募集終了日
2020年9月30日

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プロジェクト本文

プロジェクト成立&ネクストゴール達成のご報告


8月1日より開始したクラウドファンディングは、多くの皆様からご支援をいただき、ネクストゴールも大幅に超え、無事に終えることができました。想像を遥かに超えて多くの方にたくさんのご支援を頂きましたこと、感謝の気持ちは言葉では伝えきれませんが、スタッフ一同心よりお礼申し上げます。本当に、本当にありがとうございました。

 

復元作業はこれからいよいよ佳境を迎えます。進捗状況はこれまで通りご報告して参りますので、ぜひご覧ください。完成した執金剛神復元像は、籔内佐斗司教授の退任展(2020年11月19日(木)〜29日(日))で本邦初公開となります。詳細は東京藝術大学や当研究室のホームページでもお知らせいたします。

 

引き続き、当プロジェクトを温かく見守って頂ければ幸いです。この度はありがとうございました。

 

2020年10月1日
東京藝術大学文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室

 

>>東京藝術大学保存修復彫刻研究室 Facebookページ にて随時情報更新中<<

 

良時代の秘仏の謎に迫る。


「東大寺 執金剛神立像」(しゅこんごうじんりゅうぞう)

復元彩色プロジェクト

 

✔︎ 東大寺の法華堂(三月堂)に祀られている、8世紀中頃、天平(てんぴょう)期の傑作


✔︎ 厳重に守られてきた秘仏
→今も奇跡的に当時の彩色や金箔の一部が残っているものの、ご開帳(公開)は年に一度だけ。私たちの目に触れることは滅多にない


✔︎ 今回、可能な限り当時と同じ技法で復元するための費用を集めます。
→すでに像そのものの彫刻は完了。あとは、色彩を忠実に再現できれば、制作当初の姿が現代に蘇る


✔︎ 完成した作品は、2020年11月に東京藝術大学にて展覧会を開催
→さらに2021年の春に東大寺へ寄贈し、同寺でご覧いただける予定

 


 

奈良時代、日本は大陸から強い影響を受け、豊かな仏教美術が花開きました。


この像も当時の先端技法のひとつ、「塑造(そぞう)」という方法で作られています。しかしこの技法は、平安時代以降ほとんど廃れてしまいました。私たちは、その彫刻工程、彩色工程を忠実に追体験することで、その技法の謎に迫ります。


日本の美のはじまりに触れ、それを後世へと伝えていく私たちのプロジェクトに、ぜひ皆様のご支援をお願いいたします。

 

 

天平時代が令和に蘇る

 

東京藝術大学副学長

同大学院文化財保存学彫刻研究室教授

籔内佐斗司

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国宝である東大寺法華堂 執金剛神立像は、天平文化の母胎となったシルクロード文明の最高傑作のひとつといえるでしょう。また本像に匹敵する保存状態の塑造作品は、現代の中国でも発見されていません。これだけ優れた作例でありながら、年に一日だけ厨子が開扉される秘仏ですから、その全貌が人目に触れることはめったにありません。また本像の模刻像は、鎌倉時代には快慶が、明治時代には竹内久一が試みていますが、材質は木造で形状の再現度は高くありませんでした。
 

当研究室では、東大寺の特段のご理解を頂き、2011年度に本像の総合的な科学調査を実施して詳細なデータを取得し、その解析を続けてきました。そして当研究室の重松優志が2019年度の博士研究として制作した模刻像の表面に、今年度から当研究室のプロジェクトチームによる造立当初の文様再現が始まることで、いよいよ令和の復元像の完結が現実のものとなってきました。本像完成の暁には東大寺に寄贈される予定で、天平時代における大陸文明との交流の証として、広く活用されることになるでしょう。


東京藝術大学では、本プロジェクトを資金的に支援していただくみなさまを広く募っています。つきましては、天平時代を令和に蘇らせるこの歴史的事業にぜひご参加を頂き、お力をお寄せくださいますよう、心からお願い申し上げます。

 

 


改めまして、東京藝術大学 文化財保存学 保存修復彫刻研究室です。


私たちは、古い仏像の修復や模刻制作、失われた文化財の復元制作などを中心に、日々研究活動を行っています。日本の彫刻文化財の大半は仏像であり、歴史の風雪に耐えたそれらを保存し後世に伝える努力は、現代の表現活動にも匹敵する大切な仕事であると考えています。

 

そのための技法の解明や技術保存、そして人材育成は不可欠です。現在「文化財」とよばれるものが、祖先の「心のよりどころ」であったことを常に念頭におきつつ、彼らが遺した素晴らしい文化と造形に最大限の敬意を持って、"もの" と "わざ" と "こころ" を継承し後世に伝える努力をしていくことが、私たちの使命だと考えています。

 

 


執金剛神(しゅこんごうじん/しつこんごうしん)とは、仏法を守る護法善神のうちの1尊で、金剛杵を執って仏法を守護する姿からこの名が来ています。


奈良時代、日本は大陸の超大国であった唐から強い影響を受け、さまざまな仏教美術が花開きました。東大寺の執金剛神立像はそのような時代(8世紀中頃)に作られた像だとされています。


木でできた心木の上に何層もの粘土を重ねて作る「塑造」という、土壁にも似た技法で作られていますが、この技法は奈良時代以降ほとんど廃れてしまいました。当時の塑像のほとんどが失われた中、東大寺執金剛神像は秘仏として大切に守られたことにより、およそ1300年の時を越えて奇跡的に今に伝えられました。現在は年に1日だけ、良弁僧正の命日である12月16日に御開帳されています。

 

左:東大寺法華堂執金剛神像 現状模刻(重松優志・飯沼春子ほか) 右上:東大寺大仏殿 右下:東大寺法華堂(三月堂)

 

 

 

[ STEP 1 ] 科学的な調査


東大寺・東京藝術大学・東京理科大学の3者がタッグを組み、先端機器を用いた科学的な調査を行いました。蛍光X線分析装置を使うことにより、表面の元素を特定し、当時使われていた顔料(絵具)を推定することができます。また、3Dレーザー計測を行い、執金剛神像の立体データを測定しました。

 

左:東大寺法華堂での調査

 

[ STEP 2 ] 調査に基づいた色料の同定と文様・彩色の復元


最先端の機器によって、そこに含まれる元素や顔料を調べることができます。しかし、それがどれくらい鮮やかな赤だったのか、どのような深さの青だったのか、そしていかに生き生きとした線で描かれていたのかまでは知ることができません。長年古典美術の研究に携わってきた専門家が、わずかに遺されている線や色を基に、文様の復元考察を行いました。

 

彩色:仲裕次郎・入江啓

 

 [ STEP 3 ] 復元画に基づいた3DCGの制作


こうしてできた復元図をデジタル化し、実物をスキャンしてつくった3Dモデルに貼り付けていきました。本物の執金剛神像の表面は、和紙の原料である楮(こうぞ)の繊維や、雲母が含まれた目の細かい粘土で覆われており、独特の質感を持っています。また、使われている顔料は岩や宝石を砕いて作られた天然の岩絵具のため、色によって質感や反射率が異なります。

 

たくさんの彩色サンプルを作り、それを参考に3次元復元CGを制作しました。その一連の作業の様子は、朝日放送「よみがえる天平の秘仏 ~復元! 東大寺法華堂の執金剛神像~」で大々的に放送されました。
 

 

3DCG制作:山田修

 

 [ STEP 4 ] 彩色と塑造の部分的な復元


さらに復元彩色図をもとに、立体での部分復元を試みました。しかしいざ彩色しようとすると、絵具に含まれる水分で表面が崩れてしまい、なかなか作業を進めることができませんでした。ところが、1年ほど寝かせておくと、表面が硬化し彩色を施せる下地に変化していました。当時の工人が彩色下地にどのような工夫を施していたのかは、本プロジェクトの研究課題のひとつです。


雲文(うんもん)のうちの緑色の部分は、一般的な緑青(CuCO3/Cu(OH)2)が使用されていると思われましたが、意外にも科学的調査では銅(Cu)があまり検出されませんでした。ここには、緑土という緑色の土が用いられたのではないかと考えられます。

 

彩色:仲裕次郎・入江啓/塑像制作:小島久典・中嶋莉恵

 

 [ STEP 5 ] 、ふたつの像の復元

 

執金剛神像は土で造られた「塑像」ですが、この技法は短期間で廃れてしまったため、どのような技法だったのか、あまり分かっていませんでした。

 

そこで研究室の重松優志は、約2年をかけて執金剛神立像の模刻制作を行いました。透過X線写真などを基に、内部の木組みにいたるまで忠実に再現し、奈良時代塑像の秘密に迫りました。その結果、奈良時代の作者が像を作りながらその動きをよりダイナミックなものにしていたこと、また木と土、藁縄の関係性などが明らかとなりました。 >>この研究についてはこちらもご覧ください

 

また、この復元制作では、「土」と「漆」それぞれの技法の特性を知るため、漆を使った技法である「脱活乾漆技法」による模刻制作も行いました。この脱活乾漆技法で作った像には、執金剛神像の現在の姿を忠実に写した「現状古色彩色」を施しました。そして土で作った像は、今回のプロジェクトによって当時の鮮やかな彩色を取り戻す計画です。

 

技法①古典塑造による復元

 

 
技法②脱活乾漆技法による復元

 

 [ STEP 6 ] 脱活乾漆による復元像への「現状」彩色

 

長い年月を経た現状の姿をそのまま写し取る彩色を、現状(古色)彩色といいます。可能な限り、当時使われていたであろう絵具を用いますが、現代では手に入らないものは、研究を重ねて色を再現しました。実物の写真をよく観察し、剥落している箇所は剥落したかのように、丁寧に描き写します。

 

乾漆像への現状彩色(飯沼春子ほか)

 

 [ STEP 7 ] ふたつの像の完成

 

左:古典塑造で再現した執金剛神像(制作:重松優志) 右:脱活乾漆で作り、現状に合わせて彩色した像(重松優志、飯沼春子ほか)
 

 


東大寺での初の本格的な調査から足かけ10年、彩色・文様の復元、塑像本体の復元が完成したことで、いよいよ執金剛神像の完全復元プロジェクトが始動します。


しかし、復元CGの通りに塗ればよいというものではありません。

 

特に、執金剛神像をはじめ、天平時代の仏像は繧繝彩色とよばれる独特な彩色(※)で彩られています。その絵具の製法はいまだに多くの謎に包まれています。研究室ではこれまでに、中国の古い記録にある絵具の精製などにも成功しており、そういったこれまでの知見・財産を生かして、本プロジェクトにも臨むことになります。

 

また、ここ数年で研究がさらに進んだことにより、彩色・文様には再検討すべき点も少なくありません。他にも、実際にやってみなければ分からないことがまだまだ残されていますが、ひとつずつ乗り越えていく中で、天平時代の工人の技に近づくことができると信じています。

 

※繧繝彩色(うんげんざいしき)とは、色を3段~6段程度の濃淡に分けて帯状に塗り、ぼかしを使わず立体感を出すもの。青系・赤系・緑系・紫系の4色の配色原理を「紺丹緑紫(こんたんりょくし)」と呼び、奈良時代頃に大陸から伝わりました。なかでも紫系の絵具は古代から貴重なものとされ、また現在ではほとんどが退色してしまっていることから、その製法はいまだに多くの謎に包まれています。

 

左:これから復元彩色をおこなう塑像(制作:重松優志) 右:CG上で彩色を復元したもの(CG制作:山田修)

 

■復元プロジェクトの意義


古代の仏像を復元し、この目で実際に見ることで、私たちの先祖がどんな工夫をしていたのか、何を見て美しいと感じていたのか、それをこのプロジェクトを通じて知りたいと、私たちは考えています。


また、彩色技法の究明だけでなく、シルクロードを通じた東西文化交流の一端を知る手がかりになり、さらに将来の文化財保護を担う若者たちがプロジェクトの中心となることで、東アジアの文化遺産修復に大きな利益をもたらすものになると信じています。


奈良時代、東大寺大仏の建立にはおよそ260万もの人々が関わったと言われています。当時の日本は、大地震、疫病の大流行、内乱の発生など、たいへん不安定な状況であり、大仏造立には「国を安定させたい」という願いがこめられていました。


このたび、ご支援してくださる多くの方々とともに、東大寺へ執金剛神像を寄進するということは、単に学術的な意味合いだけでなく、1300年前の人々の願いを継承し、一日でも早い悪疫収束の願いを込めたものでもあります。


ご賛同をいただけましたら、どうかあたたかいご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

制作スタッフ

 

 

 

ブラーヴォ!執金剛神立像完全復元プロジェクトチーム

 

 

華厳宗管長・第223世東大寺別当
狹川 普文

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およそ1300年前の昔から法華堂の北方を護持されている執金剛神立像は、今も多くの人々の心を捉えて離さない。東大寺初代別当良弁僧正の念持仏と伝える執金剛神立像の造形美の完成度は、東大寺創建当時の理念と実行力を如実に顕している。建物としては転害門と法華堂が奈良時代創建当初の偉容を誇っているが、中でも法華堂内の諸尊像群は、奇跡という言葉では表現仕切れない凄さで我々に迫ってくる。その凄さは、各時代を生きた人達が並々ならぬ努力で繋いで来られた証でもある。


さまざまな魅力に満ちている執金剛神立像の造形や色彩が、10年越しの科学的な研究データを駆使したプロジェクトチームによって、令和の時代に完全復元される。奈良時代の造仏工たちも驚嘆されていると確信する。大プロデューサー籔内佐斗司先生の長年に渡る集大成が、ここに結実したと言えるだろう。更には、脱活乾漆による現状模刻と、塑像による復元模刻の上に彩色及び文様の想定復元を行なうという。これこそ感動のブラーヴォ!である。


東大寺にご寄贈賜るからには、多くの人々に奈良時代造仏当時の空間を感じて戴けるよう、大切にお護りしてゆきたい。乾漆像と塑像の二躰を、一日も早く東大寺の境内で拝ませて戴きたいものだ。

 

 故・旭堂 南陵さん(上方講談)

上方講談の旭堂南陵でございます。先日、東京藝大文化財保存学の籔内佐斗司さんから「こんなプロジェクトがありますねんけど、応援してもらえませんか」と相談を受けました。


そのプロジェクトとは、彼の研究室の重松優志さんというえらい優秀な学生さんが、去年、東大寺法華堂の執金剛神を昔のまんまに復元して博士号を取得しはって、今年は特別チームを編成して、その塑像に天平時代そのままの彩色文様を再現するという。法華堂の執金剛神というたら、東大寺のなかでもとくに霊験あらたかな秘仏中の秘仏で、普段はお厨子のなかに納まっているのが一年に一日だけ開扉される。実物をじっくり拝観できる機会は、お寺のお坊さんでも滅多にないというご仏像。それを寸分違わずに再現し、完成したら東大寺さんへ寄進をして、多くの人たちにお前立ちとして拝観してもらおうという気前の良さ。


しかし、再現にあたってはすべてほんまもんの高価な材料と最高の技術をふんだんに駆使せんならんので、とても心意気だけでは間に合わん。そこで思いついたのが、クラウドファンディングという現代の勧進事業。


東大寺といえば、聖武大帝が「人の一枝(ひとえだ)の草、一把(ひとつかみ)の土を以て像を助け造らんことをこころに願う者あらば、ほしいままにこれをゆるせ。」という大御心で大仏創建の詔を発せられたことで有名でありますが、これはまさに現代のクラウドファンディング宣言。


旭堂南陵、ひとりでも多くのみなさまにご参加を頂き、令和の執金剛神立像成就を果たさんと願おております。みなさまのお力添えをなにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

追記;30年来の畏友である旭堂南陵さんが、病によって7月30日にお亡くなりになりました。7月中頃の入院直前に「ボクの名前でよかったら、なんぼでも使おてや」と電話で仰って頂いたのが遺言のようになりました。今日まで賜ったご厚誼と友情に感謝し、こころよりご冥福をお祈り申し上げます。そして、南陵さんのためにも、なんとしてでもこのプロジェクトを成就させる所存です。(籔内佐斗司)

 

 篠原 ともえさん(女優)

 

 高橋 惠子さん(女優)

 

 はな さん(モデル・タレント)

先日、東京藝術大学の彫刻研究室を訪れる機会がありました。こちらでは、大好きな籔内佐斗司先生のもとで優秀な彫刻家たちが仏像の保存修復を行なっており、私も何度か取材でお邪魔させていただいてます。

 

先日もまさに、この執金剛神立像が私たちを迎え入れてくれました。生き生きとした眼差しと立ち姿。そこに天平時代の色彩が戻ったらきっと、私たちに新しい物語を語ってくれるに違いありません。その日が実現されることを願っています!

 

 三林 京子さん(女優)

 

東京藝術大学長 澤 和樹

>> 中文 ver. is here

>> English ver. is here

 

 

東京藝術大学大学院文化財保存学(彫刻)の籔内研究室は、これまでに国宝・重要文化財級のものも含め、貴重な文化遺産の研究と修復で大きな社会貢献をしてきています。そして、それは数百年から千年以上前に遺された人類の遺産の継承のみならず、最先端の科学技術をも駆使した高度の学術研究に裏付けられた先人の匠の技と精神性を次世代に繋ぐという人材育成も同時に重要な使命としています。


天平の時代は聖武天皇の御代で、天平文化が花開きましたが、この時代は相次ぐ天変地異や天然痘の大流行という大きな試練の時代でもありました。「奈良の大仏」として知られる東大寺の盧舎那仏坐像の建立は、まさに聖武天皇が、混乱した時代に衆生救済を願って建立されたといわれています。

 

聖武天皇は、大仏建立にあたって、単に皇室や政府の事業としてではなく、広く国民に「一枝の草、ひとつかみの土」の援助をよびかけられたそうで、まさしく現代のクラウドファンディングの考え方につながるものだと思います。

 

地震や洪水、そして新型コロナのパンデミックの真っ只中にある令和に、多くの皆様のご支援を得て天平の名作、執金剛神立像が蘇り、天平文化や、中世ヨーロッパのペスト大流行の後にルネッサンスが花開いたように芸術文化が令和の人々の心身を癒し勇気づける象徴となることを願っています。

 

 


|籔内佐斗司(プロジェクトリーダー/東京藝術大学教授)
|有賀祥隆(彩色・文様考証/東京藝術大学客員教授)
|松田誠一郎(彩色・文様考証/東京藝術大学教授)
|山田 修(CG制作・顔料分析/東京藝術大学特任教授)
|仲 裕次郎(彩色復元図作成/古典彩色研究家)
|飯沼春子(彩色担当/東京藝術大学非常勤講師)
|重松優志(塑像・乾漆像制作/東京藝術大学技術職員)

 

他およそ10名

 

 

 

■個人の寄附の場合:

個人で2,000円以上の寄附をされた方は、本学の発行した寄附金領収書を添えて確定申告を行うことにより、以下の措置が受けられます。

 

(所得税)

下記の金額が、その年の所得税の課税所得から控除されます。

課税所得の控除額=寄附金額(所得の40%を上限)-2,000円

 

(住民税)

所得税のほか、次の自治体にお住まいの方は住民税が一部控除されます。

 

・神奈川県横浜市にお住まいの方

都道府県民税の控除額:(寄附金額-2,000円)×2%控除
市区町村民税の控除額:(寄附金額-2,000円)×8%控除
…合計10%

 

・東京都、神奈川県にお住まいの方

都道府県民税の控除額:(寄附金額-2,000円)×4%控除
…合計4%

※確定申告を行わない方は、上記自治体に住民税の申告を行っていただく必要があります。

 

■法人の寄附の場合:
寄附金は、全額損金に算入することができます。

【参考】国税庁HP

 

■寄附金領収書の発行について:
本学にご寄附いただきましたら、後日「寄附金領収書」を送付いたします。確定申告の際、証明書としてご活用ください。


・領収書名義:READYFORアカウントにご登録の氏名を宛名として作成します。

・領収書発送先:READYFORアカウントにご登録の「リターンの発送先ご住所」にお送りします。

・寄附の受領日(領収日):READYFORから本学に入金された日となります。


※個別の税金の取扱いについては必ず税務署または税理士等専門家にご相談ください。

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

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プロフィール

本学の前身である東京美術学校の創立者であった岡倉天心(1862~1913)は、日本の美術工芸分野において、「古典研究と伝統技術の保存」にいち早く取り組んだことで知られ、わが国における文化財保護の原点を作りました。それ以来、本学は創作家の育成だけでなく、古典研究と文化財保護の分野でも多くの人材を輩出してきました。 当研究室は、1968年に文化財保護委員会から文化庁が生まれたころに、新しい文化財保護の現場で理論と実技の両方がわかる有為な人材を育成するために、本学修士課程に設立された保存修復技術研究室彫刻専攻をもとに設置されました。 これまでに、国宝・重要文化財を含む120件以上の文化財調査(3D計測やX線撮影など)を実施し、多くの仏像修復、古典技法研究のための模刻制作を行なっています。

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ギフト

10,000


スタンダードコース

スタンダードコース

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・小サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。

寄付者
264人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

3,000


alt

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載


※お名前掲載はご希望の方のみです。

寄付者
86人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

30,000


籔内佐斗司教授の著書セット or 記念Tシャツ

籔内佐斗司教授の著書セット or 記念Tシャツ

●籔内ゼミを舞台にした小説「仏さま研究室」(樹原アンミツ・著 集英社文庫)
●下記のいずれかをお選びください
A:籔内佐斗司教授の著書「仏像風土記」3冊セット
B: 記念Tシャツ(色:黒/白、サイズ:S/M/L)

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・小サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。

寄付者
73人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

30,000


【特別なリターン不要】応援コース

【特別なリターン不要】応援コース

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・小サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。

※多くの返礼品をお届けしないかわりに、いただくご寄附をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただきます。

寄付者
35人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

50,000


研究室見学会にご招待

研究室見学会にご招待

●研究室見学会にご招待

●籔内ゼミを舞台にした小説「仏さま研究室」(樹原アンミツ・著 集英社文庫)
●記念Tシャツ(色:黒/白、サイズ:S/M/L)

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・小サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。
※研究室見学会は2020年10月に2回の開催を予定しております。各回10名ずつ、さらに小分けのグループにして研究室の中をご案内します。新型コロナウイルスの感染拡大状況によって開催が難しい場合、オンラインでの開催を予定しております。

寄付者
17人
在庫数
2
発送完了予定月
2020年12月

50,000


【特別なリターン不要】応援コース

【特別なリターン不要】応援コース

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・小サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。

※多くの返礼品をお届けしないかわりに、いただくご寄附をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただきます。

寄付者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

100,000


復元文様の高精細プリント(額装)

復元文様の高精細プリント(額装)

●復元文様の高精細プリント(額装)

●籔内ゼミを舞台にした小説「仏さま研究室」(樹原アンミツ・著 集英社文庫)
●記念Tシャツ(色:黒/白、サイズ:S/M/L)

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・中サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。

寄付者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

100,000


【特別なリターン不要】応援コース

【特別なリターン不要】応援コース

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・中サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。

※多くの返礼品をお届けしないかわりに、いただくご寄附をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただきます。

寄付者
16人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

300,000


東大寺への奉納時に立ち会い

東大寺への奉納時に立ち会い

●東大寺への奉納時に立ち会いいただけます

●籔内ゼミを舞台にした小説「仏さま研究室」(樹原アンミツ・著 集英社文庫)
●記念Tシャツ(色:黒/白、サイズ:S/M/L)

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・中サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。
※東大寺への奉納は2021年春を予定しております。立ち会い時は現地集合となり、交通費は別途ご自身でご負担いただきますのでご了承ください。

寄付者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

300,000


【特別なリターン不要】応援コース

【特別なリターン不要】応援コース

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・中サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。

※多くの返礼品をお届けしないかわりに、いただくご寄附をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただきます。

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

1,000,000


ハンドメイド彩色手板(1点もの)

ハンドメイド彩色手板(1点もの)

●ハンドメイド彩色手板(1点もの)

●籔内ゼミを舞台にした小説「仏さま研究室」(樹原アンミツ・著 集英社文庫)
●記念Tシャツ(色は黒または白、サイズはS/M/Lからお選びください)
●東大寺への奉納時に立ち会いいただけます

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・大サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。
※東大寺への奉納は2021年春を予定しております。立ち会い時は現地集合となり、交通費は別途ご自身でご負担いただきますのでご了承ください。

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

1,000,000


【特別なリターン不要】応援コース

【特別なリターン不要】応援コース

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・大サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。

※多くの返礼品をお届けしないかわりに、いただくご寄附をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただきます。

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

3,000,000


●ハンドメイド彩色手板(1点もの)

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・大サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座

●籔内ゼミを舞台にした小説「仏さま研究室」(樹原アンミツ・著 集英社文庫)
●記念Tシャツ(色は黒または白、サイズはS/M/Lからお選びください)
●東大寺への奉納時に立ち会い


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。
※東大寺への奉納は2021年春を予定しております。立ち会い時は現地集合となり、交通費は別途ご自身でご負担いただきますのでご了承ください。

※100万円の「ハンドメイド彩色手板(1点もの)」とリターン内容は同様となります。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

3,000,000


【特別なリターン不要】応援コース

【特別なリターン不要】応援コース

●お礼状と寄附領収書の送付
●プロジェクト報告書(PDF)の送付
●研究室HPおよび2020年度報告書にお名前掲載
●執金剛神立像と共に東大寺に奉納する解説板にお名前掲載・大サイズ
●籔内佐斗司教授の作品のポストカードセット
●籔内佐斗司教授の退任展解説オンライン講座


※お名前掲載はご希望の方のみです。
※オンライン講座は2020年11月の開催を予定しております。詳細は追ってご案内いたします。

※多くの返礼品をお届けしないかわりに、いただくご寄附をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただきます。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

プロフィール

本学の前身である東京美術学校の創立者であった岡倉天心(1862~1913)は、日本の美術工芸分野において、「古典研究と伝統技術の保存」にいち早く取り組んだことで知られ、わが国における文化財保護の原点を作りました。それ以来、本学は創作家の育成だけでなく、古典研究と文化財保護の分野でも多くの人材を輩出してきました。 当研究室は、1968年に文化財保護委員会から文化庁が生まれたころに、新しい文化財保護の現場で理論と実技の両方がわかる有為な人材を育成するために、本学修士課程に設立された保存修復技術研究室彫刻専攻をもとに設置されました。 これまでに、国宝・重要文化財を含む120件以上の文化財調査(3D計測やX線撮影など)を実施し、多くの仏像修復、古典技法研究のための模刻制作を行なっています。

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