因島の土生商店街に、活気を取り戻すきっかけをつくりたい。

 

「また来ます。」

 

お客様からの言葉に、ほっと温かい気持ちになる。

 

何もないところだと思い一度は出た故郷が、今ではとても大切な場所だ。

 

風土が人を育てるというけれど、まさに僕の人となりは因島という地によって育まれた。 

 

 

 

 

柑橘畑の広がる風景、ゆっくりと流れる海、おだやかで温かい島の人。

 

この島に訪れる人の心を惹きつけるもの。

 

因島の日常そのものが、誰かにとって特別なものとなる。

 

 

因島に帰って来て4年という月日が経った。

相変わらず、当時の純粋な想いは消えていない。

 

あの頃思い描いた未来にはまだまだ届いていないけれど、

これからも歩みを止めずに、一歩ずつ。

 

 

 

自己紹介

 

はじめまして。

瀬戸内海にある因島でHUB INN（ハブイン）という宿泊施設を経営しております松本と申します。

私自身、高校を卒業する18歳までこの島で育ちました。

 

 

 

大学進学で京都に出て、直近では東京で働いておりましたが2018年に因島にUターン、1年半尾道のホテルで勤務したのちに、2020年12月に因島の土生商店街にHUB INNを開業いたしました。  

 

 

HUB INN（ハブイン）とは？

 

HUB INNは1日1組限定の宿で、大人4名様まで泊まれる宿泊施設です。

 

土生町（はぶちょう）にあるということと、地域の魅力を伝える発信拠点としてのHUBになりたいという想いでHUB INNと名付けました。

 

 

 

 

数ある旅行先の中からわざわざ因島を選んでくださる皆さまに、思い出に残る滞在を。

そんな気持ちで日々ご宿泊のお客様をおもてなししています。      

 

2年前にも現在のHUB INNのオープンに向けてクラウドファンディングをさせていただきました。

多くのご支援のおかげで因島にHUB INNをオープンできたことに心より感謝申し上げます。

https://readyfor.jp/projects/hub-inn-innoshima0908

 

 

現在はHUB INNの業務全般を一人で行いながら、同じく土生商店街にある空き物件を新しくお借りして宿泊施設としてオープンするために準備中です。

 

 

 

空き店舗が増えた商店街に、少しでも活気を取り戻したい

 

 

現在のHUB INNがある場所、そして新しくお借りした物件がある土生商店街。

ここには昔ながらの酒屋さんやお魚屋さん、飲食店が立ち並びます。

 

 

 

しかし、他の地域に広大なショッピングモールができた影響も大きく、車が入らない、駐車場がない土生商店街からはだんだんと人が消えていき、住宅密集地の商店街には新しく住居を構えるファミリーも少なく、住民の高齢化とともに少しずつ活気も失われていきました。

 

近年では商店街には空き店舗が増え、何年も放置されている物件が目立ちます。

 

 

日曜日の午後、商店街を端から端まで自転車で走った時、

誰一人ともすれ違わなかったことがありました。

 

 

島の出身者として、この現状にとても危機感を持ったことを覚えています。

 

空き店舗が増え、建物が廃れていっている土生商店街を、少しでも人が来てくれる場所にしたいというのがプロジェクトを始めたきっかけです。  

 

小さな規模かもしれませんが、小さなことの積み重ねで未来が作られていくと思います。

まずは自分自身がリスクを取り小さな成功を重ねることで、

「松本ができるんなら自分も何かやってみようかな」そんなきっかけ作りにしたいです。

 

 

 

 

母屋の近くに、HUB INN 離れを。

 

 

10坪の土地に建つ小さな小さな物件をリノベーションし、宿として再生します。

ここは代々、散髪屋さんや美容院として使われてきた物件ですが、ここ10年ほどは空き物件になっています。

 

現在のHUB INNがある場所から徒歩20秒ほどの位置になっております。

 

ここを「HUB INN 離れ」としてオープンします。

 

建物は3階建。

この2階部分を宿泊スペース、1階をイベントのできるスペースにする計画です。

 

 

こちらが建物2階部分の現状。

2階の宿泊スペースは1人専用の宿として運営します。

 

 

この空き店舗をなんとかできないかと相談した際、近所の方が話してくださいました。

 

  ここの物件は、入ったお店がみんな繁盛した。縁起の良い物件。    

 

確かに痛みは激しいですが、これから手を加えて、良い風が吹く場所にしていければと思います。

 

 

 

HUB INNのお客様でも、因島に移住したいという移住希望の方が多くいらっしゃり、

そんな方でも中・長期的に滞在しやすいプランなども考えています。

 

また、リモートワークの拠点として宿泊でき、因島島内だけでなく、尾道・向島・生口島などの周辺の飲食店さんやコワーキングスペースと連携しながら、尾道市全体として観光も満喫しながら魅力的な環境で仕事ができる仕組み作りもしていきたいです。

 

 

資金の使い道・実施スケジュール

 

お借りした物件は築50年で内部だけでなく外壁に関しても大部分で補修が必要なため、見積もりの段階で予算を超えてしまいました。

 

そこで工事全体にかかる費用550万円のうち、100万円をクラウドファンディングでご支援をお願いしたいと思っております。

 

僕一人の力で作り上げるというよりも、

せっかく商店街にある物件、そして因島を想ってくださる方が全国に沢山いること、

みんなが携わって完成した場所になれればという気持ちでいます。

 

 

以下が工事費などの詳細です。

 

【支出】

 

・工事費　4,500,000円

・備品費　1,000,000円

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　合計       5,500,000円

 

【資金】

 

・自己資金　2,500,000円

・借り入れ　2,000,000円

・クラウドファンディング　1,500,000円

 

・クラファン手数料　-198,000円

・リターン仕入れ等　-302,000円

(市の補助金もいただけるかもしれませんが現時点では未定）

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   合計　　5,500,000円

 

今回のクラウドファンディングのご支援から手数料と仕入れ等を引いた100万円を工事費の一部として大切に使わせていただきます。

 

【スケジュール予定】

 

7月中旬　  工事開始

9月8日　    工事完了

9月末　　  各種申請・営業許可取得

10月　　    プレオープン

10月15日　オープン

 

 

 

故郷をこれからも大切に

 

 

因島に帰ってきて約4年間、そしてHUB INNを開業して1年半。

本当に沢山の方とのご縁があり、活動を支えてくださいました。

 

新型コロナで移動制限もある中、正直宿泊業にとっては厳しい日々が続きましたが

全国の皆さまの温かいお言葉が支えとなり活動を続けることができました。

 

改めて心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

「早く因島から出て都会で暮らしたい。」

 

 

ここに住んでいた時には当たり前すぎて気づけなかったこと。

 

都会ももちろん楽しいけれど、ここにしかないものが沢山あること。

 

ここで出来た友達の存在がいつまでも自分の支えになっていること。

 

 

 

 

故郷因島は何歳になっても僕にとって特別な、大切な場所です。

 

 

夏になれば毎日のように海に行ったり、

柑橘畑の中でかくれんぼをしたり、

学校のグラウンドで日が暮れるまで野球をしたり。

 

 

この島での時間全てが自分という人間を育ててくれました。

そのことを、今更ですが強く感じています。

 

 

抱えきれないほど多くのものを故郷から与えられました。

 

今ではこの島で育ったことをとても誇らしく思います。

 

 

これから自分に何ができるのか不安になることもあるのですが、

一人ではきっと何も出来ないので、皆さんに支えられていることを噛み締めて

自分なりに進めて行けたらと思っています。

 

そんな因島での活動をこれからも見守ってくださると幸いです。

今回のクラウドファンディング、皆様の温かいご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

HUB INN 松本恭平