みなさんこんにちは!

バングラデシュから現地調査の様子をお伝えします。

田中志歩です。

 

今日は前回に引き続き

チッタゴン丘陵地帯に暮らす先住民族の機織りの紹介をしていきます!

今回は「マルマ民族」の機織りについてみていきたいと思います。

 

マルマ民族は、チッタゴン丘陵地帯のバンドルバン県に多く住んでおり

チッタゴン丘陵地帯の先住民族の中では2番目に多い人口

もともとのルーツはビルマで、彼らの文化の多くはビルマのそのものによく似ています。

服装も、ビルマと同じで1枚の大きな布を筒状に縫ってスカートにしたものを着ており

顔には「たなか」と呼ばれる木からできている日焼け止めをほほにつけ

食べ物もよく似ています。

 

また、言語もベンガル語とは全く異なる響きで

チャクマ語とトンチョンガ語がベンガル語に少し似ているのに対し

マルマ語は聞いてるだけじゃ習得できないなあといつも思わされます。

 

そんな、マルマ民族の機織り文化ですが

彼女たちは現在自分たちの民族衣装を手織りすることはめったにとのことで

わたしたちも、手織りしている人を探し続けているのですがまだ見つけることができていません。

 

マルマ民族は、ビルマから入ってくるこのような布を縫って民族衣装にします。

右:マルマ民族衣装

 

上と下は離れていますが、両方とも同じ布を用いて作ります。

上に着るシャツを「アンギ」下のスカートを「タミ」と呼びます。

 

ほかの民族が基本形の色や模様があるのですが

マルマ民族は基本形がなく、色も模様もそれぞれです。

 

色とりどりのマルマ民族の衣装

 

マルマ民族は昔はこのタミをほかの民族が行うように機織りで行っていたのですが

現在はバザールでこの布を買って縫って着るようになっています。

なので、彼女たちの機織りの文化は独自の模様などはなく

ブランケットやラグを作るというような文化だけが現在残っています。

 

また、彼女たちは自分たちの民族衣装への誇りが強く

小さい子供からおばあちゃんまでみんなこのタミを着ています。

チャクマ民族は現在、若い女性でピノンを着ている人を見かけるのは少なく

サロワカミューズを着ている人をよく見かけるのですが

村に住んでいるマルマ民族の女性はタミしか持ってないという人も多いです。

安く購入できるという点も民族衣装が普段の生活の中で自然と生きていることに関係しているのだろうなあと思います。

 

まだ、見つけることができていませんが

マルマ民族のこの民族衣装を手織りで作っている人にぜひあってみたいです。

 

次回は、トリプラ民族の織物の紹介を行いたいと思います!

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