プロジェクト概要

 

性は不浄な存在?
ネパールに未だ深く残る、月経不浄視“チャウパディ”(Chaupadi)

 

「チャウパディ」とは、月経中の女性は不浄とし、小屋などに隔離して、軟禁する慣習のことでネパールでは古くから伝わるヒンズー教の慣習です。2005年からネパール政府によって禁止されていますが、実際には現在でも行われています。

 

首都のカトマンズなどでも、生理中の女性が台所に立たせてもらえないほか、様々な制限があり、根強い男女差別は無くなっていません。そして地方では、なんと未だにこの慣習が続けられ、その結果として、生理中小屋に閉じ込められた女性が性的暴力を受ける、野生の動物に噛まれる、一酸化中毒死や凍死するなど、様々な被害が報告されています。

 

月経が不浄だと見なされるなか、昔ながらの使い古した布をナプキン代わりに使うことが多いのですが、タブーであるが故に外で干せず、衛生的にも問題が多い生地を使うことによって、感染症や病気になるケースも後を絶ちません。

 

現在、使い捨てナプキンはネパール産のものがなく、インドや中国など海外から輸入されています。また地元の人にとって価格も高く、簡単には手に入りにくい、という状況が報告されています。


女子生徒の場合、学校ではトイレ環境が不十分であることも問題になっています。まず男女別のトイレが無い、ゴミ箱が無い、手洗い場や石鹸が無いなど、生理中に学校に通えず、毎月1週間程度の休みが重なる生徒もいます。そのため、勉強についていけず、退学せざるを得なくなります。女性の就学率は男性と比べても40%と世界の中でも低いという現状があり、深刻な問題となっているのです。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd

 

 

「多様性を尊重し、多文化共生の世界を創る。」
ネパールの問題を解決するためのICA文化事業協会の挑戦。

 

ページをご覧いただきありがとうございます。

認定NPO法人ICA文化事業協会です。

 

私たちICAは、世界中にネットワークを持ち、半世紀以上に渡り、世界の様々な地域や国の地域開発支援を行ってきた団体です。日本事務所を構えて今年で37年目を迎えます。世界のICAは、地元地域でのファシリテーション研修を主に行っていますが、日本は、国際協力にこの手法を用いて地域開発支援を行っています。世界のICAの中でも、国際協力に力を入れているのは日本のICAだけです。

 

私たちは「多様性を尊重し、多文化共生の世界を創る。」という理念のもと、独自に開発したファシリテーション技術を使って村の人びととコミュニケーションを取り、その村にとって必要なものが何かを考えるお手伝いをしてきました。

 

 

これらの目標を掲げ、多くの皆様に支援を仰ぎながら、世界35カ国で活動を実施してきました。また、ネパールでは、2018-2019年度に、外務省の日本NGO連携無償資金協力によりシンドゥパルチョーク郡にて「トレーニングセンター建設とネパール大地震の被災者の生計向上支援事業」を実施し、住民の生活を改善するための事業を行っております。

 

事業を実施する中で、確実に成果は出てきており、生計を維持するための職を身につけることのできる人が増えてきました。しかし、その一方で「女性」が社会へ進出する際の障壁が多くあることを再認識しています。

 

それは、ネパールに根深く残る「女性が劣位に置かれている社会構造」です。

 

ネパールの山岳部で暮らす女性たちへ対して、①性教育啓発と②雇用創出の2点から、「女性用ナプキンの製造事業構築プロジェクト」を開始しています。第一の目標は「ナプキン製造と啓発活動事業」を軌道に乗せることが重要です。そのためには、現在の取り組みを地域の方々により一層の理解いただくためのワークショップなどを実施していく必要があります。

 

この取り組みを成功裏に終えるために、多くの皆様からご支援賜りたく、クラウドファンディングに挑戦するに至りました。どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

ネパールの山岳部で暮らす女性たちへ雇用を生み出し、
チャウパティの意識を変えるナプキン製造プロジェクト始動!

 

私たちが活動するネパールのバクタプール郡は、カトマンズから12km東に位置する、人口約7万8,000人ほどの都市です。

 

事業地であるチャングナラヤン村は、多くの貧困層の方々が暮らしています。ICAは2002年に外務省の支援を得て、職業訓練を目的にしたトレーニングセンターを建設し、以来地域に根ざした雇用創出事業をしています。しかし、2015年4月にはネパールを大地震が襲い、多数の死者が出たほか、多くの住民は家屋を失い、センターにも亀裂が入るなどの危機が訪れました。

 

震災前までは、地元の女性グループが活発に利用していた当センターですが、震災を機に進行していた多くのプロジェクトの存続が困難になってしまいました。マイクロファイナンス、キャンディ作り、有機農業など現地の女性グループと対話を重ねて企画した活動が止まってしまい、諦めざるを得ない状況に、私たちは涙を呑みました。

 

①根強く残るチャウパディの意識を変えたい!②地域の女性グループの雇用創出問題を何とかしたい!という現地の声が私たちに届き、2015年の震災後に現地パートナーであるICAネパールと組んで新事業を開始することにいたしました。

 

それが「使い捨て可能なナプキンの製造事業」です。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd

 

 

貧困女性のための収入源の確保と

性教育啓発を同時に解決し、女性グループの育成に繋げたい。

 

地域の貧困女性たちの収入向上としてナプキン製造事業を興すことで、安価なナプキンの提供、現地の生理についての正しい知識を広めることを同時に行うことができます。

 

私たちは、電気代がそれほど掛からない使い捨てナプキン製造機を購入し、地元の貧困女性たちの収入向上も兼ねて製造研修を開始しています。インドから仕入れた機械は、電気をそれほど使わず、人の手で作られるものです。

 

今ではナプキンを作ることのできる女性グループのメンバーが育ち、これまでに数カ所の学校でナプキンの配布と研修を行うことができています。

 

さらに2016年度以降、外務省の支援を得て、亀裂の入ったトレーニングセンターも修復することができ、この活動を継続することができています。

 

 

しかし、事業を実施するための資金が足りません…。
皆様からお寄せいただいた資金で実施するプロジェクトについて

 

活動を始めて数年が経ちますが、女性たちが主たる収入を得るためのビジネスとしてナプキンを製造するまでには至らず、使い捨ての生理用ナプキンの普及もまだまだです。

 

学校の理解と環境整備についても課題が残り、生徒だけでなく、周りの教師や親に向けた研修も必要だということを強く再認識し、今回プロジェクトを立ち上げるに至りました。

 

皆様からのご支援で、女性グループが製造したナプキンを近隣の学校や地域に配布し、男女共に対象とする公衆衛生・生理に関するワークショップを行います。

 

配布するナプキンは、製造研修を受けた地元女性グループの製造する製品を利用し、現地女性の収入向上と雇用促進につなげます。

 

研修は理解を深めるという意味でも生徒以外に、学校の先生や家族に向けても行い、根強く残る慣習に対して取り組みます。

 

■今回実施するワークショップの内容

 ・生理・身体の仕組みについて

 ・チャウパディ・性差別について

 ・使い捨てナプキン、処理方法について 

 

このワークショップは女性徒や生産者の女性たちだけを対象とはせず、学校の先生や家族の方々が自ら積極的に参加してくれるよう、学校教師や家族にも同じような研修を行いたいと思っています。生徒にナプキンを配布するだけでなく、学校に予備のナプキンセットを置いてもらうことも検討しています。

 

研修で配布予定のネパール語のマニュアルを研修生以外の地域の人々にも配ることで理解を深めるものと期待しています。

 

 

 

月経が不浄とされず、
当たり前のこととして理解される未来を目指して

 

ICAは現地のパートナー団体と密接に連携しながら活動を行っています。現地パートナーであるICAネパールは、既に生理・公衆衛生の研修を様々な学校で行った経験があり、日本人スタッフが不在時にもフォローしています。

 

研修に参加した生徒達が女性の身体や衛生問題を話し合う活動グループをすでに設立している学校もあり、今後は新しく研修する学校の生徒と共同で、近隣の学校でピアエデュケーション(性教育指導が可能な次世代リーダーの育成を行い、同地域の中で正しい知識が先輩世代から後輩世代へ継承されていくようなガバナンスの構築)を行うことを考えています。

 

 

生理になることは、恥ずかしくない、汚くないという意識をまず少女たちに持ってもらうことが大事です。そしてその子たちが自分自身に対して自信を持って学校に通える環境になることを願っています。

 

そのためには、生徒たちには女子の問題だけでなく、男子の問題でもあると捉えてもらう必要があります。生徒達から近隣の地域へ情報を発信する活動が活発になることを期待しています。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd

 

ICAを日頃から応援してくださる支援者様へ

支援者の皆様、最後まで読んでくださりありがとうございます。
 

ご記憶の方も多いと思いますが、2015年にネパールを襲ったマグニチュード7.6の大地震は歴史的な建造物を崩様させ、9千人の人命を奪いました。8千以上の学校も被害を受け、全壊したところも多かったそうです。 
 

ICAの支援は、緊急物資の支援にとどまらず、地元地域の人たちが自立して生活を続けていけるよう手助けをしていくことが特徴です。ネパールにおいても、山間部の村で被災者が自立的かつ持続的に生活を向上させていけるように、生計向上支援事業を展開したり、住民の活動拠点となるトレーニングセンターを建設して有機農業や縫製等の研修を実施しています。
 

今回の生理用ナプキンプロジェクトはこれらの支援の中でも、女性たちの雇用を生み出し、チャウパディへの意識を変えるためにとても重要な意味を持つものです。

ぜひ皆様のお力添えをいただけましたら幸いです。どうぞご支援のほどよろしくお願い致します。

 

本プロジェクトの返礼品について

 

ご支援いただいた方全員に、団体ニュースレターの送付、活動報告会の招待、領収書をお送りいたします。ICAは認定NPO法人ですので、寄付金控除が受けられます!

 

また、金額に応じて下記のリターンをそれぞれお送りいたします。

3,000円コース:寄付金証明書

10,000円コース:こども達からのお手紙
30,000円コース:こども達からの手書きのお手紙と写真の送付
50,000円コース:団体事業ページにご支援者様のお名前を掲載
100,000円コース:報告書と団体事業ページにご支援者様のお名前を掲載
300,000円コース:団体代表との座談会へのご招待
1,000,000円コース:団体代表からの直接のご報告

 

税制上の優遇措置について

 

「認定NPO法人」ICA文化事業協会へご寄附いただいた場合「寄附金控除(税額控除)」を受けることが出来ます。手続きには、団体が発行する領収書を確定申告の際に提出してください。

 

●個人の場合

所得控除または税額控除のどちらかが選択可能です。

算出方法

・所得控除=寄附金合計-2,000円 (*注1)

・税額控除=(寄附金合計-2,000円)×40%  (*注1) (*注2)

・個人住民税=(寄付金額-2000円)x10% (*注3)

     (*注1) 寄附金額の上限は所得額の40% 

     (*注2) 税控除の対象となる寄附額は所得税額の25%まで

     (*注3)上限は総所得金額の30%まで

 

●企業法人の場合

認定NPO法人ICAに対する寄附には別枠の損金算入限度額(※特別損金算入限度額)が設けられています。そのため一般のNPO法人への寄附と比較して経費にできる寄附金の限度額が高くなり、寄附した企業法人の法人税が軽減されます。

【認定NPO法人への寄附金に対する損金算入限度額(資本金等の額x0.375%+所得の金額x6.25%)x1/2】を損金として算入できます。

 

 

お問い合わせ先

認定NPO法人ICA文化事業協会

157-0072 東京都世田谷区祖師谷4-1-22 2F

Tel 03-3484-5092 Fax 03-3484-1909

Email staff@icajapan.org

Web www.icajapan.org

 


最新の新着情報