【新型コロナの危機】ゴミ山の奮闘するお母さんたちを応援!

支援総額

1,063,500

目標金額 1,000,000円

支援者
130人
募集終了日
2020年11月27日

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プロジェクト本文

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皆さん、こんにちは! Magandang araw!  

 

当ページをご覧いただきありがとうございます。

認定NPO法人アイキャンでインターンをしている、飯田と鈴木です。私たちアイキャンは、かつてフィリピン最大のごみ山と呼ばれたフィリピン・パヤタス地区に住むお母さん達と共に、地域住民の豊かな生活づくりのため、活動をしています。 

  

パヤタスのお母さんたちによって設立された住民組織とは、これまで長年、「フェアトレードによる生計向上活動」や、「地域住民の健康を守る、保健医療活動」をともにしてきました。

 

しかし、新型コロナウイルスによる厳しい首都封鎖や経済悪化の影響を受け、収入が途絶え、組織維持の困難に直面しています。また、3食の食事をまともに取る事も厳しい過酷な状況が続いています。 

 

それでも、地域をより良くしていこうと活動をしてきたお母さんたちは、自分たちでこの状況を好転させようと前を向いています。

彼女たちは、

①自身の技術と能力を用いて製作するマスクの配布

②命を繋ぐための食糧提供

③自分で命を守るための衛生教育

を通して人々の生活を守りたい、と奮闘しているのです。 

 

このプロジェクトでは、そんなお母さんたちの活動資金を集め、彼女たちと地域住民の生活を応援したいと思っています。 

 

自分たちが厳しい状況にありながらも、「人々の生活を守りたい」という強い想いに、私たちも共感し、このクラウドファンディングを立ち上げました。地域周辺の人々を強く想うお母さんたちと「ともに」、私たちも人々の今、そして未来を守りたいのです。 

 

クラウドファンディングを通してこの思いが多くの人々に届けば、お母さんたちの願いは叶い、地域周辺全体にも希望の光を灯すことが出来ると信じています。 

 

            

そのためにも今、皆様のお力が必要です。どうかご協力をお願いいたします。  

 

===================================================================================

 

 

パヤタスは、フィリピンのマニラ首都圏のケソン市に位置し、フィリピン各地から廃棄物が運ばれてくる、フィリピン最大のごみ処分場のあった地域です。

 

パヤタスのお母さんたちによる住民組織のメンバーの多くは、パヤタスのゴミ山の中から換金できそうなゴミを集めて売る事で生計を立てていました。ゴミ山での仕事は、危険で大変ですが、どれだけ頑張っても1日の稼ぎは150ペソ~250ペソ(日本円で約330円~550円)でした。  

 

 

                             ゴミを集める女性二人

 

そんな中、2000年7月、何日も降り続いた豪雨によって、ゴミ山が崩落するという悲惨な事故が起こりました。300件以上の家屋と、2,000人前後の人々が被害を受け、死者数は300人以上といわれています。 

 

                             パヤタス地区のゴミ山

 

                                  

この崩落事故以降、このままではいけないと考えた住民から 、

 

「家族や地域住民の健康を守りたい」 

「ごみ山に頼らず、自分たちの力で生計を立てていきたい」 

 

という声が寄せられるようになりました。 

 

 

 

 

地域住民の健康を守る活動として、保健医療活動が始まりました。

劣悪な衛生環境の中で生活をし、健康被害に苦しむ人々や子どもたちの健康を守るため、クリニックと薬局の経営を行い、その利益を運営資金にあてる形で運営していました。 

 

また、お母さんたちは、活動の一環として、子どもたちの体重を測り、栄養不良の子どもたちには栄養改善のための給食活動も行ってきました。

 

                                  栄養改善の給食活動

 

                                 保健・衛生教育活動

 

こうした活動の中で、子どもたちを対象にした衛生教育や保健教育、また、感染症対策としてドクターが予防接種などの診療を行う際にお母さんたちがサポートをする事で、地域の人々の健康を守る活動を行ってきました。 

 

 

 

 また、生計向上の手段として、地域のお母さんたちとのフェアトレード商品の製作および販売による生計向上事業が始まりました。お母さんが個々のスキルを磨くだけではなく、マネジメント研修、マーケティング研修等にも参加し、そこで学んだことを実践で応用し、徐々に、組織の運営能力を高めていきました。 

 

                         ICAN職員との打ち合わせの様子

 

                       フェアトレード商品とお母さんたち

 

新メンバーの加入や、新商品の開発など、組織としての基盤を築き、今では彼女たちによって製作された多くの商品が日本の企業や学校、イベントで販売され、海を越えて多くの人の手に渡るようになりました。 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、新型コロナウイルスの感染拡大とともに、フィリピン・マニラ首都圏の、世界の中で最も厳しい首都封鎖に伴い、彼女たちはフェアトレード商品の注文や販売の機会を失う事となりました。同時に家族や地域住民の健康も脅かされる事となったのです。 

 

「新型コロナウイルスの拡大以降、私たちの状況は一変しました」 

 

「企業からの注文やバザーなどの収入はなくなり、食糧の確保が困難に…」 

 

 

日本でもイベント中止が相次ぎました。

販売できなくなるという事は、生産者への注文がなくなることに繋がり、お母さんたちにとっては死活問題です。このままでは今後、住民組織として活動を続けていく上での活動資金も底をついてしまいます。

新型コロナウイルの影響により、社会的に弱い立場にいる人々が、より一層、厳しい生活を強いられる事となりました。  

 

 

 

 

こうした困難の中でも、地域をより良くするために活動してきた彼女たちから聞こえてきたのは、力強い言葉でした。 

 

 

「自分たちの技術を使ってマスクの製作をしたい」 

 

「そのマスクと食糧を配布し、地域の人々や子どもたちの健康を守りたい」 

 

 

日頃から貧しい生活の中、助け合って暮らしてきた彼女たちは、このような状況だからこそ、お互いに協力し合い、助け合う事の大切さを知っています。 

 

厳しい状況にありながらも、自身の技術や能力を用いて、人々の命を守りたい、と前を向いて生きる彼女たちは、これからも地域の発展に欠かせない存在です。 

 

そんな、地域のために頑張る彼女たちの活動を、私たちもなんとか応援したいと思っています。 

 

 

                         マスクを製作するお母さんたち

 

 

 

 

 

 

            ~今回お預かりする資金の流れと使い道~

 

今回皆様からお預かりする資金は、住民組織が、パヤタス地区とその周辺および路上生活を送る子どもたちやその家族など、地域の人々の感染予防のために製作したマスクを、人々の健康や命を守るための食糧とともに届ける活動費として活用させていただきます。 

配布時には、お母さんたちから住民へ、衛生教育として、正しいマスクの使い方や感染予防に関する知識を共有することで、地域の感染症対策を強化します。 

 

                                 食糧配布の様子

 

 

                                                          感染予防のための衛生教育の様子

 

 

また、資金は以下のように活動費に充てさせて頂きます。

 

●マスク、お米、缶詰などの食糧・物資:約50万円 

●配布活動にかかるスタッフ人件費:約25万円 

●交通費:約11.8万円 

●手数料:13.2万円 

 

お母さんたちの組織維持と地域の人々の生活を守る活動を応援し、この危機を「ともに」乗り越えていきたいと思います。 

 

彼女たちを応援し、地域住民の生活を守るため皆様のお力が必要です。 

ご協力お願いします。 

 

  

  

  

応援いただいた皆様には、パヤタスのお母さんたちからのサンクスメッセージ、活動内容のわかるマンスリーレポート、お母さんたちの製作する布マスクやその他フェアトレード商品をお届けいたします。

マスクなどの商品は、フィリピンの伝統的なバティック柄でできています。

 

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▼プロジェクトの終了要項


(寄贈するもの) 
マスク、お米、缶詰、鶏肉、卵、オムツ、アルコール消毒


(寄贈個数)   
マスク1枚×190世帯=190枚
お米10キロ×190世帯=1900キロ
缶詰10個×190世帯=1900個
鶏肉1キロ×190世帯=190キロ
卵1トレイ×190世帯=190トレイ
オムツ5枚×40世帯(対象世帯のみ)=200枚
アルコール消毒2個×190世帯=380個


(寄贈完了予定日)
2020年12月21日

(寄贈先)     
フィリピンマニラ首都圏(マニラ市トンド、ブルーメントリット、エスコルタ地区およびケソン市パヤタス、ドゥパックス地区)に住む、満足に食事を取ることができず、感染リスクが高い環境下に置かれている路上の子どもとその家族およびごみ処分場周辺の住民。配布地域の地域行政からの許可あり。

(その他)     
【マスクの仕入について】
・仕入先:決定済(仕入先名所:SPNP)
・仕入の状況:仕入れが確定している
・仕入先との取引実績の有無:当団体が実施した裁縫技術の訓練により設立した生産団体です。2005年に独立しており、それ以降も定期的に仕入れて日本での販売を行っています。
・必要な数を具体的に仕入れる事ができる見込みの有無:マスクの製作は複数名の生産者が行っています。現在新型コロナウイルの影響で他の注文が入らない状況の為、マスクの注文ができれば製作に取り掛かってもらう事が可能です。
・品質・性能:マスクは当団体の看護師監修のもと製作をしており、当団体職員による検品も行っています。

【寄贈先に関して】
・寄贈先の決定方法:都市化が進むフィリピンでは格差が進み、経済的不平等の歪みから家庭内暴力や育児放棄、経済的逼迫等により路上に押し出される子どもが、25万人以上存在すると言われています。特に、フィリピンマニラ首都圏で生活する路上の子ども・若者の大多数は出生登録がされておらず、政府の統計には表れない存在であるため、本来ならば享受する権利がある政府による社会保障やサービスを充分に受けられていません。
 一方、ゴミ処分場付近の貧困地域で簡易的な家屋で生活する人々は、土地の権利を持っていないため、自治体より正式な住民とは見なされず、食糧支援や現金給付などの政府の支援を享受できないことも多くあります。
 このように以前から社会の中で最も脆弱な立場に置かれていた人々が、今回のCOVID-19の感染拡大においても社会から見放され、適切な支援を受けることができていない状況を受け、寄贈先地域を決定しました。
・適切に寄贈先を決定できる理由:当団体は1994年よりフィリピンにおいて貧困に苦しむ人々との活動を行ってきた事から地域とのネットワークが確立しています。そのため地域の調査を適切に行い情報を吸い上げることができる立場にあります。
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プロフィール

アイキャンは、貧困や紛争、災害など危機的状況にある子どもたちの生活改善に取り組んでいる国際NGOです。 何かを「与える」活動ではなく、そこに住む人々と「ともに」活動することで、世界中の子どもたちが享受できる平和な社会の実現を目指しています。 アイキャンという名称には「一人ひとりのできること」を持ち寄って活動を進めるという意味が込められており、できることを実践する人(=”I can” アイキャンな人)を増やすこともアイキャンの使命です。

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リターン

500


【学生さんおススメ】サンクスセット

【学生さんおススメ】サンクスセット

1. ICANの活動がわかるマンスリーレポート
2. 感謝の気持ちを込めたサンクスレター
3. パヤタス地区のお母さん達からのサンクスビデオ

をお送りいたします。

*マンスリーレポートとお手紙は紙媒体にてお届けします
*サンクスビデオはお手紙にURLを添付してお届けします

支援者
13人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

1,000


サンクスセット

サンクスセット

1. ICANの活動がわかるマンスリーレポート
2. 感謝の気持ちを込めたサンクスレター
3. パヤタス地区のお母さん達からのサンクスビデオ

をお送りいたします。

*マンスリーレポートとお手紙は紙媒体にてお届けします
*サンクスビデオはお手紙にURLを添付してお届けします

支援者
22人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

3,000


手作りバティック柄マスクセット

手作りバティック柄マスクセット

1. ICANの活動がわかるマンスリーレポート
2. 感謝の気持ちを込めたサンクスレター
3. パヤタス地区のお母さん達からのサンクスビデオ
4. パヤタス地区のお母さん達が一から製作!バティック柄マスク(どの柄が届くはお楽しみ★)

をお送りいたします。

*マンスリーレポートとお手紙は紙媒体にてお届けします
*サンクスビデオはお手紙にURLを添付してお届けします

支援者
66人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

10,000


手作りバティック柄巾着+マスクセット

手作りバティック柄巾着+マスクセット

1. ICANの活動がわかるマンスリーレポート
2. 感謝の気持ちを込めたサンクスレター
3. パヤタス地区のお母さん達からのサンクスビデオ
4. パヤタス地区のお母さん達が一から製作!バティック柄マスク(どの柄が届くはお楽しみ★)
5. パヤタス地区のお母さん達が一から製作!バティック柄巾着(どの柄が届くはお楽しみ★)

をお送りいたします。

*巾着の在庫がなくなった場合は代わりの商品をお届けします
*マンスリーレポートとお手紙は紙媒体にてお届けします
*サンクスビデオはお手紙にURLを添付してお届けします

支援者
9人
在庫数
完売
発送完了予定月
2020年12月

10,000


手作りバティック柄箸袋+マスクセット

手作りバティック柄箸袋+マスクセット

1. ICANの活動がわかるマンスリーレポート
2. 感謝の気持ちを込めたサンクスレター
3. パヤタス地区のお母さん達からのサンクスビデオ
4.パヤタス地区のお母さん達が一から製作!バティック柄マスク(どの柄が届くはお楽しみ★)
5.パヤタス地区のお母さん達が一から製作!バティック柄箸袋(どの柄が届くはお楽しみ★)

をお送りいたします。

*箸袋の在庫がなくなった場合は代わりの商品をお届けします
*マンスリーレポートとお手紙は紙媒体にてお届けします
*サンクスビデオはお手紙にURLを添付してお届けします

支援者
13人
在庫数
15
発送完了予定月
2020年12月

20,000


手作りバティック柄ぞう-ぬいぐるみ+マスクセット

手作りバティック柄ぞう-ぬいぐるみ+マスクセット

1. ICANの活動がわかるマンスリーレポート
2. 感謝の気持ちを込めたサンクスレター
3. パヤタス地区のお母さん達からのサンクスビデオ
4.パヤタス地区のお母さん達が一から製作!バティック柄マスク(どの柄が届くはお楽しみ★)
5.パヤタス地区のお母さん達が一から製作!バティック柄ぞう-ぬいぐるみ(どの柄が届くはお楽しみ★)

をお送りいたします。

*ぞう-ぬいぐるみの大きさは約15センチです
*マンスリーレポートとお手紙は紙媒体にてお届けします
*サンクスビデオはお手紙にURLを添付してお届けします

支援者
9人
在庫数
16
発送完了予定月
2020年12月

50,000


手作りバティック柄バケットハット+マスクセット

手作りバティック柄バケットハット+マスクセット

1. ICANの活動がわかるマンスリーレポート
2. 感謝の気持ちを込めたサンクスレター
3. パヤタス地区のお母さん達からのサンクスビデオ
4.パヤタス地区のお母さん達が一から製作!バティック柄マスク(どの柄が届くはお楽しみ★)
5.パヤタス地区のお母さん達が一から製作!バティック柄バケットハット(どの柄が届くはお楽しみ★)

をお送りいたします。

*帽子の在庫がなくなった場合は代わりの商品をお届けします
*マンスリーレポートとお手紙は紙媒体にてお届けします
*サンクスビデオはお手紙にURLを添付してお届けします

支援者
6人
在庫数
2
発送完了予定月
2020年12月

プロフィール

アイキャンは、貧困や紛争、災害など危機的状況にある子どもたちの生活改善に取り組んでいる国際NGOです。 何かを「与える」活動ではなく、そこに住む人々と「ともに」活動することで、世界中の子どもたちが享受できる平和な社会の実現を目指しています。 アイキャンという名称には「一人ひとりのできること」を持ち寄って活動を進めるという意味が込められており、できることを実践する人(=”I can” アイキャンな人)を増やすこともアイキャンの使命です。

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