プロジェクト概要

【2017年10月5日追記:ネクスト・ゴールを設定致しました!】

 

お陰様で、第一目標である金額を達成することができました。低血糖アラート犬のトレーナー研修費(年4回)とRtube購入費の一部に充てることができます。本当にありがとうございます。

 

皆様の温かい応援と励ましのお言葉をこれからの活動のエネルギーとして次の目標を300万円と設定させていただきます。

 

上記の低血糖アラート犬のトレーナー研修費(年4回)とRtube購入には、合計300万円かかるため、今後いただいたご支援は、引き続きこのアラート犬育成プロジェクトの1年目にかかる費用として使用させていただきます。

 

殺処分を逃れたワンコの新しい一歩と、そのサポートを必要としている無自覚性低血糖患者のために、どうか変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます!

 

認定NPO法人日本IDDMネットワーク・専務理事 大村詠一

 

 

 

 

 「糖尿病患者の無自覚性低血糖」と「犬たちの殺処分」という2つの社会問題を解決するために。低血糖アラート犬の育成プロジェクト!

 

ページをご覧下さり、ありがとうございます。認定NPO法人日本IDDMネットワーク・専務理事の大村詠一です。1型糖尿病はじめ毎日のインスリン補充を必須とする患者・家族の支援をしています。

 

私自身も8歳の時に突然1型糖尿病を発症。膵臓から分泌される、糖を吸収するのに必須なホルモンであるインスリンが出なくなったため、毎日4回以上のインスリン補充を行わなければ生きられない身体となりました。

 

インスリン補充には「低血糖」という副作用があります。その際に自覚症状が出ない無自覚性低血糖を起こして、1人暮らしの自宅で亡くなった仲間も残念ながら後を絶ちません。

 

私たちは、これまで1型糖尿病の「予防」、「治療」、「根治」に向けた様々な研究を後押ししてきました。これまでの研究助成の実績についてはこちらをご覧ください。

 

そして、今回は、日本で新しい取り組みへの一歩を皆さんと一緒に踏み出したいと思うのです。それは、

 

低血糖アラート犬の育成プロジェクト。

 

海外では、低血糖アラート犬の実用化が進んでおり、血糖値を測定器で確認するよりも早く低血糖を知らせ、患者の命を救った事例もあります。

 

殺処分ゼロへのチャレンジなどの活動を続けられるピースワンコ・ジャパンと協力し、殺処分を逃れた犬たちを低血糖アラート犬へと育成し、家族に迎えていきます。

 

そのために今回は、専門家を招いて低血糖アラート犬の育成法を学び、患者の呼気サンプルを採集する為の機器を購入したいと思います。

 

血糖管理の方法は様々ありますが、低血糖アラート犬でこそ救われる患者がいると思っています。患者の選択肢を広げ、この低血糖と向き合う新しい生活のかたちを一緒に実現していただけませんか。

 

(左)認定NPO法人日本IDDMネットワーク・専務理事専務理事 大村詠一
(右)認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクトリーダー 大西純子

 

 

 無自覚性低血糖で亡くなる仲間が後を絶ちません。

 

1型糖尿病は、世間一般的に「糖尿病」として認知されている遺伝や生活習慣の乱れなどが関係して発症する2型糖尿病とは異なり、国内では患者数も大きく異なるのであまり認知されていません。

 

私も1型糖尿病を発症し、「低血糖になるといけないから運動はできない」「インスリン注射を毎日打たないといけないなんて、躾が悪かったからだ」など認知度が低いがための偏見や誤解に苦しむこともありました。

 

そんな経験を活かして、現在は認定NPO法人のスタッフとして、日本中の患者・家族の皆さんと情報を交換したり、この1型糖尿病を治る病気にする為に研究支援を行ったりしています。

 

大会出場の際もインスリン注射等による血糖値のコントロールは欠かせません。

 

私たち、1型糖尿病の患者は写真のような注射やインスリンポンプと呼ばれる医療機器で、毎日インスリンを補充しなければ生きることができません。

 

しかしながら、そのインスリン補充には「低血糖」という副作用がつきまといます。低血糖になると個人差はありますが、手が震えたり、冷や汗をかいたり、脚がふらついたり、目の焦点が合わなくなったりします。

 

上記のような自覚症状が出る人もいるのですが、中には自覚症状が現れず、この無自覚性低血糖を起こしたとき、周りに誰もおらず、1人暮らしの自宅で亡くなった仲間も残念ながら後を絶ちません。

 

患者が肌身離さず持っているインスリン注射

 

「1人でも無自覚性低血糖に悩む仲間を救いたい」という気持ちの高まりとは裏腹に、海外で実用化され、血糖値の変化を知らせてくれる糖尿病アラート犬の育成機関は国内になく、訓練方法すらも分からない状態に頭を悩ませていました。

 

そんなとき、殺処分ゼロへのチャレンジや災害救助犬やセラピー犬の育成などの活動を続けられるピースワンコ・ジャパンの大西純子氏にお会いすることができ、なんと災害救助犬なども育成されている経験を活かして、低血糖アラート犬の育成にご協力いただけることになりました。

 

里親さんを待つワンコたち。

 

実は、大西さんもまた1人の1型糖尿病のスタッフを今年1月に亡くしたばかりでした。 「もっと早く低血糖アラート犬を育てられていれば…」 そんな気持ちは捨てきれませんが、殺処分を逃れピースワンコ・ジャパンが保護した犬たちを、低血糖に悩む患者のもとで愛情を持って一緒に助け合いながら育ててもらえる未来が1日でも早められたらと思い、このプロジェクトをスタートさせます。

 

ピースワンコ・ジャパンは、2012年夏に、広島県神石高原町内で犬の引き取りを始め、2016年4月からは広島県内で殺処分対象となった犬の全頭引き取りをしています。これまでの総保護頭数は2600頭を超え、うち600頭以上が新しい家族のもとへ卒業していきました。
 

ピースワンコ・ジャパンが保護している殺処分を逃れた犬たちと低血糖アラート犬育成プロジェクト始動!

 

そして、一部の犬は災害救助犬やセラピー犬として育成され、実際に人命救助や人に癒しを与えるという役割を担っています。

 

今回、このプロジェクトを通じて低血糖アラート犬として育成される犬もまた、ピースワンコ・ジャパンに引き取られなければ、殺処分されていた犬たちです。様々な理由で保護された犬たちが、患者さまの大切なパートナーとして、新たな一歩を踏み出します。

 

 

インスリン補充をする患者たち

 

 

 

 アメリカの低血糖アラート犬:7歳の男の子を見守るラブラドールのジェダイ。

 

海外では、すでに低血糖アラート件の実用化が進んできており、下記のような低血糖を起こした患者を助ける犬についてのエピソードがしばしば報道されます。

 

アメリカ・カリフォルニア州には、低血糖アラート犬として有名なラブラドール犬のジェダイ(4歳)がいます。


ジェダイが見守るルーク・ナットオールくん(当時7歳)は1型糖尿病を患っており、インスリン補充が欠かせません。そして、そのために1日に約10回も指から血を出して血糖値を確認する必要があります。

 

ある日の夜、ルークくんの母親がジェダイに起こされました。


息子の様子を見ても問題なさそうなので、また寝ようとするものの、ジェダイはなかなか落ち着かない様子。どうしても気になり、息子の血糖値を改めて確認すると、一気に低血糖を起こしていました。


そのまま放ったらかしにしていたら、昏睡に陥っていたかもしれません。ジェダイのように優れた嗅覚で、血糖値を測定することなく異常を感知して知らせてくれる低血糖アラート犬は、患者やその家族にとってかけがえのない存在になっています。

 

Saving Luke - Luke and Jedi - Fighting Type 1 Diabetes Together
引用:ルークくんとジェダイのFacebook 

 

 

 

皆さまからいただいたご支援で、専門家を招いて低血糖アラート犬の育成法を学び、患者の呼気サンプルを採集する為の機器を購入します。

 

低血糖アラート犬を育成するには、ノーズワークと呼ばれる嗅覚の訓練が欠かせません。 そこで私は、大西さんとともに6月に来日されていたワーキングドッグの専門家であるイェシカ・オーベリーさん(スウェーデンのスカンディナビア・ワーキングドッグ研究所所属、共同経営者、および講師、トレーナー)から簡単な訓練の流れについてお話を伺いました。

 

海外で活躍する「糖尿病アラート犬」は、低血糖だけではなく血糖値が基準値を超えた高血糖も探知するそうです。しかし、低血糖だけでなく高血糖も探知するようにするには訓練の数も増えるということと、患者にとって緊急の副作用は低血糖であること、国内には例のない初めての試みであることから、まずは低血糖を探知してくれる「低血糖アラート犬」の育成を目指します。

 

そのためには、訓練を担当して下さるトレーナーの養成が急務であるため、イェシカさんを来年12月までに4回ほどお招きして、ピースワンコ・ジャパンのトレーナーの方々にセミナーを受講してもらい、訓練法を学んでいただきます。

 

ノーズワーク(鼻のトレーニング)

 

おすわりの練習をして喜ぶ、りあんちゃん (1型糖尿病患児)

 

また、育成には様々な血糖値のときの患者の呼気サンプル(息)が必要です。 気体のままでは臭いが薄れていってしまうため、液体で保存する方法を探していたところ当法人の研究助成先である東京医科歯科大学の三林教授からRtube(https://youtu.be/bLIEY5jo98k)と呼ばれる機器を教えていただきました。

 

こちらを数個購入し、呼気サンプルを採集するだけでなく、三林教授の力を借りて、より安価で簡易な採集方法の検討を行います。

 

呼気サンプル採集器「Rtube」
株式会社フクダ産業のホームページから引用

 

 

今回のプロジェクトで、低血糖アラート犬が育成できる環境づくりを進め、その後実際の育成へと移っていきます。

 

<1年目>

・低血糖アラート犬のトレーナー研修費、Rtubeの購入と呼気サンプル採集方法の検討

→皆さんのご支援はこの第一歩を踏み出すために使用します。

 

・適性検査、人と生活することへの適応トレーニング

 

人馴れトレーニング

 

<2年目>

・様々な血糖状態の呼気サンプルを用いたノーズワーク(鼻のトレーニング)

 

<3年目>

・患者自身の呼気サンプルを用いたノーズワーク(鼻のトレーニング)

・患者と生活をしながらアラートの確認

 

12月まで、イェシカさんに関わっていただくことで、患者とのマッチングまでを網羅してトレーニングいただく予定です。

 

(右)講師・トレーナーのイェシカさん、(中)通訳・ライターの藤田さん、(左)大村

 

 

 低血糖に悩む患者と保護された犬たちに「安心」のある未来を!

 

イェシカさんの話では、低血糖アラート犬の精度は100%ではありません。しかし、車の自動ブレーキと同じように、低血糖アラート犬は患者の治療をサポートしてくれると信じていますし、犬たちがいる生活自体が患者に安心をもたらすと確信しています。

 

また、犬たちにとっても、殺処分を逃れ、一緒に暮らす家族がいることは何よりの安心だと思っています。

 

まずは、無自覚性低血糖への対処法がゼロであった現状を変え、1頭目の低血糖アラート犬を育てることが、糖尿病患者のQOL(生活の質)の向上につながり、犬たちの殺処分ゼロ実現にもつながる新たな道になると期待しています。

 

今回のプロジェクトの実現は、そのために必要な第一歩です。 皆さんのご協力をお願い致します。

 

ピースワンコ・ジャパンに保護されただんごちゃんと、
低血糖アラート犬との生活を心待ちにするりあんちゃん

日本IDDMネットワーク
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資金使途について​

 

❏ 飼育費(4頭)、トレ―ニング費(3年間)13,000,000円
❏ 低血糖アラート犬のトレーナー研修費(年4回)1,000,000円
❏ 通訳人件費  1,000,000円
❏ Rtube購入費  2,000,000円
❏ 患者家族渡航費  1,000,000円
❏ サンプルバッグ購入費 2,000,000円

 

プロジェクトの総額2,000万円のうち、このクラウドファンディングでは第一目標を200万円と設定しています。

 
税制上の優遇措置について​

 

日本IDDMネットワークは、所轄庁(佐賀県)より平成24年8月3日付から「認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)」として認定されています。当法人に寄付をいただいた個人・法人・相続人は税制上の優遇措置が受けられます。寄附金受領証明書は2017年12月までに送付します。 詳しくは下記リンク先をご覧下さい。

 

http://japan-iddm.net/npo_nintei/

 

 

●インターネットでのご支援方法がわからない方々へ●

 

応援いただける方は、以下のアドレスへ直接連絡いただければ幸いです。
詳しい内容を、こちらから連絡しご支援のお手続きを代行させていただきます。


連絡先:0952-20-2062
メール:readyfor@japan-iddm.net 

 


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