コロナ禍や高齢化で衰退する囲碁文化に活気を与える「県民囲碁フェア」

▼自己紹介

日本で一番、囲碁の弱い山形県の県碁連（日本棋院山形県支部連合会：長い！）幹事長佐藤博史です。今、カルチャーセンターで囲碁教室の先生をしています。コロナ禍や高齢化で教室の生徒さんが激減しました。県碁連の支部では、毎月行っている例会（碁の大会）に参加する会員の数が減って運営が厳しくなっております。このままではいずれ囲碁文化が廃れてしまうのではと、危機感を感じております。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

「囲碁の弱い山形県」と言いました。東北六県で県別団体戦を毎年実施していますが（東北六県囲碁大会と言い、全国でも珍しいブロック単位の大会で、昭和３１年から続く長い歴史があります）、何と６０年以上の歴史ある大会で一度も優勝したことがない（これも奇跡！）のです。最近の六県大会の選手壮行会では「私が死ぬまでに一度でいいから優勝して」と激励してきました。それが、去年の第６５回大会で何と初優勝してしまったのです。私の一生の願いをかなえてくれた選手の皆さんに感謝を伝えるとともに、山形県の囲碁ファンや囲碁に関心のある方々と共に楽しいイベントを開きお祝いしたいと思いました。

なお、「日本で一番」と言いましたが、日本で唯一囲碁のプロ棋士を輩出していない県は、山形県だけなのです。

今年の東北六県囲碁大会（青森市）　右端：筆者

▼プロジェクトの内容

プロ棋士の先生（アンティ・トルマネン初段、安藤和繁五段、林漢傑八段）をお呼びし、無料と有料の指導碁会や初心者向けの教室、出場選手とプロ棋士の対局をプロ棋士から解説してもらう公開対局などを開催します。

・第１日目　１１月２７日（日）１３：００～１６：３０　山形テルサ　大会議室（双葉町1-2-3）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　約１００人（指導碁会：無料）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１１月２７日（日）１３：００～１６：３０　山形テルサ　研修室A（双葉町1-2-3）　　　　　　　　　　　　　　　　　約２０人（初心者講座：無料） 　　　　　　　　　　

・第２日目　１１月２８日（月）　９：００～１２：００　メトロポリタン山形（香澄町1-1-1）　　　　　　　　　　　　　　　　　約３０人（指導碁会：有料） 　　　　　　　　　　　　　　　　　

１１月２８日（月）１５：００～１７：００　メトロポリタン山形（香澄町1-1-1）　　　　　　　　　　　　　　　　　約１５０人（公開対局）

１１月２８日（月）１７：００～１９：００　メトロポリタン山形（香澄町1-1-1）

約２００人（祝賀会）

▼プロジェクトの展望・ビジョン

このイベントの広報活動の中で県内各地区の公民館の囲碁サークルや地域の愛好会、職場の愛好会などの情報取集を行い、愛好会対抗団体戦の開催や各支部との交流推進など、山形県の囲碁ファンの開拓、囲碁活動の活発化につなげていきたい。

また、唯一「プロ棋士のいない県」を脱却するための「プロ棋士育成プロジェクト」を立ち上げたい。

今回のイベントを応援していただく後援団体や、このクラウドファンディングに協力くださる皆さんと共に、山形県の囲碁文化を支え、発展させていけたらと考えております。

▼プロジェクトの中止・延期

新型コロナの感染拡大等により中止または延期となった場合（新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言等）は、支援金は原則として返金することといたしますが、支援者のご承諾を得て、「プロ棋士育成プロジェクト」の基金として活用させていただければと考えております。

▼県碁連ホームページ

URLはこちらです。https://sites.google.com/view/yamagatakengoren