プロジェクト概要

井笠地域の住民の交通を支えた日本最古のAT搭載のバスを、たくさんの思い出が残る所縁の地で保存したい!

 

皆様、初めまして。井笠鉄道ホジ9保存会代表の渡邉靖貴と申します。私は、岡山県笠岡市を中心に、かつてこの地域の方々の足として活躍した、旧井笠鉄道の鉄道線の車輌等の清掃、修復活動を行っております。

 

井笠鉄道はバスの運行も行っており、1970年代後半~80年代にかけて、オートマチックトランスミッション(AT)を搭載したバスを全国に先駆けて大量導入しました。当時はAT車を導入している会社はほとんどなく、民間企業としては国内最初期にAT車の運行を始めました。

 

今回、その中の1台であり、今や国内で現存最古となったオートマのバス「Z8303号」を引取り、思い出と共に大切にしてくれる人がたくさんいる笠岡市内で保存していく事を考えております。

 

保存にあたっての車両の回送と最低限の修復費に、約100万円の費用が掛かってしまいます。思い出のバスを笠岡市に残していくために、皆様のお力をお貸しいただけないでしょうか?

 

現役時代のZ8303号(広島県福山市 福山駅前にて)

 

 

全国に先駆けてATバスの運行を始めた井笠鉄道のバスは、地域の人々の足として利用され、必要とされていました。

 

Z8303号は、1983年にいすゞ自動車で製造された、当時全国的に珍しかったトルクコンバータ式オートマチックトランスミッション(トルコン式AT)を装備した路線バス(K-EDM430型)です。80年代当時に導入していた事業者は数少なく、30台以上のAT車が導入され、主力として活躍していた井笠鉄道は全国的にみても希有な存在で、AT車の導入当初は他社からの視察も多数あったと聞きます。

Z8303号は1983年に導入され、2007年に引退するまでの約25年もの長きにわたって一貫して井笠鉄道で活躍しました。現役時代は広島県福山市近郊を中心に、岡山県笠岡市・井原市など多方面へ運行されていました。今も残る当時の行先表示には、病院や住宅団地、大学や工場の送迎など様々な行先が記載されており、地域の足として幅広く活躍していたことがうかがわれます。

 

運転免許を持たないお年寄りや学生にとって、バスは無くてはならない存在であり、このバスに乗って病院や買い物に行ったり、通学していたという方も大勢いらっしゃると思います。私自身も井笠鉄道のバス路線沿線で生まれ育ち、祖父母の代からバスを利用してきました。バスの中で運転手の方と世間話をする地元の方や、学校帰りの学生の姿は今も印象深く記憶されています。決して乗客は多い方ではありませんでしたが、バスを必要とし、利用していた方々の姿がそこにはありました。

 

かつての旧駅前地区と同型のバス
(現在は駅前ロータリーが整備され、街並みは大きく変化しました)

 

 

Z8303号の引退後は兵庫県の方に引き取られ大切にされてきましたが、窓ガラスが割られた事件をきっかけに、沿線地域での保存に動き出しました。

 

AT車は、坂道の連続する路線ではエンジンブレーキが利きにくく、使用しにくいといった運用の難しさから、次第に数を減らし、その後はMT車が導入されることになりました。83年導入車としては最終期まで現役であったZ8303号も、寄る年波には勝てず、2007年6月いっぱいで引退しました。

 

引退したZ8303号は同型のバスがスクラップとなる中、幸運にも兵庫県の個人の方に引き取られることになりました。昭和レトロなおもちゃを展示する博物館のアイキャッチ(看板)として、車体の塗装は現役時代の物からは塗り替えられつつも、現在まで良好な状態でその姿を留めていました。


しかし、昨年何者かによって後部の窓ガラスを割られるという被害に遭ってしまいました。「今後状態が悪化する前に、Z8303号を引取り、その保存を実現したい」と、井笠鉄道の鉄道線の保存展示施設、「井笠鉄道記念館」を管理する地元笠岡市の方々と、Z8303号の所有者の方からもご協力をいただき、笠岡市内にZ8303号を保存するプロジェクトが始動しました。

 

引退後、車庫に留め置かれていた同型車(Z8304号車)
BJ41-V氏撮影

 

 

自らの足で、所縁のある笠岡の地まで里帰りさせ、地域で保存します。

 

現在までの約10年間、屋外に留め置かれていた同車ですが、車輌そのものの状態は決して悪くはなく、これまでに実施した作業の中で、エンジンがかかり、わずかに前後に動ける状態にまで回復しています。その為、可能な限り、保存先の笠岡市内までは、かつてその足で赤穂までやってきたときと同様に、自走による公道の回送を目指していきたいと考えています。

 

そして保存後には、傷んだ箇所の補修や井笠鉄道時代の塗装への復元の後、定期的に一般公開を実施する予定です。今回、保存の為にご提供頂ける敷地は、「井笠鉄道記念館」からも程近く、かつての井笠鉄道のバス路線の沿線という、保存には大変適した立地です。

 

自走可能な状態に戻りつつあるZ8303号ですが、それでも、公道を走行するためにはタイヤの交換、ブレーキの整備をはじめとした多くの行程が必要になっています。製造から30年以上が経っており、国内で現役の同型車は存在していません。メーカーから入手できる部品も少なくなっている為、上記の工程だけでも最低30万円程度は必要になってしまいます。皆様からご支援いただく資金は、これら各所の整備及び保存先への回送費バスの取得費と今後の修復費の一部に活用させて頂きたいと思います。

 

今年3月、譲渡に向けた交渉の際のZ8303号の姿

 

 

地域を支え続けた「生きる歴史」を、お世話になった利用者たちの手で守りつつけていきたい。

 

同車は、井笠鉄道で長きに渡り活躍し、地域の歴史の中に確かに存在していました。今は亡き井笠鉄道の記憶は、時間が経つにつれて少しずつ薄れてしまいます。同車の保存を通して、もう一度その記憶に触れる事が、この町に良い影響を与えてくれると思います。

 

また、徒歩圏内である鉄道線の歴史を伝える保存施設、「井笠鉄道記念館」と併せて同車を訪問して頂くことで、鉄道からバスへ形態は変われども、地域の足として、多くの方々に支えられた井笠鉄道全体の歴史を伝える事も可能になるのではないかと考えています。

 

かつて井笠鉄道のバスを利用したことがあるという地元の方のみならず、Z8303号の希少さをご理解いただける全国のバスファンの皆様にも、是非同車の保存実現に向けたご支援を頂ければ嬉しく思います。

 

地域を走り続けてくれたバスを守り続けるために、どうかご協力をお願い致します。

 

地域の足として長きにわたって活躍し、今なおその姿を留める、国内現存最古のAT車の保存に、多くの方のご支援をよろしくお願いいたします。

 

リターンについて

 

・サンクスメール

 

・オリジナルポストカード

 

・オリジナルステッカー
 

・車内にお名前を掲示致します

 

・井笠鉄道100周年時の記念乗車券を模した保存サポーター証をお送り致します

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・回送時のZ8303号の姿を収めたフォトブックをお送り致します

 

・Z8303号・修復完了後の先行特別公開にご招待
※日時・場所は後日ご案内します

 

・特別公開時、保存敷地内での乗車体験が出来ます
※運転はできません
※日時・場所は後日ご案内します

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・特別公開時、保存敷地内でZ8303号の運転体験が出来ます
※日時・場所は後日ご案内します

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・バス回送時の記録映像をお送り致します

 

・バス保存の際、車体側面・後部の枠に任意のデザインの広告,掲示物を記載

※掲載期間は1年間を予定しております

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