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私のインドネシアでのボランティア【体験談】

 

こんにちは関口真緒です。今回は、「概要」ページには書ききれなかった私のボランティア体験談を書こうと思います。

 

ーー目次ーー

▶ボランティア内容

▶家主さんのお話

▶つきっきりでサポートしてくださった方のお話

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▶ボランティア内容

去年の春休みに、ＮＧＯ団体Habitat for Humanityの国際ボランティアプログラム「Global Village（以下ＧＶ）」に参加しました。このボランティアは住居建築ボランティアで、世界各国の住居問題に取り組んでいます（詳しくは「概要」ページにございますHabitat for Humanityのリンク先をご参照ください）。国によってボランティアの活動内容は様々で、インドネシアでは、土台を掘り、針金で支柱を作り、セメントを作りレンガを積み、壁にセメントを塗る作業を行いました。現地の方に身振り手振りで作業工程を教えていただくので、知識や技術の無い人でも安全に活動できます。

 

▶家主さんのお話

（新しい家と家主さんご夫婦）

 

２軒の家の建設に携わることができましたが、家主さんはお二人ともご高齢の方でした。そのうち1人の方のお話をさせていただきます。

彼は奥さんとお孫さんと暮らしています。雨季には田んぼでお米を作り、乾季には野菜を作りそれを売って生計を立てています。彼に質問をする機会がありました。「一番必要なものは何ですか」「家です」、「新しい家が建ったらどうしたいですか」「娘と住みたいです」。私たちがした質問のせいかもしれませんが、彼は家族のことを沢山話してくれて、私はそれが印象的でした。家族が集まって食事して寝泊まりする空間である家があることが当たり前のものだと考えていた自分に気づかされました。ボランティア初日は目があっても笑顔が全く見られなく、また家主さんの奥さんは姿を見せることすらありませんでした。しかし最終日、私たちに食べきれない程の食事を用意してくださり、また家主さんの奥さんは別れを惜しんで涙を流してくれました。たった1週間ほどでしたが、私は家を通して彼らの人生の大切な時間を共に過ごせたのだと感じました。

現在、新しい家は完成され、３部屋ありゲストルーム・ベットルーム・お孫さんの部屋に使っているそうです。

 

 

▶つきっきりでサポートしてくださった方のお話

 

（手作りの誕生日ケーキ）

 

ボランティア活動の日以外も、観光の日や夕食にまで付き添ってサポートしてくださる方を「コーディネーター」と呼びます。「概要」にも書きましたが、彼とのエピソードをもう少しここで話させていただきます。彼の第一印象は強面なため「怖そう」というイメージでした。しかし彼は、本当に本当に心優しい方でした。一緒にボランティアに参加したメンバーの中で、インドネシアにいる期間で誕生日を迎える人がいました。それを伝えると、誕生日の日に大きなケーキを作ってきてくれました。私達学生のサポートだけでも忙しいのにケーキを作ってくれて、このコーディネーターを本当に善意からしているのだと思い、人の心のあたたかさを感じました。

 

 

この他にもインドネシアのHabitatの職員さんや運転手さん、ホテルの方々など、私のインドネシアでのボランティアは多くの方の支えの上で成り立っていました。「お世話になった方々に恩返しがしたい」という気持ちから、今回のNew Room Project for Indonesiaが生まれました。

 

クラウドファンディングの目標金額を達成してイベントを開催し、多くの人にインドネシアに興味を持ってもらい、かつイベント当日の収益をインドネシアのHabitatに寄付することは、今の私にできる最大限の恩返しだと思っています。

イベントを成功させ、お世話になった方々に恩返しができますよう、これからも気を引き締めて精進して参りますので応援どうぞよろしくお願い致します！