｢2020インターハイ｣中止の危機を救え！高校生の熱い夏を守りたい

2020インターハイのためのクラウドファンディングが、10月23日23時に無事に終了しました。
 
当初の目標額4,000万円には及びませんでしたが、のべ722人もの方々から、9,011,000円ものご支援をいただきました。ご支援くださいました皆さま、また情報拡散などで協力くださいました皆さま、誠にありがとうございました！

 

 

【初の分散開催で中止も想定される中での挑戦と皆さまのあたたかな応援のお力】

2020インターハイは21府県で開催されますが、これは50年以上の歴史の中で初めてのことです。開催に向け様々な課題がありますが、開催経費の不足が最大の課題で、競技によっては中止も想定されるような状況です。

 

しかし、高校生アスリート憧れの夢の大会であるインターハイを1競技たりとも中止するわけにはいきません。来年、何としても全30競技を開催するという強い覚悟のもと、不足する開催経費を確保するため、また多くの方に2020インターハイの窮状を知っていただくために、思い切ってクラウドファンディングにチャレンジしました。

 

例年のインターハイは、開催自治体（都道府県、市町村）から開催経費の7～8割にあたる補助金を支出いただいて開催しています。しかし、2020インターハイは、開催ローテーションとは異なる緊急例外的な大会となります。そのため、開催自治体の開催経費をご負担いただかずに大会を開催するため「2020インターハイ特別基金」を平成27年から始めました。

 

さらに、競技ごとの開催地をお引き受けいただく過程の中で、大会開催に必要な経費をギリギリまで削減しましたが、これまでの特別基金への寄付金額では開催経費に不足が生じていました。開催まで1年余りと迫った中、この危機的状況を何とかしたいと思い、インターハイ直前ではありましたが、クラウドファンディングによる寄付を急遽お願いすることとしました。

 

2週間ほどの短期間で急ぎ準備をして、南部九州インターハイ総合開会式の2日前の7月25日にスタートしました。前日の24日には、大手新聞社あてに2020インターハイの開催地決定と開催期間の公表、クラウドファンディングについてプレスリリースをしました。翌日の新聞記事では、開催地・開催期間の公表よりもクラウドファンディングを大きく報じていただきました。

 

また、８月中旬の全国ネットのテレビニュースをはじめ、多くのローカル局、地方新聞社などメディアの方が思いを持って取材してくださったり、皆さまがSNSでのシェアなど情報拡散などで応援してくださったりすることで、私たちの想像を超える勢いで2020インターハイの窮状を知っていただきご支援の輪が広がり、こうやって無事にクラウドファンディングを終了することができました！

 

ご支援をいただいた方からの応援コメントに感動して何度も涙が出そうになることがあり、本当に多くの人がインターハイや高校生の部活動にひたむきに取り組んでいる姿を応援してくれているのだと改めて感じました。なんと言ってお礼を申し上げたらこの気持ちが伝わるのか、お一人お一人に直接お会いしてお礼をお伝えしたい気持ちで一杯です。本当に感謝しかありません。

 

 

【皆さまの応援の気持ちを持って全力で開催準備に取り組みます】

 

開催経費の不足を解消するまでには至りませんでしたが、お力添えのおかげで、不足額を大きく減らすことができました。来年のインターハイは、規模の縮小はやむを得ない状況と現時点では判断しておりますが、(公財)全国高体連事務局の財源から開催資金を補填し、どういった形であれ全競技を開催に向けて進める予定です。皆様からのご支援は大会開催経費として、必ず大切に使わせていただきます。
 
それにも増して、クラウドファンディングを無事に終了することができた今、応援の気持ちをありがたく思うとともに、改めて2020インターハイの全競技を必ず開催するという気持ちをさらにさらに大きく強くしていただいたと感じています。

 

様々な課題を乗り越えしっかりと準備し、皆さまからお預かりしたお気持ちにおこたえできるように、開催に向け全力で取り組んでまいります。

 

 

【これからも引き続き応援をお願いいたします】

 

昨年3月の「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」の公表以降、学校教育における部活動の在り方が大きく問われています。また、50年以上の歴史のあるインターハイも時代の変化とともに課題を抱え、大会の見直しが必要です。

 

しかし、学校教育における部活動の教育的意義はとても大きいものと考えており、部活動の一環として開催されるインターハイも大きな存在意義を持っているものと信じています。引き続き多くの皆さまの応援、ご支援をお願いいたします。

 

クラウドファンディングは受付を終了しましたが、「2020インターハイ特別基金」は来年6月までご寄付を受け付けておりますので、ご支援いただければ幸いです。 
▷https://zen-koutairen.com/f_kikin2020.html

 

また、ご支援いただいた皆さまへの領収証の発行や活動報告書などのお返しについては、準備でき次第、順次発送等を対応させていただく予定です。ぜひクラウドファンディングのその後の情報もご覧いただき、これからも関わり続けていただけたら幸いです。
 

 

【最後に】

 

最後に、改めて、この度のクラウドファンディングへの応援に心より御礼申し上げます。このチャレンジを支えてくさった全ての皆さまへ、万感の思いを込めてお伝えさせてください。本当に、ありがとうございました！