千葉刑務所でクラスター発生。

昨日は鈴鹿殺人事件で殺人犯の汚名を着せられている加藤映次さんに面会するため、千葉刑務所に行ってきました。

残念ながら映次さんに面会はできませんでした。係の人の話では、現在、受刑者、職員あわせて90人がコロナウィルスに感染していて、クラスターが発生中。幸い、映次さんは陰性で無事とのこと。しかし、経過観察ゾーンにいるということで、経過観察期間を過ぎるまで、面会はできないそうです。２～３週間後にもう一度来たら会えるかと聞いたら、その頃は大丈夫だろう、ということでしたが、油断はできません。 また来月頭に面会に行こうと思います。

千葉刑務所は作りも古く、受刑者たちがいるスペースは冷暖房もないため、手足や耳に霜焼けが出来ているそうです。寝るときは耳当ても出来ない。布団から顔を出していなくてはいけない。適切な医療体制もなく、酷い環境のようです。監獄人権センターが抗議声明を出しています。
http://www.cpr.jca.apc.org/archive/statement#1234

ご存知でしょうか。国連人権理事会のUPR（普遍的定期的審査）は日本に対し218項目もの改善勧告を出しています。森喜朗氏の女性蔑視発言にもみられるように、女性の地位が低い、国会議員の女性比率が低い、などから始まって、受刑者の環境が劣悪、死刑制度を存置している、など、とにかく日本が人権後進国であることが世界に知れ渡っています。取り調べに弁護士の立ち合いも許されず、冤罪が警察・検察によって作られていることも世界の非常識。改革していかなくてはいけないことは山ほどあります。