バレエを学ぶ若い人たちに、ブルノンヴィルテクニックを体験する機会を

バレエを学ぶ若い人たちに、ブルノンヴィルテクニックを体験する機会を
バレエを学ぶ若い人たちに、ブルノンヴィルテクニックを体験する機会を 2枚目
バレエを学ぶ若い人たちに、ブルノンヴィルテクニックを体験する機会を 3枚目
バレエを学ぶ若い人たちに、ブルノンヴィルテクニックを体験する機会を 4枚目
バレエを学ぶ若い人たちに、ブルノンヴィルテクニックを体験する機会を
バレエを学ぶ若い人たちに、ブルノンヴィルテクニックを体験する機会を 2枚目
バレエを学ぶ若い人たちに、ブルノンヴィルテクニックを体験する機会を 3枚目
バレエを学ぶ若い人たちに、ブルノンヴィルテクニックを体験する機会を 4枚目

支援総額

3,750,000

目標金額 3,000,000円

支援者
136人
募集終了日
2025年7月31日

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プロジェクト本文

第一目標達成の御礼とネクストゴールへの挑戦について

 

皆様の温かいご支援のおかげで、7月15日に第一目標として掲げる300万円を達成することができました。いつも井上バレエ団を応援いただく方々を起点に、 直接ご支援をいただいた方も合わせると110人以上もの方々に温かいお気持ちをお寄せいただき、心からの感謝を申し上げます。

 

皆様からのご支援によって、井上バレエ団スタジオや松江市スタジオでのレッスン開催を滞りなく行える未来が見えてまいりました。しかしながらブルノンヴィルスタイルを学ぼうとする若手ダンサーの負担を大きく減らすにはまだ一歩、私たちの力が及ばない部分もあります。

 

その背景として、日々進む円安の影響も少なからずあります。デンマークから招聘する講師への報酬や航空券の費用は、ユーロおよびデンマーククローネでの支払いとなりますが、プロジェクトの企画段階、そしてクラウドファンディング公開から現在に至るまでにも円安が急速に進行しており、ユーロにおいてはこの1ヶ月で10円も高騰している状況で、当初の見立てよりも財政的な負担が大きくなってしまいかねない可能性もある状態です。

 

そこで残り16日という期間を残して達成させていただいた機会を活かし、第二目標として400万円を掲げ挑戦を続けさせていただくことを決意いたしました。皆様からの追加のご支援によって、高騰した渡航費や講師謝礼の補填に留まらず、受講料の軽減などダンサーへの還元を目指していきたいと考えています。

 

この取り組みは決して今回のレッスン開催がゴールではありません。これから先もこうした学びの機会が継続すること、その学びを得んとする若きバレエダンサーたちを後押しすることで、バレエ文化全体の発展に繋がっていく。そんな未来をつくる仲間に、一人でも多くの方に加わっていただきたいと考えています。

 

どうぞ7月31日(木)23時の最後まで、ご支援をいただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

7月15日追記

 

 

(English)Overview and How to Support by Credit Card.

 

未来を翔ける、若き翼たちへ。
井上バレエ団、ブルノンヴィル・スタイルの灯を次世代へ

 

ロマンティック・バレエの粋を集め、現代のクラシックバレエの礎ともなったデンマークに伝わる「ブルノンヴィル・スタイル」

 

創始者・井上博文の情熱を受け継ぎ、 半世紀以上にわたり、ブルノンヴィル・スタイルを継続的に探求してきた日本でも数少ないバレエ団として、私たちはその貴重な財産を次世代へ繋ぐため、 初のクラウドファンディングに挑戦します。

 

これまでも井上バレエ団では、デンマーク王立バレエ学校の海外講師を招聘し、この伝統的なスタイルの継承に取り組んできました。

 

受講料のみでは運営が厳しく、当団が補助を続けてきましたが、昨今の物価高騰や円安などの経済的状況により、 その維持が困難になりつつあります。

 

本来であればレッスンにおける参加者1人あたりの負担額は数万単位と高額になります。 しかしながら、アルバイトをしながら活躍を目指す若いバレエダンサーたちにとって大きな負担となり、学びの機会を失いかねません。

 

未来のバレエ界のためにも、 本場の指導に触れる機会を絶やすことなく提供したい。

 

皆さまのあたたかいご支援が、若きバレエダンサーたちの成長を後押しし、 バレエ文化全体の発展に繋がる大きな一歩となります。

 

どうぞあたたかいご支援をお願いいたします。

 

 

 

公益財団法人 井上バレエ団代表理事
岡本佳津子より、皆さまへ

 

 

 

クラシックバレエの礎、ブルノンヴィル・スタイルを継承する
井上バレエ団のこれまでの歩み

 

私たち井上バレエ団は、パリやモンテカルロでダンサーとして活躍した井上博文が1968年に創設したバレエ団です。当時、海外で踊る日本人が珍しい中、井上博文はフランスでバレエを学んだのち、「ヨーロッパのバレエを日本でも広めたい」という強い思いから、井上バレエ団の祖となる「井上博文によるバレエ劇場」を立ち上げ、舞台制作を始めました。

 

井上博文は残念ながら1988年に52歳の若さで急逝しましたが、彼の意志を継ぐ人々が力を合わせて活動を続け、本年創立57周年を迎えました。

 

ブルノンヴィル作「ラ・シルフィード」
ブルノンヴィル作「ラ・シルフィード」
ブルノンヴィル作「ラ・ヴェンタナ」

 

当団は「白鳥の湖」「ジゼル」など主要なクラシックバレエの全幕作品をレパートリーとしていますが、特にデンマークに伝わる「ブルノンヴィル・スタイル」を継続的に学び、およそ40年以上にわたりデンマーク王立バレエ団と長いお付き合いが続いている日本でも類を見ないバレエ団です。

 

「ブルノンヴィル・スタイル」とは

 

デンマークのバレエの歴史に名を残すダンサーの一人、ロマンティックバレエの父とも呼ばれるオーギュスト・ブルノンヴィル(1805-1879)。彼がデンマーク王立バレエ団に遺した「ブルノンヴィル・スタイル(メソッド)」は、自身がフランスで身につけた19世紀前半(ロマンティック・バレエ以前)のフランスのバレエスタイルを引き継いだものです。デンマーク王立バレエ団は今日に至るまで、この「ブルノンヴィル・スタイル」を継承し続けています。

 

現在主流であるクラシック・バレエの元になる、ロマンティック・バレエ時代を代表するブルノンヴィル・スタイルは、ロマン主義の影響から物語性を非常に重視します。物語と関係ないテクニックだけを見せるためのヴァリーションなどはなく、あくまで物語を伝えるための踊りやマイムを多用します。

 

デンマーク王立バレエ団ダンサーとの共演
デンマーク大使夫妻を囲んで
開演前のレクチャーの様子

 

ダイナミックなジャンプやキレのよいアレグロ、軽快な足さばきなどの高いテクニックが物語に合わせて散りばめられている美しさがあるブルノンヴィル・スタイル。こうした音楽性や体の使い方は、クラシック・バレエをはじめ現代のバレエを踊るうえでも貴重な学びになるとされています。


当団では1984年に2名のダンサーを派遣して以来、デンマーク王立バレエ団のダンサー及び指導者らから直接指導を受け、ブルノンヴィル作品の上演に取り組んでまいりました。近年ではさらにこのスタイルを広く知ってもらう活動に取り組み、作品を踊るために必要なテクニックを学ぶためのワークショップなどに力を注いでいます。

 

 

本場デンマークでも継承が危ぶまれるブルノンヴィル
私たちだからこそできること

 

しかしながら近年ではブルノンヴィル・スタイルが生まれたデンマーク王立バレエ団も変化し、レパートリーとしては残されながらも、付属のバレエ学校であっても以前ほどにはブルノンヴィル・スタイルのクラスが少なくなってきています。王立バレエ団の団員も、以前は付属バレエ学校出身者で占められていましたが、オーディションを通して入団する、ブルノンヴィル作品を知らないダンサーたちが増え、スタイルの継承が危ぶまれています。

 

日本でもブルノンヴィル作品は人気があり、コンクールで踊られることも多いですが、残念ながら正しいスタイルで踊られていないことも多々あるのが現状です。今こそこのスタイルを正しく、できるだけ多くの生徒、指導者、ダンサーに伝える必要性を感じています。

 

 

ブルノンヴィル・スタイルの技術は、長年継続的にこのスタイルを踊ることで培ってきた井上バレエ団の財産とも言える存在です。私たちがこの現状に対してできることは何だろうと考えたときに、正しくこのスタイルを知る世代がいる間に、少しでも多くのダンサーにその技術を継承すること、そしてこのスタイルそのものをもっと広く知らしめることだと考えました。

 

これまでにも当団は、東京を中心にワークショップを開催してきましたが、今後は東京に限らず日本の様々な地域で、興味を持ってくださるスタジオやグループの方々のために、出張ワークショップの開催が不可欠だと考えています。


そこで当団では本年、デンマーク王立バレエ団出身の教師を招いたレッスンを計画する中で、東京の井上バレエ団でのレッスンに加え、島根県松江市の若佐久美子バレエスクールのご協力のもと、松江市でのワークショップの開催を目指すこととなりました。さらに、バレエ団のスタジオにおいて、小学校高学年以上の    徒たち を対象にした公開ワークショップも計画しています。

 


日本でバレエを学ぶより多くの若い人たちがブルノンヴィル・スタイルにふれ、バレエ技術の向上に役立てていただきたい。その活動を東京から全国に広げる大きな一歩と捉えています。

 

講師:ペトルーシュカ・ブロホルム


デンマーク王立バレエ劇場付属バレエ学校で学び、王立バレエ団に入団。1991年、ベルリンのドイツオパーにソリストとして移籍するが、デンマーク王立バレエ団に戻り、1995年にソリストに任命される。バレエダンサーとして活躍したのち、バレエ団のバレエマスター、ステイジャー、教師を務め、数年の間は合わせてバレエ学校教師も務めた。

王立バレエ劇場においては「ザ・レッスン」の生徒、「くるみ割り人形」のクララ、「コッペリア」のスワニルダ、「ナポリ」のテレシーナおよびパ・ド・シス、「ブリュージュの大市」のエレオノーラ、ヨハンナ、「ラ・シルフィード」のエフィー、「民話」のビアデ、「夏の夜の夢」のハーミア、「コンセルヴァトワール」のエリザ、「プルチネラ」のプルチネラ、「オネーギン」のオルガ、その他多くの作品でソリストを踊った。

2008年に引退し、フリーランスの教師、指導者、ステイジャーとなる。バレエミストレスとしての最初の仕事は、ピーター・ボー・ヘンディクセンとマーガレーテデンマーク女王による「くるみ割り人形」。以来ピーター・マーティンス、ニコライ・ヒュッベ等多くの振付者と仕事をし、デンマーク王立バレエ団、北京ダンスアカデミー、フィンランドバレエ、ボストンバレエ、井上バレエ団、ノルウェー王立バレエ団等に招かれ、活躍している。現在ではニューヨーク、デンマーク、カナダを中心にブルノンヴィル作品とスタイルを伝える重要な人物となっている。


受賞歴:ダンスグラント、ハンス・ブレナ賞、ブルノンヴィル賞、ショーンベルグ賞

 

 

 

バレエ団運営費用による補填も限界に
若きダンサーが学びを諦めないために

 

ブルノンヴィル・スタイルを学ぶために、独特のアンシェヌマン(踊りのステップの組み合わせ)を学ぶことが必要不可欠です。私たちもこのスタイルを継承する者として、日々ブルノンヴィル・スタイルを学んではいますが、やはりデンマーク王立バレエ学校を経て正しくこのスタイルを学び、舞台経験のあるダンサーや指導者にが身につけた所作や音楽性からしか学べない要素はとても大きいと感じています。

 


ただしデンマークより講師を招くための渡航費や講師料などを、ワークショップを受ける生徒たちの受講料のみですべて賄おうとすると、一人あたりの受講料は5万円にものぼる試算です。

 

ダンサー自身の血肉となるものですから、多少の費用は捻出するとしても、バレエダンサーとしての活躍を志している若い世代には、社会人となってもアルバイトをしながら頑張ってバレエを続けようとする方々がたくさんいて、当団の団員も例外ではありません。

 

バレエ界の未来を担う若きダンサーたちが学びの機会を諦めることがないように、少しでも楽に学んでもらえることを目指して、当団ではこれまでバレエ団運営費用から長年なんとか補填してきました。

 

 

しかしながら昨今の物価高騰や円安などの経済的現状に加え、少子化が進む中で付属する学園の生徒数の減少など取り巻く環境が刻々と変わる中で、確実に無理が生じてきており、バレエ界の未来のために必要な事業であるとはいえども、今まで以上の補助はできない状態です。

 

そうした背景から、私たちは若きダンサーの学びの機会を守るため、皆さまにご支援を賜りたいと考え、クラウドファンディングへの挑戦を決意いたしました。現在のクラシックバレエの礎とも呼べるブルノンヴィル・スタイルを学び、バレエの歴史や技術を体得しようと熱意のある若きバレエダンサーたちに、どうか手を差し伸べていただけないでしょうか。

 

プロジェクトの概要

資金使途:ブルノンヴィル・スタイルを学ぶワークショップ開催にかかる費用

(内訳)

・講師招へいに係る費用(航空運賃、ビザ取得のための手数料、講師料と税金、宿泊費、日当)

・松江市内でのワークショップに係る費用 (講師料、助手の謝金、ピアニスト料、通訳料 この4名の交通費、宿泊費) 

・井上バレエ団スタジオでのダンサー向けワークショップ、ならびに小学校高学年以上を対象とした公開ワークショップ開催に係る費用
・そのほかクラウドファンディングに関わる諸経費

 

第一目標金額:300万円

 

実施スケジュール:

・2025年6月:セミナー周知・受講生の募集開始
・2025年8月:教師来日・セミナー実施


本プロジェクトは、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、必要金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行致します。

 

今回開催される東京と松江市内でのワークショップには、総勢90名もの若きダンサーたちが参加できる予定です。皆さまからのご支援によって少しでも安く開催・参加できることは、今回に限らず継続的な開催・受講にもつながり、ブルノンヴィル・スタイルの伝承にも繋がっていきます。

 

井上バレエ団の源泉であり、未来につながるこの活動を、これまでにも当団を応援してきて下さった皆さま、そしてこのクラウドファンディングを契機に関心をお寄せいただいた皆さま、多くの方とのご縁を紡ぎながら、続けていきたいです。

 

どうぞ皆さまのご参加、ご支援をよろしくお願いいたします。

 

ブルノンヴィルレッスンの経験者からのコメント
荒井成也(井上バレエ団団員)

 

ブルノンヴィル作品、ブルノンヴィルのスタイルといえば、細かく鋭い足捌きによるステップ、優雅な上体やアームスの動き、音楽と一体化しているマイムが最初に印象に残るものだと思います。僕がそんなブルノンヴィル・スタイルを初めて勉強したのは高校生の時でした。

 

ブルノンヴィル・スタイルのクラスでは、アダジオの様なゆったりな動き、アレグロの軽快な動きなど、フィジカル的にも音楽性的にもついていくのに必死でした。その後すぐにブルノンヴィルの作品を踊らせてもらえる機会があり、そこでそのとき勉強したステップ一つ一つが、作品では物語を作ってることということに感銘を受けました。


僕は幸運なことに若いときにブルノンヴィルの作品、スタイルというものを勉強でき、その時の経験が、その後、今に至るまで、他の振付家の作品を踊るときに、作品に対しての向かい方、一つ一つの動きに対する考え方などのベースになっています。もちろん、考え方だけでなく、フィジカル的に大変きつい踊りのスタイルをトレーニングしてきているので、身体作りのベースになってくれていると思ってます。


ブルノンヴィルのスタイルは、今まで勉強してきている バレエのスタイルとは違うところはあると思いますし、僕自身もありました。ただ、同じクラシックバレエという根幹の所は同じなので、どんなスタイルにも通じるものはありますし、知っている、経験しているということで、今までやってきたことを、更に進化、成長させてくれます。

 

そんなブルノンヴィルの作品、スタイルというものを僕自身もっと深めていきたいですし、ぜひたくさんのダンサー、指導者の方にも経験してもらえて、一緒に作品、スタイルというものを広げていけたらと心から思っていますし、そうなることを願っています。

 

 

 

ご支援の前にご確認ください
税制優遇処置について

 

公益財団法人への寄付は、寄付金控除を受けることができます。当団も公益財団法人として認定され、ご寄付には税制上の優遇をお受けいただけます。

 

【控除対象】と記載されたコースを支援された方は、本クラウドファンディングのご支援に対しても寄付金控除を受けることが可能です。

 

個人の寄付

 

所得税に対して税制優遇があります。※詳しくはこちらの国税庁のサイトをご覧ください。

所得金額 −(寄付額 − 2,000円)× 所得税率=税額

ただし、所得控除額は総所得金額等の40%相当が限度となっています。

 

法人の寄付

 

法人税に対して税制優遇があります。※詳しくはこちらの国税庁のサイトをご覧ください。

 

寄付の受領日は、READYFORから当団に入金された日となります。対象のコースへご支援をいただいた方々へは、10月より領収書の郵送を開始し12月までに完了いたしますので、確定申告の際ご使用ください。

 

 

応援メッセージ

 

大阪芸術大学教授/バレエダンサー・振付家
堀内 充

 

バレエにおいてブルノンヴィル・メソッドは舞踊史にとってかならず語らなければならないバレエの技法です。その生みの親であるオーギュスト・ブルノンヴィルこそ現存する世界でもっとも古い全幕バレエ「ラ・シルフィード」の振付家だからです。

 

バレエを触れるにあたり学ぶべきスタイルがこのメソッドの中にはたくさん含まれています。このワークショップではバレエ用語に基づいたステップやコンビネーションをわかりやすく指導が受けられ、また物語を語るパントマイムも音楽に合わせた動きでストレートに伝わり、私たちに丁寧に紐といて教えてくれるバレエ教本なのです。今や時代を超えてさまざまなバレエのかたちが情報として氾濫していますが、今こそ正しい知識を持ってバレエに触れたいものです。

 

舞踊大学でもロマンティックバレエの礎であるこのブルノンヴィルメソッドから学びがスタートします。シニアからジュニアまで幅広く本家デンマーク・ロイヤルバレエの先生やダンサーから伝授するワークショップ開催を応援します。

 

元デンマーク王立バレエ団芸術監督/ブルノンヴィルバレエ指導者

フランク・アンダーソン

 

井上バレエ団とは40年にわたるお付き合いです。最初はゲストダンサーとして、のちに教師として、そして振付師、芸術顧問として。私はデンマーク人でデンマーク王立バレエ団の芸術監督 を16年間勤めました。

オーギュスト・ブルノンヴィルは1805年に生まれ、王立バレエ団の芸術監督、振付師を長く勤め、1879年に亡くなりました。彼は有名なブルノンヴィル・スタイルを作った人です。私はこれを世界中で教えています。
この年月の間に、井上バレエ団の制作メンバー、ダンサーたちはブルノンヴィル・スタイルを学び、「ラ・シルフィード」「コンセルヴァトワール」「ラ・ヴェンタナ」「ナポリ」といったブルノンヴィルの主要な作品をレパートリーに取り入れてきました。1980年代、90年代に私が教えた若いダンサーたちが今は立派に成長し、日本でその伝統を受けつないでいます。

ブルノンヴィルのバレエを踊ったり教えたりするだけでなく、スタイルを広めることにも熱心に取り組み、ワークショップ、講演会、セミナーを企画してブルノンヴィルの宝物を広めています。

これには大変な労力と資金を要します。ブルノンヴィルの教師から直接学ぶ機会を持たない若いダンサーたちにブルノンヴィルクラスを届けようという今回のプロジェクトを全面的に応援します。

ブルノンヴィルの教本を学ぶことにより、ダンサーたちはブルノンヴィル作品を踊るためのテクニックを身に着けることができます。のみならず、ここで身に着けたテクニックはほかのすべてのバレエを踊るうえでも役に立ちます。

井上バレエ団は、できるだけたくさんのダンサーや生徒たちが地域に居ながらにしてこのスタイルを経験できるようにしたいと願い、自分たちの使命と感じています。

ブルノンヴィルを訪ねていくのでなく、ブルノンヴィルがあなたのところにやってくる。

このアイデアはファンタスティックです。近いうちに私自身もこのプロジェクトに参加したいと切に思います。


デンマーク王立バレエ団のプリンシパルとしてブルノンヴィル作品をはじめとして数々の作品の主役を踊る。32歳の若さでバレエ団の芸術監督に就任。1985年から94年、2001年から8年の2度にわたり芸術監督を務め、この間に2回のブルノンヴィル・フェスティヴァルを成功に導いた。現在はヨーロッパ各地を始め、ロシア、ジョージア、アメリカ、中国、日本、カナダ、インドネシアでブルノンヴィル作品の指導にあたるほか、世界の主要なコンクールの審査員を務める。女王様からナイトの称号を受けるほか、数々の栄誉ある賞を受賞している。

 

ハイパーウィンド仙台 代表

峯岡 比呂美

 

 

 

2023年10月8.9日、井上バレエ団主催の仙台公演関連イベントの《ブルノンヴィル・スタイル・ワークショップ》が行われ、ハイパーウィンド仙台は地元協力団体として運営のお手伝いを致しました。

 

受講した生徒・若手ダンサーの中には、クラシックバレエに「スタイル」がある事を初めて知った人も多くいました。また、仙台の指導者の先生方からは「スタイルに直接触れる機会は生徒も私たちも数少ない」とのお声がありました。

 

本ワークショップでは、デンマーク王立バレエ団のヘニング・アルブレクセン先生が講師を務められ、バレエの「スタイル」とは何かという説明からスタートし、ブルノンヴィル・スタイル特有の上体の動きやバランス移動、ステップのコンビネーション、ブルノンヴィル作品中に出てくるマイム(お芝居)などをご指導いただきました。

 

生徒たちは慣れない「スタイル」に苦戦しながらも、とても楽しそうに活き活きと踊っていて、大変好評のうちに終了しました。終了後は「また受講したい」との声も数多く聞かれました。地方都市においても、こうしてブルノンヴィル・スタイルに触れられる機会が、これからも続けて行われていくことを期待しております。

 

プロジェクトに関するご留意事項

※ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

※プロジェクトの内容ならびに返礼品の各種企画について、天災や社会情勢の変化により、中止・延期・内容の変更等が生じる可能性がございます。万が一中止・延期・内容変更となった場合も、企画・準備にかかった費用に充てるとし、いただいたご支援金は返金いたしかねますので予めご了承ください。

本プロジェクトは日本国外在住の方にもご支援いただけますが、各種郵送の必要があるグッズ類について、国外の発送はいたしかねますことあらかじめご了承ください。Please note that all items are unavailable for shipping outside Japan. 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

プロジェクト実行責任者:
岡本佳津子(公益財団法人井上バレエ団)
プロジェクト実施完了日:
2026年1月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

井上バレエ団が井上バレエ団スタジオにてダンサーのために、また松江市のスタジオにて地元の生徒たちのためにワークショップを実施いたします。 加えて小学校高学年以上を対象とした公開ワークショップを井上バレエ団スタジオにて実施いたします。 いただいたご支援は、このワークショップ開催に必要な講師招へい費用、松江への交通費、宿泊費、人件費ならびにクラウドファンディング諸経費(リターン準備・発送など)に充てさせていただきます。

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プロフィール

井上博文が1967年に帰国後、「羽衣」で文部省芸術祭奨励賞を受賞し、1968年に「井上博文によるバレエ小劇場」を開始。その後、井上博文バレエ団を結成しました。国内外の優れたダンサーや振付家を招き、舞踊と美術・衣裳の総合的な芸術性を重視した舞台制作に取り組んできました。クラシックバレエに加え、ネオ・クラシック・バレエ、日本舞踊、スペイン舞踊を取り入れた創作活動を展開。1983年に財団法人井上バレエ団、2011年に公益財団法人に改組されました。 1988年の井上博文急逝後も活発な公演活動を続け、世界的に著名な美術家ピーター・ファーマーによる舞台美術や、海外からのゲストダンサー招聘が特徴です。 2012年からは「アネックスシアター、次世代への架け橋」公演で、小作品の復活上演や若い作家への作品依頼に注力。また、デンマーク王立バレエ団との協力でブルノンヴィルスタイルの継承と普及にも努めています。

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リターン

5,000+システム利用料


<支援者様限定>ブルノンヴィル・スタイルレッスン動画 限定公開

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●御礼状
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申込数
30
在庫数
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発送完了予定月
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井上バレエ団オリジナルカード

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2026年1月

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プロフィール

井上博文が1967年に帰国後、「羽衣」で文部省芸術祭奨励賞を受賞し、1968年に「井上博文によるバレエ小劇場」を開始。その後、井上博文バレエ団を結成しました。国内外の優れたダンサーや振付家を招き、舞踊と美術・衣裳の総合的な芸術性を重視した舞台制作に取り組んできました。クラシックバレエに加え、ネオ・クラシック・バレエ、日本舞踊、スペイン舞踊を取り入れた創作活動を展開。1983年に財団法人井上バレエ団、2011年に公益財団法人に改組されました。 1988年の井上博文急逝後も活発な公演活動を続け、世界的に著名な美術家ピーター・ファーマーによる舞台美術や、海外からのゲストダンサー招聘が特徴です。 2012年からは「アネックスシアター、次世代への架け橋」公演で、小作品の復活上演や若い作家への作品依頼に注力。また、デンマーク王立バレエ団との協力でブルノンヴィルスタイルの継承と普及にも努めています。

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