障がい者たちの手作業にて「安心、安全な犬・猫のおやつ」を創ります

 

 

初めまして。

数あるプロジェクトの中から、ご覧いただきありがとうございます。

株式会社Dog Runs Well　代表取締役　佐藤光良です。

 

企業の一員として40歳を迎える年に、今後ますます進化発展する「デジタル」「AI」技術に対応できない高齢の自分を想像し、異業種からペット関連サービス業へと転身しました。

 

子どもの頃から犬と一緒に生活している環境であったことから、同じ飼い主同士として、お客様とは”親バカ”トークで盛り上がり、明るい雰囲気作りができました。

 

初めのうちは私と家族の支えで運営していたのが、今では９人のスタッフと一緒に楽しんで仕事を熟しています。

 

 

プライベートでは犬1頭、猫6匹との共同生活です。ある朝、ドッグランに出勤し施設の入口付近にダンボール箱を見つけました。中にいた離乳が終わってない子猫を3匹確認、保護しました。

 

それからは私の飼育犬たちが親猫替わりになり成長させるという、種の違う犬と猫の愛情物語を感じています。

 

 

これまでの事業展開で培ったノウハウを活かし、また犬や猫たちが与えてくれる「愛情・優しさ・厳しさ」を障がい者の方たちと共有したいと考え、就労継続支援B型事業所「いぬとねこのおやつ工房」を2022年4月1日に開所いたします。

 

就労継続支援B型とは、障害や病気を持つ方のうち、雇用契約を結んでの就労が困難な方を対象に、個々に合わせて働ける就労の場を提供し支援を行う福祉サービスになります。

 

 

障がい者が腰を据えて仕事に取り組める環境を整え、サポートをしたいという私たちの思いに共感してくださる方に、厚かましいお願いではありますがご支援を頂きたいと思っています。

 

実は私自身も先天性心疾患があり、過去3度外科手術をしている状況です。幸い、健常者と同じような行動や生活が出来る状態になるほど回復しています。

 

度重なる治療中、先天性疾患や病気の患者と会話しハンディキャップを抱えながらの仕事に対する不安を口にする人は少なくありませんでした。

 

同じ立場の人間として「生産性の向上」「生活レベルの向上」を考え、一人一人に寄り添った「安心して仕事に取り組める施設」を目指したいと思います。

 

 

ドッグカフェをご利用下さるお客様の多くがわんこメニューをご注文されます。人気の素材を組み合わせたり、彩りや食べやすさに拘った手作りのおやつは飼い主様にも好評で、いずれはもっと多くの方の元へ届けたいという思いが以前からありました。

 

こうした背景から、障がい者の方におやつ作りを手伝ってもらおう！ただ黙々と作業する仕事よりずっと楽しんでもらえるに違いない！と思い至りました。動物が好きな方であれば、この素材はどうか、こんな形は人気がでるのでは？など新メニュー考案のアイデアなども出るかも知れません。

 

自分の考えたおやつが商品化する…自らが作ったもので、周囲を喜ばせることができた時、感謝された時の素晴らしい体験を障害や病気を持ち、思うように働けない、そんな人たちにも味わってほしい。

 

そのような思いで数あるペットサービス事業の中からおやつ製造・販売事業を選択し 今回「いぬとねこのおやつ工房」を開所する運びとなりました。

 

屋外ドッグラン改修作業写真（佐藤）

 

 

『障害や病気を抱え思うように働く事が出来なかった方たちに、その機会を』『動物に関わることでの癒しやものづくりの楽しさを感じて欲しい』といった私たちの考えに共感を頂けましたら、今後の事業展開に向けてのご支援をお願い致します。

 

Dog Runs Well店舗で製造しているおやつは「いぬとねこのおやつ工房」に製造移管し生産能力の向上と企画・開発を独自で賄える仕組みを創ります。

 

 

頂いた支援金は、おやつの材料調達と試作品の製造費、管理システム費用及び食品衛生に掛かる試験・検査コンサルタント料などの費用として大切に使わせていただきます。目標額に達しなかった場合は、ご返金させていただきます。

 

支援金額に応じて、犬用・猫用のおやつをアラカルトにて選別し冷凍の状態で配送させて頂きます。自然解凍または電子レンジ解凍にてお召し上がり下さい。（体温程度に温める方がおいしく頂けると思います。）

高額支援の場合には正月にお召し上がり頂ける「犬用・猫用おせち」を再度お送り致します。

 

また、些細なものとなりますが、お礼のメールとホームページのブログにお名前を掲載させて頂きます（希望の方のみ）【応援コース】もご用意させて頂いております。

 

より多くの方の賛同を得られることによって、できる活動の範囲が拡がるのではないかと思っています。おやつ工房だけに留まらず、終身的な支援活動を目指しています。今回のプロジェクトによって沢山の方に興味を持っていただきたいです。

 

 

 

先日のパラリンピックの開会式にて国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長のスピーチにもありましたように世界人口の約15%、10億人が何らかの障害を持って暮らしています。

 

厚生労働省の調査によると日本では、障害者手帳所持者数は559.4万人と推計されています。

（平成28年生活のしづらさなどに関する調査結果より）

 

健常者と同じように人生を楽しみ、社会に貢献する機会を得られるよう、微力ではありますが福祉活動の一手を担っていきたいと思います。

 

先々の展望としては、現状の仕組みの枠を超えて支援ができればと考えております。

 

具体的には、例えばサービス提供時間が9:00~15:00前後の施設が多いですが、

ご家族が就労時間をそこに合わせなければいけないというようなことが起こっています。

 

障害のために何かを諦めなければいけない現実に、本人もご家族も悩んでいるのではないでしょうか。

労働時間の問題もありますが、ニーズに合ったサービスを提供できるよう思案しています。

 

もっと長期的な目で見たときには、ご家族の手を離れ自立した生活を送ることが出来るのが一番望ましいと考えます。個人、あるいは施設内の他の障がい者同士が集い、共同生活を営むことが出来るような環境が出来ればよいと思っています。
 

プロジェクトを通して、私たちが手掛ける「いぬとねこのおやつ工房」の存在を多くの方に知っていただき、障がい者の手で作られた安心・安全なおやつを多くの愛犬・愛猫へ届ける機会となればと思います。