中間点の支点

自分がつくりたいものと人が喜ぶものは、時に違うことがある。

 

私はハード系のパンが好きで、パン作りの勉強を始めた頃、やっと上手く出来たパンをお世話になっている人たちにプレゼントをした。

とても喜んでくれたけど、固くて食べにくいという印象だった。

 

そこで私は、自分の好きなハード系のパンを作りつつも、自分の好みと地域の人たちの好みの中間点のパンを目指して試作を重ねる様になった。

 

カンパーニュなど大きいパンは私の好きなパン。

豆パン、レーズンパンなどは、中間点のパン。

 

この中間点のパンはとても喜ばれた。

売れ筋のパンを続けていけば商売になるかもしれない。

でも、「小さな拠点活動」という地域おこしの活動と、

ある薪窯パンの出会いから、私の中間点の支点が変わり始めた。

 

そして、今、このプロジェクトが立ち上がった。