支援総額
目標金額 6,000,000円
- 支援者
- 153人
- 募集終了日
- 2022年4月22日
島根大学|循環器診療の基盤を整え、心不全パンデミックに立ち向かう!
#医療・福祉
- 現在
- 3,215,000円
- 寄付者
- 94人
- 残り
- 33日
留萌の命と健康を守り続ける!心臓カテーテルシステムの更新にご支援を
#医療・福祉
- 現在
- 7,815,000円
- 寄付者
- 116人
- 残り
- 44日
夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい
#医療・福祉
- 総計
- 182人
出かける楽しみをあきらめない!ゆめバスでALS患者さんの夢を応援
#地域文化
- 現在
- 3,361,000円
- 支援者
- 229人
- 残り
- 11日
Kansaiわんスリーサポーター!~盲導犬の育成にご支援を~
#医療・福祉
- 総計
- 46人
患者様と職員の安心・快適な療養環境を!電動ベッドの導入にご寄付を!
#地域文化
- 現在
- 2,284,000円
- 寄付者
- 25人
- 残り
- 44日
全国の身体障がい者に介助犬を届けたい|マンスリーサポーター募集中!
#医療・福祉
- 総計
- 45人
プロジェクト本文
終了報告を読む
ページをご覧いただきありがとうございます。医療法人社団竜山会 石野病院 病院長の石野洋です。
当院は石川県金沢市にある、主に慢性的な疾患を抱え長期の療養を必要とする高齢者の方に対し、医療、看護、リハビリテーションなどを提供する1953年に開設した療養型病院です。
外来においては、骨折・捻挫・変形性関節症・スポーツによる障害・腰痛・肩こり・骨粗鬆症(こつそしょうしょう)など日常的に起こる体や関節の痛み・違和感を専門的に診断・治療しております。
当院に入院されている患者さんについては、高齢で意思疎通がうまくいかず、寝たきりの重症患者さんの割合が多く、また、急激に体力が低下して日常生活が困難になり、自宅や施設などに帰ることができない患者さんも入院されております。
今回、患者さんやそのご家族がより病院での生活の中で少しでも安心感・幸せを感じていただけるよう、「待合室と相談室」のリニューアルを実施します。
これまで患者さんやご家族へ院内が暗いため、時には不安を与えてしまっているような作りとなっておりました。そこで、待合室や相談室を明るくすることにより安心感を持ってご来院していただくことができるように、そしてここに来て(過ごして)良かったと思っていただけるようにリニューアルプランを考えております。
これまで皆さまから多くの「ありがとう」をいただいておりましたが、今回のクラウドファンディングでのご支援を通じて更なる感謝の念を抱きつつ、患者さん、ご家族、石野病院に関わるすべての方々に「安心して治療できる場所となる病院」として体制を整えてまいります。
何卒、ご支援のご協力のほどよろしくお願いいたします。
療養型病院とは、「主として長期にわたり療養を必要とする患者さんのための病床」を持つ病院のことを示します。
そのため、当院でも比較的長い期間入院をされる方も多く、その方の最期までを看取らせていただくこともございます。また、長い入院生活をされると、意思疎通が難しくなることや寝たきりになる方も増えてきます。
皆さまは「意思疎通が困難で寝たきりとなってしまった方々の幸せ」についてどんなことを思い浮かべますでしょうか?
答えは、人ぞれぞれ違うかもしれません。しかし、まずは当院のことを知っていただくため、当院が考える患者さんの幸せについて知っていただきたいと思います。
当院が考える患者さんの幸せの視点
それは常に「患者さんの行いたいことを代わりに選択してあげること」だと考えています。
患者さんによっては、自分でしたいことをうまく意思表示できなかったり、したいと思っていても行動できない方もいらっしゃいます。
そんな患者さんに対し、こうしてあげたら(この選択をしたら)幸せなのだろうと相手の立場に立って考え、思いやりを持ったケアをすることを大切にし、職員全員にその信念を伝えております。そして、職員一丸となって患者さんやご家族が最期まで「自分らしく幸せに」過ごすお手伝いをしています。
現在、世の中では新型コロナウイルス感染症の終息が見えません。
そのため、近隣の医療機関では面会制限を実施しているところが多く、その影響によりご家族に会えず寂しい思いをしている患者さんやご家族が多いと思います。
ご家族との入院時面談では、面会制限により1年以上面会ができず、今の家族の状態が全くわからない。少しでもいいから直接顔を見て話しかけてあげたい。と涙ながらにお話をされたこともあります。
そんな中、私は「患者さんの最期の時くらいはご家族に会わせてあげたい」という強い思いがあり面会を止めることなく実施してきました。そこで、私の耳に入ってきた患者さんについて、当院の職員から聞いたこんなエピソードがありました。
エピソード①(当院看護職員からのお話)
とある入院患者さんは施設に入っておりましたが、徐々に食事が取れなくなってしまい点滴が必要となりました。施設での対応が難しくなり、病院に転院しなくてはならず、その受け入れ病院を色々探していました。どこの病院もコロナ禍で面会は禁止となっており、面会できたとしてもリモート面会しか実施していない状況でした。
ご家族はリモート面会だと本人に認知症があるため、面会は難しいだろうと思い、病院選びをしながら思い悩んでいました。そのような中、縁もゆかりもない石野病院でしたが、面会が出来るとの話を聞きつけて、結局そこが決め手となって当院を選んでいただきました。
患者さんは職員から声をかけられるといつも嬉しそうにし、よくケアする職員の腕や頭を撫でてくれる方でした。ご家族は面会時間の間、本人の好きな歌である美空ひばりや越路吹雪のCDを一緒に聞いて笑いながら会話をして面接時間を幸せそうに過ごしてました。そんな様子を家族は見たり聞いたりして、嬉しそうでどこか安心した様子でした。
しかし、さらに食事が食べられなくなり点滴も困難となってしまったため、中心静脈栄養での栄養補給となりました。元気も少しずつなくなってきましたが、それでもケアする職員に患者さんはいつも変わらず職員を撫でてくれて「ありがとう」と言ってくれました。状態は悪くなる一方で今夜が峠という時に息子さん夫婦をお呼びし最後のお別れとなりました。
私はお別れに悲しがるお嫁さんに「一緒にエンゼルケアしませんか?」と声をかけました。お嫁さんからぜひ一緒にさせて下さいと言ってくださったのでご家族と一緒に身体を綺麗にしてお化粧をしました。
お迎えの車がきて職員がお見送りする最後の時に家族様から「この病院に入院して良かった。本当にありがとうございました。」と言われました。
多くの思い出をご家族や職員と作っていただき、最期の時を家族と一緒にお迎え出来た事を医療従事者として誇らしく思っています。
エピソード②(当院リハビリ職員から)
とある末期の患者さんのお話です。その方は、以前の病院で意識障害を繰り返していました。
入院当初は食事摂取は自力で、起き上がることや移動も可能な方でした。本人はもっと動けるようになりたいとの欲求があり、当初は動作能力向上目的でリハビリ介入していました。
しかし入院中にも意識混濁が見られ、その都度動作能力が低下し、動作能力の低下に伴い精神的にも落ち込む日々が続きました。
「私はもうじき死ぬからリハビリなんていらない!」と泣き叫ぶこともありました。
ある時には「もう死ぬだけだからなにもしたくない、早く殺してほしい」など悲観的な会話も多かったです。
それでも病院に転院して来ていただいている以上リハビリを行わないことは当然選択肢にありませんでした。
そんな中で机の引き出しにあるメモ用紙をとった際に前回の病院で作成した塗り絵を見つけて「これ(匿名)さん描いたの?」と尋ねると「そうよ」と答えてくれました。その絵は非常に上手に塗られており感動しました。
そこで、形に残るものを作ってみませんか?と提案してみました。ご本人の興味のありそうな塗り絵を提供していきました。完成した塗り絵を1枚1枚写真で撮影し、アルバムを作成して一緒に完成した作品を見て褒めあう内に次第に患者さんの活気が出てきました。
1か月ほどすると前回の悲観的な内容の会話から「次はこんなのを描きたい、こんなのはあるかしら?」と次を見据えた会話に変化していきました。今は調子の変化はあるものの以前に比べてポジティブな会話が増えました。
今は以前と比べて前向きに自分の最期を迎える準備をしているように感じています。最近は冗談交じりに「今死んだらアルバム半分くらい残ってしまうわね」など笑いながら話します。以前であれば考えられない言動を見聞きするたびに、当院に入院したことを少しでも幸せだと感じてもらう事ができて大変嬉しく思います。
石野病院は維持期、終末期の患者さんも多いです。
どれだけ本人が頑張っていてもその様子をご家族様や周りに伝えることは難しいと思います。形に残るものを一緒に作成することでマンネリ化した入院生活にも刺激が入り、生きる喜びを感じることもあると思います。また最期を迎えた際にご家族様にもご本人様はこんなことを頑張られていましたよと伝えていくこともできると思います。
石野病院に勤める医療従事者としてここに入院してよかったと思われるような活動・行動をこれからも続けていきたいと思います。
今回の面会制限を行わなかったことは、間違いなくご家族やその患者さんにとっての幸せに繋がっていると確信しています。
もちろん感染対策としても以下のルールを設け、不幸せな結果に繋がらないように徹底した感染対策を行なってまいりました。
①2週間本人、同居家族は県外に行ってないか確認する
②同居家族に体調の異常がなかったか確認する
③面会者に咳など、体調が悪そうにしてないか確認する
④防護服、マスク、手指消毒、検温の徹底
⑤面会に人数制限を設けて実施
⑥面会の時間は1家族10分以内
⑦患者さんとご家族の距離をとる
⑧面会後の換気の徹底
⑨面会簿に必ず名前を記入して頂く
そして、幸いにも1名の新型コロナウイルス感染症患者も出さずに病院運営を行えたことは、当院職員の徹底した感染対策のおかげであり、今後も皆さまが「入院をしていても病院生活が幸せだ」と感じていただけるように全力を尽くしてまいります。
また、当院では新型コロナウイルス感染症拡大への対策をしつつ、感染症に対する治療体制にも貢献できるよう努めてまいりました。
他の医療機関でワクチン接種を予約することができずに困っている方がいることもお聞きしていたため、そういった方々に対しても予約枠をご利用いただき、ワクチン接種を行ってきました。
集団接種においては、医師、看護師、事務職員が総出でワクチン接種業務を行っており、主に休診である水曜日や土曜日の午後にて対応してきました。2021年度におけるワクチン接種総数は2,030回に登ります。現在3回目のワクチン接種が始まっており、月曜日~土曜日のほぼ毎日12名のワクチン接種を行っているところです。
しかし、コロナ禍前から患者さんやご家族に利用いただく「面談室や待合室」は非常に古く、無機質な空間は暗く寂しい印象を与えてしまうような場所で課題として残ったままになっておりました。また、職員もご家族をこの待合室や部屋に案内することをとても心苦しく思っていました。
この空間を、心身ともに緊迫したご家族が落ち着いて休息をとったり、患者さんとご家族がプライベートな空間で一緒に過ごせるような場所にすることで、ご家族のケアや患者さんのケアにつなげたいと思い、クラウドファンディングに挑戦いたしました。
石野病院に勤める医療従事者としてここに来院・入院してよかったと思われるような活動・行動をこれからも続けていきたいと思います。
今回のリニューアルでは、待合室の壁や床を木目調による柔らかいイメージの色に変え、患者様やご家族に使って頂きやすい空間にしていきます。
小さく狭い椅子は大きな椅子に変えることによって、足元の悪い高齢者の方でも安心して腰かけられるようにしていきたいと考えています。そして椅子の数を増やすことにより、患者様やご家族全員が座って待機できるようにします。
リニューアルスケジュール:2022年4月〜5月完了予定
現在も、金沢市内では新型コロナウイルス感染症にかかる方が多くおり、石川県内で見るとのべ1万人以上の患者さんがいらっしゃいます。(参考:https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/pref/ishikawa.html)
金沢市では人工呼吸器が必要な患者さんの受け入れが難しく、待機者で溢れていると聞いています。そんな中、当院では初めての大きな挑戦として、人工呼吸器が必要な患者さんの受け入れを2022年1月より開始しました。
これまで当院では、人工呼吸器が必要な患者さんの受け入れは対応したことが無く、何件もの転院相談をお断りしておりました。
しかし、転院できずに困っている方が多い現状をどうにか助けられないか。そんな私の想いを職員に受け入れていただき、新しいチャレンジを開始することができました。
いつも想いの根幹にあるのは、「当院で患者さんが満足いく医療がなされているかどうか」ということです。
今後もさらに患者さんに選ばれる病院を目指し、居心地の良い空間の提供や、機器などを揃えることで今までよりも高い質の医療を提供できるよう職員一同全力で努めていきたいと考えております。
より安心できる療養型病院を目指すため、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
【現金書留によるご支援のご送付】下記住所へお送りください。
<送付先>
〒921-8023
石川県金沢市千日町7-15
石野病院 クラウドファンディング広報担当
鈴木 宛
※いただいたご支援は石野病院が代理入金いたします。
※ご郵送の際には、お名前、フリガナ、住所、お電話番号、(何かあった際にご返金できるよう)返金先の口座の記載をお願いいたします。
※ご支援金額によって、当院へのホームページにお名前を掲載いたします。
ホームページへのお名前掲載のHPに掲載するお名前または貴社名をご入力ください。*ご希望でない場合は、「なし」と記載ください。
・患者さんへのお写真掲載許可は了承済みとなります。
・ 本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
本ページの記載内容に関しご不明な点などございましたら、下記までお問い合わせください。
石野病院 鈴木宛
電話:076-242-0111
メール:suzuki.ishinohp@gmail.com
- プロジェクト実行責任者:
- 鈴木 諒(医療法人社団竜山会石野病院)
- プロジェクト実施完了日:
- 2022年5月10日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
石野病院の待合室・相談室の改装工事を行います。工事費:1,880,350円・材料費:2,997,650円・その他手数料などを含む。
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プロフィール
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リターン
3,000円+システム利用料
3,000円のご支援
■感謝のメール
- - - - - -
※1回のお申し込みにつき、220円(税込)のREADYFORシステム手数料がかかります。
- 申込数
- 50
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年8月
10,000円+システム利用料
10,000円のご支援
■感謝のメール
■感謝メールの翌月以降は活動報告書(PDF形式でメールで送付)
■当院のHPにお名前もしくは企業様名を掲載
ローマ字20文字までで、イニシャルも可能です。
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※1回のお申し込みにつき、220円(税込)のREADYFORシステム手数料がかかります。
※掲載する弊社HPのURL:https://ishino-hp.jp
- 申込数
- 63
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年8月
3,000円+システム利用料
3,000円のご支援
■感謝のメール
- - - - - -
※1回のお申し込みにつき、220円(税込)のREADYFORシステム手数料がかかります。
- 申込数
- 50
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年8月
10,000円+システム利用料
10,000円のご支援
■感謝のメール
■感謝メールの翌月以降は活動報告書(PDF形式でメールで送付)
■当院のHPにお名前もしくは企業様名を掲載
ローマ字20文字までで、イニシャルも可能です。
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※1回のお申し込みにつき、220円(税込)のREADYFORシステム手数料がかかります。
※掲載する弊社HPのURL:https://ishino-hp.jp
- 申込数
- 63
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年8月