プロジェクト概要

大阪淀川のシンボルフィッシュ「イタセンパラ」を復活させるために、地元住人、官・民・大学といった様々なセクターが連携し地道に継続してきた環境保全活動が、次なるステージに挑戦します。

 

はじめまして!淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク(イタセンネット)会長の綾史郎 です。大阪工業大学特任教授も務めており、河川工学の立場から淀川の生き物の保全に取り組んでいます。私たちイタセンネットは、平成23年8月に設立し、市民団体、NPO、企業、大学、行政など39団体が加入し、イタセンパラの野生復帰支援に取り組んでいます。イタセンパラの復活のため外来魚の駆除を行ってきました。ワンドと呼ばれる川岸に並んで位置する水域に生息していますが、ワントの9割以上が外来魚という状況でした。外来魚の駆除について取り組んできたので、今ではイタセンパラの棲める場所が増えてきました。

 

この度は、駆除ワンドの領域を淀川の上流に広げたいと思っています。そのためには、外来魚駆除のための網を購入しなければいけません。淀川を守る「ひとり」になっていただけませんか?

 

(淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワークの集合写真です。)

 

 

淀川に住む「イタセンパラ」とは?

 

イタセンパラは、大阪の中心部を流れる淀川のシンボルフィッシュとされ、国の天然記念物にも指定されている淡水魚です。イタセンネットでは、イタセンパラを復活させるため、外来魚の駆除を兼ねた魚類調査をしています。30mの地曳網で魚捕りをして、捕れた魚の種類や数を調べます。かつては、淀川にたくさん住んでいましたが、外来魚が増えたことなどで平成17年頃から姿を消してしました。

 

(これが天然記念物の淡水魚、イタセンパラです。)

 

 

消えゆく種に光をあて、多様性を守るため、川の清掃や調査に取り組んできました。

 

淀川のイタセンパラは、ワンドと呼ばれる川岸に並んで位置する水域に生息していました。近年の主な生息地は大阪市旭区の城北ワンドと守口市の庭窪ワンドでした。しかし、外来魚のブラックバスやブルーギル等がたくさん増え、それらに食べられたことにより、平成17年を最後に確認が途絶えてしまいました。なんと、ワンドの魚の9割以上が外来種という状況でした。イタセンネットでは、これらのワンドで再びイタセンパラを泳がせるため、外来魚の駆除を兼ねた魚類調査や河川清掃、普及啓発活動に取り組んでいます。

 

(イタセンパラに興味津津です)

 

 

淀川のことを学んだ福﨑君は、「僕は、本来の淀川を知りません。だから、僕はこの活動に参加し続けます。」そんな力強い言葉を語りました。

 

イタセンネットの取り組みには、小学生からシニアまで様々な世代の方が参加しています。たとえば、シニア世代の参加者から昔の淀川のことを学んだ小学6年生の福﨑君は、先日海遊館で開催されたシンポジウム「生物多様性ってなんだろう? ~琵琶湖・淀川・大阪湾から考える~」で、彼の思いをこう語りました。

 

 

「今、ワンドでは外来魚がかなり減り、イタセンパラも順調に育ってきています。それでもまだ活動を続けるのは、駆除しているワンドの範囲を少しずつ広げて、淀川全体でイタセンパラを復活させ、本来の淀川を取り戻すためです。この活動の目的は、本来の淀川を取り戻すことで、外来魚駆除が目的ではありません。でも僕は、本来の淀川を知りません。この活動で、これまで僕が見たことがなかった魚が増えて来ています。今は、淀川に昔たくさんいた魚が戻って来ている途中です。だから、僕はこの活動に参加し続けます。」

 

(シンポジウムで活動への思いを語る、小学生の福崎君。)

 

 

一時は、「イタセンパラ絶滅か」とメディアでも騒がれました。このままではいけない、残していかなければという使命感を感じています。

 

イタセンネットでは、毎年春と秋に、地域に住む皆さんと一緒に外来魚を釣って駆除する「外来魚駆除釣り大会」も開催しています。天候にもよりますが、200~400名程の方にご参加いただいています。

 

(外来魚駆除釣り大会の様子)

 

イタセンパラが確認できなくなった当時、「イタセンパラ絶滅か」と話題になり、関西エリアのマスコミでは頻繁に取り上げられました。そこでまず、淀川最大の生息地であった城北ワンド(大阪市旭区)において、イタセンネットをはじめ官民を挙げて、外来魚の駆除が行なわれました。その結果、外来魚が大幅に減少し、在来魚が増え始めたことから、平成25年10月に、500尾のイタセンパラ親魚が公開放流されました。(実施主体・写真提供:国土交通省淀川河川事務所、大阪府立環境農林水産総合研究所)

 

(平成25年10月に、500尾のイタセンパラ親魚公開放流の様子です。)

 

 

着実に1歩ずつ歩をすすめています。今年は、活動が認められて「日本水大賞の環境大臣賞」も受賞しました。

 

イタセンネットでは、その命を二度と絶やさないように継続的に放流場所で外来魚駆除を兼ねた魚類調査や河川清掃を行うとともに、地域の皆さんとともに啓発活動に取り組んでいます。幸い、城北ワンドでは今春放流した魚の孫にあたる稚魚が誕生し、安定した定着が期待できるようになりました。これらの取り組みを評価いただき、本年7月イタセンネットは日本水大賞の環境大臣賞を受賞しました。

 

イタセンネットでは、イタセンパラの生息域拡大をめざし、次の放流の候補地として、かつて2番目の大生息地であった大阪府守口市の庭窪ワンド(写真)において、保全活動に取り組みたいと考えています。

 

(かつて2番目の大生息地、大阪府守口市の庭窪ワンド)

 

 

「イタセンパラを庭窪ワンドに泳がせよう!」を合言葉にみんな一丸となって取り組んでいます。みなさまもお手伝いいただけませんか?

 

現在庭窪ワンドでは、「イタセンパラを庭窪ワンドに泳がせよう!」の合言葉のもと、地元の市民団体や企業、大学が連携し、次年度からの本格的な取り組みに向けて準備を始めています。そこで、新たな生息地拡大を目指し、外来魚の駆除や魚類調査に用いる地曳網等の用具を皆様の寄付により、購入させていただきたく思います。


淀川を本来の姿に甦らせ次世代に引き継ぐために、

皆様どうぞご支援をお願いいたします!

 


★イタセンネット連携団体一覧★

 

■ 旭昼市運営委員会

■ 一般社団法人 水生生物保全協会

■ 大阪工業大学 城北水辺クラブ

■ 大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部 地域協働センター

■ 大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部 プレッパーズ部

■ 大阪産業大学 エコ推進プロジェクト

■ 大阪産業大学 水生生物研究室

■ 大阪商業大学 経済学部 原田ゼミナール

■ 大阪府立大学 キャンパスビオトープ研究会

■ 大阪府立大学 里環境の会OPU

■ 大阪トヨタ自動車株式会社 CSR・お客様相談室

■ 大阪トヨタ豊友会 地域貢献倶楽部

■ 株式会社エコトラック

■ 公益財団法人 河川財団 近畿事務所

■ 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

■ 近畿大学バスバスターズ

■ 京都水族館

■ 自然にみちた水辺づくりプロジェクト
■ 水生生物センター・サポートスタッフ

■ せいわエコクラブ

■ 摂南大学 エコシビル部

■ 武田薬品工業株式会社 環境安全管理室

■ NPO法人 nature works

■ NPO法人エコネット近畿

■ NPO法人 大阪府海域美化安全協会

■ パシフィックコンサルタンツ株式会社

■ パナソニック エコリレー ジャパン

■ パナソニック松愛会 大阪市内支部

■ 人を自然に近づける川いい会

■ 琵琶湖を戻す会

■ 淀川管内河川レンジャー

■ 淀川水系イタセンパラ研究会

■ 淀川を守ろう会

■ ルネサンス大阪高等学校 環境保全クラブ

【行政】

■ 環境省 近畿地方環境事務所

■ 国土交通省 近畿地方整備局 淀川河川事務所

■ 大阪府環境農林水産部 みどり推進課

■ (地独)大阪府立環境農林水産総合研究所

■ 大阪市旭区役所 市民協働課 にぎわい創出担当

 

★ 引換券について ★

 

・現地案内と観察会ご招待券


・オリジナル缶バッチ(写真はイメージです)

 

・オリジナルプリントフェイスタオル

 

 

・オリジナルプリントポロシャツ

 


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