イラクの小児がん患者のインドでの検診渡航費用を支援したい

イラクの小児がん患者のインドでの検診渡航費用を支援したい

支援総額

343,000

目標金額 300,000円

支援者
46人
募集終了日
2014年12月26日

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プロジェクト本文

イラクの小児白血病患者が、再発していないことを確認できるよう、

精密検査を受けられるインドの病院で、

検査を受けるための渡航費・検査費を支援したい!

 

はじめまして!こんにちは。ジムネット・イラク駐在員の福井聡と申します。現在、イラク北東部クルド自治区の首都アルビルに住んでいます。アルビルにある、がんや白血病の専門病院「ナナカリ病院」で、病院の施設・薬品支援や、病院に通えない患者への支援、小児患者のための院内学級支援などをする中で、インドで昨年末、骨髄移植手術を受けた3人の小児白血病患者に出会いました。一応手術は成功し、元気になってはいるのですが、再発が非常に心配される状況です。再発を正確にチェックする医療機器はイラクにはなく、手術時のデータもあるインドの病院に行って1年後の精密検査を受けるのが最善で、3人の渡航・検診費用を支援しようと、プロジェクトを立ち上げました。

 

しかし、インドで検診を受けるには、患者1人と親1人の渡航・検診・滞在費用で1家族約47万円、3家族で計約140万円かかります。ジムネットの予算をやりくりしてもあと30万円足りません。あと少しのご協力でインドでの精密検査が実現できます。ご支援を宜しくお願い致します。

 

【仲良しのお姉さんと自宅でくつろぐイマンちゃん(左)】

 

 

白血病の再発を予測するには白血病細胞検出の検査が必要不可欠。

しかし、現在イラク国内ではこの検査ができません。

 

3人はイマン・フセインちゃん(10歳)、ナジラ・カビールさん(15歳)、アブダラアジズ・アハメッド君(12歳)で、いずれも小児急性リンパ性白血病の患者です。骨髄移植は、がん化した患者の血液細胞を「正常な血液細胞を造り出せる他人の血液幹細胞に置き換える」手術です。手術後、患者の免疫系は破壊され、移植された細胞が機能するまで数年かかることもあります。

 

白血病の再発を予測するには、骨髄または血液中にわずかに残った白血病細胞「微少残存病変(MRD)」を検出する検査が必要です。この検査はイラク国内でできず、また、手術を担当したインド・バンガロールの病院の医師による検査が最適とされることから、3人を来年1月初旬にインドへ渡航させ、同じ病院の同じ医師による精密検査を受けられるよう準備を進めています。

 

【自宅居間で家族とくつろぐナジラさん(左から父のフォイヒファースさん、ナジラさん、祖母、弟のモハメット君)】

 

 

手術後、元気になったイマンちゃんの姿を目の当たりにし、

正確な検査と治療の継続の必要性を強く感じました。

 

アルビル北東部、イラン国境に近いソラン市の自宅で、イマン・フセインちゃんに会った時、利発で快活なイマンちゃんの姿に驚きました。手術前の写真は横になって視線も虚ろだったのですが、手術後1年近くたって非常に元気になっていました。その姿を見て、「生きて欲しい。そのためには正確な検査と治療の継続が必要だ」と強く感じました。

 

【手術後約1年を経て、元気な笑顔を見せるイマンちゃん】

 

 

多くの親類・縁者から輸血してもらった身体。

「1人で生きているんじゃないと強く感じている」

ナジラさんのその言葉に感銘を受けました。

 

一方、アルビル北部アクレ市の自宅で会ったナジラ・カビールさんは、発熱もなく食欲もあり、医学的には落ち着いている状態ですが、イマンちゃんに比べると少し元気がないように感じました。14歳という年齢か、また治療のため2年ほども学校に通っていないストレスからか、両親に反発するような仕草も見えました。

 

ただ、「手術の時にはドナーである弟のモハメット(12歳)から、それ以前も多くの親類・縁者から輸血してもらった。私の身体には多くの人の血が流れており、1人で生きているんじゃないと強く感じている」との言葉には感銘を受けました。

【手術後約1年を経て、元気な笑顔を見せるナジラさん】

 

 

友達と遊べずナーバスになるときも。

そんなアブダラアジズ君を一刻も早く、学校の友達の元へ戻してあげたい。

 

アブダラアジズ君も学校に通えず、友達と遊べないことから「時々ナーバスになる」(父親のアハメッド・カカさん)そうです。しかし、彼は絵を描くのが好きで、自然や動物や町の風景を描き続けています。そして、11月5日に描いた絵には「人生は美しい。病気には失望するけど、僕は諦めない!」という言葉が添えられていました。

 

彼は学校に戻る日を夢みて、病院からの許可を心待ちにしています。病気と闘う彼の姿を見ていると、なんとか1年後検査での「正常」を確認し、一刻も早く学校へ、友達の元へ戻してあげたいと強く思いました。

 

【父親のアハメッド・アブダラさんに抱かれるアブダラアジズ君】

 

【自作の絵を手にするアブダラアジズ君】

 

しかし、インドで検診を受けるには、患者1人と親1人の渡航・検診・滞在費用で1家族約47万円、3家族で計約140万円かかります。ジムネットの予算をやりくりしてもあと30万円足りません。あと少しのご協力でインドでの精密検査が実現できます。どうかご支援を宜しくお願い致します。

 

【昨年12月、インド・バンガロールの病院での手術後、病院スタッフらに囲まれるアブダラアジズ君(A&K Global Health社提供)】

 

 

精密検査を基に白血病再発を未然に予防し治癒することで、

イラクの医療全体に大きな希望を。

 

このプロジェクトが成功することで、患者3人のほか、家族、親類、知人はもちろん、ナナカリ病院の医師、職員、他の患者、関係者らすべてが喜びます。3人の再発が今回の精密検査を基に未然に予防でき、本当に治癒できればナナカリ病院関係者だけでなく、イラクの医療全体にとっても大きな希望となります。そのためにも、ぜひご協力をお願い致します。

 

【検診に訪れたアブダラアジズ君を囲む「ナナカリ病院」の医師や看護師らのチーム。現時点で快方に向かっているため表情も明るい】

 

 

引換券について

 

・サンクスレター

 

・3人の小児患者のレポート


・妻をがんで失い、がんの子供たちの支援を続けるジムネットのイラク在住スタッフ、イブラヒム・ニーマ・モハマッドの想いを綴った絵本「イブラヒムの物語」を贈呈。


・ジムネット特製のチョコ募金用のチョコ1缶を贈呈。

(※イメージです)


・ジムネットの鎌田實代表の近著「1%の力」のサイン本を贈呈。

 

 

 

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プロフィール

イラク北東部クルド自治区の首都アルビルに駐在する、NPO特定法人「日本イラク医療支援ネットワーク」(JIM-NET)のイラク駐在員。

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リターン

3,000


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サンクスレターと3人の小児患者のレポート。

支援者
29人
在庫数
制限なし

10,000


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サンクスレターと3人の小児患者のレポートに加え、妻をがんで失い、がんの子供たちの支援を続けるジムネットのイラク在住スタッフ、イブラヒム・ニーマ・モハマッドの想いを綴った絵本「イブラヒムの物語」を贈呈。さらに、ジムネット特製のチョコ募金用のチョコ1缶を贈呈。

支援者
12人
在庫数
制限なし

20,000


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サンクスレターと3人の小児患者のレポートに加え、ジムネットの鎌田實代表の近著「1%の力」のサイン本を贈呈。さらに、ジムネット特製のチョコ募金用のチョコ1缶を贈呈。

支援者
6人
在庫数
制限なし

プロフィール

イラク北東部クルド自治区の首都アルビルに駐在する、NPO特定法人「日本イラク医療支援ネットワーク」(JIM-NET)のイラク駐在員。

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