椎茸栽培を通して、どんなハンディがある人にも活躍の場を提供したい！

 

 

 

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます。社会福祉法人一燈会は、神奈川県足柄上郡を中心に、介護施設やデイサービス、障がい支援や病児保育など、福祉にかかわる様々な事業を展開している社会福祉法人です。

 

 

障がいのある方にも、働くという生きがいを創出する。そのために一燈会は、2017年に障がいのある方々の就労支援として農業事業を始めました。

一燈会がはじめに取り組んだのが、地域に根差した農業をすること。
2017年に農業を始めたときに地元の伝統的な特産物であった「開成弥一芋」の復興をしている弥一芋研究会に入り、現在では年間2t以上の弥一芋を出荷しています。

 

 

地域農業が抱えている課題の一つに、担い手不足による耕作放棄地の増加があげられます。それを解消するべく300坪から始まり徐々に耕作面積を増やしていき、現在では3600坪の耕作放棄地を畑に戻し野菜を育てています。

栽培した農作物は社会福祉法人一燈会の施設の食事に使われるとともに、地元のスーパーや道の駅、観光施設で販売しています。

2022年、湘南ベルマーレとの連携により「ベルファーム」という名前で、農業と福祉とスポーツを組み合わせた活動をしています。食育の一環として同クラブの育成組織の子どもたちが、収穫や耕作放棄地を耕すことで地域の課題について学ぶ機会をつくりました。

また地域のマルシェやイベントに出店して地域の方達と交流をはかり、食と農業の楽しさを伝える取り組みも行っています。

 

 

 

 

私達は2017年から約6年間、耕作放棄地を畑に戻しながら露地栽培をしてきました。しかし、農業は四季の変化により、仕事量に差がでる事が多く、さらに雨などの天候にも左右されます。

 

障がいのある方々にとって、その日その日の作業が変化するというのは複雑で混乱することが多く、1 週間先までスケジュールの見通しを立てることができれば、安心に繋がります。現状は、環境要因により直近でスケジュールが決まる事が多く、そこに不安を感じている方がいらっしゃいます。

また、猛暑が続いてしまうと、熱中症のリスクも高まり、畑での就業が制限されてしまいます。障がいのある方々の中には、汗をかきにくい人や喉の渇きを感じる事が苦手な方、自分で体の不調を伝える事が苦手な方もいます。そういった方々が外の作業をすれば命の危険にさらされる可能性があります。

加えて近年の異常気象の影響で生育も安定せず思ったような作物を育てる事が難しくなっている状況をふまえ、畑以外で天候に左右されない農作業の場所づくりが課題となっておりました。

どんな方でも安心・安全に働ける環境は何かないのか。そこで考えたのが、菌床椎茸栽培です。

菌床椎茸栽培はハウス内の温度が、基本20度前後で管理され作業がしやすい環境になります。通年栽培ができ、各作業内容も比較的難しくなく日々の栽培管理のしやすさ、作業技術の安定、生産量の安定が見込めるため、障がいのある方々が働きやすい環境を作れると思い菌床椎茸栽培に至りました。

さらに収穫を終えた廃菌床は、ただ捨てるのではなく有効活用ができます。廃菌床は窒素含有量が少ない上、微生物の活動も促進されやすく、畑に混ぜることで土壌改良の役目を果たしてくれます。

 

 

2020年から椎茸ハウスを建てる事が出来る農地を探し始めました。そしてようやく2023年の4月に、南足柄市で椎茸栽培に適した農地を借りられることになりました。

椎茸の重さに締める水分量は80～90％であるため、美味しい椎茸を栽培するのに水が重要な役割を持っています。私たちが作る椎茸は、全国水の郷百選に認定され、「金太郎の力水」で有名な南足柄市の名水を使って栽培するため、地元の農産物として地域貢献にもつながると考えております。

そして、今年の夏前には椎茸栽培を軌道に乗せ、天候に左右されず、安心・安全に働ける環境を提供したく、今回のプロジェクト実施を決意いたしました。

 

 

 

 

椎茸ハウスを建て、井戸を掘る費用以外に就労支援の利用者の方々が栽培し、継続的な事業を行うにあたり、必要となる設備費用があります。

初めの第一歩を応援いただける皆さまとともに椎茸栽培の安定的な稼働に向けて働く環境の整備を行っていきたいと思い、今回プロジェクトを起案させていただきました。

 

 

 

 

 

菌床椎茸栽培により、夏季でも障がいのある方々が安心・安全に農作業ができる場所を作り、就労の新しい選択肢を増やしていきたい。そして就労する障がいのある方の人数も増やしていきたいと考えております。

今回の取り組みによって、地場産の地域資源を活用し健康食材の椎茸を通年販売することで、多くの方たちに認知していただき、食への興味を持っていただく機会としていきたいです。

菌床椎茸ハウス栽培と露地栽培を併用した持続可能な農業に取組み、一燈会がこの地域の農業を支える担い手になれるように。

一燈会農業事業部の農福連携の取り組みは今後も継続するために、多くの方々のご理解とご協力をいただければ幸いです。障がいのある方々が活躍できる場面が多くなれば、耕作放棄地の課題や農家の人手不足の課題が解消されていきます。

ぜひ、私たちと一緒に事業の最初の一歩から取り組んでいただきたく、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

 

佐藤 伸也 様
株式会社湘南ベルマーレフットサルクラブ　代表取締役社長

 

牧野 謙心 選手
湘南ベルマーレフットサルクラブ所属　背番号22

 

 

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領収書名義：ご寄付時にご入力いただいた「寄付者情報」の氏名を宛名として作成します。

領収書発送先：ご寄付時にご入力いただいた「寄付者情報」のご住所にお送りします。

寄付の受領日（領収日）：2024年4月10日付（READYFORから当団体への入金日）となります。

 

※寄付金領収書は2024年6月末までに発送させていただきます。

 

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