=プロジェクト終了報告=
今回のプロジェクトによる皆様のご支援のおかげで、多くの選手が、世界の舞台に挑戦することができたことを改めて御礼申し上げます。
私達は、エストニアで開催された第1回世界ろう室内陸上競技選手権大会に向けて、
3月10日にエストニアへ出国し、3月14日〜17日の四日間の熱戦を終え、
3月20日に選手とスタッフが無事帰国致しました。
聴覚障害者の室内陸上競技大会ははじめての開催でした。
初めて国際大会に挑む選手が数名いる中、決勝まで残ったユース選手もいました。
また、室内競技場に慣れている北欧国のメダル数が目立っていましたが、
日本選手は室内競技場での練習環境が滅多になく、慣れないタータンの中、メダル獲得にかけて、一生懸命に私たちは闘いました。
その結果、銀メダル1個、入賞14個、
そして女子棒高跳は1位、2位が日本選手でしたが、国際ルールにより参加国・参加人数が満たされず、ノンメダルとなり、メダル授与はされませんでした。
《結果》
また、今大会では、各国から購入されるほど大好評のNISHI製の光刺激スタートシステム(=スタートランプ)を室内陸上競技選手権で採用されました!
そのため、スタートランプスタッフも選手と一緒に日本から派遣され、大会期間中は日本製のスタートランプが使用されました。
《収支報告》
実際の渡航費 1人あたり約35万円
※現地での雑費を清算中のため大まかな金額で記載しています。
・クラウドファンディング 1,511,000円
(実際は手数料17%を差し引き、1,233,581円の収支)
・寄付金 約100万円(現在も引き続き、募集中)
現在集まった寄付金により、1人あたりの自己負担が軽減されております。
ありがとうございました!
次に目指すのは・・・
次に私達が目指す国際大会は、2019年に香港で開催される第9回アジア太平洋ろう者競技大会です。
前大会では、金メダル6個、銀メダル4個、銅メダル2個、入賞14名を日本に持ち帰る事ができました。
それを上回るメダル獲得に向けて、選手とスタッフ一丸となり大会に挑みたいと思います。
また、国内では、2019年6月8日・9日に駒沢陸上競技場で開催を予定している第16回日本聴覚障害者陸上競技選手権大会に選手達は出場をします。アジア大会の選考競技大会でもある為、選手による熱い戦いが繰り広げられる事が予想されます。エストニアの室内大会で活躍をした選手達も出場を予定しておりますので、応援に来て頂けたら嬉しいです。
明るい未来のために
最後になりますが、私達、日本聴覚障害者陸上競技協会は、これからも聴覚障害者の陸上競技の統轄団体として、聴覚障害者スポーツの普及・振興に尽力して参ります。
世界と戦い、輝ける場を増やすために。聴覚に障害を持つ子ども達の生きる未来が、更に明るくなるように・・・
この度は、多くのご支援を賜りましたこと、重ねて御礼申し上げます。今後とも、ご支援・応援の程よろしくお願い致します。
応援旗に皆様の名前・メッセージを刻ませていただきました。