プロジェクト概要

 

1948年韓国済州島で起きた「済州43事件」を、未来を担う若者に伝えたい。

 

ページをご覧頂きありがとうございます。在日本済州43事件犠牲者遺族会の会長を務めております在日韓国人二世の呉光現(オ・クァンヒョン)です。父が韓国の済州島から日本に渡り、私は大阪で生まれ育ちました。現在59歳、三人娘の父でもあります。

 

大阪には多くの済州島出身者が住んでいます。その済州島で1948年に3万人が性別年齢関係なく無差別に虐殺された「済州43事件」が起こりました。

 

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韓国済州島にある済州43事件慰霊碑

 

【済州43事件とは】

1948年4月3日。済州島民衆の闘いと、これを理由に軍・警察などが引き起こした一連の島民虐殺事件。闘いが朝鮮半島の統一国家を目指したものであったため、時がたっても済州島民はじめ韓国人にとって語ることがタブーとされていた。闘いに参加していない人も無差別に殺害された。

 

この事件で、父は実の弟と従弟を亡くしました。しかし事件を語ることすら許されなかったため、父は弟と従弟が亡くなった理由を誰にも伝えることが出来ませんでした。

 

歴史の真実が明かされ、知ることで、平和の大切さを考えることができます。私は未来を担う若者に、真実と平和を引き継ぎたいと考えています。そのため、国籍問わず若者を済州43事件の慰霊祭に連れて行くことに決めました。しかし渡航費用が不足しています。みなさま、ご協力とご支援を宜しくお願いいたします。

 

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済州43平和公園の中にある遺体が見つからなかった犠牲者の墓地

 

弟が殺されていても悲しむことが許されなかった、隠された真実と歴史。

 

68年前、韓国の南の島済州島で起こった「済州43事件」は最近ようやく関心のある人が増えましたが、私が若い頃は言葉にしてはいけないことでした。

 

高校の時に偶然、済州43事件を知りました。何も知らずただ何気なく父親に尋ねてみたところ、父は「誰に教えてもらった!」と烈火の如く怒りました。私は大学卒業後に父が済州43事件で弟、従弟を亡くしていたことを知りました。父は悲しむことすらできなかったのです。

 

国家の意に反する言葉や行動が罪とされた時代、悲しむ事も、語る事さえも許されなかった沈黙させられた歴史。父の姿を見て、隠された真実は多くの人たちの苦しみであったと痛感しました。その抑えつけられた思いを解き放したいと思うようになりました。

 

私は10年前から、在日本済州43事件犠牲者遺族会の会長をしながら在日韓国人・日本人と一緒に毎年済州島に、慰霊の旅を行っています。大阪でも慰霊祭を開催してきました。多くの方にこの事件を広めることが私の使命だと思い活動しています。

 

しかし私ももうすぐ還暦を迎えます。「温故知新」という言葉にあるように、これからを担う若者にこの事件を知って欲しい。そして共に慰霊の心を持ちたいと思うようになりました。

 

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2016年4月、大阪で開催された済州43事件犠牲者慰霊祭の舞台

 

2017年4月、35歳以下の若者10名を「済州43事件」の慰霊会へ。

 

一緒に済州島に行った青年が帰ってきて家族にその話しをすると「実は私の叔父も亡くなっている。よく慰霊の旅に行ってくれた」と親族に言われたようです。その青年は「済州島にルーツがあるんだ」とはじめて知ったようでした。

 

このこともあり、若者に歴史を「体感」する旅の機会をもっとつくりたいと思いました。慰霊の旅にはこれまで延べ200人程が参加してきましたが、参加者は主に社会人やリタイアした人が多く、若者は時間とお金がないために参加数が少ないのが現状です。

 

今回、35歳以下の若者に1人に各3万円ずつ補助し(旅費は一人につき10万円ほどです)、参加人数を10人増やしたいと思っています。

 

日本人、韓国人問わず、隣国でこれから先ずっと付き合っていくお互いの国の歴史を理解し、友情をはぐくむきっかけになればと思っております。

 

■渡航スケジュール

4月1日:韓国済州島到着 済州43事件跡地訪問

4月2日:済州43事件跡地訪問、前夜祭参加

4月3日:済州43事件慰霊祭参加。現地の関係者と交流。帰国

 

済州43事件慰霊の旅での参加者の様子。

 

悲しい歴史の真実を、平和の心につなげたい。

 

昔は日本と韓国は経済格差や植民地にした、されたの関係性が濃く残っていて、いい関係ではなかったです。

 

しかし時代は代わり、日本と韓国の距離は以前に比べると近づきました。日本に住む35歳以下の若者を国籍・出身地関係なく済州43慰霊の旅に連れて行く事で、それぞれの立場を踏まえながら感じ・学び、そして語り合う姿を、私は夢見ています。若者達が日本と韓国、そして在日コリアンとも共に生きていく人たちになることを願っています。

 

そして高校生の時、済州43事件を語る事も許されなかった事件を、語ることで平和につながる歴史の真実として解き放したいと思います。皆様、ご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

 


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