支援があればひとりで暮らせるーそんな選択肢を絵本で伝えたい

支援があればひとりで暮らせるーそんな選択肢を絵本で伝えたい

支援総額

1,553,000

目標金額 1,310,000円

支援者
143人
募集終了日
2025年7月12日

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プロジェクト本文

 

 

■達成の御礼とネクストゴールについて

 

 

皆さま、本当にありがとうございました!おかげさまで6月27日に目標金額を達成することができ、これで3冊の絵本を安心して発行できる運びとなりました。本当にありがとうございました。

 

 

そしてここから、次のチャレンジとして 2冊を加え、合計5冊の絵本の出版 を目指し、さらなるご支援をお願いしたいと考えています。

 

 

今回、第一目標として 絵本3冊の制作費用 1,310,000円 を掲げておりましたが、 ネクストゴールでは 5冊の出版に向けて 2,010,000円 を目指します。いただいたご支援は、原稿執筆・イラスト・写真・編集・デザインなどの制作費や、印刷・製本費用に充てさせていただきます。

 

 

なお、仮にネクストゴールの金額に届かなかった場合も、自己資金を活用し5冊の発行は実施する予定です。

 

 

ですが、皆さまからの温かい応援とさらなるご支援が、私たちの大きな力になります。ぜひ周りの方々へもこのプロジェクトを広めていただけますと幸いです。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします! 

 

 

 

 

 初めまして。「じぶんぐらし応援団」の下尾直子と申します。私には知的障害のある娘がいます。その娘が数年前、“じぶんぐらし(支援付き一人暮らし)”を始めました。その生き生きした姿を見て「これはもっと多くの人に知ってもらいたい」と思うようになりました。

 

 

「障害のある人は施設や家族と暮らすもの」そう思っている方はまだまだ多いでしょう。けれど、それは「ふつう」のことではありません。

 

 

障害があるから、年を取ったから、どんな理由があっても、「ふつうではない」暮らしはしたくない。誰だって、自分らしく、自分の思いを大切にして暮らしたいと思うはずです。誰でも、あたりまえにふつうの暮らしを実現できる。そんな社会って素敵だと思いませんか。

 

 

私の娘だけでなく、そんな生活を実現している知的障害のある人たちがいます。ヘルパーさんに手伝ってもらう「支援付き一人暮らし」。私たちは、これを「じぶんぐらし」と名付け、これをもっと多くの人に紹介しようと絵本シリーズを企画しました。

 

 

絵本を読んだ人たちが「じぶんぐらしを始めてみよう」と思い、さらに多くの人がそんな人たちを「応援してみよう」と思ってほしい。。。これは、そのためのプロジェクトです。

 

だれもがあたりまえに暮らす未来を思い描くきっかけになるように

 

誰もが読める、じぶんぐらしの絵本を出版するためのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

改めまして、プロジェクト発起人の下尾直子と申します。

 

 

私は、障害のある娘の誕生をきっかけに知的障害者の自立生活について研究を始め、今は洗足こども短期大学の教員として、保育士や幼稚園教諭を目指す学生たちに社会福祉や特別支援教育を教える中で、「みんなが暮らしやすい社会をつくっていきましょう」と伝えています。

 

 

今回のプロジェクトは、以前研究仲間と一緒に立ち上げた「じぶんぐらし応援団」という小さなチームで進めています。

(応援団のメンバー紹介は、このページの最後にあります)

 

 応援団には、研究者や現場支援者、そして実際に障害のある子どもを育ててきた親の立場の仲間がいます。それぞれの視点を持ち寄りながら、「こんな暮らしもあるんだよ」ということを、できるだけ多くの人にできるだけ具体的に伝えることを目指していきます。

 

 

 

 

私たち「じぶんぐらし応援団」は、2022年に小さな本「わたしたち、こんなふうに 暮らしているよ♪」を出版しました。その経験をもとに、より当事者の方に届きやすい形に改良したいと考え、今回のプロジェクトが立ち上がりました。

 

 

 

<本を作ってみて見えたきた改善点>

2022年、このグループで、じぶんぐらしをしている3人の方を紹介する本を、研究助成を受けて出版しました。1000冊を関係各者にお届けし、感想をお聞きしました。よい本ができたのですが、改善したい点もいくつかありました。

 

・あいだに支援者向けの解説が入っていて当事者の方には読みづらい 

・本のつくり(装丁)が扱いにくい 

・障害や状況が似た人の経験をもっと深く知りたい

 

 

<より当事者が自分ごとに感じられる内容に>

こうして見えてきた改善点を踏まえ、「もっと当事者本人が手に取りやすく、自分ごととして読める本にしたい」 そう強く思い、今回は、一人の生活を一冊でじっくり紹介する「絵本シリーズ」として再スタートすることを決めました。

 

 

 

 

 

本プロジェクトでは、「支援つき一人暮らし=じぶんぐらし」をしている知的障害のある人たちの実際の暮らしを紹介する絵本シリーズを制作・出版します。

 

 

<そもそも「じぶんぐらし」とは>

「じぶんぐらし」は、単に自立という意味だけではありません。たとえば、着たい服を自分で選び、食べたいものを食べたいときに食べる。寝たい時間に寝て、ときには失敗もする(失敗するのも権利です!)。そうした日々の小さな「選択」を自分の意思でする暮らし—それが「じぶんぐらし」です。

 

 

<絵本として出版する理由>

絵本のかたちを選んだのは、知的障害のあるご本人にも直接読んでもらいたいからです。

 

 

じぶんぐらしは、今まだ十分には知られていません。特別支援学校でも選択肢として示されることが少ないのが現状でしょう。まずはご本人に「こんな暮らしがあるんだ」と知ってもらうこと。選択肢の一つとして知ってもらうことこそ、意味があると思っています。

 

 

そのために、特別支援学校や福祉事業所に直接届けるほか、地域の図書館などにも寄贈予定です。また、私たちがまだ出会っていない方々に届くよう、オンライン書店を通じての流通も予定してします。

 

 

さらに、本の主人公やご家族の声を聞きながら内容や表現を設計する工夫、じぶんぐらしをするかどうかを迷っている方に手渡す活動などを通して、「仲間から仲間へ届ける」形も大切にしていきます。

 

 

 

ご本人が「じぶんぐらしをしてみたい」と感じられるように、内容が理解しやすく、親しみやすい絵本の形式にこだわりました。

 

このシリーズの大きな特徴は、「自分と似た人の話を、自分に合った表現で読めること」です。

 

本の主人公が一番読みやすい形式で本を作りますので、シリーズは一冊ずつ表現形式が違います。

 

たとえば、

 

・絵で理解しやすい人 → イラスト中心の絵本

・写真で理解しやすい人 → 写真入り文の絵本

・単語で理解しやすい人 → 単語で伝える絵本

・ピクトグラム・カタログ風・コミック風

 

など、表現方法も工夫していきます。

 

<LLブック(知的障害の人にも読みやすい本)として作成>

 

■スウェーデンでは、 「LLブック」が、国の予算で毎年50冊も出版されています

LLブックは、おしゃれのことや恋愛物語など、子ども向けではない内容が読みやすい言葉で書かれている本です。日本には、ひらがな、カタカナ、漢字があり、スウェーデンと同じようにはLLブックが作れないので、日本の文化や暮らしに合ったLLブックとして、誰にとっても読みやすく、伝わりやすい本を目指します。

 

 

 

 

この絵本シリーズでは、さまざまな障害特性や支援の必要度を持つ方々の「支援付き一人暮らし」の様子を紹介します。

 

【予定している絵本のラインナップ(例)】

① おしゃべり上手のひーやん(31)の場合:漢字まじりの文(支援区分5/生活介護通所/居宅介護・移動支援利用)

② ママの作りおきで食事!ゆうくん(30)の場合:チラシ広告やカタログのような絵本(支援区分6/生活介護通所/重度訪問介護利用)

③ あの事件からのじぶんぐらし!カンちゃん(51)の場合:写真を使った文(支援区分6/生活介護通所/重度訪問介護利用)

④ 一人で家事をこなすあーちゃん(36)の場合:コミック(支援区分なし/障害者雇用で就労/後見的支援・移動支援利用)

⑤ 賑やか暮らしのカヨさん(55)の場合:写真を使った文(支援区分6/生活介護通所/重度訪問介護利用)

⑥ 以降企画進行中

 

▽制作予定の絵本サンプル(表現方法の違い)

■漢字入り文 サンプル

 

■写真・ピクトグラム入り文 サンプル

 

■カタログ風/オノマトペ サンプル

 

▽制作中の絵本(ひーやんvr)のページサンプル

 

本文は読みやすいUDフォントで作成。

↑どんな生活をしているかをシンプルな文章とイラストでわかりやすく伝えます。

 

 

↑トラブルや困りごとの対処法も伝えています。

 

↑奥付ページには、主人公の情報を掲載するとともに、保護者や支援者向けに、より詳細な情報へ飛べるリンクをQRコードで掲載します。

 

 

このように、それぞれのケースで、使っている支援の内容、生活の中での困りごと、そしてその人なりの楽しさや工夫を、当事者の目線から伝えます。

 

 

 

 

今回のクラウドファンディングの第1目標金額は、131万円(3冊分)です。

制作費(原稿執筆、イラスト・写真、編集、デザイン)、印刷・製本費などに活用します。

 

 

【内訳】

① 絵本の制作費(3冊分):24万円

② イラスト費用(3冊分):45万円

③ 取材費用(3冊分):15万円

④ 配布用絵本の印刷費(30冊分):3万円

⑤ CFパートナーサポート費用:16.5万円

⑥ クラウドファンディング手数料(14%):18.3万円

⑦ リターン費用・雑費:10万円

 

さらに、ネクストゴールとして、最大10シリーズの制作費確保を目指します。

 

第2目標:5シリーズ(201万円)

第3目標:10シリーズ(376万円)

 

目標金額以上のご支援が集まった場合は、シリーズ冊数の追加にあてさせていただきます。  

 

できるだけ多くのシリーズ作成費用を確保できればと思っておりますので、第3目標(10シリーズ制作)達成に向け、どうぞ応援をよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

私たちはまず、「じぶんぐらし」をしている10人の暮らしを紹介する絵本シリーズの完成を目指しています。

 

 

一人ひとりの生活にじっくりと向き合い、それぞれがどのように「自分らしい暮らし」を実現しているのかを丁寧に描いていきます。

 

 

このシリーズを通じて、「支援があれば一人暮らしもできる」「こんなふうに暮らしたいと思っていいんだ」と、当事者の方が自分の可能性に気づくきっかけになってほしい。

 

 

障害があっても、自分で選び、自分のペースで暮らすことが「あたりまえ」になる社会を、私たちは思い描いています。

 

 

そして、いつかこの本を読んで「自分にもできるかもしれない」と思い、じぶんぐらしを始めた方の物語を、また新しい一冊として紹介できたら――。

 

 

そんな未来を夢見ながら、このプロジェクトを続けていきたいと考えています。

 

 

ひとりの「じぶんぐらし」が、次の誰かの背中をそっと押す。そんな希望の循環が生まれることを願って。

 

 

 

 

■下尾直子

プロジェクトリーダー。洗足こども短期大学教員。元ニッポン放送アナウンサー~FM795のDJとして活動。障害のある娘の誕生をきっかけに大学院に入り、教員になりました。保育士や幼稚園の先生になる学生たちに「みんなが暮らしやすい世の中を作ってね」と呼びかけつつ、知的障害者の自立生活の研究をしています。今、娘も「じぶんぐらし」楽しんでいます(シリーズ第1作に登場する”ひーやん”)。

 

 

■田中恵美子

日本女子大学教員。大学卒業後、ドイツと日本で一般企業で働き、そこで出会った障害のある人たちの存在に魅了されて再び大学・大学院と研究の世界へ飛び込みました。障害のある人たちの側から見える社会課題に取り組み、誰もが自分らしく面白く生きられる社会づくりを目指しています。

 

<メッセージ>

障害者、特に知的障害のある人の人生は、選択肢が限られているという、固定的なイメージを持たれやすいのですが、実際には様々な選択肢が勝ち取られ(決して“用意されてきた”わけではない)、今、地域で自分らしい暮らしを送ることにチャレンジしている人たちがいます。ほら、こんな暮らし方があるよ、へー、私もやってみよう、私はこんなふうにやってみようかな、と思う人たちが増え、障害があるから難しい、障害があるからやれない、ではなく、障害があっても、あるいは障害があるからこんなふうに暮らせるよ、楽しいね、面白いね、あー、こんな人生がよかったと思ってもらえるようにしたい、社会を変えていきたい、そんな気持ちでこのプロジェクトに関わっています。

 

 

 

■MASHU

絵本のイラスト担当。ガイドヘルパーをしながらイラストを描いている母親です。娘には軽度の知的障害と発達障害がありますが、障害者雇用枠で働きながら縫いぐるみさんたちとのヘンテコな一人暮らしが気に入って思いっきり楽しんでいます。こんな暮らしもいいよ!ともっと多くの人たちに知らせたいです。

 

<メッセージ>

対人関係が苦手で周りとリズムが違って、感情をうまく伝えられないところのある娘は、あれこれ回り道をしつつ一人暮らしにたどり着きました。その娘にこのプロジェクトのことを話してみました。さまざまな事件があり、とんでもなく困ったこともありながら、自分のことを自分で決めて、自分で失敗し、自分で前に進む喜びを得る、できないことは助けてもらう!という、この「じぶんぐらし」を、娘はいまとても気に入っています。どうやら彼女は趣旨に大賛成。こんな暮らし方もあるよっていうことをいろんな人に知ってほしいなあと目をキラキラさせながら後押しをしてくれました。よし!母もがんばる!

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
下尾直子(じぶんぐらし応援団)
プロジェクト実施完了日:
2025年8月7日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

じぶん暮らし応援団の下尾が実施します。今回のクラウドファンディングの目標金額は、131万円(3冊分)です。 制作費(原稿執筆、イラスト・写真、編集、デザイン)、印刷・製本費などに活用します。 【内訳】 ① 絵本の制作費(3冊分):24万円 ② イラスト費用(3冊分):45万円 ③ 取材費用(3冊分):15万円 ④ 配布用絵本の印刷費(30冊分):3万円 ⑤ CFキュレーターサポート:16.5万円 ⑥ クラウドファンディング手数料(14%):18.3万円 ⑦ リターン費用・雑費:10万円 目標金額以上のご支援が集まった場合は、シリーズ冊数の追加にあてさせていただきます。 第2目標:5シリーズ(201万円) 第3目標:10シリーズ(376万円)

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金で対応します。

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リターン

3,000+システム利用料


【気持ちで応援】お気持ちコース

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感謝の気持ちを込めてメールを送らせて頂きます。

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年8月

5,000+システム利用料


【読んで応援】絵本で応援コース(1冊)

【読んで応援】絵本で応援コース(1冊)

①感謝の気持ちを込めてメールを送らせて頂きます。
②お好きな絵本を1冊お届けします。
【絵本のラインナップ(例)】
① おしゃべり上手のひーやん(31)の場合
② ママの作りおきで食事!ゆうくん(30)の場合
③ あの事件からのじぶんぐらし!カンちゃん(51)の場合
④ 一人で家事をこなすあーちゃん(36)の場合
⑤ 賑やか暮らしのカヨさん(55)の場合

申込数
82
在庫数
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発送完了予定月
2026年4月

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