祖国の医療を支えるために。在日ミャンマー人医学生へ奨学金支援を。

祖国の医療を支えるために。在日ミャンマー人医学生へ奨学金支援を。

支援総額

2,152,000

目標金額 2,000,000円

支援者
106人
募集終了日
2021年6月30日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

ミャンマーの今後の医療を担う留学生を支えていきたい

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。特定非営利活動法人国際医療連携機構(JIMCO)です。

 

私たちは、開発途上国における医療従事者の育成及び日本の医療システムの普及をミッションに、すべての人が適切な医療を受けられる世界の実現を目指し、1995年以来ミャンマー国にて医療貢献活動を行っているNGOです。

 

再び多くの国との交流を制限されることとなったミャンマーですが、日本に留学中のミャンマー人医学生はミャンマー国内の政治状況の変化により、帰国することができず、予定外の生活費などがかかり、困窮する事態になっています。

 

将来のミャンマーの医療を支える学生へ奨学金を提供し、生活を保障し、学びの機会を継続させていきたい。そのために、どうぞご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

 

指導を受けている学生の様子。

 

 

国際医療連携機構(JIMCO)について

 

国際医療連携機構(JIMCO)は、初代理事長の神野哲夫が医師として多くの国際学会に出席し、世界の先端医療を吸収する中で、学会参加者にアジア人の若い医師が極めて少数だったことに危機感を持ったことがきっかけとなり、設立につながっています。

 

神野が始めた、日本の大学にアジア各国の医師を招聘し共に学ぶ取り組みが私たちの活動の前身となっています。神野は1993年にアジアの若手医師のための国際学会を設立し、2008年までに3518名の若手医師の学会への参加を全面的に支援してきました。

 

また1995年からは、藤田医科大学などにアジアの若手医師の留学派遣を始め、これまでに300名を超える医師の留学を受け入れてきました。留学した医師たちは、自国にはない医療機器を目にし、使用方法を習得し、本で読んだことしかなかった術式や治療方法を学んで帰国します。そして当時若手であった医師たちが自国の医療を担い、指導者になり、彼らに続く若い医師を彼らと同様に留学させてきました。

 

途上国への医療支援の最も難しいところは継続性だと考えています。継続的な支援のあり方を模索する中で、私たちができることは何だろうかと考えた結果、「アジア各国の人々が自分の暮らす国で高水準の医療を受けられることが最も重要」だと思い、そのために必要なこととして、各国の医師の技量を向上させ、その支援をすることだと考え、今の留学生支援の活動に行き着きました。

 

10年前に現在の法人の形になりましたが、その当時、アジア各国の医療は、スピードに差こそあれ一定の水準の進化が見られました。しかし、ミャンマーは長く続いた軍事政権下で医療水準に遅れが顕著でした。そのため、ミャンマーからの留学生に力を入れていくこととし、現在の留学生を含めて、今までの32名の留学を支援してきました。現在、彼らの多くは祖国のミャンマーで医療の最前線で活躍しており、医療水準の向上に寄与しています。

 

ミャンマーの医療現場を支える医師を育てていきたいと思っています。

 

 

在日ミャンマー人留学生の現状

 

現在、私たちが支援している留学生は、藤田医科大学で医療を学んでいます。昨年からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うミャンマーへの航空便の停止、また2月のミャンマーでのクーデター以降、ヤンゴン空港の閉鎖のため、昨年9月に研修が終了予定であったものの、現在も帰国できない状態にあります。

 

手術の研修中。

 

ビザを延長して、今年6月までの滞在予定となっておりましたが、状況が不透明なため、さらに1年の延長申請をする予定です。また学生たちの臨床修練医の研修資格も6月で切れるため、研修を延長して受けられるように、大学院進学の希望を聞いています。

 

現在武器を手に弾圧を続ける軍に対し、ヤンゴン第一医科大学の学長などの有志が「不服従運動」を提唱しています。そのためミャンマー国内では医師に対する弾圧や逮捕が行われています。私たちが交流してきた多くの医師に逮捕状が行使されています。

 

現在、日本で研修を受けている学生たちも帰国後の処遇について安全である保障はありません。そのため、留学生もこの最中で帰国することは危険性が高く、ヤンゴン第一医科大学からも留学生の受け入れ継続を依頼されています。

 

■奨学生からの声(現在のクーデター下での影響を鑑み、写真や氏名については伏せております)

 

現在、大学病院で脳神経外科の研修を受けており、高度な技術に日々触れることができ、大変貴重な経験をしていると実感しています。

現在のミャンマーの状況下を踏まえ、日本でこの研修を受けられていることを、本当にありがたく感じています。そして引き続き、研修の期間を延長し、経験を積んで、ここでの経験を将来のミャンマーの医療に生かしていきたいと思っています。

クラウドファンディングでのご支援、ご協力の機会に感謝しています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

今回のプロジェクト

 

そこで今回、私たちは日本国内のミャンマー人医学生への奨学金の支援を、みなさまからクラウドファンディングを通じて募っていきたいと思っています。

 

藤田医科大学とヤンゴン第一医科大学は書面を締結しているため、留学生の滞在中の寮費用は現状無料となっています。しかし、今後滞在が長期化するとどうなるかわからない状況です。生活費、交通費などについても私たちが主に負担をしていますが、長期化すると継続して負担していくことが難しい現状にあります。また、研修を延長する際に、大学院への進学が必要となりますが、その費用についても追加で負担していかなければなりません。

 

■奨学金支援について
・支援先:藤田医科大学脳神経外科で研修中のミャンマー人医学生

(※学生からの同意は得られています。)

・支援内容:学費、生活費など

・支援期間:2021年9月1日~2022年8月31日

 

※2022年8月31日までに、上記内容の奨学金支援を行なったことをもって、今回のプロジェクトは実施完了となります。

 

今回みなさまからのご支援は、医学生の滞在中の生活費、大学院の進学費用などにあててまいります。みなさまのご支援によって、故郷に帰ることができないミャンマーの医学生の生活の安定と学びの機会の継続につなげていきます。

 

今までもたくさんの医学生の留学の支援をしてきました。

 

 

将来のミャンマーの医療を支えるために

 

今年2月のクーデターにより、ヤンゴン、マンダレーなど都市部では市民によるデモに対し、弾圧が行われていることは報道などにより周知のことと思います。ミャンマーはもともと多民族国家ということもあり、少数民族との紛争が多かった国です。アウンサンスー・チー氏による民主政権下では紛争地域間の停戦を実現していました。

 

しかしながら、現在はクーデターを起こした軍部との間で紛争は再開され激化の一途をたどっています。この状況下で、ミャンマーの医療従事者、そして医学生たちの状況も激変しました。

 

祖国の危機に、家族の安否や、自分自身もいつ帰国できるのかと、日々心配しているミャンマー人留学生たちがたくさんいます。また現地の医療従事者の逮捕や迫害が続く中で、今後のミャンマーの医療体制に対しても不安があります。

 

私たちは、できる限り留学生の日本での研修を支え、将来においてミャンマーの医療を支える人材として育成したいと考えています。そして、その留学生が立派な医療従事者として、ミャンマーの医療現場で活躍し、ミャンマーのすべての人がより良い医療を受けられる社会の実現に向けて支えていければと思います。

 

どうかその一助として、今回のクラウドファンディングへのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

このような笑顔を絶やさないように。

 

 

応援メッセージ

 

堤 雄史(TNY国際法律事務所(ミャンマー)弁護士)

私は2012年よりミャンマーにおいて法律業務を行っており、現在は十数名のミャンマーメンバーを雇用しております。
メンバーの中には命の危険を感じてヤンゴンから地方に疎開したり、引越しをした者もいます。
しかし、そのような状況でも文字通り命懸けで民主主義や自由を維持するために軍に対して抵抗しています。
ミャンマーの未来のために日本からもできる限り支援したいと思います。

 

 

山崎 俊(NPO法人タンザニア眼科支援チーム 理事長 眼科医)

NPO法人タンザニア眼科支援協会は、2007年よりアフリカ、タンザニアでの白内障手術の技術指導などを通じて、途上国における失明者の減少を目指しています。私たちは1999年より徳島県 藤田眼科の藤田善史先生を中心として、ミャンマーで行ってきた眼科支援活動を参考に事業を進めており、多くのメンバーがミャンマーでの活動を経験しております。ミャンマーの脳外科医師が日本で有用な研修を終えて、祖国の医療発展に貢献できるようお祈りします。

 

 

留意事項

 

●このクラウドファンディングでのご支援は、税制控除にはなりませんのでご注意ください。

 

●プロジェクト成立後の返金やキャンセルは、ご対応いたしかねますので、何卒ご了承ください。

 

●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

 

●支援後のリターンお届け先情報などの変更はできません、お間違いのないようご注意ください。

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リターン

3,000


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3千円ご支援

・感謝のメール

申込数
54
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


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1万円ご支援

・感謝のメール
・活動報告書

申込数
36
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

3,000


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3千円ご支援

・感謝のメール

申込数
54
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


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1万円ご支援

・感謝のメール
・活動報告書

申込数
36
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月
1 ~ 1/ 8

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