地域医療を支えて90年。この先も地域を守る災害に強い病院を目指して

地域医療を支えて90年。この先も地域を守る災害に強い病院を目指して
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は支援金を受け取ります(All in 方式)。原則、支援のキャンセルはできません。支援募集は6月30日(月)午後11:00までです。

支援総額

2,446,000

目標金額 5,000,000円

48%
支援者
56人
残り
65日
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は支援金を受け取ります(All in 方式)。原則、支援のキャンセルはできません。支援募集は6月30日(月)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

 

90年以上、島根県川本町の人々と共に歩んできた加藤病院。

 

中国山地の小さな町で、

地域医療のあかりを灯し続けてきました。

 

しかし、老朽化した建物は

水害などの脅威に晒されています。

地域医療を守るため、

災害にも負けない新しい病院を建てることを決断しました。


当法人は単なる医療施設ではありません。

患者さん一人ひとりの人生に寄り添い、

「生活の中の医療」を実現する場所。

 

在宅医療、巡回診療、

そしてモバイルヘルスケアサービス。

どんなに遠く離れていても、必要な人に医療を届けたい。

それが私たちの願いです。


人口わずか3,000人。小さな町の大きな挑戦です。でも、諦めません。


目標金額の500万円は、新病院建設におけるガス発電機の導入費用の一部などに充てられます。

災害時でも、この地域に医療のあかりを灯し続けたい。

そして、この病院が、人々が繋がり、支え合う、温かい希望のあかりとなるように。


ご賛同いただける皆様のあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

地域の皆さんとともに歩んだ90年以上の歴史

 

加藤病院を運営する社会医療法人仁寿会は、中国山地の渓谷、島根県の「おへそ」といってよい邑智郡の人口およそ3,000人の川本町に位置する社会医療法人です。昭和13年に加藤病院を創立して以来、「在宅療養を支援する」ことにフォーカスしつつ、邑智郡圏域の中核病院として、包括的な地域医療・介護・保健福祉サービスを提供してきました。

 

私たちは、「地域の人々を最もよく知り、その善き人生に貢献することで地域社会を変えていく」ことをビジョンに掲げ、健康長寿でいられる人が溢れる社会づくりに貢献したいと考え、90年以上もの間、地域の皆様とともに歩みつづけてきました。

 

現在の加藤病院 外観

 

- 社会医療法人 仁寿会のあゆみ -

 

 

- 主なできごと・取り組み -

 

|医師不足により倒産の危機。医療の光をなくさない

 

一時は医師不足によって経営状況が悪化し、倒産寸前に。町をあげて「地域の中核病院を守ろう」と無利子10年返済で公的融資を受けました。この町の医療の光をなくさない。私たちはこの出来事をきっかけに、今一度そう固く決意しました。

 

今後、高齢化が進むと入院して医療を提供するだけでなく、在宅医療や介護との連携など、さまざまなニーズが高まることを踏まえ、最近の地域医療構想においては、それぞれの医療機関が地域でどのような役割を担うのかをより明確にしていくことが重要であると言われています。

 

私たちは、経営の立て直しを図る際に、これから高齢化を迎える日本と高齢者への医療に必要なことを考え、慢性期医療と在宅医療の充実にシフトしてまいりました。

 

|「医療の中の生活」から「生活の中の医療」へ

 

これまでは、病気になったら病院に行き、入院生活を送る。いわば「医療の中にある生活」を過ごすことが当たり前でした。しかし、それは患者さんにとって「生活」といえないのではないかと考えています。「完結型医療から、治し支える医療へ」という転換は、患者さん中心の医療を実現し、超高齢社会における医療の持続可能性を高めるために不可欠です。

 

在宅医療は、患者さんとご家族の心身の負担を軽減し、より質の高い療養生活を送るための選択肢となります。そして地域において人々との交流もあります。私たちは、患者さんが暮らす「自宅」という安心できる環境でリラックスして療養生活を送り、その方の生活の質が高くなるように支援することが大事だと考えています。

 

なるべくその人らしい生活を送り、その善き人生をサポートしていくことを大切に、地域包括ケアシステムの連携強化にも注力しています。

 

 

|人口3,000人。へき地医療への貢献

 

仁寿会が位置する川本町は人口約3,000人の地域です。全国で人口減少や高齢化が課題となっていますが、私たちの地域も例外ではありません。

私たちは、へき地医療保健対策の取り組みとして、川本町(2地区)と大田市(4地区)の医療機関のないへき地への巡回診療や、へき地診療所である美郷町立君谷診療所への管理医師の派遣を行っています。また、医療・福祉サービスへのアクセスが難しいへき地であっても、遠隔で医療サービスを届ける「モバイルヘルスケアサービス(MHCS)」の実践も進めています。

 

全国の認定社会医療法人の中で一番人口が少ない町「川本」に所在する仁寿会。へき地医療分野で引き続き、医療提供に邁進いたします。

※参照:https://www.kawamotogurashi.jp/kiji/kiji-company/508

 

 

 

地域医療のあかりを灯し続けるため、施設の強靱化を

 

長年にわたり地域の医療を支えてきた建物は、かなり老朽化が目立つようになりました。これからもこの地で長く医療を提供していくためには、現在、中核となる加藤病院をはじめとする施設群の新築移転を計画・進行していく必要があります。

 

新病院の外観パース図

 

新施設群は、仁寿会の理念や基本方針を踏まえ、大田邑智二次医療圏の回復期・慢性期対応の多機能ステーションとしての役割を果たします。社会医療法人としての使命を遂行していくため、5つの拠点になることを目指します。

 

その中でも今回のクラウドファンディングでは、「4:災害時の事業継続・地域支援拠点」に必要な設備整備をすすめてまいります。

 

新施設群において目指す5つの拠点機能

 

 

過去、何度も発生した水害。より災害に強い施設へ。

 

この度移転に踏み切った理由の一つは、加藤病院を含む施設群がいつ水害被害を受けてもおかしくない状況にあることです。

 

現在の病院が位置する場所は、近くを流れる江の川の水害に遭遇する可能性がある危険地域です。昭和47年7月の豪雨では堤防が決壊し、街は大きな被害を受けました。当院も1階部分は水没し、診療ができない状況になりました。

 

 

以後も、昭和58年、平成30年、最近では令和2年7月の豪雨では、堤防が決壊するぎりぎりの水域となり、一部の地域では浸水被害がありました。その際、浸水した地域の高齢者施設から避難所に避難をしていた入居さんのうち数人が体調不良を訴え、加藤病院にて入居者さんの受け入れを行いました。入居者さんにも安心していただき、高齢者施設の復旧が終わるまで入居者さんの健康管理に努めました。

 

もしも、有事の際に病院の機能が停止してしまっていたとしたら・・・

 

平成30年の浸水被害
提供:川本町  

 

当院から車で20分から40分を要する場所には、公立病院など3病院がありますが、水害時には道路が冠水し、いずれの病院にも行くことが難しくなる可能性があります。

 

この地域の医療を守り続けるため、水害による直接的な影響を受けづらい高台へ移転し、浸水などの被害を未然に防ぎます。

 

しかし、水害による直接の被害を受けない場合でも、災害によってライフラインが遮断される可能性もあります。災害時でも医療が提供できるよう、施設内にはガス発電機を導入する予定です。ガス発電機は平常時においても使用しますが、災害時に停電となった際にも、主な主要設備においては稼働ができる設備です。

 

大きな災害が発生した際、水・電気・ガスなどのライフラインの復旧や支援物資の到着までには一般的に3日(72時間)程度かかると言われています。新病院では、1階のリハビリルームと廊下、2階〜3階の廊下の範囲をガス発電機が網羅し、停電時にも冷暖設備が72時間は使用できる予定です。

 

災害による停電の場合でも、地域の皆様に医療を提供し続けることはもちろん、必要に応じて福祉避難所としての役割も果たしていきたいと考えています。また、不安な中でも、病院に光が灯り続けていることで、少しでもみなさんに安心感を与えられたらと思っています。

 

 

なぜクラウドファンディングなのか

 

地域に医療を提供し続けるために必要な施設ですが、人口3,000人弱のこの地域で病院運営をしていくことは、決して簡単なことではありません。一方で新病院の建設には多額の費用がかかります。しかし、民間の医療機関は補助金もほとんどなく、自己資金だけでは厳しい状況です。

 

地域のみなさんの人生に寄り添い、長い歴史の中で地域に医療という光を灯し続けてきました。その灯火を消さないために、今回のクラウドファンディングに挑戦することを決めました。

 

これら移転新築については、社会の公器、共通の社会資本とはいえ、全国の中でも小さな自治体にある、小さな社会医療法人仁寿会のみでは到底成し得ません。皆様のご理解と多大なるご支援をぜひ賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 

目標金額:500万円

 

✔️ ガス発電機の導入費用の一部

✔️ クラウドファンディング手数料 など

 

スケジュール:令和8年5月頃に新病院含む施設の開業予定

 

※本プロジェクトはAll in形式となり、目標金額に満たなかった場合でも、必要金額分を当院の資金にて負担するなどして、必ず第一目標に記載の実施内容のとおり実行いたします。

※スケジュールは想定となりますので、後ろ倒しになる可能性があります。その場合、ご支援者様にご報告の上、終了時期を延長します。

 

 

へき地医療の課題に立ち向かい、地域の皆様とつながる拠点に

 

過疎地域における地域医療体制の確保は、日本が抱える深刻な課題の一つです。

 

島根県地域医療支援拠点病院に指定されている加藤病院を運営する仁寿会は、へき地医療への長年の貢献が認められ、社会医療法人となりました。仁寿会は、「在宅療養を支援する」ことにフォーカスしつつ、加藤病院を中心に、在宅医療、巡回診療、無医地区支援など、包括的な地域医療サービスを提供しています。

 

また、場所を選ばず地域社会・地域生活に医療を届ける「モバイルヘルスケアサービス(MHCS)」を重視し、地域課題の解決に貢献しています。これらの実践が私たちの存在している意義そのものになります。


仁寿会は、これらの課題に真摯に向き合い、地域住民の健康と安心を守るために、地域医療継続のための拠点として、まずは災害などの有事においても機能を維持できるよう、ガス発電機の設置やパンデミックに対応するための全室個室化など、施設の強靱化を図り事業継続の土台を構築します。


さらに、地域の皆様との繋がりを深める拠点を目指し、以下の取り組みも強化していく予定です。

 

1:多様な人々が集う場を提供し、社会参加を支援する施設を目指します。
2:訪問診療を継続しつつ、スマートフォンやタブレット端末などのモバイルデバイスを活用し、より身近な医療提供を目指します。

 

クラウドファンディングを通して、仁寿会の取り組みを多くの方に知っていただき、参画いただけましたら幸いです。

 

ご賛同いただける皆様からのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

プロジェクトメンバーメッセージ

 

|大畑 修三

社会医療法人仁寿会 加藤病院病院長

 

 

地域医療を支えて90年。今、私たちは大きな転換期を迎えています。人口減少や医療人材の確保、施設の老朽化、そして頻発する災害への対応——これらの課題を乗り越え、誰もが安心して医療を受けられる未来を守るため、新病院をはじめとする新たな施設群への移転・建替えを進めています。災害に強く、地域に根ざした医療を未来へつなぐために、皆様の温かいご支援が必要です。地域医療の灯を消すことなく、地域の皆様のその善き人生に貢献したい——その想いを胸に、私たちは挑戦を続けます。どうかお力添えをお願いいたします。

 

|中平 右子

社会医療法人仁寿会
看護統括部長 兼 加藤病院看護部長

 


地域の皆様と共に歩み続けてきた当法人は、約90年にわたり医療と介護を提供してまいりました。このたび災害に強い新施設群の建設が始まり、地域の皆様により安心・安全な環境で医療・介護を提供できる日が近づいております。看護の現場においては、患者様お一人おひとりに寄り添い、その人らしい暮らしを支えるケアをさらに充実させることを目指しております。
この医療・介護の灯を未来へつなげるため、ぜひ皆様の温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

 

 


▼留意事項

・第一目標達成後の返金やキャンセルは対応致しかねますので、あらかじめご了承ください。

・支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

・本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「支援契約」にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

・ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。

・ページ内に掲載しているお写真はいずれも掲載許諾を得ています。

 
プロジェクト実行責任者:
理事長 加藤節司(社会医療法人仁寿会)
プロジェクト実施完了日:
2026年5月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

社会医療法人仁寿会が仁寿ヘルスケアステーションかわもと新施設群移転新築にあたり、川本町のまちづくり計画に基づき災害に強い医療提供ができる建物を建設することを目的とした資金調達。目標金額の500万円は、ガス発電機の導入費用の一部、クラウドファンディング手数料他に充てられます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額金額は、自己資金で対応します。

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リターン

3,000+システム利用料


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3,000円のご支援

●お礼のご連絡
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●活動報告レポートの送付

申込数
12
在庫数
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2026年8月

10,000+システム利用料


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10,000円のご支援

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申込数
22
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2026年8月

30,000+システム利用料


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30,000円のご支援

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申込数
8
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50,000+システム利用料


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50,000円のご支援

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申込数
5
在庫数
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2026年8月

100,000+システム利用料


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100,000円のご支援

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申込数
6
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2026年8月

300,000+システム利用料


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300,000円のご支援

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申込数
2
在庫数
制限なし
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2026年8月

500,000+システム利用料


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500,000円のご支援

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1
在庫数
制限なし
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1,000,000+システム利用料


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1,000,000円のご支援

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0
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制限なし
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2026年8月

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