カンボジアの雨季における風物詩…

カンボジアは熱帯モンスーン気候にある国で、５月下旬から１０月下旬は、例年雨季となります。でも日本の梅雨のように一日中雨が降り続くことはなく、激しい雨が、１〜２時間で降り止むという場合がほとんどです。

そんなスコールが降り止むと、カンボジアの男性達は、投網や釣り竿を持って魚取りに励みます。写真は、地雷原の中にある水路で魚取りをしていた夫婦です。旦那が魚を取り、奥さんがさばいて天日干しにしています。こういう風景は雨季特有なもので、雨季には、至るところで見かけることができます。

地雷原の中にある水路で魚を採る男性

採った魚をさばく女性

天日干しにされた魚

カンボジアは国民一人当たりの淡水魚の消費量が、世界トップクラスだそうです。カンボジア国土の面積は、全世界の0.12％に過ぎませんが、大河メコン川とトンレサップ湖を有する国内には世界の淡水魚13,000種のうちの3％にあたる500種が生息しているそうです。

現在（１１月中旬）では、魚を取っている住民には残念ですが、既に雨季も終わりました。しかし、JMASの隊員にとっては、雨季に伴う活動の遅れを取り戻す良い季節となりました。さあ！遅れを取り戻すぞ。

JMAS現地専門家中野