現地見学された尾澤さんから応援メッセージを頂きました！

　私は2022年12月にカンボジア・バンテアイミェンチェイ州の地雷除去現場と、農業支援事業の見学をさせていただきました。

　地雷除去の作業現場に来て感じたことは、絶対の安全を保証するということの難しさです。私が見学をしているおよそ30分間に、地雷一つ、不発弾一つが見つかりました。

 

　広大な地雷原の中で一つ一つ地雷を探査する作業を見て、途方もない労力と果てしない時間、そしてすぐ目の前に地雷が埋まっていることへの強烈な緊張を感じました。

 　CMAC（カンボジア地雷処理センター）の地雷除去チームの中には、子供のいる夫婦や私と同じ年代で大学を休学して参加している若い女性もいました。

　

　このように、彼らが彼ら自身の命や家族、人生をかけて、この危険な仕事に従事していることは、外の世界からはなかなか知ることができません。

　実際に現場を見学した者として、覚悟を持ってこの仕事に従事している方々への尊敬と支援の気持ちを忘れずに、これからもJMASの活動を応援します。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京農工大学 大学院

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　   尾澤　陽（おざわ　はる）