女性冒険作家(25)カヤックで越えるヨーロッパ9つの国境

女性冒険作家(25)カヤックで越えるヨーロッパ9つの国境

支援総額

578,000

目標金額 300,000円

支援者
71人
募集終了日
2022年3月3日

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プロジェクト本文

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▼自己紹介

 

初めまして!カヤックによる単独5大陸制覇を目指している佐藤ジョアナ玲子、25歳です。

 

昨年、アメリカ最大の水量を誇るミシシッピ川を3000kmカヤックで下り、報知新聞社より「ホームレス女子大生 川を下る」を出版、Yahoo!ニュースにも取り上げていただきました↓

 

ホームレス女子大生川を下る」著者・ 佐藤ジョアナ玲子さんが語る3000キロ川下り秘話…高野秀行氏も絶賛

 

そんな冒険作家デビューを果たした私が新たに掲げた目標は、世界5大陸をカヤックで冒険し、それぞれ本にまとめること。

 

昨年のミシシッピ川3000kmの川下りに続き、今回はヨーロッパを冒険します。

コースはドイツのドナウ川を起点に→オーストリア→スロバキア→ハンガリー→クロアチア→セルビア→ルーマニア→ブルガリア→トルコと、9つの国境と3つの内海(黒海、マルマラ海、エーゲ海)を経由します。

 

 

大まかな地図↑

距離は約4000km、期間は5ヶ月。

日本のアウトドアブランドであるモンベルの折りたたみ式カヤックを使って漕いで進みます。

 

 

 

▼どうして川を下るのか

 

冒険やチャレンジというと、まず思い浮かぶのは長距離での徒歩移動や、自転車旅、登山など。

「川下り」を挙げる人はほとんどいないでしょう。

だって、他のチャレンジと比べて圧倒的に地味だから。

だけど本当は、他の冒険にはない魅力が、川下りには詰まっているのです。

 

※去年のミシシッピ川下りの写真。こんなに大きなナマズが釣れることも。魚が釣れる水辺に沿ってカヤックで旅をすることは、食料調達の面でも有効な冒険スタイルと言えます。

 

 

 

川下りの魅力① 各国の主要な町を経由し、歴史背景や文化を観察できる

 

人間の生活に必要なのは、水です。そのことから万国共通、町は川沿いに発展し成長してきました。

カヤックで川を下るということは、未開の自然を冒険すると同時に、各国の町に住む人々の生活・文化に触れられる特殊な冒険スタイルです。

 

自然の動植物は100年ではほとんど進化しませんが、私たち人間の暮らしは100年で大きな変化を遂げます。「冒険」という言葉は、社会においていかにも野蛮で非生産的な響きを孕んでいますが、実際には「知っているつもりで知らなかった」そんな未知の知を学ぶことができる、一番の方法です。それが故に、名作と呼ばれる旅行記が古くからたくさん残されてきました。だからこそ、現代の風景もまた本に残し次の世代に受け継ぐ価値があるのではないかと、私は強く感じています。

 

特に今回のカヤック旅は、ドナウ川の淡水に始まり、エーゲ海の海水まで変化にとんだコースです。

西欧のキリスト教圏を出発し、東欧のイスラム教圏で旅を終えます。

4000kmの大移動を通して観察できる、文化の変遷が見どころです。

 

 

※カヤックで水路を旅する魅力は、現地の人との交流!昨年のミシシッピ川下りでは、川沿いに知り合った10軒以上のお宅に泊めていただきました。(左から2番目が私です)

 

さて、今回巡る9つの国々では、各地でそれぞれ固有の言語が使用されています。

しかし私は、日本語と英語しか、話せません。

 

翻訳機などもかなり実用化されている現代において、ネットやパソコンを使った世界で言葉の壁にぶち当たることはほとんどないでしょう。「言葉が通じない」という体験は、現実世界に残された特別な現象の一つと言えます。

 

「言葉が通じない」という状況下で、少しでも現地の人々との交流の機会を図るべく、私は「音楽」という手段を用いようと考えています。

 

今回の旅のお供は、フルート。これをいろんな町の通りで演奏しながら、川を下っていきます。

 

※今一番力を入れて練習している曲は、美空ひばりさんの「川の流れのように」です。

もちろん、現地でも親しみをもってもらえるように、各国の童謡なども練習しています。

 

 

 

 

川下りの魅力② 自転車旅や徒歩旅の野宿と比べて、安全な寝床を確保しやすい

 

冒険をしていて一番怖いのは、悪意のある人間との出会いです。

例えば、昨年ミシシッピ川を下った際は、ワニがいるそばでキャンプをすることも珍しくありませんでした。それは、人喰いで知られるワニはクロコダイルで、ミシシッピ川にいたのはアリゲーターだったから。見た目は大きく、噛まれたらもちろんひとたまりもありませんが、地元カヤッカーいわくアリゲーターの事故例は少なく、「刺激しなければ大丈夫」との言葉通り、無事に旅を終えました。

 

※ミシシッピ川では、バイユーと呼ばれる穏やかな支流をカヤックで漕いでいると、ワニにたくさん遭遇します。テントを張って、さっきまで川で水浴びをしていたあたりに大きなワニを見たことも。

 

しかし、そんな私でもテントを張るのを避けた場所があります。町のはずれ、「人のニオイがする場所」です。拳銃社会アメリカの一部地域では、日常的に拳銃を所持している人も少なくありません。パンッ!と一発撃たれたら、大男も私のような小柄な女も、同じように死んでしまいます。だから、人が来た痕跡がある場所や、治安の悪そうな場所での野宿は真っ先に避けたのです。その代わり、川の中洲にあたる無人島などで寝泊まりをしていました。人が絶対に来ないから、安全だったのです。

 

※去年のミシシッピ川下りの写真。テントはホームセンターで約3000円のものを使用しましたが、三日目に強風に煽られポールが折れるアクシデントが発生。

 

アメリカのロングトレイルをはじめ、長距離を徒歩や自転車で旅をする人が寝床を確保することは、「ステルスキャンピング」と呼ばれています。人に見つからないような場所でこっそりテントを張るので、ステルス、の名がついたそうです。しかし、基本的に道路に沿って旅をする場合、全く人が通らない場所にテントを張るのは、難しい場面が多いでしょう。

 

しかし、カヤックの川下りなら違います。川岸が道路から遠く離れていることも多く、町と町の間の森林地帯や海岸は無人です。

寝床の確保は、カヤックの方が自転車や徒歩旅より安全だと私は考えています

 

※去年のミシシッピ川下りの写真。川の真ん中に浮かぶ無人島は、林が茂っていることもあれば、このようにサラサラの白い砂で覆われていることもありました。

 

 

 

川下りの魅力③ 少ないエネルギーで遠くまで漕ぐことができる

 

人間が出したゴミが河川を浮かび海に流れ、環境破壊に繋がっていることが問題視されている現代。

そう、ゴミだって、ぷかぷか浮かんでいれば、海にたどり着くのです。

だから人間だって、同じです。

 

川の水は海に向かって流れ続けているから、ただカヤックで浮かびながら心地よくパドルを漕ぐだけで、ものすごい距離が移動できてしまうのです。自転車や徒歩旅と比べて、圧倒的に少ないエネルギーで、効率よく確実に目的地まで移動することができのがカヤックの魅力です。

 

※去年のミシシッピ川下りの写真。3ヶ月淡水の川を下り続け、メキシコ湾に無事辿り着きました。塩っぱい海水の波が押しては寄せる、確かにそこは海でした。

 

 

 

▼プロジェクトのビジョン

 

実は日本にも、カヤックで遊ぶのに適した環境がたくさん揃っています

主に海外を拠点に活動している私ですが、本当のことを言うと、日本には、海も、川も、湖も、カヤックに必要なものが全て揃っています。日本中、どこに住んでいても、美しい水場へのアクセスには事欠かないでしょう。まさにカヤックで遊ぶのに適した国です。

 

しかも、私が今回使用するような折りたたみ式カヤックであれば、車の車内に乗せたり、公共の交通機関で移動することもできます。

 

しかし現実は、カヤックはマイナーなアクティビティで、その魅力はあまり広く認知されていません。

 

「カヤックの旅と、残していく本を通して、カヤックや冒険に縁がない人にこそ、その魅力を追体験してもらいたい。」そんな私を応援してくださる方のために、今回いくつかのリターンを作成いたしました。

 

※新型コロナ渦が訪れる数年前、五島列島をカヤックで漕いで渡った際、ある島の方が用意してくれたご飯。カヤックを通して、日本のあたたかい人情に触れることができました。

 

 

 

▼今後のカヤックによる5大陸制覇の大まかな展望

 

①北アメリカ大陸編:アメリカのミシシッピ川〜メキシコ湾まで3000km

⇨2020年に遂行し、書籍「ホームレス女子大生 川を下る」にまとめました

 

②ユーラシア大陸編:ヨーロッパのドナウ川〜エーゲ海まで4000km

⇨今回、2022年に2月から6月にかけて挑戦、その後、書籍化を目指します。

コースはドイツのドナウ川を起点に→オーストリア→スロバキア→ハンガリー→クロアチア→セルビア→ルーマニア→ブルガリア→トルコと、9つの国境に加え、黒海・マルマラ海・エーゲ海と3つの内海を折りたたみ式カヤックで単独で漕ぎます。

 

③アフリカ大陸編:ナイル川

④南アメリカ大陸編:アマゾン川

⑤オーストラリア大陸編:マレー川

詳しい期間は未定ですが、2年に1本のペースを目標に下り、それぞれ書籍化を目指します。

 

 

 

▼その他ジョアナに関する情報

 

それぞれの挑戦への軌跡、そして私の普段の様子は、twitterよりご確認いただけます↓

https://twitter.com/Boloron_Tokyo

 

またアウトドア系のメディアでも執筆活動を行なっています↓

キャンプ情報メディア LANTERN 記事一覧

アウトドアカルチャーのニュースサイト Akimama 記事一覧

 

人気アウトドアブランド、モンベルが開催したイベント「冒険塾」にも登壇させていただきました↓

モンベル冒険塾 2021年

 

アウトドア雑誌BE-PAL 2021年7月号 「アウトドア達人100人の志高のキャンプ」に取り上げていただいた他、老舗ボート雑誌 舵社のカヌーワールドにも掲載していただきました。

 

 

 

▼プロジェクト家計簿

 

今回のヨーロッパ・ドナウ川からエーゲ海までの4000kmのカヤック旅に関して、大まかに予定している支出は以下の通りです。

 

往復航空券(超過手荷物込み)=20万円

現地交通費=2万円

通信費(衛星通信によるGPS追跡サービスとヨーロッパ向けSIM)=6万円

食費(1ヶ月1万5千円×5ヶ月分)=7万5千円

緊急時用宿泊費(5000円×14泊)=7万円

緊急時PCR費用(1回分)=3万円

雑費(1ヶ月1万円×5ヶ月)=5万円

スタート前の準備期間のドイツ宿泊費=2万円

装備費=2万円

 

合計=54万5千円

 

本プロジェクトの目標金額¥300,000は、上記資金の一部を賄うためのものです。

 

本プロジェクトはRedyforの仕様上、All-or-nothing形式となります。

そのため、目標金額に到達しなかった場合はプロジェクト未達成となり、ご支援いただいた金額は全額、みなさまへ返金されます。All-in形式で行える他社クラウドファンディングサービスも検討しましたが、手数料を低く抑えて、皆様の応援のお気持ちを最大限、活動に還元できるReadyforを選びました。

 

今回の活動は、クラウドファンディング目標金額に達成せず資金調達を得られなかった場合でも、実行されます。その場合の資金源は自己資金と、旅を進める道中でフルートを演奏して得た金銭などを元に旅を進めてまいります。

 

 

 

▼お願い

 

それぞれリターンを期限までに確実にお返しするため、連絡が取りやすいメールアドレスお知らせくださるよう、支援者の皆様にお願いしています。

 

また、本クラウドファンディングによる資金調達の成功の有無に関わらず、活動は実施しれます。旅の様子はツイッターなどで随時公開してまいりますので、見守っていて下さると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
佐藤ジョアナ玲子
プロジェクト実施完了日:
2022年6月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

単独日本人女性初、折りたたみ式カヤックを使って、ドナウ川と3つの内海を経由して9つの国境を越えます。大まかなコースは、ドイツのドナウ川を起点に→オーストリア→スロバキア→ハンガリー→クロアチア→セルビア→ルーマニア→ブルガリア→黒海→マルマラ海→エーゲ海→トルコです。距離は約4000km、期間は2022年2月頭から6終わりの5ヶ月間を予定しています。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
All-or-nothing形式ですがクラウドファンディングによる資金調達の成功の有無に関わらず、本活動は実施されます。資金調達が行えなかった場合、往復航空券や通信費などの既に確定している大きな出費に関しては個人の自己資金から捻出し、食費や雑費など現地で必要になる小さな出費に関しては、フルートによるストリートパフォーマンスも取り入れながら捻出する予定です。

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リターン

3,000


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最新GPS情報のトラッキング

カヤック旅の進行状況がわかる最新GPS情報を、専用ウェブサイトを通じて共有します。アクセス権は先着限定50名様とさせていただきます。

申込数
27
在庫数
23
発送完了予定月
2022年11月

3,000


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ありがとうムービー

各国の川辺で撮影してつなげたショートムービーで「ありがとう」をお伝えします。

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

3,000


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ありがとうムービー

各国の川辺で撮影してつなげたショートムービーで「ありがとう」をお伝えします。

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月
1 ~ 1/ 10

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