かわいそうだけでは助けられない野良猫さんのこと⑳

和歌山市内のあるところ
複数の猫にご飯をあげているご夫婦がいました
不妊手術がされていなかったため猫数も増えてしまいどうしたらよいかと
昨年秋の相談会にきてくれました

私たちは　ともかく一刻も早く全頭の不妊手術が必要だということ
費用はできる限りの負担はしてほしいが残りは「クラファン基金」から出すということ
捕獲搬送はご協力させていただくこと　を提案し
ご本人も納得の上　10月12日－13日一斉捕獲&TNRを実施しました

♀4匹♂5匹　相談者様がご飯をあげていた猫のほとんどを捕獲することができました
おそらく　残してしまったのは♂1匹だけとのこと

ただし　これでは終わらなかったのです

10月の手術の際　1匹の♀が出産直後だという事がわかりました
わたしたちは相談者様に　子猫を必ず連れてくるからその時はすぐに連絡をくださいと
伝えました
前年の夏～秋生まれの猫も　翌年春には　妊娠出産をしてしまいます
そうなるとまた　元通り　更に倍々に増えてしまいます


そして今年2025年1月　子猫たちは姿を現します
生後3か月ぐらい　人なれするにはちょっと厳しい大きさ💦

でも　この容姿　　なんとかなるかと保護を決めました

初期医療(ワクチン　ウイルス検査　不妊手術)　をすませ
まだまだ人なれ訓練中のこの子たち　　
里親募集を始めるとすぐにお申し込みをいただき
現在　兄妹2匹ずつのおうちで　仲良く元気に暮らしています


お外に居る猫を不憫に思い　ご飯をあげること
その気持ちはよくわかります

でも　不妊手術をしないでご飯をあげ続けると　更に生き場のない猫が
どんどん生まれて増えていくことになるのです

猛暑の中　極寒の中　お外で我慢しなければならない猫を
増やしては絶対になりません
また　子猫が産まれたら里親探ししたらいい　なんて甘い考えはやめてください
敵来飼育してくださる里親様なんて　もう飽和状態なのです

今　やらなければならないことは　ご飯をあげるその時に不妊手術もしてあげること
それしか猫を助ける道はありません

ご相談があれば私達も協力します　頑張りましょう　猫たちのために