シーマー（戒壇）・シェーダゴンパゴダ形仏塔建立プロジェクト

 

三大儀式の回向会

 

　2017年11月5日（日）午後2時30分、淨心庵シーマー（戒壇）「サーサナ　シリー　ダラ　シーマー（お釈迦さまの教えが伝わるために品位を保つ淨心庵戒壇）」において、「三大儀式の回向会」が行われました。

 

　この三大儀式の中で、テーラワーダ仏教において最も重要とされる「淨心庵シーマー（戒壇）認定儀式」は諸々の条件が必要とされるもので、ニャーヌッタラ大長老を導師として、プロジェクトチームのメンバーは、一年以上かけて、繰り返し相談会を開きながら準備に取り組んできました。

 

「カティナシーワラ　ダーナ」や「比丘出家儀式」などの特別な儀式は、シーマー（戒壇）が存在し、比丘サンガ5名以上が存在して、はじめて行うことができます。日本上座仏教修道会は、両方の存在が揃い、ケサラ大長老（当時90歳）とニャーヌッタラ大長老を導師として、20名の比丘サンガの戒・定・慧のエネルギーによって、すべての儀式が成功裡に完遂しました。

 

　これらの三大儀式で得たすべての尊い功徳と、「三大儀式の回向会」の当日に積んだお食事のご供養、衣と鉢などの八資具のお布施の功徳も含めて、行ったすべての特別な功徳を、20名の比丘サンガの前に回向するという大変稀有な得難い「三大儀式の回向会」となり、参加者全員、大きな喜びに包まれました。

 

　以下はニャーヌッタラ大長老のご説法です。

 

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三大儀式の回向会　ニャーヌッタラ大長老ご説法

 

　11月5日、サーサナ　シリー　ダラ　シーマー（お釈迦さまの教えが伝わるために品位を保つ淨心庵戒壇）において、上座仏教修道会の皆さんは、

 

・シーマー戒壇認定儀式

・カティナ　シーワラ（お釈迦さまが褒められた衣を比丘サンガに供養する）儀式

・比丘出家儀式

 

　これらの３つの儀式について、皆さんが積んだ布施の功徳、作務などの功徳を、比丘サンガの前で、慈経と説法をお聴きした後に、回向しました。

 

　皆さんが行われた三大儀式の特別な功徳によって、皆さんとご家族の皆さんが、お健やかであり、危険がなく、心安らかに、幸せでありますように。

 

　この皆さんの三大儀式の特別な功徳によって、すべての輪廻の苦しみから離れて、涅槃への因縁になりますように。

 

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　2017年11月7日（火）午後3時30分、淨心庵精舎から徒歩10分のところにある、21年間存在しつづけた、上座仏教修道会、淨心庵精舎の古いシーマー（戒壇）の土地解除の儀式を行いました。

 

　この解除された古いシーマー（戒壇）の土地は、1996年7月28日（日）比丘サンガの代表であるケサラ大長老の許可を得て、ニャーヌッタラ大長老とスマナ比丘を含む8名の比丘サンガによって、認定されました。

 

　そして、この度、ケサラ大長老は、比丘サンガの責務を担って、ワーヤーマーウダ大長老とニャーヌッタラ大長老に指示され、比丘サンガによって、淨心庵精舎の古いシーマー（戒壇）の土地は解除されました。

 

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２１年間存在した上座仏教修道会の「旧シーマー（戒壇）土地解除の儀式」

ニャーヌッタラ大長老ご説法

 

　2017年11月7日（火）午後３時３０分、淨心庵精舎から徒歩10分のところにある、21年間存在し続けた上座仏教修道会淨心庵精舎の旧シーマー（戒壇）の土地解除の儀式を行いました。

 

　解除するために、お釈迦さまが説かれた「シーマー　サムーハナナ　カンマワーチャー」が比丘サンガにより唱えられました。解除されたその土地は普通の土地になりました。

 

　この解除された旧シーマー（戒壇）の土地は1996年７月28日（日）ミャンマーの比丘サンガの代表であるケサラ大長老の許可を得て、来日したケサラ大長老、セヤードー（ニャーヌッタラ大長老）、スマナ比丘を含む８名の比丘サンガによって、初めて淨心庵のシーマー（戒壇）として認定されました。そしてこの度、ケサラ大長老は、比丘サンガの責務を担って、ワーヤーマーウダ大長老とセヤードーに指示され、比丘サンガによって、淨心庵精舎の古いシーマー（戒壇）の土地は解除されました。

 

　1996年のシーマー（戒壇）認定後、セヤードーは、一人で日本に残り、お釈迦さまの教えが伝わるために、日本語を勉強して、日本の皆さんに法を伝えるために正精進でがんばってきました。

 

　この21年間の間、地震や台風などの影響などで、シーマー（戒壇）の周りは、大きな損傷を受け、さらに、2011年3月11日の東日本大震災では深刻な破損が生じました。

 

　そして、この度2017年11月3日（金）、ケサラ大長老とセヤードーを含む20名の比丘サンガによって、新しいシーマー（戒壇）が淨心庵敷地内に実現しました。

 

　このような原因で、21年間存在したシーマーは、比丘サンガによって、「シーマー（戒壇）の土地解除の儀式」を経て、土地解除されました。

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