シマフクロウプロジェクトの報告
シマフクロウの保全活動にご支援いただいた皆様
昨年はシマフクロウの保全活動にご支援をいただき誠にありがとうございました。皆様からのご支援のおかげで、シマフクロウの給餌場も整備され、新たな生息地の調査も順調とは言えませんが進んでおります。
活動の進捗状況については新着情報でもお伝えしておりますが、ご支援から1年が過ぎておりますので、全体の概略をお伝えさせていただきます。
給餌場の改修
シマフクロウが利用している給餌場2か所において、老朽化した資材を改修し、停電時の予備バッテリーを新しいものに買い替えることができました。
新たな生息地の調査
道東のシマフクロウの生息が報告されている地域において、生息数や営巣地の特定のための調査を実施しました。
もう1か所調査を実施する予定でいましたが、知床の観光船の事故の影響で、調査の安全確保を厳しく求められたこと、検討中に海が時化のシーズンに突入したことなどから、いったん保留になっております。これについては引き続き調査を検討しており、その結果についてはご報告してまいります。生息数が200羽以下の希少な鳥類であることに加え、ヒグマも生息する危険な環境であること、ベストなシーズンを逃すと気象条件等でアクセスもできなくなることなどから、予定通り進められていない事にご理解をいただければ幸いです。
収支について
皆様からいただいたご寄付は、現在給餌池の改修費、発電機購入費、交通費・宿泊費、雇用費に使用させていただきました。引き続き、保留となっているシマフクロウの活動に使用させていただきます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。