支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 5,102人
- 募集終了日
- 2021年5月5日
希望のまちを諦めない、抱樸をひとりにしない|緊急プロジェクト
#まちづくり
- 現在
- 42,668,000円
- 支援者
- 2,057人
- 残り
- 24日
継続寄付でミャンマーに希望を ~繋がる支援で避難民の明日を~
#国際協力
- 総計
- 124人
【緊急支援】レバノンの人道的危機にご支援を
#国際協力
- 現在
- 652,000円
- 寄付者
- 66人
- 残り
- 22日
311人募集中!|311子ども甲状腺がん裁判応援サポーター
#災害
- 総計
- 295人
ミャンマー|クーデター、洪水被害で困窮する人々に食糧、医療、教育を
#子ども・教育
- 現在
- 1,735,000円
- 支援者
- 71人
- 残り
- 22日
もやいの「葬送」プロジェクト|身寄りのない方の「お見送り」を考える
#医療・福祉
- 現在
- 2,191,000円
- 寄付者
- 212人
- 残り
- 22日
夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい
#医療・福祉
- 総計
- 182人
プロジェクト本文
終了報告を読む
【第2目標達成のお礼と今後のご支援について】(2021年4月26日追記)
4月6日に設定した「ネクストゴール」は、私たちの予想をはるかに上回るスピードで達成されました。4月26日の時点で、支援者はすでに3400人を超え、支援額も3900万円に達しています。ミャンマー市民を応援するという声が日本中で上がっています。あたたかいご支援に発起人一同深く感謝しております。
支援を募っている最中ではございますが、期間中の前倒し送金に向けて準備しています。支援金が届き次第、報告します。追って、現地の支援活動状況も支援者の皆さまにお伝えします。
日本からの支援を一人でも多くのミャンマー市民へ届けたい。この願いを実現するために、本企画運営チームJUST Myanmar21はミャンマーとタイのパートナーと話し合い、支援活動地域を拡大しています。以下、ミャンマーの状況と今後の皆さまからのご支援金の運用についてお伝えいたします。
■資金使途と支援スケジュール
すでに当初予定していた目標を大幅に上回る額の支援金が集まっていることを受けて、運営チームJUSTMyanmar21は、ミャンマーの市民ネットワークとの連携を拡大しています。現地のニーズ及び支援状況に基づいた、緊急人道支援と市民不服従運動(CDM)支援活動を広く支援します。また、様々な少数民族が暮らす国境地帯での人道支援体制も整えています。現地のニーズを踏まえつつ、情勢をきめ細やかに把握しながら、広範かつ効果的な活動を支援します。各地の状況をモニターしながら、緊急性、必要性、効果、安全性の4つの基準に基づいて最終的な支援金配分を決定します。
多額な海外送金をスムーズに進めるには、手数料その他諸経費が不可避的に生じます。送金手数料諸経費を含めたすべての支援金使途はすべて皆様にご報告します。
■ミャンマーの状況:続く国軍の暴力的弾圧
ミャンマーの状況は一向に改善に向かっていません。国軍は一般市民に対する暴力的弾圧を緩めておらず、死者・負傷者は増加の一方です。国連人権高等弁務官によれば、4月21日の時点で、国軍によって殺害されたミャンマー市民の数は750人以上、そのうち50人以上が子どもです。3000人を超える拘束者の中には、北角裕樹氏を始め40名以上のジャーナリストが含まれています。
4月9日に80人以上の死者を出したバゴーの虐殺では、兵士が市民を包囲して無差別に殺戮したため、証拠となる映像さえも残っていません。国軍はインターネットを遮断し、クーデターに反対する芸能人を次々に指名手配・逮捕し、戒厳令のもと開かれた軍法会議によって、市民に死刑判決を矢継ぎ早に下しました。多くの一般市民が殺害された地域では、他地域に避難する住民の総数がすでに数十万人という規模に達しています。
国境地帯での避難民のニーズも逼迫しています。3月下旬にミャンマー国軍による空爆を受けた東部カイン州では、数万人が森に避難し、避難を求める市民がタイ国境に押し寄せている状況が広く報道されました。ミャンマー国軍はさらに4月12日に、中国との国境に隣接するカチン州を空爆で攻撃し、民間人が殺害されています。インド国境地帯でも、避難民の数は3000に上ると報道されています。民間人への攻撃を拒否した警察官の多くが国境を超え、インド側に避難しています。
市民不服従運動(CDM)には、膨大な数の鉄道局職員、教師、医療従事者、警察官などの公務員が参加しています。全国で、不服従運動中の公務員はコミュニティの自助活動に従事していますが、無収入の期間が長期化すればするほど財政的負担が高まります。これらの公務員への支援金は、いくらあっても足りないというのが現状です。
加えて現在、金融機関やインフラの機能不全のみならず、通貨安や物価上昇などがすでに始まっています。紙幣の供給が滞る可能性もあり、歴史的な経済混乱が懸念されています。すでにガソリン価格や食料品の大幅に値上げが起こっており、貧困層への深刻な打撃が危惧されています。4月22日の国連世界食糧計画(WFP)は、今後3-6ヶ月で食糧入手が困難になるミャンマー市民の数は340万に達すると警鐘を鳴らしています。
■ミャンマーの春に向けて
クーデターからすでに3ヶ月近く。この間多くの市民が命を落としました。それでもミャンマーの人々は暴政に対する抵抗運動をあきらめることなく日々続けています。平和な日常がほしい。若者が希望を持てる国でありたい。こういった当たり前の想いを押しつぶすことは、国軍がどれだけ武器を集めてもできません。
いまミャンマー市民は、自分たちの運動を春に例えています。ミャンマーの人々が、人さし指、中指、薬指の三本指を立てると同時に、親指と小指で花を抱えているのは、暴力の冬も終わり、自分たちの願いは開花するという確信――必ず開花させるという決意――を表しています。
先日私たちにミャンマーから届いた感謝は以下のように結ばれています(https://readyfor.jp/projects/justmyanmar21/announcements/165030 )。
「ミャンマーにとって最も苦しいこの時に、日本の友人が見せてくれた慈愛と慈悲は一筋の希望の光です。いま我々は民主主義と自由を得るために命がけで闘っています。どうか支援を続けてください。いつの日かミャンマーも国際社会の責任ある一員になります。」
引き続きご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
発起人一同
未来のためにたたかうミャンマー市民に支援を
私たちは、ミャンマーと深いかかわりをもつ研究者、NGO活動家、ジャーナリスト、作家、教育者、学生を中心とする市民有志です。
2月1日の国軍によるクーデター以後、ミャンマーの友人、同僚、教え子、恩師たちから無数の悲痛なメッセージが絶え間なく届いています。
声をあげる市民に対して、国軍は容赦ない暴行を振るっています。拘束され、音信不通状態にある友人も少なくありません。私たちは、日本からもできることはないかと考え、ミャンマーの人々への募金プロジェクトを立ち上げました。
日本からの支援金を、ミャンマー全土にネットワークを持つ市民団体を通じて確実に送り届けます。
皆様のご支援によってできること
ミャンマーの人々は今、国外からの応援を求めています。その声は日本にも届いています。現在、各国で支援のための募金活動が展開されています。日本からもミャンマーの人々へ支援金を届けることは可能です。市民から市民への援助を展開しましょう。
本プロジェクトで集められた支援金は、医療費や食糧支援など、現地での人道的支援に用いられます。本プロジェクトでは、クーデター後に国軍や警察から暴力を受けた人々のための医療費を最優先します。加えて、不服従運動に参加中の公務員など、拘束される恐れのある人々のための避難所と、食糧の確保を支援します。
■目標金額:500万円
■支援金の使途:
緊急治療費、医療物資費、簡易診療所運営費 1,400,000円
市民不服従運動 (CDM) 参加中の公務員支援費 1,200,000円
避難所の運営費(食糧費を含む) 1,200,000円
避難所用の通信料 160,000円
救援用の交通費(ガソリン代等) 105,000円
手数料(クラウドファンディング会社) 935,000円
必要金額合計: 5,000,000 円
※支援金の使途は、経費を含め、明細を8月末までに報告します。なお、緊急支援という性質上、現場のニーズに応じて使途の変更を余儀なくされることがあります。その場合でも、人道支援/医療支援を大前提として、支援金を有効に活用します。
※本プロジェクトはAll-Inでの実施となります。そのため、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、クラウドファンディングサービス手数料、諸経費を除いた支援金を2021年8月15日までに、タイの団体「社会に関わる仏教徒の国際ネットワーク」(International Network of Engaged Buddhists:INEB)を経由して、ミャンマーの市民団体ネットワークへの送金を実行いたします。
支援金を受け取るミャンマーの市民団体ネットワーク
本プロジェクトで集められた支援金は、ミャンマー全土で長年コミュニティの復興・再建に寄与し、国内外で高く評価されている市民団体ネットワークに送ります。ミャンマーの市民団体にとって、国外からの募金を公に受け取ることは現時点で高いリスクを伴うため、市民団体の名称は現時点では公表できません。ミャンマー国内の状況が改善した時点で、名称を公表します。
この市民団体は、職業訓練所や児童教育施設の設置を通して、平和構築活動を率先して行ってきました。2008年にミャンマーで14万人の命を奪ったサイクロン・ナルギスの被災地でも、迅速かつ広範な支援活動に成功しました。このNGOは、国土全域を網羅するネットワークがあり、国内外で高く評価されています。
タイのパートナーと共に送金を実施いたします
現在、ミャンマー国内の銀行が機能していないため、本プロジェクトでは受け取った支援金の全額を、タイの団体「関与する仏教徒の国際ネットワーク」(International Network of Engaged Buddhists:INEB)経由でミャンマーに送金します。INEBは、タイの著名な評論家であり、「社会に関与する仏教」の提唱者であるスラック・シワラック氏が設立した団体です。INEBは手数料を一切取らずに、タイで受け取った支援金をすべて、物資もしくは現金で、支援を必要とするミャンマーの人々に届けます。
2008年のサイクロン・ナルギス災害の際も、ミャンマー政府による支援金の横領などが起こったため、日本を含め国外からの民間団体が隣国経由で被災地に支援を届けました。本プロジェクトでは、日本とタイのチームが協力して、支援金を円滑にミャンマーに送り届けます。(タイ経由の送金をなんらかの理由で避けなければいけない場合は、インド経由で実施いたします。)
クーデター下のミャンマーについて
今、ミャンマーで起きていること
昨年11月の総選挙で国軍系の政党が大敗すると、国軍は選挙で不正が行われたと主張し、これを口実に今年2月1日にクーデターを起こし、政府要人や国会議員などを次々と拘束しました。これに対して、ストライキやデモといった平和的手段で市民が異を唱えると、国軍は武装警察を大量に動員して暴行、銃撃、投獄という手段で市民の行動を弾圧し始めました。
3月に入ると一部の地域では戒厳令が発出され、国軍部隊が出動し、発砲による市民殺害が激化しました。負傷した市民に駆けつける救急隊、武器を持たない通行人、そして幼い子どもまでが繰り返し殺害されています。クーデター後2ヶ月で死者数は500を優に超え、その多くがこれから国の将来を担う若者です。子どもの死者だけでも40人を超えています。あたりまえのことを要求している民衆の声を、武装警察とその背後にいる国軍は銃でかき消し、恐怖による支配体制に戻そうとしています。
若者や子どもを平気で殺害する軍事政府に未来はありません。ミャンマーの若者は「軍政の下で生きるのは我々の世代で最後にしよう」と声を上げています。市民は国中で、非暴力に基づく不服従運動(Civil Disobedience Movement: CDM)を展開しています。 医師や看護師が始めたこの運動は、教員や鉄道職員、警察官、外交官などにも広がっています。
いまミャンマーは、岐路に立っています。暴力で国民を支配する軍政か、それとも選挙で選ばれた文民による政府か。暗黒の恐怖政治か、それとも若者が希望を持って未来を語り合うことのできる国となるのか。
現地のニーズ
現地では医療、食糧、避難所の提供が急務です。数多くの負傷者が、治療を受けられない状態に陥っています。また市民不服従運動(CDM)に参加している公務員は、給与を受け取ることができず、日々の生活も苦しくなっています。これらの人々の多くは、拘束される危険から自宅に戻ることもできず、食糧と避難所を必要としています。以下、ミャンマーから届いた2つの例を紹介します。
①市民不服従運動に参加した警察官たち
軍事クーデター後、カヤー州の州都では市民による抗議デモ運動が始まると、警察はデモ参加者を弾圧するように指示を受けました。しかし、警察官の中には地元出身者も多く、彼らは地元市民への武力行使を拒みました。地元出身の警察官100名以上が不服従運動に参加しました。その後、首都ネピドーから増援部隊が派遣されましたが、その一部も不服従運動に加わりました。総計160名ほどの警察官が職場を放棄し、自らの安全のために身を隠しています。彼らは給与も受け取ることができず、彼らの家族も財政的に困窮しています。運動参加中の警察官の中には、出産のための医療を必要としている女性もいます。食糧や寝床などを地域の市民団体が可能な限り提供しているものの、ニーズに追いついていません。
②医療費が届かないヤンゴンの市民
国軍は市民の抵抗運動に対し、大規模病院を占拠するなどの弾圧を強めており、現地では医療ニーズが甚大です。以下、一例を紹介します。ヤンゴンの下町にあるサンチャウン地区は、軍事クーデターに対する抗議活動の中心地の一つとみなされ、軍の標的となりました。3月上旬のある日、サンチャウン地区の大通りでの抗議デモを軍隊が攻撃し始めると、デモ参加者はすぐさま周辺の民家に避難しました。その後デモ参加者は民家から脱出しましたが、同日の夜に約20名の部隊が民家を強制捜査し始め、住民たちに暴力を振るいました。被害者の一人(50代の男性)は、腹部と頭部にゴム弾を10発以上浴びて負傷しました。地元の市民団体が5万チャット(約4000円)の寄付を申し出ましたが、被害者はこの寄付金をより深刻な負傷に苦しんでいる隣人を優先してほしいと拒みました。自身の負傷は手当てできていないままです。この被害者は、もともと歩行困難という身体的障害を抱えており、医療施設への移動も容易ではありません。
プロジェクト発起人紹介
ミャンマー緊急支援チーム21#JUSTMyanmar21は、2021年2月1日の軍事クーデターと市民不服従運動を受けて、ミャンマーと関わりの深い研究者、NGO活動家、ジャーナリスト、学生を中心に結成されました。
根本敬(上智大学教授)
2016年までNGOビルマ市民フォーラムの理事。専門はビルマ近現代史。
ビルマ(ミャンマー)とは、子供のときに住んだ1962年から64年以来、長いつきあいがあります。研究対象に定めてからも40年がたちます。1985-87年には2年間留学もしました。第二の故郷でもあります。この国の人々、文化、風土のすべてが好きです。でも、ひとつだけ例外があります。独立闘争で活躍したにもかかわらず、あるときから政治化してしまった国軍の存在です。いまや暴力的に民主体制を倒し、国民を敵に回して殺害を繰りかえしています。これに対し、不服従で抵抗を続ける国民の姿を見て、なんとか彼らの生活を支援したいと思い、仲間と共にこのプロジェクトを立ち上げました。日本とミャンマーの国民同士が連帯を深めていけば、必ず希望は見えてくると信じています。
中尾恵子(日本ビルマ救援センター代表)
日本ビルマ救援センター(BRC-J)代表。ミャンマーへの医療支援に従事。
私たちはタイ―ビルマ(ミャンマー)国境の難民キャンプで子どもたちの教育支援や女性の自立支援を、日本国内では難民認定申請者の訴訟支援を、継続的かつ献身的に行ってきました。コロナ禍で渡航が叶わないなかでも現地への支援を続けています。民主化から10年の時を経て今年、再び繰り返される国軍の残虐な市民弾圧に強い憤りと悲しみを覚えます。設立33年の経験と知見を最大限に生かしながら、日本からできる限りの応援をすることを誓います。
鬼塚チェイス円(ヨーガ療法士/翻訳家)
1995年からミャンマー関連のNGOで活動。現在、開発援助を監視するNPOの理事。
ミャンマーとのご縁に恵まれたのは約25年前。以来、ミャンマーの多様な民族や立場の人から学ぶことの多い日々が始まりました。自分一人より何か大きな事のために動くことの大切さや苦難の直中でユーモアを忘れない心の強さ。今も軍の暴力的弾圧に負けず、命がげで人助けをしている友人の姿が目に浮かびます。微力でも合わせていくと大きな力になることもミャンマー人から学びました。クラウドファンディングのこの機会に感謝します。
今村真央(山形大学教授)
2002年からミャンマー国境地域での調査を継続中。専門はミャンマー国境史。
東日本大震災後にミャンマーを訪れた時、地方の小さな町でも遠い日本の被災地のために募金活動をしていたことに驚きました。わずかな額で恥ずかしいですが多くの人が寄付したんですよ、と伝えてくれたことは忘れられません。いまミャンマーは危機的状況に陥っており、多くの人々が苦しんでいます。私たちが寄付する番ではないでしょうか。支援金を送るということは応援の声を届けるということでもあります。今こそ届けましょう、私たちの声を。
徳丸夏歌(立命館大学准教授)
「ミャンマー(ビルマ)の人びとによる民主化運動を支持する在日本有識者・ジャーナリスト声明」事務局代表。
世界がより密接につながっている今、ミャンマーで起きていることは、日本の私たちにとって「他人事」ではありません。勇気を持って国軍に抵抗するミャンマーの人びとを応援することは、平和と民主主義、共に生き、発展するアジアの未来を応援することです。
木内萌乃(エセックス大学院生)
学部在学中からミャンマーで国内避難民の支援事業に携わる。専門は難民ケア。
5年ほど前からミャンマー少数民族地域を訪れる中で、不条理な差別や軍の暴力に苦しむ人々を目の当たりにしました。今その暴力の矛先はミャンマー全土の一般市民に向けられています。同世代の若者が平和と平等を求め、文字通り命がけで軍の弾圧的暴力に抵抗する姿を見て、何かしないわけにはいかないと強く感じます。国を越えた支援の輪を広げていきましょう。
賛同者より応援メッセージ
高野秀行(作家)
CDM(不服従運動)は2022年度のノーベル平和賞にノミネートされました。CDMを支援する人たちもその対象に含まれると私は考えます。このファンディングに参加することによって、私たちもミャンマーの人たちと一緒にノーベル平和賞候補になりましょう!
宇田有三(フォトジャーナリスト)
ミャンマー(ビルマ)で今、何が起こっているのか 。 圧倒的な武力を持った国軍による市民の弾圧――いや、虐殺――である。国と国との硬直した関係で、国際社会がこの状況に対して手をこまねいているのなら、人と人との繋がりでこの事態を動かすしかない。大きな政治に対して小さな抵抗を支えるために。
沢知恵(歌手)
「我々を威嚇し、殴打し、投獄し、殺害することは、『自由をもつもの』への圧倒的な無理解、圧倒的な暴力であり、つまりは他者の破壊である。」2008年東京「ビルマ・サイクロン被災者救援チャリティー・コンサート」、いとうせいこう×沢知恵×Dub Master X《ミャンマー軍事政権に抗議するポエトリー・リーディング》から13年。再びこのうたに耳を傾けなければならないときが来るとは。
対話せよ!
西光義秀(浄土真宗僧侶)
「みんなとともに、賜ったのいのちを自分らしく生きたい」とだれもが思っています。その人たちに銃口が向けられるというミャンマーの現状に目をつむるわけにはいきません。いま、厳しい事態に向き合っているミャンマーの人たちに対する必要な医療、食料、避難所などの人道的支援のため、少しずつであっても多くの人たちからの支援をお願いいたします。
渡邉彰悟(弁護士)
一緒に写っているU KO NI氏は弁護士でNLDの法務部門の事実上のトップだった人物で、2017年1月29日にヤンゴン空港で凶弾に倒れます。これも国軍がバックにいる暗殺だったと言われます。彼は2008年憲法を変えたかった。彼の思いが実現していればもちろんクーデターはありませんでした。同氏の無念と、多くのミャンマー人の人々の思いを受け止めて、日本ができることをしたいと思います。
髙祖敏明(聖心女子大学学長、イエズス会司祭)
10年ほど前のミャンマー訪問が夢のように思える。明るい確かな未来を創るという熱気が特に若い世代から感じられ、活気に満ちていた街々。市民と国軍との衝突と流血が繰り返され、無抵抗の市民の生命と権利が蹂躙されている現状を知らされるにつけ、一刻も早い平和と安寧の回復を願わずにはおれない。
宮下夏生(ビルマ応援の会・代表)2013年より移動図書館プロジェクトを立ち上げる。
イギリス時代から互いにスー、ナツオと呼び合ってきました。この写真は昨年1月に彼女のネピードー宅で撮った写真です。クーデター以来彼女はここに軟禁され、多くの死傷者が出ていることを彼女は知らされていません。インターネットも電話も遮断され全くの孤立状態にいます。
スーと必死に抵抗しているミャンマーの人々へ日本から手を差し伸べましょう!
賛同者(五十音順)
青山薫(神戸大学)、青山和佳(東京大学)、阿佐部伸一(ジャーナリスト)、石川登(京都大学)、稲澤泉(立命館大学)、稲葉和夫(立命館大学)、宇田有三(フォトジャーナリスト)、太田淳(慶應義塾大学)、岡本正明(京都大学)、落合清司(NPO法人理事長)、落合雪野(龍谷大学)、片岡樹(京都大学)、北村由美(京都大学)、木村真希子(津田塾大学)、日下渉(名古屋大学)、日下部尚徳(立教大学)、髙祖敏明(聖心女子大学学長、イエズス会司祭)、小林知(京都大学)、斎藤照子(東京外国語大学)、佐久間香子(東北学院大学)、沢知恵(歌手)、清水展(関西大学)、下條尚志(神戸大学)、新畑克也(写真家)、鈴木佑記(国士舘大学)、関浩成(スミレ日本語学校)、高野秀行(作家)、高田峰夫(広島修道大学)、田口ランディ(作家)、田代亜紀子(北海道大学)、田辺寿夫・シュエバ(ジャーナリスト)、田村慶子(北九州市立大学)、外山文子(筑波大学)、長津 一史(東洋大学)、西澤信善(東亜大学)、西光義秀(萬行寺住職)、箱田徹(天理大学)、畑あゆみ(山形国際ドキュメンタリー映画祭)、林田秀樹(同志社大学)、速水洋子(京都大学)、原田正美(ビルマ文学研究者)、日向伸介(大阪大学)、藤岡朝子(ドキュメンタリードリームセンター)、藤元明緒(映画作家)、堀潤(ジャーナリスト)、堀江未央(岐阜大学)、松本悟(法政大学)、見市建(早稲田大学)、南田みどり(大阪大学)、宮下夏生(ビルマ応援の会・代表)、村上忠良(大阪大学)、山森亮(同志社大学)、安岡健一(大阪大学)、吉田敏浩(ジャーナリスト)、渡邉彰悟(弁護士)、渡邉一孝(映画プロデューサー)、渡邊さゆり(マイノリティ宣教センター共同主事)
プロジェクトに関する留意事項
●ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
●銀行振込にてご支援いただく際、返金先口座情報をお伺いいたしますが、All-inのため原則返金はいたしません。ただし万が一ページで約束していたプロジェクトを実施できなかった場合や、振込金額が予約金額より超過している、もしくは不足しており追加で振込まれない場合に返金先口座を利用いたします。お手数ですがご入力をお願いいたします。
(参照記事)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14836887.html
https://www.kosei-kai.or.jp/rkknews/2011/post11090/
https://www.hurights.or.jp/archives/newsletter/sectiion3/2008/07/post-22.html
https://mainichi.jp/articles/20210327/k00/00m/030/409000c
https://www.youtube.com/watch?v=vuQU8ffdwZw
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae116d5124ce8c388740c9b8b287ea1ec1e09ff5
https://digital.asahi.com/articles/ASP3S66ZBP3SUHBI02J.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/418e1a352b660537a751fa10102bc58054dbc935
https://www.bbc.com/japanese/56612077
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d043b7b40485c7ce37ab82850c5801182efc40c
https://news.yahoo.co.jp/articles/48d3131e25e1c0b8715e82ebb964576746a24876
https://jp.reuters.com/article/myanmar-politics-railway-idJPKBN2B20CF
https://mainichi.jp/articles/20210308/k00/00m/030/120000c
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff0f3828224104ac03180730b5dec07d1ca5bd1f
【第1目標達成のお礼とネクストゴールに向けて】(2021年4月6日追記)
クラウドファンディングの開始からわずか25時間で当初の目標金額(500万円)を超えるご寄付をいただきました。あたたかいご支援、本当にありがとうございます。溢れ出るミャンマー市民 への想いが結集し、予想を超える速さとなり、発起人一同、非常に驚いております。
私たちより驚いているのは、我々のミャンマーのパートナーです。皆さまからいただいた応援のメッセージ全てを(機械翻訳を通して)一つ一つを噛み締めるように読んでいて、現在、日本の支援者の皆さまに向けての手紙を書いているとのことです。この手紙は、近日中にこのページで皆さんと共有いたします。
しかし、残念なことに、ミャンマーの政治状況に好転の兆しは全く見えません。
プロジェクトを立ち上げた4月5日にも、ミャンマー国軍は市民に対して残虐な暴行を振るい、少なくとも2名の射殺と複数の負傷者があったと報告されています。各地で拘束や指名手配が広がり、都市部から農村部に移り、身を隠す市民が急増しています。また少数民族地域でも、国軍による攻撃が激化し、避難民が増えている状態です。医療・食糧支援のニーズは広がり続けています。
日本からの想いをできるだけ多くのミャンマー市民へ届けたい――。私たちは、ミャンマーとタイのパートナーと話し合い、本プロジェクトの支援金が一人でも多くの人に届くように、より広範囲での支援活動を目指すことにしました。
引き続き、ご支援と応援をよろしくお願いいたします。
発起人一同
■目標金額:1,500万円
■支援金の使途:
緊急治療費、医療物資費、簡易診療所運営費 4,200,000円
市民不服従運動 (CDM) 参加中の公務員支援費 3,600,000円
避難所の運営費(食糧費を含む) 3,600,000円
避難所用の通信料 480,000円
救援用の交通費(ガソリン代等) 315,000円
手数料(クラウドファンディング会社) 2,085,000円
必要金額合計: 15,000,000 円
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プロフィール
私たちは、ミャンマーと深いかかわりをもつ研究者、NGO活動家、ジャーナリスト、作家、教員、学生を中心とする有志です。ミャンマー緊急支援チーム(Japanese Urgent Support Team for Myanmar: JUST-Myanmar 21)は、自由と正義と民主主義を求めるミャンマー市民を応援します。21という数字には「2月1日のクーデターを忘れない」という意味と「ミャンマーの21世紀のために」という二つの意味が含まれています。
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リターン
1,000円
1000円コース
■運営スタッフからのお礼メール
■オンライン報告会への招待
※寄付金控除の対象にはなりません。何卒ご了承くださいませ。
オンライン報告会の開催は2021年9月を予定しております。詳細な日時は2021年8月までにお知らせいたします。
- 申込数
- 341
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年8月
3,000円
3000円コース
■運営スタッフからのお礼メール
■オンライン報告会への招待
※寄付金控除の対象にはなりません。何卒ご了承くださいませ。
オンライン報告会の開催は2021年9月を予定しております。詳細な日時は2021年8月までにお知らせいたします。
- 申込数
- 1,702
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年8月
1,000円
1000円コース
■運営スタッフからのお礼メール
■オンライン報告会への招待
※寄付金控除の対象にはなりません。何卒ご了承くださいませ。
オンライン報告会の開催は2021年9月を予定しております。詳細な日時は2021年8月までにお知らせいたします。
- 申込数
- 341
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年8月
3,000円
3000円コース
■運営スタッフからのお礼メール
■オンライン報告会への招待
※寄付金控除の対象にはなりません。何卒ご了承くださいませ。
オンライン報告会の開催は2021年9月を予定しております。詳細な日時は2021年8月までにお知らせいたします。
- 申込数
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- 2021年8月
プロフィール
私たちは、ミャンマーと深いかかわりをもつ研究者、NGO活動家、ジャーナリスト、作家、教員、学生を中心とする有志です。ミャンマー緊急支援チーム(Japanese Urgent Support Team for Myanmar: JUST-Myanmar 21)は、自由と正義と民主主義を求めるミャンマー市民を応援します。21という数字には「2月1日のクーデターを忘れない」という意味と「ミャンマーの21世紀のために」という二つの意味が含まれています。