プロジェクト終了報告 ~ご支援ありがとうございました!~
クラウドファンディングが終了してから、1年弱が経過しました。
あらためて、みなさまがお寄せくださったご支援に感謝申し上げます。
おかげさまで、現在も活動を継続することができています。
【活動の状況】
新型コロナウィルスの影響が続き、家庭訪問は栄養状態が悪くフォローアップが必要な家庭に止め、通常の子どもの健診は引き続き簡易クリニックやコミュニティセンターで実施しています。
講習も広い部屋でソーシャルディスタンスをとり、換気を良くして少人数で開催しています。下の写真はコミュニティセンターですが、栄養状態の悪い子どものフォローアップに訪問した際には、その家族に集まってもらって行うこともあります。
通常であれば、補助栄養剤で子どもたちの栄養を補っている間に、保護者向けに栄養の講習と、子ども向けの食事の試食会を開催していますが、コロナ禍で実施が難しい状況が続いています。更に、経済状況の悪化により更に困窮する家庭も多く、講習を開く代わりに、特に困窮している貧困家庭に食料パッケージを配布しています。
食料パッケージの中身
・オリーブオイル(ビタミンが豊富)
・デーツシロップ(鉄分などが豊富)
・ごまペースト(カルシウム、ビタミン、プロテインが豊富)
・レンズマメ(乾燥食用豆の中では最も栄養価が高いと言われ、特にビタミンが豊富)
・ブルグル(麦の一種で、ビタミンBとミネラルが豊富)
新型コロナウィルスの勢いが衰えることなく続いていることに加え、今年の5月には11日間にわたる大規模な空爆がありました。一時は活動を中断せざるを得ない状況でしたが、停戦後、いつも活動してくれているパートナー団体の保健師からは、「活動の中断が長引くことで、せっかく栄養状態が改善してきた子どもたちが、また悪化してしまうことや、サポートが必要な子どもたちへのアクセスが遅れることが心配だから、早く活動を再開したい。」という言葉があり、5月の下旬には活動を再開しました。またそれと並行して、保健師やボランティアの心のケア研修、空爆の被害を受けた貧困家庭への食料配布、そしてリハビリ病院への緊急支援を実施しました。
5月の空爆後、やっとガザに入域して保健師やボランティアさんたちと直接話すことができ、人々の生活や活動などについて聞き取りをしました。
自分たち自身も被災者でありながら、より大変な人々に支援を届けたいと活動する彼女たちとともに今後も活動を継続していきたいと思います。
【リターンについて】
リターンは発送済みです。
【活動や現地の様子についての発信】
現地の様子については、引き続き下記の媒体でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。