山城歴史ロマン開拓！中世から伝わる馬車道跡を登山道に整備！

●●●達成のお礼とネクストゴールについて●●●

応援してくださる皆様のおかげで、第一目標の50万円を達成しました。
今回のプロジェクトで、たくさんの方に越前波多野城のあるじょやまを知っていただく事ができ、私たちもとても感激しております。
第一目標の50万円とした今回のプロジェクトですが、ここから10月29日の募集終了までネクストゴールの80万円を目指して、ご支援を募りたいと思います。

ネクストゴールは、以下のように設定しました。
馬車道登山道の整備予算は、50万円では全てを賄う事ができない事を承知で、本クラウドファンディングの目標額を設定した為、ネクストゴールにて馬車道登山道整備に十分なご支援を改めてお願いしたいと考えています。
また、馬車道登山道以外の遺構や現登山道の整備費用等もかかってきていますので、ネクストゴールにてその一部を賄う事ができればと思っています。
ネクストゴールを達成するには、まだまだ厳しい道のりになるかもしれませんが、越前波多野城のあるじょやまの魅力をより多くの方に知ってもらう為に、最後までコツコツと頑張ってまいります。

 

 

●はじめに

 

永平寺じょやま会の活動に興味を持っていただき、ありがとうございます。

私たちは、退職した地元の仲間で集まり、地元で愛されるじょやまを守る活動を行うボランティア団体です。

じょやま（城山）とは、福井県永平寺町花谷の南方1.4km、標高473.8ｍの山です。

山頂には越前波多野城山城址があり、平成13年4月に福井県指定史跡に認定されています。

 

 

●馬車道登山道プロジェクトとは

 

今は雑木で覆われている馬車道を、800年の時を経て復活させたい！

そして、登山愛好家や歴史愛好家の皆様に本来の登山ルートを体験していただきたい！

そんな思いで、このプロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

 

曹洞宗大本山永平寺の北北西に位置する越前波多野城址（城山：通称じょやま）の頂上には東西約100ｍ、南北約150ｍの規模の山城があります。郭・堀切・竪堀・畝状竪堀群、郭を繋ぐ土橋の遺構が見られ、福井県指定史跡になっています。またこの山城の麓には100㎡の正方形の館の遺構が残り、山城の城主であった越前波多野家の館であるとされています。この館と山城の間には幅１～２ｍの馬車道「連絡道」があり、直線距離として1500ｍ、高度差410ｍにわたります。南北朝の乱や一向一揆では両者が一体的なものとして機能していたと考えられています。地元ではこの馬車道を使って物資運搬などしていたという伝承が残っています。

 

 

（参考資料：福井考古学会会誌第6号1988.8.31）

 

 

全国の山城ファン、里山ファンの皆様、歴史ロマン「馬車道登山道」の再現を応援してください！

 

 

●●日程について●●

2021年の6月には馬車道整備作業を完了させ、永平寺じょやま会として紅葉登山イベント、もしくは落葉登山イベント時に馬車道ルートのお披露目会をします。秋の時期は堀切や竪堀などがとてもよく見える為、永平寺じょやま会としては秋のイベントでのお披露目とさせていただきますが、6月からは馬車道登山ルートとして登山を楽しめるように開通しますので、新登山ルートをお楽しみいただければと思います。

馬車道登山ルートの整備が完了しましたら、ホームページやFacebookでお知らせいたします。

 

永平寺じょやま会のホームページはこちら

永平寺じょやま会のFacebookはこちら

 

 

 

●永平寺じょやま会のあゆみ

 

近年、登山道は土砂崩れなどで荒れ果てており、足を踏み入れることもできませんでした。

そんなじょやまを何とかしたいと、退職した地元の仲間が集まり、荒れ果てたじょやまを整備し、最初の三段の階段を作り始めた事から、永平寺じょやま会の活動がスタートしました。正直、我々だけでできるのだろうかと挫折しかけた時もありました。しかし、❝頂上の史跡を地元の子供たちに知ってほしい❞その思い一つで、なんとか階段を完成させました。

今では、福井県内外のたくさんの方に登っていただいています。

 

 

 

 

●●永平寺じょやま会　前会長　酒井繁美●●

幼き頃の遊び場であったじょやま（城山）の登山道が荒れ放題で、人も寄せ付けないほど放置され、現役をリターンした仲間に声掛けして、構想から苦節十年、三段の階段から旧登山道は「こもれび散歩道」として復活しました。

歴史ある史跡と四季折々の風景に、全国から歴史愛好家、登山愛好家が訪れるようになりました。

この馬車道登山道ルート開拓をきっかけに、願わくは将来、全国山城サミットを開催できるよう、応援をよろしくお願いいたします。

 

 

●●永平寺じょやま会　会長　酒井秀和●●

小学生の頃、何気なく歌っていた校歌。その冒頭に出てくる「城山」にどんな歴史があるのかを地元の先輩方から学び、共に活動し、この度受け継ぎました。

私たち永平寺じょやま会は県内でも稀な形状の畝状竪堀など遺構の保全に努めつつ、全国的にも珍しい馬車道の探索を進めて先輩方や小学生のじょやまに対する夢をかなえたいと思います。

皆様のあたたかいご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

●じょやま会の５つの柱と目的

 

じょやま会は、歴史・地域・教育・環境・観光に貢献できるような活動を行う事を目的とするボランティア団体です。

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●●波多野城を後世に伝承する●●

じょやま会の主な目的は、福井県指定史跡に認定された頂上の山城を守り伝えることです。この山城は、スティーブ・ジョブズも憧れていた禅宗の修行道場の大本山永平寺を、８００年前から守ってきた見張りの山城です。

 

●●豊かな自然を守る●●

登山道整備の途中で発見された絶滅危惧種キンランについて、じょやま会では保護活動を行っています。去年は４株でしたが、今年は６株を確認することができています。じょやまでは、その他、カタクリ等色々な植物を見ることができます。

周辺全体の生態系も守らなければ、キンランを保護することはできません。登山道整備の中で、キンランを発見できたことは「山城を守ることで山全体も守りなさい」というじょやまからのメッセージのように感じました。

自然環境を守ることについても、じょやま会の大切な目的の１つです。

 

●●子供たちと共に学ぶ●●

毎年、地元小学校の高学年が授業の一環で「城山活性化プラン」を考えてくれます。その他、学習登山や出前授業、夏休みの公民館講座など、色々な活動を通して子供たちとかかわっています。

城山活性化プランでは、１００メートル間隔に看板を設置、植物カンバンの設置、じょやまのゆるキャラ「しろまる」も子供たちが自ら考え実行してくれました。

これからも子供たちとかかわり続けることが私達の楽しみでもあり、じょやま会の目的でもあります。

 

●●地域の懸け橋になる●●

じょやま会の大きな目的の１つに、永平寺大灯篭流しイベントでのブースやじょやまライトアップ企画、子供甲冑行列、狼煙リレー参加等の色々なイベントを通して、地域や年代を超えて繋がる懸け橋としての役割があります。

 

●●じょやまを知ってほしい●●

一昨年の山開きでは３０名だった参加者も、観光記念品作成や各イベントでのPR隊出陣等の広報活動の結果、去年の山開きイベントでは７０名を記録しました。年々、参加者が増えていると実感しています。

じょやまは低山ですので、お子様からお年寄りまで、どんな年代の方でも登りやすいです。皆が気持ちよく登山できるように登山道整備を欠かす事なく続けていきます。

また、もっと多くの方にじょやまのファンになっていただけるよう、広報活動やイベントを開催したいと思います。

 

 

 

●ご協力のお願い

 

昨今は、大雨や大雪等の自然災害が頻発するので、倒木が増えており、登山道や山頂の史跡を保つため頻繁に山へ整備に入らなければいけません。去年からは、登山ルート開拓のため馬車道の調査も始まりました。

 

その活動資金は、イベントでの募金や私たちの年金でまかなってきました。

 

しかし、今年はコロナウイルスのため、PR活動やイベントでの募金活動ができない状況にあり、活動資金が激減してしまいました。

 

登山道整備のため、馬車道登山道開拓のため、ご協力をお願いいたします！

 

 

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皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

 

永平寺じょやま会一同

 

 

・プロジェクトの終了要項
オープン完了予定日：2021年6月6日
建築・改修場所：福井県吉田郡永平寺町花谷１６－１１－１
建築・改修後の用途：波多野家が運搬用に使用していた馬車道を、登山道の新ルートに使用します。