農業を支えてくれている障がい者の皆さんについて

　すばるのオーガニック農業を支えてくれているのは、就労継続支援B型事業所に通って作業してくれている皆さんです。月曜日から金曜日まで、よほどのことがない限り休むこともありません。
　写真は、八幡平固有種のニンニク「八幡平バイオレット」の葉開きとにんにくの芽かき作業風景です。
　春以降、にんにく栽培において大事な作業が3点ほどあります。①「芽出し」、②「葉開き」、③「芽かき」です。
　バイオレットは、3月中旬辺りから芽を出しますが、一部ビニールマルチに引っ掛かり芽が出ないものがあります。それを一つ一つ手作業で芽を出してあげるのが「芽出し」。
成長につれ葉を次々に広げて行くのですが、茎に絡まり葉を広げられない物をやはり手作業で広げてあげるのが「葉開き」。
　5月末には茎の中心部からニンニクの芽が出てきます。これを取らないとニンニク片が大きくならないため、一本一本欠いて行く作業が「芽かき」です。
　この作業のほとんどは、障がい者の皆さんが担ってくれています。彼らの作業協力がなければ、すばるのオーガニック農業を実現・維持することはできません。これに日常的に雑草の除去作業が加わります。
　すばるファームが維持できているのは彼らのお陰なんですね。農福連携という言葉で一括りできないほど重要な存在です。
　彼らが働き甲斐のある清潔で安心・安全な環境を整えてあげることが法人の役割だと思っています。
　引き続きよろしくお願いいたします。