
寄付総額
目標金額 20,000,000円
- 寄付者
- 143人
- 残り
- 37日
応援コメント

プロジェクト本文
プロジェクトリーダー副院長 影山 淳一よりメッセージ
より充実した地域医療を実現するための新しい高機能救急車の導入に向けて、ご支援をお願いいたします!
当院では、急性期治療を終えた患者様を一般病院へ搬送するため、また、近い将来予想されている東南海・南海地震などによる大規模災害発生時に活躍するDMAT(災害派遣医療チーム)が活動するため必要不可欠な高機能救急車を導入したいと考えております。
現在の救急車は1999年導入の車両で、購入して25年が経過するなか、故障を繰り返しながらも修理して大切に使用していたのですが、老朽化が進み、部品の調達すら難しくなってきている状況です。その状況下でも増加してきている搬送ニーズに対応することが必要であり、特に緊急時にはさらに迅速な対応が求められています。
当院では、切れ目のない(シームレス)連携を行っており、患者様が希望された地域の医療機関で継続した医療を受けるために、転院搬送を安全に行うことが必要であると考えています。よって、救急車を整備することで地域連携の強化につなげ、各医師会の先生方と力をあわせて中西讃地区全体の地域医療の充実を目指します。
また、大規模災害時には被災地に向けた迅速な支援が必要であり、新しい高機能救急車の導入により地域全体への医療支援が強化されます。新しい高機能救急車は、救命救急に必要な先進的医療機器が装備され、より広いスペースで医療スタッフが安心して活動でき、高度な通信システムを備えることで、医療機関との情報共有や災害時のDMAT活動における連携が迅速に実施できるようになります。
地域の皆さまの健康と安全を守るため、当院では継続的に医療体制の充実に取り組んでおります。
この新しい高機能救急車は、その取り組みの一環としてぜひ導入したいと考えております。当院職員一同、皆さまとともに地域の医療体制を支える力を高めていきたいと願っています。どうぞ温かい支援をよろしくお願いいたします。
香川労災病院 副院長
プロジェクトリーダー
影山 淳一
はじめに
香川労災病院は、昭和31年に診療を開始して以来70年弱、日々地域のみなさまの命と健康に向き合い、香川県中西讃地域に位置する基幹病院として地域の医療を支えています。
24時間365日を通じて救急医療・急性期医療を展開し、年間約3,500件ほどの救急搬送を受け入れている他、地域がん診療連携拠点病院*の指定も受け、地域全体のがん診療の水準を高めるため、放射線治療装置(リニアック)などの医療機器と専門スタッフを配置し、質の高い医療を実践しています。
*地域間の診療レベルの格差を無くし質の高いがん医療を提供するために、地域におけるがん診療連携を推進するために中核となる病院
急激な高齢化の進行や人口減少に伴って、疾病構造は変化し、医療技術の高度化や専門化が進み、医療費も増えている中で、中西讃地域を取り巻く医療環境は変わり続けています。
こうした中で、私たち医療機関は、安全で良質な医療を提供することがますます求められています。しかし、大きな病院に患者さんが集中したり、軽い症状での時間外診療が増えたりすることで、病院の医師たちは大変な負担を感じていることもあります。
このような状況の中で、誰もがいつでも身近な場所で適切な医療を効率よく受けられるようにするためには、病院や診療所、歯科診療所、薬局、そして介護サービス事業者などがそれぞれの特長を活かしつつ連携を深めていくことが重要です。
激動の時代、これからも中西讃地域の医療を守っていくためには...
地域の連携が重要。そしてその要は「病院救急車」
皆さんは「かかりつけ医」という言葉をご存知でしょうか。「かかりつけ医」とは、普段から気軽に健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医師・医療機関を紹介してくれる、患者さんにとって身近で頼りになる医師のことです。
「かかりつけ医」は地域にあるクリニックや診療所の先生方、働く人達の健康管理をする地域・職場の産業医、在宅療養が必要な方のための訪問診療医、子どもの健康診断や健康相談を行う学校医など皆さんの身近にいます。
当院は、この「かかりつけ医」等を支援する地域医療支援病院に指定され、丸亀市医師会を始め「かかりつけ医」が所属する近隣の医師会と連携をしています。「かかりつけ医」からの紹介を受けて高度専門的な医療手術や精密検査等を行い、患者さんの病状が安定した後には、「かかりつけ医」に逆紹介します。
このように、「地域が一つの医療機関」として機能するよう、つぎ目のない医療を実践することが、今後中西讃地域の医療を守るために非常に重要です。
「地域が一つの医療機関」として機能するために、重要な要素の一つが「病院救急車」です。
患者さんが「かかりつけ医」と「当院」、「他の病院」と「当院」を行き来する際に、ご自身で移動をできる方もいらっしゃいますが、重い医療機器を身につけていらっしゃるケースや重病の患者さんなど、ご自身での移動が困難な状況も少なくありません。
そのような際の搬送手段として活躍するのが、病院が保有する救急車です。当院でも、1999年から病院救急車を保有し、かかりつけ医や他の病院との連携を行っております。
病院救急車の活躍の場は「地域の連携」だけではない。
有事の際にはDMATカーとして「命綱」の役割を担う
平時の際は、地域医療連携の要として活躍する病院救急車ですが、有事の際には異なる役割を担います。DMATカーとしての役割です。
DMAT(ディーマット)とは、災害派遣医療チームDisaster Medical Assistance Teamの頭文字をとった略称で、「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」と定義されています。当院は、香川県より「DMAT指定病院」に位置づけられています。
DMAT隊員は外傷を中心とした、災害に特色のある疾患のトレーニングを受け、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場で、急性期(おおむね48時間以内)から活動できる機動性を持っています。
当院は、2013年のDMAT設立以降、地震や豪雨においてDMATの派遣を行ってきました。
① 2016年4月 熊本地震 2チーム派遣
② 2018年7月 西日本豪雨災害(愛媛県宇和島市) 1チーム派遣
③ 2020年4月 九州豪雨災害(熊本県人吉市) 1チーム派遣
例えば2017年の九州豪雨災害では、5名のDMAT隊員(医師、看護師、調整員)を被災地に派遣。現場での治療が困難を極めたため、治療を行うために患者さんを被災地の人吉市から熊本市の病院へ搬送しました。
このように、被災地への隊員の派遣や、被災地でも移動・搬送に際し、病院救急車は重要な役割を果たします。
クラウドファンディングに挑戦する理由
地域医療連携の要、有事の際の命綱としての救急車が老朽化
当院では、1999年より病院救急車を利用していました。しかし、地域医療連携としては週平均で2度ほどの出動をし、DMAT設立以来、災害が起こった際に都度出動を約13年間しつづけた救急車も、総走行距離が約10万kmをこえ、限界を迎えつつあります。
当院は、25年以上この救急車を大切に利用してきましたが、「装備は大丈夫か」「車両トラブルが発生しないか」など不安を抱えながらの運用であったことも事実です。
2020年(令和2年)7月に熊本県を中心に九州地方で集中豪雨災害の際には、派遣要請を受けた翌日に熊本県八代市へと災害支援へ向かいました。その後市街地の広範囲が浸水し、住宅に流木や土砂が流れ込むなどの甚大な被害が出た人吉市へ到着、人吉市から熊本市の病院へと(片道100km)被災者の転院搬送任務にあたりました。
この際、現在の救急車のカーナビシステムが全く機能せず、一度も走ったことない土地を隊員による携帯電話の地図機能とナビ話術に頼るしかない運転を余儀なくされました。
その結果、道を間違えて転回したり目的の病院近辺でも道が細く救急車が入れず別ルートを探したりなど、搬送任務に影響が出てしまいましたが、まだ大雨の降り続く高速道路を利用しつつ2往復(約400km)して無事に搬送することができました。
最近の災害では2024年1月の能登半島での地震災害ですが、当院からもDMAT派遣を検討し、救急車用のスタッドレスタイヤも準備しました。しかし救急車本体の老朽化も二次災害の不安材料となり、また県の派遣調整でも日程が合わず見送りとなってしまいました。
このように、有事の際、DMAT活動ができない事態にも陥ってきております。
また、現在の救急車では、電源確保が不十分なため高度な医療機器を必要とする患者様の転院搬送はできず、DMAT活動だけでなく、平時の患者さんの搬送においても支障をきたしております。
大切な患者さんの命を乗せて走っている以上、「搬送中に故障してしまった」という事態は絶対にあってはなりません。仮に、搬送中ではなかったとしても、故障をすることになれば、「地域の医療連携への支障」や「有事の際の命綱が一つ減る」ことになりかねません。
いま更新を決断しなければ、最悪の事態になりかねないと危惧し、この度病院救急車の更新を行うことにしました。
クラウドファンディングに挑戦する理由
地域医療連携の要、有事の際の命綱としての救急車が老朽化
しかし、救急車の更新には多額の費用が必要になります。物価高騰の煽りもある中で、更新するための予算を捻出することは非常に困難です。
また、急激な高齢化の進行や人口減少に伴い、医療環境が変わり続ける中で、中西讃地域の医療を守り続けるためには、みなさまのご協力が不可欠です。
そこで今回、高機能救急車を購入するためにクラウドファンディングに挑戦することにいたしました。
高機能救急車を購入することができれば、災害時のDMAT活動(患者搬送任務)だけでなく平時の患者搬送(転院搬送)においても、しっかりとした電源が確保され高度な医療機器も同時に搭載でき、安全に搬送ができます。
みなさまの温かいご寄附を、よろしくお願いいたします。
■ 目標金額:2,000万円
・高機能救急車の導入(老朽化した救急車両の更新費用)
・クラウドファンディング実施にかかる費用
■ 本プロジェクトの実施期間(予定)
2025年6月 調達
2026年3月 救急車納車
※プロジェクトの進捗状況次第では、スケジュールが前後する可能性がございます。
税制控除について
香川労災病院は独立行政法人を母体としており、「特定公益増進法人」に該当しますので、税制上の優遇措置を受けることができます。
・個人の場合、所得税法等の規定により「寄附金控除」の取扱いが可能です。
・法人の場合、寄附金額の全額損金算入が可能です。(一般の寄附金に係る損金算入限度額とは別枠です。)
留意事項
▽本プロジェクトは、All or Nothing方式です。 目標金額に満たない場合、寄附金は全額返金となります。
▽ご寄附時に回答いただく質問項目への回答は寄附確定後、変更できません。
▽ご寄附確定後は、ご寄附時にご回答いただく寄附方法・住所・宛名・電話番号・質問項目等への回答内容はご寄附確定後、変更できませんのでご注意ください。お間違いのないようご注意ください。
▽ギフトにつきましては、ご寄附確定後は、既にご寄附いただいたコースから別のコースに変更することはできませんので、ご了承ください。
▽ご寄附完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
▽ご寄附の前に、利用規約を必ずご一読ください。
▽ご寄附に関するご質問はこちらをご覧ください。
ギフトについてのご留意事項
▽本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、こちらのページの「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 吉野 公博(独立行政法人労働者健康安全機構香川労災病院)
- プロジェクト実施完了日:
- 2026年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
香川労災病院がクラウドファンディングで寄附を募集する。寄付された額で高機能救急車を購入する。
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プロフィール
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ギフト
3,000円+システム利用料
3,000円のご寄附
・寄附金領収証明書
※寄附金領収証明書の日付は、READYFORから香川労災病院に入金のある2025年5月の日付となります。
・お礼のメッセージ
・香川労災病院のHPにてご芳名掲載(希望制)
- 申込数
- 62
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- 2025年7月
10,000円+システム利用料
10,000円のご寄附
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※寄附金領収証明書の日付は、READYFORから香川労災病院に入金のある2025年5月の日付となります。
・お礼のメッセージ
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30,000円+システム利用料
30,000円のご寄附
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※寄附金領収証明書の日付は、READYFORから香川労災病院に入金のある2025年5月の日付となります。
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50,000円+システム利用料
50,000円のご寄附
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※寄附金領収証明書の日付は、READYFORから香川労災病院に入金のある2025年5月の日付となります。
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100,000円+システム利用料
100,000円のご寄附
・寄附金領収証明書
※寄附金領収証明書の日付は、READYFORから香川労災病院に入金のある2025年5月の日付となります。
・お礼のメッセージ
・香川労災病院のHPにてご芳名掲載(希望制)
・院内にてご芳名を掲示(小・希望制)
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300,000円+システム利用料
300,000円のご寄附
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※寄附金領収証明書の日付は、READYFORから香川労災病院に入金のある2025年5月の日付となります。
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・香川労災病院のHPにてご芳名掲載(希望制)
・院内にてご芳名を掲示(中・希望制)
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- 4
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- 2025年7月
500,000円+システム利用料
500,000円のご寄附
・寄附金領収証明書
※寄附金領収証明書の日付は、READYFORから香川労災病院に入金のある2025年5月の日付となります。
・お礼のメッセージ
・香川労災病院のHPにてご芳名掲載(希望制)
・院内にてご芳名を掲示(中・希望制)
- 申込数
- 1
- 在庫数
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- 発送完了予定月
- 2025年7月
1,000,000円+システム利用料
1,000,000円のご寄附
・寄附金領収証明書
※寄附金領収証明書の日付は、READYFORから香川労災病院に入金のある2025年5月の日付となります。
・お礼のメッセージ
・香川労災病院のHPにてご芳名掲載(希望制)
・院内にてご芳名を掲示(大・希望制)
- 申込数
- 6
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
プロフィール

患者さんがより安全に、より快適に、より治療に専念できる環境作りへ

#医療・福祉
- 現在
- 2,785,846円
- 寄付者
- 56人
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- 41日

住宅密集地においても医師が一刻も早く患者さんの元へ駆けつけるために

#医療・福祉
- 現在
- 11,512,000円
- 寄付者
- 264人
- 残り
- 41日

血液がん治療の地域格差を解消したい!移植治療の環境整備にご支援を

#医療・福祉
- 現在
- 4,223,000円
- 寄付者
- 127人
- 残り
- 24日

微生物から薬を創る!小児白血病の薬のタネを探す、創薬研究の第一歩を

#医療・福祉
- 現在
- 2,177,000円
- 寄付者
- 77人
- 残り
- 24日

膵がん早期診断へ向けた、血液を用いる新たな診断法の開発

#医療・福祉
- 現在
- 4,164,000円
- 寄付者
- 82人
- 残り
- 56日

緊急支援|ロサンゼルス山火事被害へのご支援を

#国際協力
- 現在
- 953,000円
- 寄付者
- 167人
- 残り
- 41日

「とりだい病院サポーター」の活動にご支援をお願いします!!

#地域文化
- 現在
- 1,130,000円
- 寄付者
- 91人
- 残り
- 41日