プロジェクト概要

オーストリアのエスターハージーワイナリーから調達するブドウで作った染料で、日本の伝統工芸「加賀友禅」の作品を作りたい!
 

初めまして、「友禅空間工房久恒」代表の久恒俊治です。加賀友禅の模様師として約30年たちます。「日本の伝統技術の加賀友禅をもっと身近に感じていただきたい」という想いのもと、現代生活に調和した工芸品制作に日々奮闘中です。

 

1年前、ご縁があってご紹介いただいたオーストリアのワイナリー。ここでは希少で良質なブドウが生産されています。普段はワインの材料として使われていますが、これを染料に加工して友禅染した作品を作るプロジェクトを今オーストリアの担当者の方と進めています。しかし、今までにないチャレンジになるため、その実現に必要なブドウなどの材料費や加工費を自費で賄いきれないのが現状です。

 

海外の素材と日本の伝統技術を掛けあわせた作品を作るため、その実現のお手伝いをいただけないでしょうか?

 

(ブドウを染料にした素晴らしい色をお届けします)

 

 

日本の伝統的工芸品「加賀友禅」とは

 

加賀友禅とは、江戸時代に加賀の地域で独自の発展をとげた日本を代表する染色技法のひとつです。武家文化に基づいた、落ち着いた風合いや、写実的な絵画調の模様などを特徴としています。

 

(加賀友禅彩色の様子)

 

 

現代で一般的に使われている化学染料ではなく、自然の植物によって作られた天然染料を使うという新たな挑戦に試みています。

 

もともと染料は主に草木などの自然を素材としていましたが、明治期に化学染料が開発されてから現代に至るまで友禅染は化学染料を用いるようになりました。

 

それは堅牢度や色の種類において化学染料のほうが優れているためですが、そのような弱点を補いながらも自然の植物によって作られた天然染料で加賀友禅染めをしたいと思っています。

 

(採取した桜の花びら。こうした自然の恵みから色を付けていきます)

 

第一弾として金沢の尾山神社境内に咲く「兼六園菊桜」から作った染料を用いて制作をおこないました。充分な堅牢度を持ちながらも鮮やかな桜色を再現することに成功し、制作した染額は尾山神社に奉納させていただきました。

 

(上の桜も「兼六園菊桜」の花びらです)

 

この「兼六園菊桜」は江戸時代後期に京都御所から加賀藩に下賜された菊桜から枝分かれしたもので、「御所桜」とも言われます。現在は京都御所の菊桜も兼六園に咲いていたオリジナルの菊桜も枯死してしまったので、たいへん貴重な「兼六園菊桜」となっています。

 

(桜の染料で生地を染めているところ)

 

(桜の染料で様々な生地に染めを試作)

 

(金沢市内尾山神社での奉納の様子)

 

由緒ある「兼六園菊桜」から作った染料による加賀友禅染めの作品は、見る人々に菊桜のもつ色の美しさだけではなくその由来やストーリーをも伝える手段となりました。これまで加賀友禅は、模様自体に意味が込められることが多かったのですがこの試みによって、「色」も意味を伝えるツールになると考えました。

 

本プロジェクトでは第二弾の試みとして、海を渡ってオーストリアの貴重なブドウの染料による加賀友禅染めをおこないます。

 

 

オーストリアのワインで使う希少なブドウを染料に!

 

2014年に開催された「石川・ウィーン伝統工芸共同展示商談会」に出展した際にエスターハージー財団の方と知り合ったご縁で、エスターハージーワイナリーをご紹介いただきました。このワインに使用している有機栽培の希少なブドウを染料にして加賀友禅染をすることによって、オーストリアの歴史や文化を日本に紹介でき、同時にオーストリアにも日本の伝統文化を知っていただく機会を作れるのでは?そう思ってあれから1年、ついにプロジェクトを実現する時がやってきました。

 

(オーストリアのワイナリーの風景)

 

(今回、染料に使うブドウです。)

 

 

オーストリアのブドウで作った染料で加賀友禅染めを行います。

 

オーストリアのエスターハージーワイナリーからブドウを調達し、日本で染料に製造します。その出来上がった染料を用いて、12月中旬までに工房久恒で加賀友禅染のショールや染め額・パネルなど計15点を制作をする予定です。

 

制作した作品は、国内ギャラリーにて展示させていただくほか、エスターハージー財団にもお送りしてオーストリアの方々にもご覧になっていただく予定です。

 

(ワインに使う素材が天然の染料に。彼らの目にはどう映るでしょうか)


エスターハージーワイナリーは17世紀から受け継がれてきたワイン作りの伝統と、近代的な技術を結びつけることを目標としているそうです。エスターハージー侯爵家が手がけてきたぶどう栽培と醸造により作られたワインは、当時からたいへんな人気を博しており、ハプスブルク王朝の女帝マリア・テレジアも高く評価していたとのことです。

 

パノニア地方のマイルドな気候とノイジードラーゼー湖の恩恵を受けて、栽培に適した環境のもと育ったぶどうを本プロジェクトで使用いたします。

 

 

皆さまからいただいたご支援の使途内訳

 

しかし、このプロジェクトを実現させるために、ただでブドウをいただくわけではございません。自費にて材料等を賄う必要がありますが、やはりかなりの金額が必要になってきます。ぶどうの調達から作品制作までの費用として約70万円が必要です。

 

<大まかな内訳>

・ぶどう購入費 110,000円
・郵送費 10,000円
・染料加工費(乾燥費含む) 380,000円
・生地購入費(試験布含む) 200,000円

 

(プロジェクト実行者の久恒です。

皆さまの応援、何卒よろしくお願いします。)

 

 

加賀友禅染で、オーストリアと日本との文化交流の架け橋を!プロジェクト達成のために皆さまのご協力をよろしくお願いします。

 

本プロジェクトで制作する作品を通じて、双方の国における文化や歴史を紹介し、興味をもってもらえれば平和で文化的な国際関係づくりのお役にたてると考えています。

また、伝統工芸に従事するすべての人たちに海外展開のひとつの可能性を提案し、刺激と活力をもたらすことができると嬉しく思います。抽象的ではあるものの、こうした活動をする人自体が希少な今、必ずこのプロジェクトを実現させたいと思っています。

 

オーストリアのワイナリーのブドウ、日本の伝統的工芸品「加賀友禅」が合わさった作品をお届けするために、皆さまの応援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 引換券について ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ご支援いただいた皆さまには下記の引換券をお送りします。

 

▶ 御礼のお手紙

 

▶ クリスタル友禅コースター
友禅模様の生地をガラスと樹脂でコートした工房久恒オリジナルのコースターです。裏の樹脂によって滑りにくく、割れにくい仕様になっています。

 

▶ 懐紙セット
工房久恒によるオリジナルデザインの懐紙です。春夏秋冬、新春、縁起をそれぞれイメージした計6種類のデザインとなっています。どうぞ、テーブルの上に友禅の彩りを。

 

 

▶ 天女の羽衣手描加賀友禅染ポケットチーフ
世界で一番薄くて軽いと言われるハイテク素材「天女の羽衣」に手描加賀友禅染によるワンポイント模様のポケットチーフです。石川県が誇る最先端の織技術と伝統技法の融合した作品となっています。

 

▶ 桜の染料で染めたハンカチ
金沢の尾山神社境内に咲く兼六園菊桜から作った染料を用いて染めたハンカチです。約300枚の花弁を持ち、京都御所にかつて咲いていた菊桜の枝分けという希少な桜を、特別な許可のもと採取して染料にしました。

 

▶ ブドウの染料で染めたストール
本プロジェクトで製作するブドウの染料を用いてストール(30×130cm)をお作りします。使用する生地は世界で一番薄くて軽いと言われるハイテク素材「天女の羽衣」です。なめらかな肌触りと軽い着け心地のストールです。


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