コロナ支援-大阪の未来を支える世代に居住支援を

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クラウドファンディング残り1日となりました、ここ数日でまたさらにご支援をいただき、500万円を突破することができました！本当にありがとうございます。

 

さて、先日、こえとことばとこころの部屋代表で、詩人の上田假奈代さんが応援に来てくれました。新型コロナで影響を受けている若い世代を励ますメッセージ俳句を、釜ヶ崎に住む年配の方たちと作っていただきました。作者と上田さんのコメントも添えてご紹介します！

 

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・トンネルも　過ぎてしまえば　幸がまつ
・若い者　前方“ヨシ”と　声をかけ
・故郷の　親を思いつ　ムチを打て

 

なべ

 

「現場で『前方ヨシ』とか『後方ヨシ』『上ヨシ』『下ヨシ』、それを指差呼称って言うんだよね。それで書きました。『将来を待たなしゃあないな』という気持ちだけやね」

 

なべさんはひと花センターで、ウエスづくりなど、もくもくと、そしてどんどんと作業をしておられ、とてもご自身に厳しい方です。ムチは自分に振るうムチだそうです。自身に厳しすぎて、その分アルコールが過ぎる時もあって、スタッフは元気な顔を見せてくれることを心待ちにしています。

 

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経験を　世代に築く　仕事場を

 

政

 

 

「コロナで、若い人たちが、いろんなことで経験をしたことを乗り越えて、今の時代と世代に、仕事場で活かそうという想いで書きました」

政さんは、耳が遠くなって、聴こえづらい時があります。大のカラオケ好き、毎日スクワットと腕立てを欠かせない、元気な、御年８０歳です。釜ヶ崎では仕事づくりが課題なので、コロナの経験をしっかり活かしていきたいですね。

 

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若ものよ　心抱するのも　勉強さ
                

Ｇｏｄ

 

 

「わかりやすいでしょ？」
Ｇｏｄさんは句会のウォーミングアップ近況報告で「さっき車にひかれそうになったわ」とめっちゃ近況の報告をされていました。視力低下のため、杖をついて、そろりそろりとひと花センターに通って来られます。見える範囲でいろいろなお手伝いをされるのが、すごい方です。（辛抱の字が違いますが、このままの方が気持ちが伝わりやすいので、そのままにしています）

 

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コロナキン　みんなまとめて　きえてくれ
                

岡本太郎

 

「この絵は、大きい袋にみんなコロナキンを入れとるぞ。これで宇宙まで飛ばそうって」

岡本太郎さんは、ご自宅で俳句を練って、句会でたくさん発表します。釜ヶ崎支援機構では、ある部署で短時間の責任者のお仕事をお願いしています。みんなの一番の願いを表現してくれました。

 

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大丈夫　時は流れる　ガマン時
                

ハル

 

 

「このとおりですけど、しんどい時はがまんしてたら、時が流れていってマシになると思います。」
言葉に深い経験が含まれていて、しみじみと伝わってきました。

 

悔やし泣き　俺のせいかと　責めるなよ
                

ハル

 

「なんでもやっぱり辛い時は自分が悪いかなと、自分のせいにしてしまうけれど、そんなことはないと。社会の風潮とかでそうなっているんだと。自分のせいでは決してない」

すがりつけ　生きる為なら　何だって
                

ハル

 

 

「くやしいけども、人の世話にはなりたくないけれども、生きることが一番大事なので、生活保護が保障されてますので、気にせずにすがってください。以上です。」

 

ハルさんは、ひと花笑劇団の俳優を務め、料理の腕前もあるマルチプレイヤーです。ハルさんの熱い想いが句会に参加された方に伝わって、大きな拍手がわきおこりました。

 

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いつまでも　青春やから　がんばって
                

たけちゃん

 

 

たけちゃんは、ちょっと遅れてきたので、最後に書いてくれました。青春時代に見た映画と奥さんとのデートの話を毎日楽しそうにされるので、ほんと「いつまでも青春」。毎日青春できる心もちにどうしたらなれるかな？今度ゆっくり聞かせてください。

 

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番外編

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西成の　おっちゃんからの　応援歌

人生は　食費かかるなー　風にのる

まわり道に　咲く君だけの　コスモス

こんどいっしょに　食べよう　もっと　話そう

きみのこと　ずっとみている　ながれ星

ひとりの　長い夜にも　朝は来る
                

かなよ

 

「釜ヶ崎にいるおっちゃんたちは、若者やこどもに対して愛情深いのです。
『がんばりや。なんとかなる。応援してるで』という言葉を何度きいたことでしょう。

苦労もしてきた人だからこその言葉だと思います。
だから、若い人たちも、おっちゃんたちに悩みを聞いてもらってみてください」

 

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みちのはで　陽を浴びている　ひとり・ひとり
                

まっぴ

 

「夜、ひとりぼっちはつらいです。朝、陽を浴びると気持ちがほんの少し楽になります。釜ヶ崎では路肩に腰かけて、ひなたぼっこをする人がいます。それを見ていると、ほんとは誰にでもその人のための場所が十分にあるはずなんだと感じます。」